2009年12月25日金曜日

2009年1番聴いた曲

むむぅ、昨夜はバイロイト「ラインの黄金」の留守録が心配になり終幕直前の頃急いで家に戻ると、しばらく消えていたあのブームノイズが復活(涙)、泣きながらいくらケーブル類を動かしても消えず、神頼みでFM録音には使用しない(普通ならノイズ源となる筈の)アンプやDATの電源をONにすると不思議と消えてくれました。ただ怖くて歌劇前半のノイズの有無は確認してません。

 ま、今夜の「ワルキューレ」からは毎晩家に帰ってマニュアル録音しつつしっかりチェックします。

 昨夜曇っていたせいか今朝は11日振りのプラス気温、日中は晴れて12度弱とやや高め、10日ほど前から手の甲、特に右手の甲にひび、あかぎれと思われる症状が出てカサカサ状態、生まれて初めての経験です。ひと冬手袋無し&クリーム等によるケア無しでも問題が起きたことなど無かったのに…、人としてだんだん壊れてきています。

 本日はクリスマス、動画を見るのによく使うVLCプレーヤーのアイコンが数日前からサンタの帽子をかぶってます。去年はそんなことは無かったし、1年以上バージョンアップもしてません、ってことは、本人のあずかり知らぬうちに勝手に通信してプラグイン等入手してる訳で、ちょっと恐い気もします。

 今年の回顧企画第1弾として、例年通りコンサートでよく聴いた曲を集計してみました。2009年行ったコンサートは70回、昨年より減りましたがまだ多過ぎです。その中で3回以上聴いた曲を挙げると、

9回: マーラー Sym1番
5回: マーラー Sym5番、R.シュトラウス 家庭Sym
4回: R.シュトラウス アルプスSym
3回: R.シュトラウス ツァラ、英雄の生涯、ブルックナー Sym5番

となりました。

 マーラー1、5番は例年通り、R.シュトラウスはお祭り(5月前後)があったので多くなっており、特に家庭Symを5回聴けたのは無上の喜び、もう2度と無いでしょう。またブルックナーがこのランキングに入るのは異例です。

2009年12月23日水曜日

聴き納めはカリンニコフ -  木村康人&アウローラ管弦楽団のくるみ割り人形、カリンニコフ1番

 昨夜のライアーゲーム、オチはいいとして、それでも葛城側で悪魔になった人は秋山側の協力が必要な筈ですが…。

 今朝もマイナス4度と冷え込み強め、しかも朝8時過ぎてもマイナスでした、午前中は約束があり鶴川でテニス、とは言え右膝はマトモに歩けないほどの状態なので半分以上は見学、ただ12度まで上がった日中は風も無くポカポカしてて無問題。

 テニスは早めに上がり、小田急→南武線→東急東横と乗り継いでアマオケへ、ここ数年増えているロシア語名を持つオケ、自分が今年聴いただけでも老舗ダスビを始め、ラスベートダヴァーイ、そして今日のアウローラと4団体、他にもまだまだ有りそう(ナデージダとか)、その全てがロシア音楽しかやらないとかぶるんじゃないかと心配してしまいますが、まあ色々と事情もあるんでしょう。その中ではアウローラは新顔で活動開始は今年3月、今回が第2回演奏会です。

12月23日(水・祝) めぐろパーシモン
 木村康人指揮アウローラ管弦楽団 チャイコフスキー くるみ割り人形、カリンニコフ Sym1番
オケは弦バス左奥の対向配置、金管全員が右奥に陣取るのはレニングラードフィル方式か、前半は更に弦と木管の間に児童合唱が1列に並び、その両脇にはハープが1台ずつ、くるみ割りはややこだわりのある選曲でパ・ド・ドゥが最後に来るのが嬉しいところ、やはりあの方(ダスビの頭)がTpトップで朗々と吹いてくれました。お辞儀が深くて長いのが印象的だった木村氏は棒を使わず両手で表情たっぷりの指揮、若いオケゆえか層の薄いパートもありましたが、後半のカリンニコフもまずまずブラスが鳴っての大団円、アンコールはくるみ割りからもう1曲、まだロシアンブラスがんがん、って感じではないので、今後に期待です。

 パーシモンから都立大駅への帰り道、八百屋(青果屋)の店先の平台に何故かバナナやトマトと並んでタバコが置かれていました。うーむ、都立大学、侮れません。

 明日も聴きたいアマオケ(メインはニールセン4番)があるのですが、例年イブはテニス&コンパなので、ちょっと無理そう、ってことは今日が聴き納めとなるのかも。

2009年12月20日日曜日

広井&東京学芸大管のマーラー1番

 日没後の西の空では細い三日月と木星が見事にランデブーしてました。実家から今季3度目畑のミカンが到着、もう12個食べました、有り難いことです。

 安定した冬型が続き今朝もマイナス2度とほぼ平年値、よく晴れた日中は最高でも8度と低め、しかも風が強く体感はもっと低い印象です。

 筋肉痛が8割方取れて、両方の膝(特に右)を傷めていることが判明、よって壁打ちはお休み、冬場に短パンでテニス以外の運動をすると膝を傷めやすいのを忘れてました…。

 本日はコンサートハシゴ計画の続き、ミューザ川崎でヒンデミットが終わったのは午後2時40分、この時点でトリフォニーではドリーブが始まってます。

 横須賀線が川崎に停まると思ったのは勘違いだったけど、最悪でも2時48分の東海道線には余裕だろう、とホール脱出、しかし誤算は筋肉痛+膝痛で普通に動けないこと、しかもこんな時に限って切符の自販機には列(みんな都会人なんだからICカード使えよ!)、それでも間に合うタイミングで改札を抜けホームへと下りる階段へ、しかーし、階段でのーんびりと通せんぼする人達(駆け込み乗車防止連盟か何か?)にブロックされてアウト(涙)、目の前をゆっくりと扉が閉まり、粛々と東海道線は出て行きました。

 仕方無く京浜東北に乗り(快速運行だったので少しラッキー)、アキバ乗換えで錦糸町に着いたのは3時20分と当初の(希望的)予測より10分遅れ、トリフォニーに入るともう「巨人」の第1楽章が始まってます、残念。

 まあ、冷静に振り返ればやや無理のある計画でした。ともあれ、マーラーの大部分は聴けました。

12月20日(日) すみだトリフォニー
 広井隆指揮東京学芸大管弦楽団 ドリーブ バレエ組曲「シルヴィア」、マーラー Sym1番
上記理由により後半のマーラー、しかも第2楽章からの参戦、広井氏の堅実系の棒の下、やや発展途上の部分もあるオケながら最後まで大きな破綻無く進行、Tpはアシを含め最後やや息切れしてましたが、起立した8本のHrと補助のTp、Tbがよく鳴っての大団円でした。アンコールはドリーブ「コッペリア」から1曲、それからクリスマスソング(「ホワイト・クリスマス」が軸)、後者では復活したTpが朗々と吹いてました。

ブラスがんがん、レア系ヒンデミット - 長田&オーケストラ ハモン

 昨夜、と言うか今朝のクラブW杯決勝は期待通りの接戦、後半終了間際のペドロのゴールにはCL準決勝のチェルシー戦のイニエスタを思い出して感動し、延長でのメッシのダイビング(しかも胸!)には涙が出ました。

 朝は昨日より更に冷え込んで-5度弱、さすがに近所のホームレスさんもここ数日は見かけません。日中はよく晴れてぎりぎり10度、昨日のトレーニングの影響で脚中心に筋肉痛+いつもの膝を傷めたらしく歩くのもままならず、階段を下りるなど地獄です。

 幸い練習予定は無く午前中はのんびり、午後は聴きたいアマオケが3つも重なっており(音大オケのアルミナ・ブラーナ、市民オケのヒンデミット&ラフマニノフ2番、そして大学オケのマーラー1番)、やはりマーラーでしょ、とすみだで大学オケを聴くことに。

 しかし、出掛ける前になってよく考えてみるとマーラーの前プロはドリーブ(余り興味無し)、ラフマニノフの前プロはヒンデミット(聴きたい!)、そして前者はすみだ午後2時30分開演、後者はミューザ2時開演、ってことは、横須賀線-総武線快速で1本だから(←勘違い)移動時間20数分、ヒンデミット→マーラーが可能なのでは。

 って訳で急遽川崎へGO。そう決断した理由は他にもあって:
・昨夜観た「のだめ」新春特番(再放送)で千秋のデビューコンサートがラフマニノフでミューザだったこと
先週末の東京音大のヒンデミットが最高だったこと
・ヒンデミットの「交響曲」なんてマルコ・ポーロかナクソスでしか聴けそうにないレアなプロだったこと
・ヒンデミットは長い曲は書きそうに無いこと(←これ大切)。

 でミューザへ行き、1階センターといういい席をいただいて聴いてきました、録音ですら聴いたことのないレアな曲を。

12月20日(日) ミューザ川崎
 長田雅人指揮オーケストラ ハモン ヒンデミット Sym、ラフマニノフ Sym2番
期待通りどこを切ってもヒンデミット、という曲調、のっけからブラスのファンファーレの第1楽章、続く第2楽章は緩徐楽章なのにブラスのコラールで始まり頂点部ではTpのハイトーン含む金管大活躍、スケルツォを挟みアタッカで行進曲調の終楽章へ、ここでもしつこい位にブラス中心の盛り上がり、TbもHrもしっかり鳴り、Tpは最後のハイトーンも吹ききって最高でした。

 内容は期待通り、長さは期待よりやや長め(40分弱)、この時点で2時40分、後半のラフマニノフ2番は残念ながら断念し、拍手もそこそこに錦糸町へ、この続きはまた明日の日記で。

2009年12月16日水曜日

デプリースト&都響のブルックナー7番

 今朝も冷え込んでマイナス気温、朝の自転車5分の通勤で今季初めて手指と足先がかじかみました。ひと冬通して手袋無し&裸足にサンダルなので、今後はこんな日が多くなります。

 曇っていた日中も気温は10度に届かず、昼休みの同僚との定例テニスも最初の1、2分は寒かったです。

 夜は東京に出てデプリーストのブルックナー、彼のブルックナーを聴くのは初めて(と言うかマーラーとショスタコしか聴いてないかも、ってどの指揮者でもそうか…)。

12月16日(水) 東京文化会館
 ジェイムズ・デプリースト指揮都響 シューマン Vn協奏曲、ブルックナー Sym7番
前半のシューマンは2009年新版の楽譜とのこと、背の高いソリスト、イザベル・ファウストはアンコールにバッハっぽい静かな曲を。後半のブルックナー、デプリーストは標準かやや速めのテンポ、弦のアタック(とは言わない?)を強めに取った明確な音作りと、第2楽章での抑揚を強めに付けた旋律の歌い回しが印象的。オケでは弦が中低音をベースによく鳴っており、ブラスは終始8分目程度の印象ながらまずまずのスケールの響き、5本のHrとは別に専業で4本いたワーグナーチューバがクライマックスでも存在感、(5階Lという席位置がベルの延長上だったせいかもしれませんが) ffでワーグナーチューバが目立ったのは初めての経験でした。

 インバルの時と違い、最後の1音の余韻の残るうちに拍手が起きてました(苦笑)。

 最寄り駅近くでいつも自転車を停めている駐輪スペースが工事で使用不可、慌てて見つけた駐輪場所の閉鎖時刻は10時半と早め、「上野は乗り継ぎいいし、終演が9時15分過ぎなきゃ大丈夫だろう」とそこに停めたところ、シューマンが予想外に長く(30分強)、しかもアンコールもあってブルックナーの開始は8時7分頃、デプリーストのテンポは速めが予想されてはいたものの気が気ではなく、終演は9時11分、拍手もそこそこに上野駅へとダッシュ、ぎりぎり自転車回収に間に合いました。

2009年12月13日日曜日

朗々ブラス - 時任&東京音大の画家マチス、高関&国立音大のアルプスSym

 朝の冷え込みは甘め、曇りがちだった日中は平年やや低め、練習予定が無く、左胸の経過観察、と言うかこの1日で急に痛みが減ってきた感じです。

 午前のうちに出て、午後のコンサートまでの時間、道中の北千住駅前マック(ここはコンセントも有)で無線LAN、と思ったらDSを楽しむ小学生が10人もいて回線激遅、しょうがないので目的地の池袋に出て西口マック(コンセント無)で動画ダウンロード、そこそこのスピードは出てました。

 その後聴いたのは音楽大学フェスティバルの最終日、首都圏の音大オケが終結し、2校ずつ演奏するこの企画、今年が第1回とのことですが、以前も同様な催しを東京文化会館でやってました。今回は芸劇とミューザが半分ずつ、個人的にはミューザだけにして欲しいところ。

 お目当ては後半のアルプスSym、また前半のヒンデミット、いつもカッコいいブラスの使い方をするので好きなのですが実演では余り聴くチャンス無し、「画家マチス」も実演は初めてです。

12月13日(日) 芸術劇場
 時任康文指揮東京音大シンフォニーオーケストラ シューベルト Sym5番、ヒンデミット 画家マチス
 高関健指揮国立音大オーケストラ R.シュトラウス アルプスSym 
まず学生の作になるファンファーレを他校のステージの前に演奏します。よって最初は国立音大によるファンファーレ、狭いL側バルコニー(1列しかない席にはお客さんもいます)に大編成ブラス+パーカッションが陣取ってました。なぜオルガンのある正面バルコニーじゃないの?と思ったんですが、たぶん後半のバンダの位置との関係なのかも。そして東京音大によるシューベルト、弦が綺麗でした。次はヒンデミット、初めての指揮者時任氏はやや熱血系、終楽章冒頭の弦を超ppから初めてじんわりとffにするなど各所でケレン味たっぷり、それに応えてブラス(Tp2(2人とも女性!)、Tb3、Hr5)も全3楽章でよく鳴って最高でした。
 後半は東京音大のファンファーレでスタート、こちらはTpとTbがオルガン両脇に陣取っての演奏、ただL側バルコニーにはまた大勢のブラス(Tb2、フリューゲルホルン2、そしてHrが12本!)が、そう、これはアルプスSymのバンダでした。国立音大オケは編成が大きいせいか、どう見ても学生じゃない人(先生?)などトラ多数、高関氏はやや速めのテンポで淡々と登山、バンダの吹きっぷりはは過去最高クラスの豪快さ、本隊では4本のTbが要所で迫力、9本のHr(うち4人はワーグナーチューバ持ち替え)はまずまず、そして6本のTpはハイトーンがほぼバッチリ、特に頂上になってからは1stがソロっぽいパート以外は全てアシに任せて休養十分、ハイDはプロを含めても過去最高の貫通力でした。また嵐のラスト、ティンパニとサンダーマシンも過去最高の叩きっぷり。あと終結部でのグリッサンドが鮮やか。

