2006年1月24日火曜日

ゲルギエフ&マリンスキー管のマーラー5番

 気温もだいぶ上がり、アイスバーンもかなり融け始めました。今日で5日連続のコンサート、「もう少し減らさねば」という年頭の誓いはどこへやら。

 今夜はゲルギエフのマーラー。彼のマーラーを何度か聴いてますが、「もっと凄い演奏が出来る筈」と感じるものばかりでした。まだマーラーに余り共感できないのか、それとも向いていないのか。

 戻りました。会場は大いに湧いてましたが、自分には物足りない演奏でした。

1月24日(火) サントリーホール
 ワレリー・ゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管 モーツァルト PC26番、マーラーSym5番
ゲルギエフのマーラーはこれまでと同様、ところどころでは粘る表現はあるけれど、彼の他の曲のスタイルからすれば淡々とした印象。指揮棒なしのせいもあるのか、音の立ち上がりの鋭さに欠ける上、金管を開放しきらないので、凄みが感じられません。弦も伸びが足りない感じ。その意味1-3楽章は大いに不満でしたが、4楽章での内声を大事にしつつゆっくりねっとりと旋律を紡ぎ出す表現はなかなかでした。この勢いで最後は大爆発か、と期待の終楽章、かなり速めのテンポながら、煽る感じは無く、淡々と速い印象。そして最後まで噴火すること無く、抑制されたままの大団円は意外にして不満でした。Tpソロは冴えなかったですが、Hrソロはなかなかでした。アンコールも今日は無し。

 コンサートの通い過ぎで、仕事が溜まってます。

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