2005年6月21日火曜日

女神降臨 -ラッパライネンのサロメ-カスプシク&ポーランド国立歌劇場

 今日は夏本番に近い陽気で、それは嬉しかったのですが、そのせいか職場に冷房が入るようになり、とても悲しいです。あ、今シャラポワやってますね。と言うことは昨日は試合無かったのか、良かった。

 やむごとなき事情により、二日続けて「サロメ」を観に行くことになりました。しかも午後仕事を休んで高崎(!)に遠征してまで。ただ、スポット参戦(?)なのか、何故かエイラーナ・ラッパライネンさまのサロメが観られたのが思わぬご褒美でした。初めて降りた高崎の街は、駅からホールや市庁舎のある一画までの500m程もの間、商店街に沿って広々とした歩道があり、とてもおおらかさを感じました。

6月21日(火) 群馬音楽センター
 ヤツェク・カスプシク指揮ポーランド国立歌劇場 R.シュトラウス サロメ
演出は前日とほぼ同じですが、サロメ役が違うせいか、7つのベールの踊りはかなり、その後の独白の部分は少し違っていました。歌唱や演技は前日のホーガンと比べ一長一短かもしれませんが、さすがは世界中でサロメをやっているラッパライネンだけあって、7つのベールの踊りでのパフォーマンス、というか魅せっぷり(見せっぷり?)は断然上でした。またカスプシク率いるオケは今日も迫力たっぷりでした。昨日は標準的な演出と書きましたが、観なおしてみると、必ずしも必要では無い車椅子・こびと・盲人が登場するなど、オペラ初心者の僕には分からない暗喩に富む、ひねった演出なのかも、という気もしてきました。

 昨晩の武蔵野市民文化会館は冷房が控えめで過しやすかったですが、今夜の群馬音楽センターは空調からの冷風がキツかったです。

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