 帰り道は芸劇からそのまま地下にもぐって駅へ、エチカ&エソラの影響かとても綺麗になってました。

 今夜はふたご座流星群がピークらしいのに、曇ってます(涙)。

2009年12月5日土曜日

ビエロフラーヴェク&日フィルのブルックナー5番

 昨夜の空耳は3作とも吹き出してしまい左胸に激痛(昨日参照)、その後のキャンナイ冒頭の高橋には(恥ずかしながら)ついヨダレがたらり。

 今夜は宴会、それを待つ時間六本木のマックで電波を拾ったところ。朝から曇りがちで午後からは雨、今年はホント2日と続けて晴れません。気温は平年より高めながら雨のせいで少し寒く感じます。

 原因不明の左胸の痛みのため午前中の練習は見学、昼は知人に穴場のラーメン屋に連れて行ってもらいそのまま一緒にコンサート、今年3度目のブルックナー5番です。ただ指揮のビエロフラーヴェクには余りブルックナーの印象がありません。

 実は同じ時間帯に渋谷タワレコで美人ピアニストのインストアイベントがあり、そっちと迷ったんですが、うっかり安く2枚入手出来たのでこっちにしました。美人よりブルックナーを取るなんて自分らしくないかも。

12月5日(土) サントリーホール
 イルジー・ビエロフラーヴェク指揮日フィル ブルックナー Sym5番
スケルツォは速め、両端楽章はややゆったりめのテンポが基調で、時々緩急の動きがあります。またパウゼがかなり長めだったのが印象的。弦はフーガ部分でそこそこのボリューム、Tp,Tbはややセーブ気味に吹いている感じ、終楽章ラストに向けて温存してるのかと思いきや、最後はTpトップ(外人)が完全に体力切れしてがっかり、ただHrはやや割り気味に豪快に鳴っており、ティンパニの激しい叩きっぷりと併せそこそこの大団円でした。

2009年12月4日金曜日

アシュケナージ&洗足音大オケ マーラー1番

 いま溝の口駅近くのマックで電波を拾ったところ、実は今夜アシュケナージが洗足音大の学生オケを振ってマーラーをやるんですが、要整理券でその配布が午後4時半!と堅気の社会人には無理、カタギでないのを利して上司に事情を話し、真っ昼間に職場を脱出し整理券GET、開演の時間を待ってます。帰りが遅くなるので、続きはまた明日。

<続き>
 1日でほぼ12月ひと月の平年値(35mm)を降らせた昨日の雨は夜半に上がり、本日は晴れて陽射しが柔らか、最高14度の割には暖かく感じます。このところ晴れた日は冬の花粉症?なのか目の周りが痒いです。

 昼休みの壁打ち中、急に左胸(鎖骨から2本目の胸骨辺り)に激痛が、それでも温まるまでは身体の一部が痛いことはままあるので壁打ち続行、でも痛みは増すばかりでした。

 夜になっても痛みは変わらず、軽く咳払いしても、大きく息を吸っても、前にかがんでも、左手で物を持っても激痛が走ります。極真の試合で正拳突きで肋骨にヒビが入るとこんな感じでしょうか(笑)、でも思い当たる節は全くありません。

 夜に聴いたのは洗足音大のオケ、この冬のシーズン、例年振っている秋山和慶のつてか、アシュケナージのみならず、マズアやコバケン、大友直人などが指揮台に立ちます。

 アシュケナージのマーラーは何度も聴いてますが、感心したのはたったの1度、ただそれがECユースオケとの2番だったので今回の学生オケもちょっとだけ期待です。

12月4日(金) 洗足学園音大 前田ホール
 ウラディーミル・アシュケナージ指揮洗足音大管弦楽団 モーツァルト Sym40番、マーラー Sym1番
前半はモーツァルト、小走りで入退場するアシュケナージの姿は元気そのもの、そして後半はお目当てマーラー、アシュケナージは終始速いテンポで旋律線重視の音作り、今日のオケは複数ある学生オケの中で4年生中心のオケとのこと、Tpトップ(女性)がほぼ神、Hrトップ(女性)も見事、音大オケにしては弦がやや薄めでしたが、5本のTp、4本のTb、そして楽譜通り起立した8本のHrが要所でまずまず鳴っての大団円でした。

 この前田ホールは2度目ですが、各座席に一切番号が付いていないのに初めて気付きました。座席指定を想定していないとは素晴らしい心構えのホールです。

 明日はブルックナー、日フィルの5番です!

2009年12月1日火曜日

ゲルギエフ&マリンスキー管のショスタコーヴィチ、1番&10番

 あっという間にもう12月、今夜はゲルギー&マリンスキー歌劇場管のオールショスタコプロ、ただ(昨日も書きましたが)楽しみだった「ムツェンスク郡のマクベス夫人」がコンチェルトに差し替えられた悲しみで発狂しそうになってます。コンサート後はそのまま夜行バスに乗り大阪出張するので、記事のみ作成しときます。

<続き>
 この日のボケ老人:
メガネを忘れてコンサート参戦、2m以上先はぼやけます…。ま、コンサートなど特別な時しか使用しないのがいけないんですけど。

 2日も経って書いているとすっかり忘れてますが、いい天気で気温は平年並みかやや暖かめだった気がします。夜は毎年の様に来てくれるゲルギー&マリンスキー歌劇場管、このコンビのショスタコは7番、5番15番と聴いてますが、いずれもロシア臭とは無縁のシンフォニックな演奏だったと記憶してます。

12月1日(火) サントリーホール
 ワレリー・ゲルギエフ指揮マリンスキー歌劇場管 ショスタコーヴィチ 「鼻」第1幕の間奏曲?、Sym1番、PC1番、Sym10番
オケは弦バス左奥、Hr右の対向配置、ゲルギーはいつもの様に指揮台を使わず、曲想により棒の有無を使い分けます。最初はビックリ!パーカッションのみの曲、次の1番はほぼアタッカで進行し、強弱のコントラストを付けつつもとんがった所の無い響き。Hrソロが激ウマ、第2楽章の快速テンポ、コーダ前のティンパニが3度繰り返すフレーズが強-中-弱でなくて強-強-激弱だったこと、そしてラスト1音のドスの効いた響きが印象的。次の協奏曲は弦楽とソロTp(2本の楽器を使い分け、1stVnとチェロの間に位置)がバック、Pfソロのデニス・マツーエフは速い部分は猛スピード、全体もそれに合わせて後半は疾風怒濤でした。アンコールにシチェドリンのユーモラスで短い曲を。
 休憩後の10番も2-4楽章はアタッカ、第1楽章は速めで流れのよい進行で深刻さは無く、第2楽章は落ち着いたテンポで凶暴さは微塵も無し、第3楽章のHrソロはノンヴィブラート、全体的にブラスは腹8分目の鳴りでやや不満、反面弦はよく鳴ってバランスの取れた響きではありました。アンコールは絶対「ムツェンスク郡のマクベス夫人」でしょ!と思ってたのに無し、残念。

 いつも一緒に行く連れが当日無断ブッチ、年に1度程あります(涙)、フツーの社会人は大変ですね。午後にでも報せてくれればチケットを無駄にしないで済むのに…。

2009年11月29日日曜日

手塚&アカデミッシュ・カペレ、前座の家庭Sym

 あぐぅ、昨夜1時半頃睡魔に襲われ、念の為「24」(と翌朝のC.リーグマガジン)の留守録設定、しかしタイマーをセットするのを忘れたまま人事不省に…(涙)、またYoutube、Veoh等で探さねば。

 朝は冷え込まず6-7度、日中は晴れた割には上がらず13度、午後からは雲が出てきて寒々とした感じに、午前練習、午後アマオケと連日の典型的休日パターン。

 午後に聴いたのは昨日と同様大好物の家庭Sym、今年は当たり年で何と5回目!しかも5月に同時間帯で日フィルとアマオケが重ならなければもう1回聴けた筈で、こんな幸せな年はたぶんもう一生無いと思われます。

 またアマオケがこの難曲を採り上げるのは稀、今日を含めそれが2度聴けるのは凄いことです。本日はオケと合唱が並存する団体で、そのため定期では必ず合唱の含まれたプロをやるようです。価格設定が高めなこともあり、初めて聴くオケだと思うですが、過去にマーラー2番や3番をやっているので、忘れてるだけかも。

11月29日(日) オーチャードホール
 手塚幸紀指揮東京アカデミッシュ・カペレ R.シュトラウス 家庭Sym、ブルックナー ミサ曲第3番
プログラムを見てビックリ!な、何と家庭Symが前座!前代未聞じゃないでしょうか(大袈裟)。オケは弦管ともに上手、疑いなくアマオケのトップグループの一角でしょう。手塚氏の堅実系の棒の下、この難曲を普通に演奏しています。読響N響と違いSaxは4本しっかり揃い、その後方に陣取る8本のHrはハイトーンバッチリ、1st,2nd共に女性だったTpもクライマックスで朗々と鳴り、堂々たる演奏でした。後半は合唱とソリストが加わってのブルックナー、一応2管編成でそれなりにオケが鳴る部分もありましたが、正直自分には約1時間キツかったです。ただ、R.シュトラウスでは爆睡してた周りの人がこの曲では起きてた(自分と正反対)ので、一般的にはこっちがメインなんですね…。

 今夜はこれから(留守録されてる筈の)内藤vs.亀田兄、そして極真の全日本選手権が楽しみです。

2009年11月28日土曜日

スーパー?ハーリ・ヤーノシュ - 小林幸人&スーパーオーケストラ2009

 Tbを吹いていた中学の時、全日本吹奏楽コンクール北陸3県大会で富山商業(トミショー)の"アッピア街道の松"の爆演に撃たれて以来「ローマの松」が大好物、ってことは以前に書きましたが、実はその翌年の同大会でも、富商は豪演をブチかましてくれました。

 演奏したのは「ハーリ・ヤーノシュ」、Tbの爆裂グリッサンドにひきつけを起こしそうになり、ずらっと6本(かそれ以上、「禿げてる人もいた」との証言アリ)並べたTpの風圧を感じる激吹きに開いた口が塞がらず、ただただ唖然、この曲も即殿堂入りでした。

 ただ「松」に比べると聴く機会が少ないのが淋しいところ、今日はそれだけを目当ての参戦、しかもオケの名前が凄いです。指揮の小林幸人氏の下に集まったメンバーとのこと。

11月28日(土) めぐろパーシモン
 小林幸人指揮スーパーオーケストラ2009 ベートーヴェン Sym1番、プロコフィエフ ピーターと狼、コダーイ ハーリ・ヤーノシュ
 前半ベートーヴェンでは弦が美しく、次のプロコでは語りを女性落語家が務めました。オケは(名前程かどうかはさておき)まずまずの実力、特に弦の響きが均質で見事、と思ったらコンミスを始めプロも参加しているとのこと。後半はお目当てのコダーイ、(個人的にはどーでもいい)ツィンバロンは電子楽器で代用、Tpが(トミショーの様に)6本並んでおりワクワク、期待程の迫力では無かったにせよ、TpとTbがそこそこ鳴ってました。アンコールは2曲、まず自慢の弦楽合奏をバックにコンミスが立ってソロを弾いたピアソラのムードミュージック風の曲、次はベルリオーズのラコッツィ行進曲、ブラスがしっかり鳴っての大団円でした。

 明日はこれも自分にとって殿堂入りの曲、家庭Symです!今年5度目、しかも2度目のアマオケ!

スペイン・ピアニスト - 上原由記音さんのピアノ

 本日もまずまずの晴れで最低5度、最高17度と高め、ただ風があったせいか小春日和という印象は無し、午前テニス、午後アマオケと典型的休日。

 夕方のアマオケの前にまず渋谷タワレコのインストアイベント、上原由記音さんのピアノです。スペイン音楽の第1人者とのこと、最近リリースのアルベニス作品集(既にVol4!)から6曲、優しいタッチで披露してくれました。

2009年11月26日木曜日

誘拐と都市伝説 - 島田荘司 「帝都衛星軌道」

昨夜CS-PCMでチェリ&ケルン放響の50年代のライブCDを一挙放送、当たり前のことですが、チェリは昔から凄かったってことを痛感。

 朝方に一雨きて最低は9度とかなり高く、よく晴れた日中は17度まで上がり、久々に小春日和と呼べる陽気、近くの公園の道は落ち葉が絨毯になってます。

 チバテレビで放送中の「私の名前はキム・サムスン」、昨夜の"オーバー・ザ・レインボー"のピアノ演奏には少しウルッときました。またボ-ッとチャンネルをそのままにしていたら「鉄道むすめ」なる不思議な30分ドラマをやっており、これがなかなかイケました。

 本日は先週末に読んだ本から、敬愛する御大の文庫新刊が夏に出ていたのを見落としており、即買い即読です。

帝都衛星軌道 島田荘司
 身代金僅か15万円の不思議な誘拐事件を描くノンシリーズ長編の真ん中に、ある詐欺師とホームレスとの中編エピソードが挟まる形式、両者の接点はお得意の都市論です。相変わらずのリーダビリティと誘拐事件の意外な展開、そして題名の意味が最後に判ってくる構成はさすがでした。
<<以下ネタバレにつき未読の方は飛ばして下さい!!>>
 ただ、後段になって近年のテーマ「冤罪事件」がかなり露骨な形で出てきたのには、さすがにやや食傷気味かも。

2009年11月24日火曜日

インバル&都響のブルックナー5番

 ほぼ終日の曇りで夜になって雨、この時期に2日と続けて晴れないのは例年より不順な印象、気温は平年並みながら、ギリギリ15度に届いたので少し暖かく感じます。

 夜は連日のブルックナー、振るのはインバル、彼の指揮で聴くのはほぼマーラー(あとショスタコやR.シュトラウスも少し)なのでブルックナーは初めて。ま、元々ブルックナーは余り聴きませんけれど。

 また本日のチケットはブルックナー好きの知人からの奢り!ご馳走さまでした。
 
11月24日(火) 東京文化会館
 エリアフ・インバル指揮都響 ブルックナー Sym5番
ブルックナーに関しては基準となる響きが自分には無いため確信はありませんが、インバルのスタイルは緩急の差がやや激しく、また色々なパートが明瞭に浮き上がる音作りを感じました。お得意の細部にこだわる面もちらほら。オケは弦がなかなかの鳴り、5本のHrはソロが安定、強奏の迫力はぼちぼち、TpとTbは最初から全開の1、2歩手前の吹きっぷりで、そのペースを最後まで維持、さすがに5番はブラスには過酷なのでラストで更なるパワーアップは無かったのですが、全体的にスケール大きな響きを楽しみました。

