2008年12月18日木曜日

ドゥダメル&シモン・ボリバル・ユースオケのマーラー

 柔道の石井、いきなりUFCからというのは本気らしい、さすが型破りな奴です。

 朝は余り冷え込まず、その代わり10m先も見えないような霧が出ました。日中はぐんぐん上がって15度超、昼休みはまたインド人ゲストとテニス、「日本の12月は暑い」と言ってます。

 夜はドゥダメル2日目、昨夜同様魔法のサウンドが楽しみですが、国際フォーラムではそれが聴き取れるのでしょうか。

12月18日(木) 東京国際フォーラム ホールA
 グスターボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ ベートーヴェン Pf,VnとVcのための三重協奏曲、マーラー Sym1番
 前半のソリストはアルゲリッチとカプソン兄弟、アンコールに最後の数分をもう一度やってました、たぶん。2階最後尾だと隔靴掻痒を超えてTVでも観てる感じです。お目当ての後半はこっそり1階席に潜入(済みません)、と言っても通常ホールの最後列程度の位置、余り音は来ません。弦は昨日同様100人体制でしたが、金管は何と通常のマーラーの本数です。ドゥダメルはどうやら遅い所はより遅く、速い所はより速く、のタイプ、各所でタメたり粘ったりしますが、マーラーらしさよりも、効果的に旋律を歌うためにやっている感じ。オケは昨日より不安定ながら調子は尻上がり、戦車の様な第2楽章冒頭と2-4楽章緩徐部での優美な表情が印象的。弦の刻みがやや明瞭に聴こえ"整然とした狂乱"を感じさせた終楽章前半で少しだけドゥダメルマジックを見た思い、ブラスも昨日よりバッチリ吹いており、Hrと補助のTb&Tp(後者は1人でHr全員と同じ位吹いてました)が起立したクライマックスはかなりの音響(だったと推察されます)。アンコールは昨日の1曲め「ウエスト・サイド・ストーリー」マンボのみ、ただ今日は踊り以外に、舞台暗転→点灯すると全員ベネズエラ国旗カラーのジャケットに!という趣向付き、しかも退場時、サヨナラの挨拶代わりにそのジャケットを客席に投げ込んでます!前の方の席の方、いいお土産おめでとうございます。

 やはり国際フォーラムの音はダメダメでした。昨日芸劇で聴いているので、脳内変換しながら聴きましたけれど…、この貴重なコンサートをここでやるのは、殆ど犯罪じゃないかと感じました。

 本日の結論:(マトモなホールで一番苦手な芸劇を基準とした外野席の印象)
芸術劇場(最悪) 音が来ない
NHKホール(論外) 隔靴掻痒
国際フォーラムA(論外) 光速が音速より速いのを実感

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