2005年6月20日月曜日

ホーガンのサロメ - カスプシク&ポーランド国立歌劇場

 日付は変わってしまいましたが、今は月曜の深夜です。昨夜のF1はガッカリでした。また、知らない間にル・マンまで終わっちゃってます。地上波ではやってなかった気が…。

 しかも今夜からウィンブルドンの放送が始まるのをうっかり忘れていました。さっき(夜中の2時)からずっと個人的には興味の無い日本人プレーヤーの試合をやってます。録画なんだから、コートチェンジなどカットしてコンパクトに放送して欲しいのですが、ここ数年のNHKの地上波は衛星のソースを無編集でそのまま垂れ流している印象です。シャラポワ見逃したかも。

 好きなジャンルは後期ロマン派以降の純オーケストラ作品なので、オペラには滅多に行きません。ただ、初めて観た生オペラがラッパライネンの「サロメ」で、フェルゼンシュタイン(だったかな?)の過激な演出に衝撃を受け、以来、半ば下世話な興味もあってこの作品をよく観に、じゃなくて聴きに行くようになりました。

6月20日(月) 武蔵野市民文化会館
 ヤツェク・カスプシク指揮ポーランド国立歌劇場 R.シュトラウス サロメ
演出は衣装が現代風でしたが、それ以外は(多分)標準的な感じじゃないかと思います。歌手の声のことはよく分かりませんが、タイトルロールのケリー・ケイ・ホーガンはルックス的には及第点でした(そこが肝心だったりします(笑))。露出度(?)も普通です、たぶん。カスプシクの指揮は7つのベールの踊りやサロメがヨカナーンの首にキスするシーンなど、遅めのテンポで官能性溢れるものでした。オケは特に上手という訳ではないのですが、弦管ともに音がとても柔らかで、木管のソロも雰囲気たっぷりでした。またホルンがいい音を出していたのが良かったです。最前列で聴いたせいか、クライマックスも過去に聴いた中では一番の迫力で、かなり満足できた演奏でした。

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