 5階席の奥までインバルの唸り声が聞こえてきました(笑)。

 昨夜のチェコフィルの8番は最後の1音の余韻が残るうちに拍手が始まり、「いくらブルックナーでもffで終わる曲の場合、(館内放送でもしない限り)このタイミングの拍手は無くならないだろうなぁ」と思ってましたが、今日は(約1名を除き)ほぼ余韻が消えるまで拍手が起きませんでした。

2009年11月23日月曜日

ブロムシュテット&チェコフィルのブルックナー8番

 昨日は寒くて凍えたので、今日から厚着&ベンチコートの完全冬仕様、今月頭はまだ半袖半ズボンだったので、ひと月と置かず夏モードから冬モードへジャンプしたことに。ただ雲が切れた昼前からどんどん気温が上がり16度超、1枚脱いでも暑くて閉口する羽目に。

 アマオケでマーラー5番を聴いた後、夜聴いたのはブロムシュテット&チェコフィルのブルックナー、開演前の夜空では木星と三日月がランデブーしてました。

 ブロムシュテットのブルックナーはゲヴァントハウス管との7番を聴いており、重厚さにケレン味も混じる印象深い演奏でした。しかもシャイーで聴いたゲヴァントハウス管とは音色が全く違っただけに、チェコフィルの音がどう聴こえるか楽しみです。

11月23日(月・祝) サントリーホール
 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー Sym8番
初めて前から見るブロムシュテットの指揮は意外とキビキビしており、強弱を巧妙にコントロールしつつ、フレーズごとしっかり組み上げてゆく印象、低音の効いた重厚なサウンドを引き出していました。オケは対向配置、まろやかなソロや音を割った豪快な強奏と、8本のHr軍団(内4本ワーグナーチューバ持ち替え)が出色の存在感、木管や弦もなかなか美しく、(苦手なPブロック左側ゆえ自信はありませんが)TpとTbは微妙に抑えた部分がありつつも、3楽章は高揚し、終楽章ラストは壮大に盛り上がりました。

 この10数年、アシュケナージ、クライツベルク、マカルなど色々の指揮者で聴くチェコフィルの音色にずっと不満を感じてましたが、(まだ弦の潤いとHrの色気が足りないにせよ)今日で半分以上は解消しました。

 今夜の演奏、僕は楽しみましたが、ブルックナー好きの知人は「あれはブル8では無い」と言ってました。むむ、難しい…。

 明日もブルックナー、インバルの5番です!

柳澤&プロースト響の地味系マーラー5番

 今日は午前中に試合の後、コンサートの連チャンでした。まず午後に聴いたのはアマオケのマーラー。

 このオケを聴くのは2度目、昨年金子氏の指揮で1番を聴いています。第10回と節目の演奏会に大曲を採り上げたとのこと。

11月23日(日・祝) ティアラこうとう
 柳澤寿男指揮プロースト交響楽団 モーツァルト Ob協奏曲、マーラー Sym5番
前半モーツァルトでは弦が綺麗、ソリスト猪俣智佳夫は淡々とした吹きっぷり。後半はお目当てマーラー、対向配置のオケは管がなかなか達者で弦もまずまずの音量、女性のHrソロが雄大で素敵、Tpソロもいい音色、またObが存在感たっぷり、柳澤氏の地味めの棒の下、弦管バランスの取れたクライマックスでした。

埼玉オープン09秋

 埼玉オープン09秋に出場、予選1回戦で3-8であえなく敗退。

2009年11月22日日曜日

寒空吹き飛ばす田部井&ル スコアール管の豪快ショスタコーヴィチ12番

 朝は2度とやや低め、曇り空の日中も10度に届かず寒々と、午前テニス午後アマオケ、と典型的休日。

 の筈が、朝ひと雨来ただけで練習が中止(結局夜まで降らなかったのに…)、新宿駅構内の無線LANスポットで待機したり、諦めて学園祭に顔を出し後輩に差し入れしたりとブラブラ、ずっと戸外にいたら風邪をひいたかも、少しだけ熱があります。

 午後はアマオケ、メインはショスタコ、しかも12番、同時間帯にマーラー1番もあり少し迷ったのですが、ことアマオケに関しては「有料のマーラーより無料のショスタコ」ってことでこちらを選択。

 この12番、中高の頃ムラヴィンスキー&レニングラードのメロディアLPをよく聴いたものですが、近年は"軽薄""駄作"と呼ばれて演奏機会は少なめ、過去に聴いた実演はミッチー&名フィル(2007/12/5、この日も同じこと書いてます)の1回のみです。

11月22日(日) すみだトリフォニー
 田部井剛指揮ル スコアール管弦楽団 ニールセン ヘリオス序曲、シベリウス Sym4番、ショスタコーヴィチ Sym12番
 最初のニールセンではHr強奏時の均一な響き、次のシベリウスでは第3楽章頂点でのTbの豪快な吹きっぷりが印象的、後半のショスタコーヴィチでは第1楽章が激速テンポ、そして終楽章フーガでは意外と柔和な表情、勿論基本は豪快な表現、(最後はさすがにTpはキツかったようですが)ブラスの頑張りとパーカッションの激しい打ち込みで盛り上がりました。アンコールは無し。

 今日のボケ老人:
終演後渋谷タワレコに移動して新倉瞳さんのチェロを聴く予定だったのに完全忘却、お気楽に古本漁りをしてました(涙)。

 明日はアマオケのマーラーとチェコフィルのブルックナー、連荘です!

2009年11月19日木曜日

3日目、検索を試す

 お試し開設3日目、今度はブログページ右上にあるブログ内検索(と思われる)窓の使ってみてビックリ! 全くヒットしません。これじゃあ、楽天と同じだ…。

 アーカイブ記事は作り放題なので、ブログ内検索が上手く機能すれば乗り換えようかと思ってたんですが…。

2009年11月18日水曜日

2日目、アーカイブ作成に挑戦

 ブログ作成2日目、試しに本館(Yahooブログ)の記事を移植し、過去の日付に出来るか挑戦してみました。

 上手く行きました。ちょっと嬉しいかも。

 今日はフジTV事務局予約では2度もFAXさせられた挙句不発だった来春のオラモ&ロイヤル・ストックホルム・フィルのチケットが、珍しくe+でGET(勿論マーラーの日)出来たこともあり、ハッピーです。

2009年11月17日火曜日

環境&地球科学サスペンス - フランク・シェッツィング 「深海のYrr」

 またまた今日もボケ老人:
締め切りが昨日だったのを忘れていて12月に出る予定だったトーナメントにエントリー漏れ、これで12月は試合無し、例年出る大会に出ないと、ポイントを失ってランキングが下がります、ボケのせいで(涙)。

 朝からの雨、今夜、というか明日未明にしし座流星群のピークが予想され、ここ数年で1番の当たり年との予報なのに、それまでに晴れる気配の無い涙雨です。

 午前零時に9度だった気温が日中に掛けて緩やかに下降し、昼を過ぎてまた微妙に上がりつつある平坦な逆3角形型、最高気温が10度を割るのは今季初めてです。

 本日は週末に読了した文庫3巻本の大作から、確か昨年(2008年)のベストミステリーにランクインしてましたが、ジャンルとしてはM.クライトン的なSFでした。ドイツの作品ながらハリウッドによる映画化も決定してるよう。

深海のYrr フランク・シェッツィング
 各地の海で生物に次々と起こる異常現象、その背後に潜む謎に科学者チームが挑むSFサスペンス、ストーリー展開から映画「アビス」を思い出す人も多い筈ですが、そうなるかは読んでのお楽しみ。群像劇スタイルの中、チェリのブルックナーを聴き、窮地にマーラー1番を口ずさむキャラにニンマリし、実在の科学者まで登場するのに驚きつつ、壮大なスケールのお話を楽しみました。

 今夜は楽しみ「ライアーゲーム」シーズン2、1週間考えてもロシアンルーレットの必勝法(必敗法)をさっぱり思い付きません。

日記開設

 Yahoo楽天に続き、3つ目の日記を作ってみました。

 あ、でもよく考えるとMSNやアメブロなど他の場所にも作った気がします…。

2009年11月14日土曜日

工藤&品川区民管のマーラー5番

 午前のテニスは雨で中止、午後はアマオケによるマーラー8番があったのですが、場所が藤沢と遠く、料金もかなり高め、そして雨さえ降らなければテニスの後楽しい昼飯をゆっくり、という心積もりだったので前日のうちにスルー決定。

 夜に聴いたのは品川区民管弦楽団のマーラー5番、日記を振り返ると2005-2008年の4年間で聴いた5番の実演は28回、20年以上このペースを続けているので優に100回以上は5番を聴いていることになりますが、実は1番感動した演奏は10年程前のこの楽団の演奏です(因みに2番めに感動したのは20数年前のアバド&ロンドン響の来日公演)。その時と指揮者は違う(たぶん)のですが、やはり楽しみです。(←調べてみると1998年5月、田代詞生指揮による5番でした。)

11月14日(土) きゅりあん
 工藤俊幸指揮品川区民管弦楽団 チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲、マーラー Sym5番
前半チャイコは原典版の曲順とのこと、ソリスト桑田歩は拍手に応えてバッハのアンコール。後半マーラーでは女性Hrソロがなかなかの音色、対向配置のオケはやや発展途上な部分があるにせよ、工藤氏のアクの少ない標準的テンポの棒の下、ブラスが温まった終楽章クライマックスでは豪快な吹きっぷり(特にTb)を見せてくれました。

 11年前の感動再び、とはなりませんでしたが、金管陣の頑張りにこのオケのキャラを見た気がします。

2009年11月10日火曜日

ソヒエフ&トゥールーズの展覧会

今夜はこれからソヒエフ&トゥールーズ・キャピトル管、帰りが遅くなるので例によって記事のみ作成、続きはまた明日。

<続き>
 昨日に続き朝から晩まで空気そのものが暖かく、夜など春の空気感、11月に4、5日連続して20度を超すのは珍しい気がします。

 本日の指揮者ソヒエフを聴くのは初めて、と言うか「ソヒエフ」「ソキエフ」どっちの呼称が定着しているかすら知りません。またトゥールーズ・キャピトル管もプラッソン時代にチャンスに恵まれず、初体験です。

11月10日(火) サントリーホール
 トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル管 ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、ブラームス Vn協奏曲、ムソルグスキー 展覧会の絵
 最初の牧神は昨日の大野に比べて柔らかい音作り、次のブラームスでは深紅のドレスに身を包んだ諏訪内晶子は堂々たる演奏、またアンコールにバッハのしみじみ系の曲を披露、前プロで彼女を聴くことは多いのですが、アンコールをやってくれた記憶は余り無く、2度目くらい(か初めて)かも。オケは昨日のリヨン歌劇場管と同じく、細かく合わせることに頓着しないタイプ、また席位置の違い(昨夜はオケの横3階L、本日はRD)かもしれませんが、トゥールーズの方が弦に厚みを感じました。後半は一見無造作ながら朗々たるTpソロで開始の展覧会、Saxソロ、ユーホソロもなかなか、ぱっと見、気のいいおじさん風のソヒエフは、指揮棒を使わず両手で様々な表情を演出、指をひらひらさせるあたりゲルギエフを思い出します。速めのテンポでメリハリある表現で進行しつつ、各所で低弦を効かせた弦の厚いサウンドを強調、ブラスもまずまず鳴らしたキエフの大門、ラスト1音は一旦音量を落としてからスヴェトラばりの大クレッシェンドで興奮演出でした。
 アンコールは何と3曲!まず意外にも「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥ、冒頭から全開で歌うチェロに始まり壮大なラストまで、これが本日の白眉、次に「カルメン」の間奏曲?(よく聴くFlソロのあるやつ)をほのぼのしみじみ、そして「カルメン」前奏曲を豪快に、会場は大興奮、さすがにこれで終わりでしたが、更に次の楽譜を出す団員もいて、そのプロ根性には脱帽、フランスのオケなのに。

 そう云えば今夜から「ライアーゲーム」第2シーズン、楽しみだけど、ゴールデンに移ると観づらいっす。

2009年11月9日月曜日

大野&リヨンのオルガン

 今朝、実家から父が丹精込めて作ったミカンが職場に到着、既に10個食べて指がウンチ色です。

 今夜はこれから大野&リヨン国立歌劇場管、例によって記事のみ作成、感想はまた明日。

<続き>
 翌日にこれを書いてます。朝は今日も10度弱と冷え込み無く、日中は曇りながら軽く20度を突破、陽射しが無くとも空気自体に暖かさを感じ、感覚的には水ぬるむ春、またコンサート帰りの深夜でも15度あって夜の風も暖かでした。

 この日はフランスプロ、特にショーソンの交響曲は実演はもとより、殆ど聴いたことの無い曲、「ぞ-うさん ぞーうさん おーはなが長いのね」の節が出てくることだけは知ってます(笑)。またオペラシティでサン=サーンス3番やツァラを聴いた記憶が無いので、ここのオルガンをちゃんと聴くのは初めてかも。

11月9日(月) オペラシティ
 大野和士指揮国立リヨン歌劇場管 ショーソン Sym、ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、サン=サーンス Sym3番
曲順変更で最初がショーソン、やや掴み所の無い3楽章形式の交響曲、緩徐楽章なのに強烈に盛り上がった第2楽章が印象的、「象さん」が登場した終楽章には「新世界」まで顔を覗かせ、ソロTpが活躍する不思議なコーダで幕。休憩後はうねる様な表情の牧神からスタート、メインは所謂"オルガン付き"、標準(かやや遅め)のテンポでやや粘り気味な表現ながら、彼のマーラー5番(2005/9/26)から想像したよりは薄めの味付け、オペラシティのオルガンは低音がずっしり、弦が本数が少なめでボリュームも小さめ、ブラスは途中かなり吹かせてましたが、クライマックスではバランスを考えたのか若干抑え気味、それでもラストの1音はクレッシェンドで大見得を切ってました。アンコールはまずフォーレ「パヴァーヌ」を速めのテンポで、ソロHrが素敵な音色。次は「ファランドールでしょ!」と思ってたら何とブラームスのハンガリー舞曲、やや個性的な表現でした。

 明日はトゥールーズ・キャピトル管です!

