2005年10月21日金曜日

オラモ節 - オラモ&フィンランド放響 フィンランディア、チャイコフスキー6番

 本日も爽やかな秋晴れ、気温も昨日と同じくらい。サカリ・オラモ率いるフィンランド放響の「1時間コンサート」のチケットが半額販売になり行くことにしました。

 一昨年バーミンガム市響との2公演を聴いた印象ではオラモは「オケを煽る人」です。またシベリウスのSym2番コーダの雄大なコラールには驚嘆しましたが、チャイコフスキーのSym4番は面白いけれどピンと来なかった記憶があります。今日もチャイコフスキーがメインなので少し不安です。

10月21日(金) オペラシティ
 サカリ・オラモ指揮フィンランド放送響 シベリウス フィンランディア、チャイコフスキー Sym6番
残席の安売りチケットなのに1階やや後方ながら真ん中の席でラッキー。オケはクラシックな対向配置でコントラバスは左手の奥。フィンランディアは思いのほか金管が大人しめ、一方弦の響きがとても分厚いのが印象的。チャイコフスキーでは激しいテンポの揺らしや個性的な表情付けなど、もうやりたい放題で、4番の時より更に面白かった反面、これでいいのかなあ、という気もしました。あと、拍手を避けるためなのか、第3楽章と終楽章を続けて演奏したのには驚きました。アンコールは「悲しきワルツ」、これは極端な表情付けがぴったりマッチして最高でした。

 席の位置のせいかHrの音が余り飛んできませんでしたが、フィンランド放響は響きの密度が濃く、思っていたよりずっといいオケでした。やはりメインもシベリウス、オラモなら5番あたりを聴いてみたかったところです。

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