2006年4月13日木曜日

コバケンの幻想、辰巳のレリオ - 小林研一郎&日フィルの幻想、レリオ

本日はこれからコバケン&日フィルの「幻想」、インターネット抽選で当たったチケットです。例によって帰りは遅くなるのでとりあえず記事のみ作成。

 ただいま14日のお昼、13日は雨は降らないまでも、湿度の高い一日、そのせいか深夜早朝でも15度近くありました。コバケンはほぼマーラーしか聴いたことが無いので、彼の「幻想」は初めて。またカップリングの「レリオ」は実演はおろか、録音ですら聴いたことの無い曲です。

4月13日(木) サントリーホール
 小林研一郎指揮日フィル ベルリオーズ 幻想Sym、レリオ
前半の幻想、コバケンらしいアクの強い表現に日フィルは慣れているのか、それなりに応えていました。随所で低弦にアクセントを効かすところが印象的。また、4、5楽章は期待した程爆発しなかったのが残念。ただ、舞台から3列目の左端、というバランスのさっぱり分からない席だったせいかもしれません。あと第3楽章冒頭、牧童の草笛の遠くから応える方(Ob)をステージや舞台裏では無く、2階後方のどこかで吹かせていたのも印象に残りました。
 そして後半のレリオ、幻想の終楽章クライマックスから始まって(これは独自演出?)幻想の続編であることを強調、そして辰巳琢郎が主人公を演じる独り芝居がスタート。芝居の合間に合唱・独唱を含む音楽が挟まれる形で、セリフも歌詞も日本語。コンサートというよりは舞台、という内容で全編1時間超、辰巳琢郎が完全にオケやコバケンを食ってしまっていました。さすがはプロの役者。そのせいか、クライマックス時の音楽の激しさもやや低めの印象。

 二晩続けて2時間半を超えるコンサートで帰りは午前様、感想は翌日となった次第。

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