2009年11月8日日曜日

三河&小田原フィルのマーラー3番

 昨夜のボケ老人:
テニスの後、上板橋の古本屋で山田正紀「ミステリ・オペラ」、森博嗣「四季シリーズ」を安価入手しご満悦、しかし夜の2つの宴会後の帰り道、気が付けばそれらの本は手元に無く、どこで置き忘れたかも不明(涙)。

 朝は冷え込まず10度弱、日中はそこそこ晴れて本日も20度超、昨夜の宴会の影響で懸念通り1kg増!夜までは昨日の朝昼用に買って食べた100円パンの残り半分で過ごします。

 午後はアマオケのマーラー、一番好きな3番、でも場所が小田原と遠い、と迷っていましたが、フロイデにあったコメント「今までの団の歴史の中でも間違いなくピカイチの出来栄えと自負しております。」を読み参戦を決意、昨夜は「24」とC.リーグダイジェストが重なり、3時半以降に寝たせいで少し朝寝坊、コンサート前に寄る積りだった教え子の応援をサボり、時間に余裕を持って出掛けました。

 が、さすが小田原、優に3時間掛かりました。小田急線を東海大前より先まで乗るのも初めてなら、小田原で降りるのも初めてです。

 そして初めてのホールに初めてのオケ、創立50周年の老舗オケらしく、100回記念演奏会として大曲を採り上げたようです。

11月8日(日) 小田原市民会館
 三河正典指揮小田原フィルハーモニー交響楽団 マーラーSym3番
長丁場だけに第1楽章と第3楽章の後に改めてチューニング、後者の際に女声合唱とアルト独唱が舞台左奥に、児童合唱とチューブラー・ベルが2階左バルコニー席に位置、しかもバルコニー組には別途合唱指揮者が同時に指揮していました。オケは弦管ともに安定しており、各ソロもまずまず(Hrソロが特に色気あり)、三河氏のやや速めの棒の下、メリハリある表現を聴かせてくれ、終楽章のクライマックスもなかなか壮大な音響でした。

 明日は大野&リヨンのフランスプロです!

2009年11月7日土曜日

デビュー20周年の念願 - 三舩優子さんのピアノ

 昨日書き忘れましたが、今週のコマ大の問題は「お見合い問題」、即ち:
n人の人とお見合いするとして、どんな戦略を採れば1番好みの人と一緒になる確率を高く出来るか?
という興味深い問題、掴み所が無く歯が立ちませんでしたが、解答は勉強になりました。出来れば20年前にこれを知っていたかったです(笑)。

 暦は立冬、そこそこ晴れて、本日も20度超のポカポカ陽気、午前中はテニス、夕方はこれから銀座で宴会の2連チャン、風邪で達成したダイエット分が吹っ飛びそうで怖いです。

 午後、少し時間があったので渋谷に出てタワレコのインストアイベントへ、三舩(みふね)優子さんのピアノです。20年前のデビュー時以来の念願だったバーバーのピアノ作品集を最近リリース、その中から数曲をダイナミックに聴かせてくれました。

 明日はアマオケでマーラーの3番、の予定ですが、場所が小田原!だけにちょっと迷い中です。

2009年11月4日水曜日

P.ヤルヴィ&シンシナティのラフマニノフ

 昨夜の日本シリーズ最終回、自らエラーを犯してまで中田との対決を実現させたクルーンのサービス精神&プロ根性?には脱帽です。

 夜空が綺麗だった昨夜は冷え込み、今朝は遂に今季初のマイナス気温を記録、まだ寒い早朝、試合に出かけ知人と当たって爽やかに玉砕、本日のお小遣いは1,700円。

 今夜はこれからヤルヴィ家長男率いるシンシナティ響のコンサート、先週のFM生中継でのコープランド「市民(庶民?)のためのファンファーレ」におけるブラス陣の安定性、および遠くから徐々に近付くかのような効果が見事だったので、ちょっと期待してます。

11月4日(水) サントリーホール
 パーヴォ・ヤルヴィ指揮シンシナティ響 バーンスタイン ディヴェルティメント、ガーシュイン ラプソディー・イン・ブルー、ラフマニノフ Sym2番
 最初はいかにもバーンスタイン、って感じの楽しい曲、終曲では「星条旗よ永遠なれ」の如くブラスとピッコロが起立。次のガーシュインでは(ヤルヴィと同じく)禿頭のソロClが存在感、TpとTbもお洒落、銀髪がカッコよかったソリスト、クリスチャン・ツィンメルマンは勢い任せな感じ、盛大な拍手に応えアンコールにガーシュインのごく短い曲を披露。後半のラフマニノフ、ヤルヴィのテンポはやや速め(特に2楽章は未曾有の速さ!)、滑らかな棒で太い幹の流れを作り、細部に拘らずテンポの揺れや表情付けもその枠内で行うスタイル、よって極度にベタ付かず中庸の甘さ、ClやHr(女性!)のソロも意外に素朴系、管は巧みでしたが弦はややボリューム少なめ、ブラスに掻き消されないようバランスを取りつつ、終楽章を抜群の高揚感でフィニッシュしたのは見事な手腕でした。
 「アンコールは99%キャンディードでしょ」と思っていると、すぐにコントラFg奏者が合流、よしよし、とニヤついていると始まったのは意外にもシベリウス「悲しきワルツ」、パパ・ヤルヴィの18番です。それを極端な味付けで演奏した後は「もうおしまい」的な雰囲気に、泣きそうになっていた所に「キャンディード」序曲が激しくスタート、感動でした。

 シンシナティ響は「今や全米トップ5」と言われる程上手だとは思いませんでしたが、トータルパッケージとしては大満足の演奏会、印象としては20年程前に聴いたスラットキン&セントルイス響に近いです。

2009年11月2日月曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの陽性ブルックナー4番

昨夕から降り出した雨は朝には上がって日中は曇り、気温は昨日より10度位下がって15度に届くか微妙なところ、宿舎の水回り工事と試合が重なってしまい、メッセージと鍵をドアの取っ手にぶら下げて試合へ。

 今日は予選、3試合勝たないと本選へ進めません、「病み上がりだし、1試合も勝てねえだろうなぁ」と思いつつ会場でガンガン鼻をかんでいると本部から呼び出し、本選で欠員が出て繰り上がり本選進出とのこと、ラッキー!

 すぐに宿舎に帰って工事の立会いに、冬場動いていたスチームを撤去し、更に給湯(給水)設備を一新、これまで特定の時間帯のみの中央給湯だったのが、各戸に湯沸し器が付きいつでもお湯が出るとのこと。

 いえいえ、それは都市ガスを引いている一般人の場合、自分の様にガスを契約したことすらない人間にとっては、これでお湯のある生活とはおさらばです。

 職場でひと風呂浴びて、これからシャイー&ゲヴァントハウス管の第2夜、ブルックナーの4番、今日はもう書く時間を取れそうに無いので、記事だけ作って続きはまた明日。

<続き>
11月2日(月) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 メンデルスゾーン Sym5番、ブルックナー Sym4番
 前半メンデルスゾーンは初めて聴く曲、明るく激しめの演奏だったのでは。第3楽章の甘くベタな旋律とソロFlの妙技を中心とした即興的な展開が印象的でした。そして後半ブルックナー、先週のマーラーとは反対に速めのテンポが基調、明るめの音色と各フレーズをまめにピックアップする点は同じ、Hrは4本の割には要所で大迫力、他のブラスもなかなかの鳴り、また終楽章の後半、数少ない見せ場で目一杯弾き込む弦も印象的、その終楽章を中心に陽性で豪快な響きを聴かせてくれました。ただブルックナー好きの人には?なのかも。

 メンデルスゾーン5番の冒頭がそのまんま「パルジファル」でビックリ、もしかして、聖歌か何か同じ元ネタに基づいているでしょうか。

2009年10月27日火曜日

シャイー&ゲヴァントハウスの豪快マーラー1番

 昨夜のK1MAX、組み合わせに恵まれたとはいえ、ペトロシアンの強さには圧倒されました。

 天候は予報より早く回復し、早朝には台風一過の青空、強風残れども気温は夏日に迫る勢い、日曜ひいた風邪の症状はまだ上り坂(下り坂?)、昼でも喉が痛く寒気がするため壁打ちは中止、以前なら「運動すれば早く治る」と体調が悪い時こそやっていたのに、トシで根性が無くなってます。

 今夜はこれからシャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー、昨年の来日中止(2008/1/17)から1年半越しの実現です。シャイーのマーラーと言えば、コンセルトヘボウとの3番を思い出しますが、表現が精緻な代わり面白みや色気の少ない演奏だったと記憶しています(世評は高かったですが)。1番はどうでしょう。

 また、オケがゲヴァントハウス管なのも楽しみ、前回プロムシュテットとのブルックナー(2005/2/27)では素晴らしい独特の音色を聴かせてくれたので。

 今帰り道の東京駅、いやぁ、凄かったっす、シャイーを見直しました。詳細はまた明日。

<続き>
 夜空では半月と木星がランデブーしてました。

10月27日(火) サントリーホール
 リッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 モーツァルト Vn協奏曲3番、マーラー Sym1番
前半モーツァルトはカデンツァが長くて驚き、まだ生硬さの残るソリスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハーは、アンコールにクライスラーの激しく長めの曲を披露。後半のマーラー、対向配置のオケはかなりの人数、シャイーはかなりゆっくりしたテンポで動機を一つずつ練りこみ編み上げてゆくスタイル、指示も細かく弱音部ではやや窮屈かも。RACOの時より細部の精密さが足りない代わり、ここという時のタメやケレン味はずっと増しており、少々乱れても追い込む姿勢は前回見られなかったもの。オケの音色からは以前感じたビロードの肌触りは感じなかったものの、ボウイングを工夫してしっかり鳴らす弦や、びゃーというドイツ系っぽい音色で吹きまくるブラスなど見事(特にTpは最高)、やや非力に思えた7本のHrも起立した時は補助のTp,Tbの力を借りて大迫力、終楽章の燃焼度は過去同曲中3指に入ります。

 終楽章、TpとTbがファンファーレからコラール風の下降音型へと移るカッコいい箇所が3度あって、ブラス冥利に尽きる部分なんですが、まずその1度目(弱音で奏し、いつもミュート→オープンと転じるのが忙しい)を、何とミュート無しでやってました。またクライマックス部に最強音で奏される3度目、最後1小節だけ極端に音量を落として弦の上昇音型を聴かせる、という奇天烈な解釈にビックリ。

 前に聴いた時は分析的傾向が勝ち過ぎて余り感心しなかったのですが、今回はこの老舗オケをこれだけハジケさせたシャイーの手腕に感動です。

<追記> その後シャイー&コンセルトヘボウによる1番の演奏をCD<'95録音>とライブ<'95&'99>、3種聴いてみました。ファンファーレ1度目のミュートは付けてました(たぶん)が、3度目の最後でぐっと抑える珍妙な解釈は当時もしっかりやってます。またHr起立箇所で補助のTp,Tbの方が音量が大きい点も皆同じ。

2009年10月17日土曜日

プレヴィン&N響の家庭Sym

 昨夜曇ったせいか冷え込みも無く、朝から秋晴れで気温も夏日に迫る勢いのテニス日和、午前と午後、それぞれ違う場所でテニスをして、夜は銀座で後輩の結婚パーティー、ただスタートが9時と遅めなので、松屋の裏辺りのマックで電波を拾って時間を潰しているところ。

 本日は昨日のコンサート2連荘の後半、錦糸町から渋谷へと移動して聴いたのはプレヴィン&N響、メインがマニアックな家庭SymでNHKホールとくれば全席当日券があると読み、その通りでした。

 NHKホールは苦手でなるべく避けているのですが、大好き(でレアな)家庭Symとなれば話は別、これを聴けるのは今年4度目、と当たり年の幸せ!

 プレヴィンのR.シュトラウスと言えば、毎年VPOの定期で取り上げ、ほぼ同時にテラークに録音した一連のシリーズが印象にありますが、生で聴くのは初めてです。

10月17日(土) NHKホール
 アンドレ・プレヴィン指揮NHK交響楽団 リーム 厳粛な歌、R.シュトラウス 「カプリッチョ」より最後の場面、家庭Sym
久々に見たプレヴィンは驚く程老け込んでおり、袖から指揮台までの移動がかなり大儀そう、もう80歳なんですね。最初はVn,Tp,Fl,Ob抜きと変わった編成の現代曲、Vnの場所に木管群が陣取り、コンマスの位置に座ったクラがチューニングの音出しをしてました。カプリッチョの独唱はプレヴィンより上背のあったフェリシティ・ロット、Hrソロが綺麗でした。
 そして後半お目当てのドメスチカ、プレヴィンは中庸のテンポ、高齢のせいもあってか指揮はコンパクト、それでも簡にして要を得てるのか、N響にしては個々がやや粗かったのに、トータルでは各パートが明瞭に主張するサウンドを紡ぎ出していました。9本のHrなどブラス陣はぼちぼち、終幕の迫力もそれなり程度ながら、夜の営み?における絶頂部がかなりの迫力でした。

 巨大ホールの外野席なのに双眼鏡を忘れる失態を犯してしまい、定かではありませんが、先日の読響に続き、またSaxを省略していた感じ、困った流行です…。

マリン&新日のユニークなマーラー1番

 ぼちぼちの秋晴れで気温はほぼ平年並み、午後からは雲が多くなり時に雨も、午前はテニス、午後からはコンサートのハシゴと充実の一日。

 まずはマーラー、指揮のマリンは初めて聴く人、新日は8月にやはりトリフォニーで1番を演奏しており(2009/8/1)、比較的短い間隔で同じ曲を演奏することになります。

10月17日(土) すみだトリフォニー
 イオン・マリン指揮新日フィル ベートーヴェン コリオラン、リスト PC1番、マーラー Sym1番
最初のベートーヴェンが静かに終わる曲で少し驚き、次のリストはマーラー6番が木霊する曲、ソリストのジャン=エフラム・バウゼはアンコールに現代風の曲、と思ったらドビュッシーとのこと。後半はお目当てマーラー、マリンはテンポをかなりいじるスタイル、しかも通常と違う所でスローダウンしたり、急にアッチェレして尋常じゃない速さになったりと、オケは大変。各パートのバランスや弱音部の表現なども時に個性的。第3楽章、弦バスソロが過去聴いたことの無い程抑揚たっぷりで驚いていると(マーラーの意図は措いといて)、その後もそのフレール・ジャックの旋律は皆同じ抑揚を付けていたので、マリンの指示と思われます。オケでは新日自慢のHr軍団8本、豪華な鳴りで最高でした。ただ補助のTb(Tpは未確認)と併せ、ラストの起立はせず。

 終演後、すぐNHKホールに移動してプレヴィン&N響の家庭Symへ、この公演の感想はまた次の記事で。

2009年10月14日水曜日

皮肉とゴースト - ヘレン・マクロイ「幽霊の2/3」

 珍しく布団で寝たのに朝起きると鼻づまり、また風邪?と思いましたが昼頃には忘れてました。小さな地震と同じで、軽い風邪ならどんどんひいた方が却って安心かも。

 曇りがちながらそこそこ晴れ間も、朝の冷え込みは無く日中は20度強とほぼ平年並み、狂い咲きのツツジ(2007/10/5)も3年目となると堂々と咲いてます。ただ夜になって雷とともに雨が降ってきました。

 8月のドイツ出張の旅費が先日口座に振り込まれており、一時的に小金持ち状態、気が大きくなって本屋さんへGO! チェックしていた創元の文庫を2冊(いつもは古本屋に並ぶまで待つのに)定価購入、レジに行くと「二千ウン円です」「えっ!」 どちらも特に厚い本って訳じゃないのに…。 

 レジの打ち間違い? それとも先日京極本を置き引きされた(2009/9/22)トラウマで、無意識のうちに京極作品を2冊手に取って置いてしまったのか? 

