2008年9月2日火曜日

タン&ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オケのほどほど熱演型シェエラザード

 9月から地元のスーパーでは一斉に無料レジ袋を廃止、昨夜はそれをすっかり忘れ、買った牛乳とシリアルを鷲掴み状態のまま帰る羽目に。

 冷夏だ冷夏だと(自分だけ)騒いでいたら夏が戻ってきました。久々に真夏日らしい真夏日、壁打ちしてかく汗が心地よいです。

 夜はジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オケを聴きました。国内オケの精鋭を集めて作る一発オケで、足掛け17年で60回を超える公演をこなしているとのことです。

9月2日(火) サントリーホール
 ムーハイ・タン指揮ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ グリンカ ルスランとリュドミラ、ベートーヴェン Sym7番、R=コルサコフ シェエラザード
 最初のグリンカは切れ味の鋭さと鈍さが同居、次のベートーヴェンは守備範囲外ゆえ7番ですら実演は初めて、唯一興味のある第2楽章は濃い目の表情付けに感じました。オケは個々の技量の割に弦は全体としての伸びに欠け、木管はやや色気不足、金管はまずまず鳴ってるけれどあと一押し欲しい感じ。中国出身の指揮者タンはかなり熱演型ながら、オケはあまりそれに乗ってこない印象、ただアカデミー室内管からゲストコンマスを迎えてのシェエラザードは、その両者の妥協点(?)が程よい按配だったかも。終楽章中間部のTpの鮮やかなタンギングが印象的。アンコールにはスラブ舞曲とハンガリー舞曲の有名どころを1曲ずつのびやかに。

 このオケ、何度か聴いてますが、錚々たるメンバー(たぶん)を集めた割には、いつもオケとしてはパッとしない音になります。オケって単純な足し算ではないらしく、難しいものですね。

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