2008年5月16日金曜日

オカルトとミステリーの併存 - ウィリアム・ホープ・ホジスン「幽霊狩人カーナッキの事件簿」

 木曜深夜に始まって数回の「HEROES」、確かに「4400」と少しかぶってますが、映像がスタイリッシュでより面白そうです。

 昨日に続き穏やかに晴れた一日、一昨日までの低温のせいか平年並みの気温でも初夏を感じます。この季節特有、例の青臭さもぐっとアップです。

 本日は「ライノクス殺人事件」と時を同じくして創元から復刊されたW.H.ホジスンの古典、クイーンの定員に選ばれており、しかもカーが古今東西ベスト10ミステリー短編の一つに挙げた「見えざるもの」を所収する短編集です。

 本屋で発見し狂喜して即購入、自分には幻の短編だった作品が遂に読めました。

幽霊狩人カーナッキの事件簿 ウィリアム・ホープ・ホジスン
 ゴーストバスターの割には人並みに怖がりのカーナッキが数々の怪奇現象に挑む短編集、ある時は超自然現象として、またある時は人為現象として合理的に解決するところが個性的、何故か「礼拝堂の怪」と改題されていた「見えざるもの」は期待した程ではありませんでした。諸処の理由によりタッチの違う4編が後半に配されてます。

 実は見落としていただけで、1994年に角川ホラー文庫で出てました、我ながら注意不足。

 明日は吹奏楽で「カルミナ・ブラーナ」を聴く予定です。

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