 しかーし、冷静に見直しても間違いなく創元の海外作品、定価がどちらも1000円前後と尋常じゃありません。昔の創元の文庫は大体1冊160円、厚めなら(「火星のチェス人間」とか)180円だったのに…(ってどんだけ昔?)、どうしちゃったんでしょう、創元社。

 で本日はそのうちの1冊、この連休に読みました。復刊が待たれていたマクロイ作品の改訳新版、ウィリング博士ものですが、「暗い鏡の中に」で恋人だったギゼラと結婚しちゃってます。

幽霊の2/3 ヘレン・マクロイ
 新進人気作家を囲むホームパーティーで起きた毒殺事件に偶然居合わせたウィリング博士が挑みます。"読者への挑戦"代わりに手掛かり一覧が提示されるため、真相の予想は付きやすくなってます。事件そのものが地味な上、フーダニットとしては物足りない反面、殺人以外に潜む謎の設定や、文壇や出版界への皮肉たっぷりの内容など、別の面白さを満喫、特に最後にその意味が判明する奇妙なタイトルが秀逸です。

 本作で子供が「レギンスは嫌」と駄々をこねるシーンが出てきて、先日後輩に「スパッツ」を「レギンス」と訂正されたことを思い出しました。何が違うのか皆目判らないので調べてみたところ、本来英米での「スパッツ」は違う履き物を指し、日本での呼称「スパッツ」は誤用、正しいのが「レギンス」だということを知りました。原語に忠実な用法になったってことでしょうか。まあ、日本語としては、お洒落を主眼としたスパッツをレギンスと呼んでる雰囲気ではありますけれど。

2009年10月10日土曜日

のっぽのハーピスト - 松本花奈さんのハープ

 ……、今季……2度目の……シーズン……終了……、む、無念。(←阪神のことです。)

 無念と云えば、12日午後のラザレフ&日フィル(「くるみ割り」とプロコ「シンデレラ」)のチケットプレゼントの選に漏れてがっくり、過去4勝1敗、つまり当選確率80%の企画だったので、もう予定空けちゃってます…。

 ほぼ曇りで時に晴れたり降ったり、気温は最高でも20度前後とやや低め、早起きして昼過ぎまでは東京で練習、途中雨で15分くらい中断しました。

 午後は渋谷タワレコのインストアイベントへ、聴いたのは松本花奈さんのハープ、大きなグランドハープの前でも見劣りしないすらっとした長身の方で、今夏発売のデビューアルバムからドビュッシー「アラベスク」など4曲披露してくれました。

 意気消沈してるので、この辺で。

2009年10月4日日曜日

仲秋に豪快ショスタコーヴィチ7番 - 新田ユリ&オーケストラ エレティール

 昨夜宴会から戻って留守録で観たシャラポワvs.ヤンコビッチ、折角の(元)トップ同士の対戦なのに途中棄権は残念。阪神はまたも直接対決に完敗、再び他力本願状態です(涙)。

 秋雨の晴れ間、惜しくも夏日には届かないながら25度弱、夜浅い頃は昨夜に続き満月が、ただその後雲に隠れたので下り坂か。午前テニス、午後コンサートと典型的休日、ただ左膝はまだ痛いので練習は軽め。

 午後行ったのはよく聴くアマオケ、40回と節目の演奏会のせいか、大曲がメインです。

10月4日(日) すみだトリフォニー
 新田ユリ指揮オーケストラ エレティール 芥川也寸志 交響管絃楽のための音楽、ハチャトゥリャン Vn協奏曲、ショスタコーヴィチ Sym7番
 最初は2楽章形式の10分ほどの大管弦楽曲、第2楽章のTbがカッコよかったです。次のハチャトゥリャン、オケがソリストに気兼ねせず挑んでいたのが印象的、(一旦意識を失った時だったので定かではありませんが)ソリスト宮川正雪氏は記憶が飛んだのか第1楽章のカデンツァを何度かやり直していましたが、それにもめげず完奏し、盛大な拍手に応えてバッハっぽいアンコール。そして後半お目当てのショスタコ7番、シベリウス指揮者の印象が強い新田氏の解釈は弱音をかなり抑えたり(ヴァンスカの影響?)気付かなかったパートを強調したりと全体的にスマートな割には個性的な響き、最弱音とバンダの加わる最強奏との振幅が大きかった第3楽章が印象的。オルガン両脇に陣取ったバンダ(Hr4,Tp3,Tb3)と併せ、ブラスが大迫力で大満足の大団円、アンコールはありませんが、この時点で既に開演からきっかり3時間経過してました。

 このオケを全く同じ指揮者とソリストとの顔合わせで聴いた一昨年の演奏会の感想で、全く同じことを書いていて、我ながら語彙の少なさに笑ってしまいました。 

2009年9月28日月曜日

Just wispy - ジェレミー

 伊達、13年振りツアー優勝!しかし今や小さな大会なら優勝しても驚かなくなっています。

 まずまず晴れてギリギリ夏日、ただ午後からは雲が出てきて下り坂の様相です。昨日の合宿の影響で朝目が覚めると全身が筋肉痛、そこにこの半年悩んでいる左膝の痛み(これは昨日の午後から)も加わってすぐに起き上がれなかった程、夜になった今でも少し動くことすらシンドイです。

 日記を始めた数年前は「テニスプレーヤーがテニスで筋肉痛になるのは有り得ない」と書いていたのに今やこの体たらく、辞め時が近いようです。

 大好きな青春映画は、と問われれば、すぐに出てくるのは「おもいでの夏」<'71>と「ジェレミー」<'73>です。知人から「ヒロインの魅力を含めお奨めの青春映画を」と訊かれて後者を挙げましたが、高校の頃に1度、大学院生の頃に1度観たきり、しかも2度目の時は一緒に観た(かなり年下の)娘に「こんなのが好きなの?」と鼻で笑われた苦い経験あり(笑)。

 人に薦めておいて自分が急に観たくなり、ただ「おもいでの夏」はそこそこメジャーなため録って保有してますがよりマイナーな「ジェレミー」は手元に無し、そこで無線LAN使い放題のホテルに逗留したベルリン滞在中にネットでGET、日本語字幕はありませんが、英語字幕は付いていたので勝手知ったる映画なら問題無さそうです。

ジェレミー <'73 米>
 典型的なボーイ・ミーツ・ガール、改めて観ると自主映画っぽい作り、実際かなりの部分が16mmによる撮影とのこと。これがデビュー作となるG.オコーナー、初めてジェレミーの音楽に触れるシーンの表情が特に素晴らしいです。主役のR.ベンソンとG.オコーナーがそれぞれ歌う主題曲と挿入曲はどちらも素敵なので自分で歌えるようにしたかったのに、歌の時だけ字幕が出なくてガッカリでした。最初に観た時は「特に何もしなくても2人で過ごす時間が幸せ」というセリフが心に残りましたが、今回は"I'm just wispy."なるセリフが印象的、"wispy"とは「静かにしみじみと感じる幸せ」みたいな意とのこと。
<< 以下ややネタバレなので未見の方は飛ばして下さい!! >>
 後半2人が結ばれるシーンに関し、評論家諸氏で「あれでブチ壊し」という意見と「あのシーンが素敵」(たぶん小森のおばちゃま)という意見の2つに分かれたと映画雑誌にあり(昔は「スクリーン」「ロードショー」「キネ旬」等立ち読みしてましたっけ)、自分が高校生頃は前者の意見だったのに、長じて後は後者、小森のおばちゃまを断然支持するようになりました。

 IMDbで他の人の感想を覗いてみると、支持派の中に「これと同じくらい心に残る青春映画は「キャリー」のプロムでのダンスシーンだけ」との意見がありました。自分もキャリーを青春映画(一般にはホラー映画)と思っており、ダンスシーンではいつも泣くので、まさに我が意を得たり!でした。

2009年9月23日水曜日

ミスターS&読響の豊饒ブルックナー9番

おえぇ、お得意さまに連敗、落胆の余り1時半過ぎに意識喪失、「LOST」を逃してまたガッカリ。

 連休最終日、秋分の日はぼちぼちのお天気の夏日、職場の入口に毎年咲く白い彼岸花も丁度満開です。朝ゆっくりして午後にコンサート、夕方はなごなご系のテニスと続いた一日。

 昨日発見した自転車に乗った少年盗賊団、もしかしたら単にエコ意識がえらく高い若者達で、レジ袋を見ると撲滅したくなり、懲らしめの意味で回収してただけなのかも、な訳無いか。

 午後聴いたのはミスターSのブルックナー、読響とのコンビでは7番4番5番に続き4度目、今回は実演では余り聴いたことのない9番です。

9月23日(水・祝) 芸術劇場
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮読売日響 ベートーヴェン PC4番、ブルックナー Sym9番
前半のソロはアンドレ・ワッツ、自分の記憶では(かなり昔ですが)新進気鋭の若手だったのに今や貫禄のたたずまい。後半お目当てのブルックナー、生の9番経験僅少ゆえ他との比較は出来ませんが、透明感のある枯れた響きを予想していたら大間違い、ミスターSは各動機をたっぷりと主張させ、過剰なまでに豊饒な響きを現出、ことに8本のHrが豊麗(うち4本がワーグナーチューバに持ち替えた第3楽章はややパワーダウン)、Tp、Tbも併せ柔らかくかつ豪壮に鳴り響き、弦もかなりの厚みです。テンポは標準的かやや速め?ただ時々ビックリするくらい速いテンポになる部分も。マーラーかよ!と突っ込みたくなる程Hrのゲシュトップ音を強調していたのと、第3楽章終結部の少し前での頂点部の咆哮がすごーく長かったのが印象的。

 明日はサントリーなので更に鳴り響くんじゃないでしょうか。そのスタイルの是非はともかく、(個人的にはブルックナーに思い入れは無いため)オケの分厚い響きを単純に楽しみました。来春の8番も聴いてみたくなってきました。

 コンサートからダッシュで向かった夕方のテニス、文京区営のコートなのに、何故か隣の面で往年の名プレーヤー、(左利きの)渋谷選手がプレーしており、少し緊張してしまいました。

2009年9月21日月曜日

西本&ロイヤルフィルの豪快マーラー5番

 ローテの谷間で相手がルイス、それで先行されて勝てるなんて望外の喜び、何とか3タテは免れました。

 曇りがちで気温も25度に届かず、早起きして昼過ぎまでは東京で練習、都内ではもう枯れている彼岸花も。夜はコンサート、開演前の夕刻サントリーホール前広場のオープン席にいると寒さすら感じてくしゃみ連発でした。

 聴いたのは西本女史&ロイヤルフィル、同オケを聴くのは初めて(か2度目、20年程前アシュケナージでハーリ・ヤーノシュを聴いたかも)で、ロイヤルフィルでマーラーが聴けるなら、と入手作戦開始、無事最安席(7千円とやや高めの設定)を直前GET、しかもRDブロックです!

 RAじゃなくてRDに最安席があるのも驚きですが、ヤフオクでは音のバランスの悪いPブロックよりかなり安く入手出来たのも驚き、やはり客層が少し違うかも、ならば先日と同様の傾向があるかと、Pブロック前3列を双眼鏡でチェック、約60人中、男性客はたったの10人でした(笑)。

9月21日(月・祝) サントリーホール
 西本智実指揮ロイヤル・フィル ワーグナー トリスタンとイゾルデより前奏曲と愛の死、マーラー Sym5番
 トリスタンは開始から緊張感たっぷり、弦はそこそこ程度のボリュームながらいい響き、6本のHrがよく鳴って頂点での迫力(特に愛の死)はかなりのもの。Tp5本、Hr7本と更に増えたマーラー、相変わらずHrは豪快に吹きまくっており、その迫力は過去同曲最高かも。TpソロとHrソロはさすがブラスの国、また弦ではチェロがよく鳴ってました。西本は中庸のテンポでマーラーっぽいアクは無く、旋律を歌わせる傾向(特に緩徐部)でテンポの揺れもその延長上、そして強奏部では思いっきりよく吹かせ、叩かせます。よって最初の2楽章でエンジン全開状態、一方第3楽章中盤、ピッツィカートで始まる部分でのひなびた表情(各ソロの妙技)と第4楽章回帰部のしみじみとした歌いっぷりも印象的。やや勢い任せの感もあり複雑な部分では乱れたりもしましたが、これだけ豪快なサウンドを聴ければ満足。また終楽章の途中で棒を飛ばすハプニング、ただそのせいで手の表情がより細かくなって良かったかも。勿論ラストは大噴火です。

 先日の東響との2番に比べると、遥かにやりたいことが出来たんじゃないでしょうか。一流のオケに思いっきり吹かせれば、やっぱ凄い音響になるものだと改めて感服。

2009年9月20日日曜日

涙のケ・セラ・セラ - 山田英津子さんのソプラノ

 あーあ、直接対決第2ラウンドも負け、谷間が続くだけに苦しい…。

 昨夜VPOから帰ると、何故かCS-PCMのラトル&BPOのザルツブルク・イースター音楽祭公演の留守録がスタートしてません(涙)、原因は謎、どうやらラトル&BPOとは縁が無い(2009/8/27)様で…。

 その後はプエルタの個人TTテキストライブに燃え、次に「ER」の「おいおい」ってところでの第12シーズン終了に(いつもながら)呆れ、更にインディ・ジャパンを観ていて沈没、目が覚めたら軽く風邪をひいてました。

 台風の影響か少し風はありましたが爽やかな晴れ、寒かった昨日より気温も上がって夏日が戻りました。まずは0.5kg減量に成功、勘違いで練習場所が無く、出張中に留守録してあったビデオを消化したり、留守録しきれなかったドラマをVeoh補完したりと、まったり過ごした一日。

 Veoh視聴した「ブザー・ビート」、北川景子の担当する2ndVn(たぶん)のパートを浮き立たせて本番のドヴォルザーク「弦セレナード」を聴かせる演出にはぐっときました。

 後は昨日あったことから、まず朝、地元に帰るつくばエクスプレスに乗る際に買った伊藤園のカフェオレ、以前の乳固形分4.8%(牛乳分40%程度に相当)の乳飲料&無香料から牛乳分20%のコーヒー飲料&香料入りへと激しくランクダウン、ショックです…。

 あと昨日午後に行った渋谷タワレコのインストアライブ、聴いたのは山田英津子さんのソプラノ、ヘンデルからA.L.ウェッバーまで、最近発売のCDから数曲を披露、遥か高みへと抜けるような美しい高音でした。また最後の「ケ・セラ・セラ」は思い入れのある曲らしく、歌詞の内容をご説明なさっている時、目が少し潤んでおられたようで、涙腺の弱いこちらもついもらい泣きでウルウル。

 後で調べるとこの山田英津子さん、あのヤマカズのお嬢さん!とのこと、それにしては若い、あ、いや、遺伝子って素晴らしいですねー。

 明日は西本&ロイヤルフィルのマーラーです!

2009年9月19日土曜日

メータ&VPOの英雄の生涯

 むむむむ、直接対決第1ラウンドを能見で落としたのはちょっと痛いかも。

 朝新宿に到着、高速バスを降りると爽やかに晴れてますが寒さすら感じます。地元に戻るとツクツクボウシばかり元気よく鳴いてます。一風呂浴びて体重計に載ると、懸念通りこの出張で2kg増!連休中は要厳戒態勢です。

 メールの整理をして再び東京へ、一日分の食料として購入したパンと牛乳(計200円弱)を入れた袋を自転車のハンドルに掛けておいたら、数分停車してる間に盗まれてしまいました(涙)。茨城も意外と物騒です。ま、自転車が残っていただけでラッキーとしましょう、例によって鍵は掛けてなかったので。

 東京ではまず渋谷でインストアイベント、ただ本日は盛り沢山なので明日に回します。

 夕方は滅多に聴けないウィーン・フィル、しかもテニス仲間の奢り! 敢えて詳らかにはしませんが、自分がコンサートに出す限度額の3倍はするチケット、持つべきものは太っ腹な友人です。

 最安席以外で、つまり正面側の席でVPOを聴くのは初めての経験なのでわくわくです。

9月19日(土) ミューザ川崎
 ズービン・メータ指揮ウィーン・フィル R.シュトラウス ドン・キホーテ、英雄の生涯
オケは対向配置で弦バスが左端、ただ金管はいつも通り左からTb、Tpと並ぶ独特の配置でHrは右奥、またコンマス(コンミス)が女性でビックリ!昔はオケ全員が男性だったのに。前半はドン・キホーテ、Vcソロは自前のタマシュ・ヴァルガ、Vlaソロは前に出ないの?と思ってたら、確かに出番は思ったより少なめ、実演は初めてなのでよく判りませんが、弦セクションの切れ味と美しい響きはさすが。
 後半の英雄の生涯でコンマスは男性に交替、冒頭などかなり速めで全体的にもやや速め、メータは滑らかな棒で細かい指示は少なくかなりオケ任せ、そのせいか弦の潤いある響きを活かした音の入りや切り方が独特で効果的、Vnソロはやや個性的、ブラスでは9本揃えたHrが豪快な鳴りでソロも見事、TpとTbはやや大人しめながら要所のTpハイトーンはバッチリ、全体としてバランスの取れた演奏、芝居っ気はバイエルン国立管との同曲(2005/9/20)より少ないながら、VPOらしいサウンドが聴けて満足。アンコールはJ.シュトラウスのワルツを1曲、オケはもう1曲ポルカでもやりかねない勢いでしたが今日はここまで。

 開演前のひと時、ミューザの地下にあるマックの無線LANサービスを使い、出張の間フォローしていなかったプエルタの数ステージをテキストライブで一気に補完、エヴァンスがまたパンクし、落車の影響かヘーシンクが後退、そして今夜はこれからクライマックス、個人TTです!

2009年9月13日日曜日

キラキラデュオ - Double Female Orchestra

 昨夜のプエルタ、パンクが可哀想だったエヴァンス、例によって最終的には総合2位か3位だろう、と思ってましたが、それも難しいかも。

 いい感じに晴れて気温も30度弱まで上昇、今朝構内でもう狂い咲きのツツジ(2007/10/5)を発見、ますます咲く時期が早くなってます。またセミの声は激減、殆どツクツクボウシだけの感じです(涙)。

 朝から昼過ぎまではしっかり練習、足腰が弱っているのか練習試合で思いっきりコケて、手の甲と膝を擦りむきました。早速キズパワーパッド(湿潤療法、2009/7/24)貼ってます。

 午後は渋谷タワレコでインストアイベント、聴いたのはDouble Female Orchestra(略してDFO)、キーボード(寺田志保)とVn(楢村海香)の女性デュオです。

 お二人はキラキラしたラメ(スパンコール?)で覆われたノースリーブ&ミニスカ、というポップないでたち、披露してくれた5つの曲もクラシックと言うよりポップス系、ただオリジナル曲でもラフマニノフのPCやパッヘルベルのカノンなど有名曲の主題が素材として使われていました。

 また使用していた電子Vn?は共鳴箱が無く、ほぼ弦とフラットしかない代物、「これがエレキヴァイオリンかぁ」と思っていたら、サイレントVnなる名前があるとのこと。トークや手拍子もあって楽しい30分でした。

 これからモンツァ、ほぼ同じ時間にプエルタ中盤のクライマックスです!

2009年9月8日火曜日

古典再訪その4: クイーンのダイイングメッセージ - エラリー・クイーン「シャム双子の謎」

 朝玄関を出るとキンモクセイの香りがしました。(例年書いてますが)子供の頃は好きだったこの香り、今は「夏は終わったぞ!」と声高に主張しているみたいで苦手です。

 台風の影響か晴れたり霧雨が降ったりとやや不安定な天気、でもたまに射す陽光にはまだ夏の力強さが残っています。また今夕も虫の大合唱が凄いです。

 ふた月ほど前のこと、読みたかった北村薫「ニッポン硬貨の謎」を100円の棚で発見、すぐ読もうと思ったら、何と前半はクイーン「シャム双子の謎」の詳細なアナリーゼになっているとのこと、しかし内容を余り覚えていない…。

 この「シャム双生児」、子供用にリライトされたものと、創元推理文庫版は(ずっと前に)読んでますが、比較的新しい訳の早川文庫版は未読、って訳でそれを古本屋でGETして復習しよう、と思い立って探すことひと月、なかなか見つかりません(涙)。

 それで仕方無く手持ちの創元版でガマンすることにし、お盆に帰省した際、紙魚の跋扈する本棚から発掘して先週末再読を完了しました。

シャム双子の謎 エラリー・クイーン
 山火事に取り囲まれた山荘に迷い込んだクイーン親子の前に起こる殺人とトランプによるダイイングメッセージ、犯人特定の論理はややスマートさに欠けますが、シンプルながら巧いプロットとトランプに関するちょっとした考察はさすが、そして何より山火事そのものが最大の主役で、その点が他の国名シリーズと一線を画すサスペンスフルな魅力となっています。

 因みに国名シリーズの邦題に関し創元は「○○の謎」、早川は「○○の秘密」で統一しており、本作の創元版は「シャム双子の謎」でハヤカワ版は「シャム双生児の秘密」、個人的には「シャム双生児の謎」というタイトルが一番しっくり来るのですが。

2009年9月5日土曜日

チェリストにして料理家 - 大前知誇さんのチェロ

 昨日気になったニュース: 「破天荒」は豪快で大胆? 40代以下、7割超が誤解
「誰も成し得なかったことをするという意味の故事成語「破天荒」を、40代以下の人の7割超が「豪快で大胆な様子」だと誤解している」とのこと。え、俺40代なのに、間違えてるし…。他に記事にあった言葉では、「采配を振るう(誤)」も間違えてました。正しくは「采配を振る」だそうです。

 今日は1週間振りによく晴れて夏っぽい陽気、気温は惜しくも30度に届かず、例年夏の終わりに出てくる謎の蕁麻疹(発疹、かぶれ)がもう右腕に、夏が終わるようで淋しい…。

 朝から昼まではみっちり練習、お盆の帰省や出張があったのでほぼ1月振りか、右腕がつりそうになりました、情けない…。

 お昼過ぎ、練習を早めに上がって昼飯代わりのグロ氷(2005/7/31)へ、今年は冷夏のせいでまだ2度目(たぶん)、その後は渋谷のタワレコでインストアイベントです。

 聴いたのは大前知誇(ちか)さんのチェロ、ヨーロッパでのチェロ修行の傍らフランスで料理の研鑽を(資格も)積んでおり、音楽と料理をミックスしたイベントを展開中だとか、最近発売のCDからバッハを4曲、ストレートな表現で聴かせてくれました。

 目の前でチェロを聴いたら「ジェレミー」が観たくなってきました。実はドイツのホテルでダウンロード済み。

 地元に帰り着いた夕方、西の空にはほぼ円くなったお月さんが上がってきました。最近は6時を過ぎるともう暗くなってくるのが悲しいです。

2009年9月4日金曜日

古典再訪その3: クイーンのミッシングリンク - エラリー・クイーン「九尾の猫」

 11安打で2点(涙)、でも、まあ、欲張らず2勝1敗ペースでいいでしょう。

 連日の曇り&25度割れ、そして西日本との気温差10度も同じ、今夕も虫の声は凄いです。近くの遊歩道にはどんぐりの実が一杯落ちており、既に秋っぽさを感じます(涙)。

 本日は同年に刊行された古典再読シリーズのラスト、クイーン後期(中後期?)の傑作にしてミッシングリンク物の金字塔、「九尾の猫」です。

 初読の際、他のクイーン作品と違ってどうにも犯人を論理で推定するための手がかりが見当たらず、動機で推定した記憶があります。その辺りに注意して再読、ちょうどドイツ出張の頃に読みました。

九尾の猫 エラリー・クイーン
 ニューヨークを恐怖に陥れる無差別(と思える)連続殺人に、一度探偵を辞めたエラリーが挑みます。全編重苦しいと思っていた記憶よりも軽めのタッチ(勿論初期作とは比ぶるべくもありませんけど)でした。
<< 以下微妙にネタバレかも、未読の方はご注意下さい!>>
 ただ再読しても論理的に犯人を指摘するロジックは発見出来ず、もしそうだとしたら、本作はクイーンが書いたからこそ高く評価されているのであって、同内容でサスペンス系作家が書いたとしたら、所謂「後期クイーン問題」で悩む姿のインパクトも無いので、名作とはされなかったのでは、という気がしてきました。

 「後期クイーン問題」と云えば、初読時に理解不能だったセリグマン教授の最後の言葉、再読してもやはり判らず、俺って、やっぱアホ?

 かなり昔にこれの映画化作品(邦題は「青とピンクの紐」<'71>)を観ましたが、余りいただけなかったと記憶しています。寧ろクイーンの映画化で気になるのは「十日間の不思議」、O.ウェルズやA.パーキンスが出ているらしく、いつかは観てみたいものです。

 ともあれ、(ネタバレがあるので)その「十日間の不思議」を読んだ後に読んで欲しい作品です。

2009年9月3日木曜日

古典再訪その2: マクロイのスーパーナチュラル - ヘレン・マクロイ「暗い鏡の中に」

 3ゲーム差、はっきり背中が見えてきました

 西日本では真夏日だというのに、こちらは今日も曇りがちで夏日に届かず朝晩は10度台、夕方外に出た時、虫の声は半端じゃありませんでした。

 朝のTVで「虫はワニと同様変温動物、そのため気温が高い方がよく動けて鳴き声も激しくなる」と言ってましたが、この涼しさであの鳴き声はどうも解せません。

 本日は1949年刊の古典再読の第2弾、オカルト系ミステリーの金字塔「暗い鏡の中に」、これは大のお気に入りで、海外作品でベストミステリーを10作挙げよ、と言われればたぶん入りそうな位。

 ただこの作品、文庫裏のあらすじが既にネタバレ、とも言われてますので、いきおい感想もすぐそうなりますのでご注意を。

暗い鏡の中に ヘレン・マクロイ
 謎の理由で解雇された女性教師を助けるべく出馬したウィリング博士の前に起こる、超常現象としか思えない殺人、オカルト系本格の名作です。
<< 以下バリバリのネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 ドッペルゲンガーをテーマにした内容の不気味さと、シンプルながら鮮やかな手がかりは見事、本作をを読んで以来、「レモン・ヴァービーナ」という単語が(それがどんな香りか知らないまま)頭にこびり付いて離れなくなっています。

 ただ再読してみると伏線によっては余り公明正大とは言えない部分もあり、昨日の「ジェゼベルの死」とは反対に、再読で少し評価が減じました。

 ともあれ、三津田信三「厭魅の如き憑くもの」を読む前に是非読んでおいて欲しい作品です。

2009年9月2日水曜日

古典再訪その1: ブランドのアクロバット - クリスティアナ・ブランド「ジェゼベルの死」

 4ゲーム差、僅かながら背中が見えてきました。

 晴れは2日と続かず、気温も25度に届かない低温に逆戻り、セミの声もすっかりトーンダウンです。寒さすら感じる宵の口、一時的に雲が晴れて覗いた夜空では月と木星がランデブーしてました。

 知人に貸すため帰省時実家で手に取った数冊の古典、ブランド「ジェゼベルの死」、クイーン「フォックス家の殺人」「九尾の猫」、マクロイ「暗い鏡の中に」、ふと見返しの出版年を見ると、4冊の内3冊まで(ジェゼベルの死、九尾の猫、暗い鏡の中に)が何と同じ出版年(1949年)です!

 何となくこの暗合に運命を感じて1冊読み始め、同年出版の3冊をつい全て再読してしまいました。今日はその中から。

ジェゼベルの死 クリスティアナ・ブランド
 衆人環視の舞台上で起きる不可能殺人にコックリル警部が挑みます。初読の時は分からなかったのですが、2人のシリーズキャラクター、コックリル警部とチャ-ルズワース警部の初競演という面白味も。メイントリックを覚えていての再読でも、やはり本格の極北に位置する名作と感じます。
<以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!!>
ブランド作品に多い目くるめく多重解決の構成は、真相はどれでもいいじゃん、と思ってしまう弊を孕んでいますが、その中では本作が1番すっきり感がある気がします、首切りの必然性、という点で。

 これまた初読時にはその有難さに気付いてなかったのですが、巻末解説(早川ミステリ文庫版)は山口雅也です!

2009年8月29日土曜日

残暑のイワーノフ&チャイコフスキー - 金子建志&千葉フィル

 ベルリン出張から帰国、成田も晴れ、降ってくるセミの声や32、3度の熱気は自分には嬉しい出迎えです。自宅まで帰る電車賃すら無く、キャッシュカード類も持参してないキワドイ状況ながら、念のため財布に入れてあった青春18切符を活用して何とか帰宅。

 ただ、それでやや遠回りしたせいで、午後行く予定だったアジア・ユースに間に合わないことが判明、何となく悔しいので、成田からの帰りに使った青春18切符を活用し津田沼まで遠征、アマオケを聴くことに、夕方になっても30度を超す素敵な残暑でした。

8月29日(土) 習志野文化ホール
 金子建志&千葉フィルハーモニー管弦楽団 ショスタコーヴィチ ロシアとキルギスの主題による序曲、イッポリトフ=イワーノフ コーカサスの風景、チャイコフスキー Sym4番
 最初は初めて聴くショスタコの曲、意外と大人しめでした。次のイッポリトフ=イワーノフ(同姓同名の音楽家がいて母方姓を付けたとのこと)は終曲がなかなかのケレン味。後半チャイコは冒頭Hrのファンファーレがバッチリ、その後もHrはよく鳴ってました。第1楽章のかなり遅いテンポが印象的。アンコールは真央ちゃんで有名になったハチャトゥリャン「仮面舞踏会」ワルツ、チャイコでもそうでしたがラスト1音の終わりに弦を1瞬残すサウンドが鮮やかでした。

 金子氏は春から15kg!も減量して臨んだとのこと、またいつも通りパンフでは氏のマニアックな解説が楽しめます。

 今夜はF1でも1番好きなコース、スパです!

灰色のカラス

 学会4日目、は自分の分野が無くパスして5時半起きして空港へ、到着時のJCBカードトラブル(2009/8/25)によりお金が殆ど無いため、またZoo駅まで歩いてバス(2.1ユーロ)を使うしか手段が無く、それだとホテルを6時過ぎに出る必要があり、6:15からの朝食は断念(涙)。

 極貧のこの4日間、朝食はホテル付、昼食は会議付、「お金が無いから」と夕食の誘いは全部断り、使ったお金はその往復のバス代の他、安全カミソリ(120円)、夕食用の牛乳1リットルパック(70円弱、安い!)×2、シリアル(ミューズリー350g特用袋、170円)、そしてグレープ100%ジュース1リットル(100円弱)のみ。

 早朝の街は人が少なくその代わり沢山のハトやスズメ、と突然巨大ハト発見! でもよく見るとそれはカラス、見間違えたのは胴体を中心に身体の半分が灰色だったから。羽根や尾っぽは黒いので「誰かにイタズラされたのかな?」と思いましたが、その後よく見回してみると、ベルリンのカラスは皆胴体が灰色です!

 こんな種類なのか、はたまたハトとの禁断の交配種なのか…。

 テーゲル空港のチェックインマシンはサクサク作動して快適、ただ土産物屋でもJCBカードは「それホントにクレジットカード?」とバカにされ、「お土産ゼロだと職場で大顰蹙だろうなー」と泣きそうです。

 経由地ウィーンもベルリンと同様快晴(と言うか日本はより雨の多い土地は無いと勝手に思っているため、海外で雨が降ることを想定してません)、しかも空港の売店でJCBカードが使えます!お土産が買えて一安心。

 帰りは2度のフライトとも離陸時はうっかり寝てしまい恐怖感は少なめ、また成田行きの便では大学の同級生一家がすぐ隣でした。

 成田も晴れ、降ってくるセミの声や32、3度の熱気は自分には嬉しい出迎えです。自宅まで帰る電車賃すら無く、キャッシュカード類も持参してないキワドイ状況ながら、念のため財布に入れてあった青春18切符を活用して何とか帰りました。

 ただ、それでやや遠回りしたせいで、午後行く予定だったアジア・ユースに間に合わないことが判明、何となく悔しいので、18切符を更に活用してアマオケを聴きに行くことに、長くなったので、この続きは次の記事で。

2009年8月28日金曜日

ナポリタンとパラボラ

 学会3日目、今日もよく晴れてまた30度近くまで上昇、ベルリンにしては高い気温です。本日がやっと出番、昨夜は準備も途中に早々と寝てしまいましたがモーニングコールで5時半に起床、ところでこのホテルのモーニングコール(wake-up call)、音声案内がドイツ語なのでセットの仕方がさっぱり分からず、結局係の人に頼んで直接電話して貰ってます。

 早めに会場入りして準備の続きをしようと部屋を出た時、会議で支給されたショルダーケースの肩紐がいきなりブチッと外れて落下(造りがチャチかったからなあ…)、中に入れてたノートパソコン(発表に使用)からゴツンと鈍い音、これでPCが死んでたら半泣きでしたが無事立ち上がりました。ただ筐体が一部破損して、蓋も閉まらなくなりました(涙)。

 会場で内職していると全く面識の無いイタリア人(イタリア系米国人?)から声を掛けられ、「俺は午後帰っちゃうから、午後に司会を代わりにやってくれ」とかなり勝手な依頼、気が弱いもんでついふたつ返事(涙)、気が弱そうな奴を探していたのか…、因みにそいつ、名前がナポリタン(笑)、正確にはナポリターノですけど。

 準備がテキトーだった割には発表を無事こなし、昼飯後はまた散歩、の積りでしたが押し付けられた司会が間も無くだったのでしぶしぶお務めへ、担当講演が6件もあり、しかも最後の2件はちんぷんかんぷん、もう半泣き。

 夕方まだ明るいので散歩、特に名所は回りませんでしたが、印象的だったのは南側にベランダのあるアパートでは住人が軒並みパラボラアンテナを建てており、それがどれも巨大なもの(1mクラスかそれ以上)だったこと、日本だと4-50cmクラスが殆どなのに。

 あと、途中ヒロシマ通りってのを歩きました。これも壊れた教会を保存しているのと同じ思想でしょう、原爆ドームもそうですね。

 因みに、フィルハーモニーの前の通りはヘルベルト・フォン・カラヤン通りでした。

 あとは明日また早起きして帰るだけ、現在は観逃した今週分のドラマをVeohで落穂拾い中、無線LAN使い放題のホテルを選んだので。

2009年8月27日木曜日

金色のフィルハーモニー

 学会2日目、朝は曇り、昼からはしっかり晴れて気温は25度+αくらいか。

学会会場から歩いて数分の所にフィルハーモニーが、そこから10分の所に(先日のマラソンでよく通った)ブランデンブルク門があり、今日の昼休みの散歩はそっち方面、街の所々にバンクーバーにいたのと同じ等身大の熊の像がいて驚き、グローバルなものだったの?

ブランデンブルク門の周りは先日の名残か、はたまた別のイベントか仮設物の工事中、また遠くからでもよく目立つフィルハーモニーの金色の建物も裏の方はまだ工事中でした。

この時期はサルツブルグなど夏の音楽祭に出払っていてコンサートは無いだろうと思ってたんですが、念のため調べてみると、何と金曜(28日)にラトル&BPOのオープニングコンサートがありメインは幻想、しかもまだチケットも入手可、勿論来日公演の半額以下です。

しかーし! 自分の講演が終わったらさっさと帰る予定でその時間帯は飛行機の中、実際国際会議は28日夜までなので、ちゃんと最後まで出ることにしていれば聴けたのに…。

東北大の同業者はそのラトル&BPOに加え、29日の国立歌劇場(バレンボイムの振るトリスタン!)も行くとのこと、旅慣れている人は準備万端ですね。

2009年8月26日水曜日

ベルリンの信号

 学会初日、今日もベルリンは快晴、気温は上がって30度に達したかも。こっちのコンセントは韓国と同じ形状らしく、数年前にチェジュ島で100円程度で現地入手した変換プラグがそのまま使えてラッキー。

 ただホテルの部屋にカミソリが置いてなくてがっかり、旅慣れないため機内持ち込みの可否が分からず持参しなかったのは失敗だったか。

 2日も髭を剃らないのはマズイので(とは言っても、カミソリ負けしやすいため職場にしか行かない平日は4、5日剃らなかったりもする)、お昼にまた街をぶらぶら、昨夜と違い昼ならスーパーっぽい店は開いていて、安全カミソリをGET、これも日本より安く、同じ安物(5-10本100円)で比較すれば切れ味もGOOD。

 ベルリンの街は都会にしては自転車が普及している印象、歩道には大体自転車レーンが設定されており、びゅんびゅん通ってゆきます。また移動手段として使う人以外に、公園ではフィットネスで乗っていると思われる人がジョギングする人と同じくらいいます。また自転車タクシー!も見掛けました。

 あと信号は同じ3色ですが縦並び(富山と同じ)、また青から赤になるときに黄色を経由するのは同じですが、逆に赤から青に変わる時も黄色を挟むのが面白いです。

2009年8月25日火曜日

ピスタチオ牛乳

 ウィーンから飛び立つと眼下には多くの風力発電の3枚羽根型風車が、ざっと数えても100基以上ありました。小1時間でベルリンに無事到着、飛行機に何度乗ろうとも(滅多に乗りませんが)浮き上がる時と着地する時は生きた心地がしません。

 ベルリンで飛行機から降りるとすぐに外に出られ、「入国審査は?」と思ったのですが、そう云えばウィーンでの乗り換えで1箇所ゲートを通った際パスポートにスタンプを押されましたが、あれがそうだったんでしょうか、質問無し、ノータイムでした。ヨーロッパ(初めて)はそれが普通なんでしょうか。アメリカなんて逗留先や目的をしつこく訊いてきた上、invitation letterまで要求されたことがあるのに。

 ベルリンも快晴、でもさすがに気温は低め、夏時間のせいもあって夜8時半まで明るく、Zoo駅までバスで出た後にしばし散策、すぐ目の前に壊れかけの教会が聳えていてビックリ(Gedachtniskirche、戦禍を忘れないためにそのままにしてあるのだとか)、ヴェンダース「ベルリン・天使の詩」に出てきた天使の乗る高い塔を見て、夕飯用の牛乳とシリアルを買うべくスーパー・コンビニの類を探しながらホテルの方向へ。

 ところが、(全世界にあるものと思っていた)コンビニは1軒も発見出来ず、また雑貨屋・スーパー類もたまにあっても早々と閉まってます。バーやカフェはガンガンやってるのに…。

 1時間もさまよった挙句、ようやく1軒発見、しかも牛乳もシリアルも日本のスーパーの半額です! 自販機のコーラは日本の倍するのに。頑張った自分へのご褒美に同じ店で怪しい系ドリンクを購入、いちご牛乳・バナナ牛乳の類でピスタチオ牛乳、結構いけました。

 逗留先のホテルではJCBカードが使えない(予約時はそのカードで通っている)と言われショック、他のカードは全て財布を落とした時に解約して、1番使えないこのカードしか残ってない…。

 ホテル側に持っている現金を根こそぎ奪われ、明日からの生活が不安です。

2009年8月22日土曜日

農園に舞い降りた天使 - Ha-Gan <'77>

 ちょっと気になったCM: 韓国美女が登場して「001」と言う20年近く前のKDDIのCM(音楽が印象的)、最近リバイバル放送してるなー、と思ったら、実は彼女の現在を描いた新バージョンとのこと、いやぁ、美女は何年経っても美女なんですね。

 朝起きると喉が痛く、待望の新型インフルエンザかも(既に職場に感染者はいるので)、元気な夏のうちにひいておきたいもの。

 昼からはよく晴れて素晴らしい残暑、来週の学会の準備が全く出来ておらず、練習をキャンセルして職場でシコシコ、思うような結果が出ず、現実逃避行として夕方は東京に出て後輩のお誕生会へ、ただ1次会で抜けて「オトメン」の時間には戻りました。

 本日は最近ネット入手してお盆に実家で観たレア作品、(一部では)伝説となっているメラニー・グリフィスのイスラエル映画で、以前からずっと観たいと思っていたもの。海外の掲示板サイトによる情報なので、英語の映画だと字幕が無くて観るのはキツイのですが、それ以外の言語だと英語字幕が付くため却って観ようという気が起きます。英語題名は'The Garden'。

Ha-Gan <'77 イスラエル>
 頑固で敬虔な農夫が大切にしている農園に迷い込んだ不思議系少女に出会うことから起こる珍騒動を描きます。少し「ミツバチのささやき」を思い出させる展開。セリフが無く、後半は裸で演じるメラニー・グリフィス、まさに天使でした。

 あの「ナイトムーブス」<'75>より後の作品ですが、それより若く見えます。

2009年8月20日木曜日

匠の技、ややスラップスティック系 - 泡坂妻夫「雨女」

 ちょっと気になったニュース: 仲村みう、グラビア引退を電撃発表
"神"2度目の退場ですか…、ま、取締役ですから。

 まずまず晴れて4日振りの真夏日、お盆以降の安定した好天は今が一番"梅雨明け十日"の気候に近い感じ。ここ数日は朝晩のシリアル(これはいつもですが)と昼飯の小鉢2品のみ(ご飯無し)で頑張ったせいか、帰省太り1.5kg中1kgも挽回に成功!

 夕方、田んぼの中に白鷺が1羽、実家の石川ではよく見ますが、こっちでは若干珍しいかも。それで思い出したのが石川の「空から降るオタマジャクシ」事件、白鷺の子育て期にあたり、子供に食べさせるために親鳥がためこんだ(100匹位は余裕とのこと)のを、外敵に出会った際に驚いて、若しくは身体を軽くするために吐き出したもの、ってことで解決したようです。

 今日はお盆の帰省時、石川に向かう道中読んだ本から、今年惜しくも亡くなった巨匠泡坂妻夫の短編集、以前は「ぼくたちの太陽」としてまとめられていたと記憶しています。

 収録作の半分は「EQ」掲載時に読んでいる筈ですが、そこはボケ老人、殆ど憶えていませんでした。追悼の意をこめて、年内に氏の作品をあと数冊読もうと思ってます。

雨女 泡坂妻夫
 短編が6本、前半は「女」をキーワードとした短めの3編、後半はややファース系本格で長めの3編と2部構成、「雨女」「凶手の影」のここで使うのは勿体無いと感じるトリック、「危険なステーキ」の犯人特定の論理、そして「ぼくたちの太陽」のハチャメチャぶりが印象的。

 今夜の「猿ロック」も集中です!

2009年8月2日日曜日

破壊的ショスタコーヴィチ再び - 森口&オーケストラ・ダヴァーイのショスタコーヴィチ8番

 本日も気温は低く、ギリギリ25度に届いた程度、8月にこれは寒いです。

 今日は楽しみにしていたなごなごテニス(つまり初心者の女の子中心)、曇り空の中、朝いそいそと出陣すれど東京に着いた頃に雨、そのまま中止となり、その決定が出たらすぐ雨は上がりました。

 天候を見て午後遅めから「やっぱやろう」ってことになっても、携帯を持たない自分には連絡回ってこないんだろうなー、と思いつつ、どうせ暇なので無線LANスポットに行き、「任侠ヘルパー」など観落としたドラマをVeohで補完しながらYahooのメールボックスをチェック、しかし結局連絡は無く、100円古本を数冊買い、1000円床屋に寄って明るいうちに地元に帰還。

 という訳で昨日の続きです。トリフォニーで梅田&新日のマーラー1番を聴いた後、文京シビックへ移動して聴いたのは、ロシア音楽をやるために結成された若いオケ、昨年の第2回演奏会は爆演だったので今年も楽しみ、しかもショスタコの8番です。

 ただこのオケ、ダスビとメンバー的に重なっているので、ショスタコはダスビで、それ以外のロシアものはここで、と棲み分けするのかと思いきや、3年目でもうショスタコ、しかもダスビが3年前にやった8番とは少し意外な選曲です。

8月1日(土) 文京シビックセンター
 森口真司指揮オーケストラ・ダヴァーイ プロコフィエフ チェロと管弦楽のための交響的協奏曲、ショスタコーヴィチ Sym8番
 前半のプロコは自作のチェロ協奏曲をロストロポーヴィチと共同して改作した作品とのこと、第2楽章が長かったです。拍手に応えソリスト丸山泰雄はアンコールに「ラメント」とかそんな題の激しくかつ歌声(唸り声)まで入る現代風の曲を披露。お目当て後半のショスタコ8番、ほぼ期待通りの爆裂度でしたが、3年前のダスビ程の凄みは感じませんでした、ホールの違いもあるかも(ダスビは芸劇1階真ん中、今回はシビックの2階最前列)、Tp、Tb、パーカッションなどのメンバーはかなり重なってますし。とは言え、第1楽章最強奏直後の恐怖感を感じる程の静寂や、凄絶だった第2楽章後半の未曾有の驚速テンポなど、やはり滅多に聴けない貴重なショスタコ体験でした。アンコールは無し。

 館内アナウンスがネイティブのロシア語(たぶん、日本語がたどたどしかったので)なのには笑いました。

2009年7月29日水曜日

MTTとPMFのマーラー5番

今夜はこれからMTTの振るマーラー5番、彼がレコードデビューした頃はスマートで現代的な演奏、というイメージでしたが、最近のサンフランシスコ響とのマーラーは濃いめの演奏なので楽しみ。例によって帰りが遅くなるので記事のみにて。

<続き>
 戻りました。今日は晴れたり曇ったりとはっきりしない天気、気温は30度を少し超えた程度ながら湿度が高く、(建物内禁煙ゆえ煙草を喫う度外へ出る)ヘビースモーカーの上司は「蒸し暑い」とこぼしてますが、不快指数が高ければ高い程自分には快適! 昼休みは勿論外に出て壁打ち&最後に5%の坂が待つコースをサイクリング、新しいパスポートを回収してきました。

 夜はこの夏最も期待のコンサートだったMTTのマーラー、PMFオケは世界中から選抜されたユースで構成されてます。

7月29日(水) サントリーホール
 マイケル・ティルソン・トーマス指揮PMFオーケストラ MTT シンフォニック・ブラスのためのストリート・ソング、マーラー Sym5番
 前半は自作で12本のブラスの曲、緩→急ときて緩に戻りコーダと20分弱、バーンスタインやコープランドを思わせる曲想でした。後半のオケは対向配置、Tp、Hrソロは共に女性!特にTpは堂々として朗々、初めて見るMTTの指揮は表情豊かできっちり振ってない割には乗りやすそう、テンポは標準的でメリハリくっきり、かつ粘るところは粘る感じ、特に旋律の最初でタメるパターン多し、第4楽章中間部だけかなり遅いテンポで切々と歌ったのが印象的。木管は思い切りよく、弦は皆一所懸命でまずまずの音量、ブラスの鳴りもなかなかで歯切れよい大団円、いびつさは少ないながらほぼ王道のマーラーを楽しみました。アンコールは無し。

2009年7月20日月曜日

豪快初シュールホフと端正ラフマニノフ - 十束尚宏&フィルハーモニア・エテルナ

 昨夜のヴェルビエの登り、大本命コンタドールは圧巻、またシュレク兄弟はもとよりサストレにも置いて行かれたランス、その映像(←後でYouTube視聴)はなかなか新鮮ながらやや複雑。

 続くリベルタドーレス杯決勝、ベロンがまだ元気にやっているのを見て驚き、ブラジルのチームが負けたのは悔しいけど、勝ったアルゼンチンのチームの方が魅力的なサッカーをしていたのも事実。

 すっきりと晴れたものの気温は低めで30度に届かず、昨晩もそうでしたが夜は微妙に曇っていてなかなか綺麗な夏の夜空を拝めませんが、木星だけは薄い雲などお構い無しに他を圧して輝いています。

 明日は試合なので今日は左膝の完全休養日、ゆっくり朝寝して午後はアマオケへ。アマとしてはトップレベルのこのオケ(前回はマーラー5番)、今回はシュールホフの5番という日本初演!の曲を採り上げています。

 そのエルヴィン・シュールホフは20世紀前半のチェコの作曲家で、ナチスの強制収容所で獄死したとのこと、交響曲は8つ書いているらしいです。

7月20日(月・祝) すみだトリフォニー
 十束尚宏&フィルハーモニア・エテルナ シュールホフ Sym5番、ラロ チェロ協奏曲、ラフマニノフ 交響的舞曲
 休憩はコンチェルト後かと思えばシュールホフの後、その理由は聴くと判りました。そのシュールホフは3管以上の大編成、行進曲風の第1楽章は頭からTbを中心にしてブラス吹きまくり、しかもずーっと同じ楽想のまま5分くらい突き進みます。続く緩徐楽章も盛り上がりは激しめ、Hrが見事でした。次のスケルツォ楽章もほぼ吹きまくり、そしてマーラー3番第1楽章の行進曲のパロディの如き終楽章ではまた行進曲風に盛り上がります。ただオーケストレーションが下手で音の重ね方が悪いせいか、オケを疲れさせた量ほどには演奏効果は上がらない印象、ともあれ、ややマーラーやショスタコーヴィチなどを思わせる曲想を満喫しました。
 後半はラロから、アンコールにバッハを1曲披露してくれたソリストのフリードリヒ・ドレシャルはウィーン・フィルの主席チェロ奏者、上手いオケはゲストも豪華です(笑)。最後のラフマニノフもオケが安定しており端正にしてスケールも大きい演奏、Saxソロは2ndClの持ち替え、ラストはジャーンとドラの音が綺麗に残り、アンコールは無し。

 今夜はこれからDREAMウェルター級GP、ワクワクしてます。

2009年7月16日木曜日

ファミリー・アフェア的英国本格 - D.M.ディヴァイン「ウォリス家の殺人」



 「ブザービート」第1話で「東京ラブストーリー」の挿入音楽がちょこっと使われてましたが、シャレなのかずっと使うのかどっちんなんでしょう? 月9と言えば前クール「婚カツ!」は最低視聴率と騒がれてましたが、ストーリーはともかく、手拍子を効果的に使った音楽は秀逸でした。

 気温は30度ちょっととイマイチ上がりませんでしたがそこそこの晴れ、やはり梅雨明け宣言は正しかったのか、という印象。5月中旬と同様、ここ数日謎の"かぶれ"が右薬指と左中指に出ています。共通点は旅行帰り、ってことか。

 本日はその先週末の旅行中に読んだ本から。昨年度の海外本格の中で最大級の収穫とされた作品で、「悪魔はすぐそこに」に続く創元からのディヴァイン第2弾です。

ウォリス家の殺人 D.M.ディヴァイン
 兄弟同然に育った幼馴染の家に招かれた主人公が遭遇する家庭内や近所とのいざこざがやがて事件に発展する展開、例によって人物造形に筆を割く代わり動きの少ないプロットながら、今回も終盤に少しサスペンスが用意されています。見事に騙されてしまいました。ただ、犯人同定の論理は一部納得出来ますが、偽装工作に関する部分は全く納得出来ません。
<< 以下ネタバレ主張につき未読の方は飛ばして下さい!! >>
 時計の問題はまあいいとして(余りよくありませんけれど)、ウィスキーグラスの偽装工作については、あんな単純なミスを犯しうる人間となると別の人間に絞られてしまうと思います。

2009年7月14日火曜日

ケータイ会計士初舞台 - 劇団ROUTE30 「kabutomushi」

昨夜のK1MAX中継、同じ試合を2度放送する代わりにやるべき試合(プアカーオとか)があるでしょ!と怒りながらも楽しみました。ただKIDのディレイカウントはヒドイ。

 昨日ほどではないにせよ、30度に迫るまずまずの陽気、今年初めてヒグラシのカナカナカナ(と言うより寧ろキキキキキ?)って鳴き声を聞きました。

 軽く壁打ちに出た昼休み、だんだん青空が広がってきて「このまま梅雨明けしちゃったりして」と思ったら、何と関東だけ平年より1週間近く早い梅雨明け宣言!でも途端にまた雲が出てきました。

 例によって奇特な知人からチケットが回ってきて、当日になって急遽観劇に行くことに、お目当ては「ケーイ刑事銭形雷」「女子大生会計士の事件簿」の小出早織さん、本格的な舞台初出演とのこと、しかも今日が初日です。

 劇場入口に並ぶ花輪の中に「ケータイ刑事スタッフ一同」ってのもありました(笑)。

7月14日(火) シアターグリーン BIG TREE THEATER
 劇団ROUTE30 第3回公演 「kabutomushi」
ある小さな村を舞台にした青春劇、休憩無しの2時間はやや長かったですが、現在と過去を行き来して飽きがこない工夫がされており、結末も爽やか。小出早織さんは狂言回し的役割、TVで見るとぱっとしない感じ(失礼!)ですが、生で見るとダントツにオーラを感じました。

 タイトル通りカブトムシがキーワードとなる夏の物語、演出でもヒグラシが鳴いてました。

2009年7月12日日曜日

マーラーオケの6番 - 井上喜惟&ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ

 先日FMエアチェックに失敗したルイージ&ウィーン響のライブ(フランクSym)を昨夜のCSでリベンジ成功、それで気が抜けたのかドイツGPの予選中に意識を失い、「スターシップ・トゥルーパーズ」「コールドケース」を逃して残念。

 基本曇りながらぼちぼちの陽気で30度弱、朝体重計に載ってビックリ、何とこの関西行きの影響か2kg増!昨日のコンサート前のラーメンもよくなかったか…。

 明日は試合なので左膝は完全休養、午前中は教え子の応援、午後はアマオケで「展覧会」を聴く予定が招待券が見つからず、セカンドチョイスの方へ行くことに。

 聴いたのはマーラーの名を冠したオケ、マーラー協会会員としては聴いておくべきオケなんでしょうが、期待値が高いせいか例年がっかりしている(3番1番2番)ので、今年はやめようと思ってました、でも行っちゃいました。

7月12日(日) ミューザ川崎
 井上喜惟指揮ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ マーラー さすらう若人の歌、Sym6番
オケは対向配置で弦バスが左、Hrは右、前半は1番と関係深い曲を中心にセレクト、昨年の2番でも歌った蔵野蘭子は指揮者より一回り大きい感じ。後半の6番の曲順は今風でアンダンテが第2楽章、木管は全パート5本揃え、Tp7本にHrが9本、鐘やガラガラは舞台裏や2階廊下から聴こえてきました。冒頭の行進曲のリズムからのろのろテンポ、似た曲想の第3楽章もゆっくり、終楽章もじっくりテンポでトータル96分、やや息切れ感あれど最後まで緊張感を持続していましたが、これまでと同様、テンポの遅さの割には表情付けに濃厚さがありません。Tbの吹きっぷりがなかなかでここ数年では一番いい印象でしたが、単に期待値が下がっているだけかも。終楽章のハンマーは2度、3度目は軽く振るフリをしたのがご愛嬌。

 今夜はドイツGP、深夜にはCage Forceも、またツールのピレネー最終ステージも楽しみです。

2009年7月4日土曜日

プレトニョフ&ロシア・ナショナル管のチャイコフスキー6番

昨夜フェデラーと戦ったT.ハース、彼女の美貌では圧勝してました。

 早朝は雨、そのせいで午前中の練習時間が後ろにずれ、左膝もまだかなり痛いこともありキャンセルして休養することに。午後だんだん雲が薄くなり気温も25度を突破、日没前には青空が、そして夜にはお月さん、どちらも久し振りです。

 午後ゆっくりとコンサートへ、初夏のロシアンオケ祭第3弾、ロシア・ナショナル管です。創始者であるプレトニョフとのコンビで聴くのは2年前のショスタコ5番の時に続き(たぶん)2度目。

7月4日(土) サントリーホール
 ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管 リムスキー=コルサコフ 雪娘、チャイコフスキー Vn協奏曲、Sym6番
 オケは対向配置、プレトニョフの明瞭な棒は「雪娘」終曲など速い楽想ではより速くなる傾向、次のVnCでしっとりした音を聴かせた川久保賜紀はアンコールに疾風の如きクライスラーの指クルクル系小曲を披露。そして後半の「悲愴」、チャイコは守備範囲の中心ではないため実演は10指に満たず確信はありませんが、粘りはぼちぼち程度で、メリハリくっきり系の演奏に感じました。オケは弦セクションがシャープでクリアな響き、ブラスもロシアっぽくは無いにせよ、第1楽章のTbや終楽章のTp,Tbなどかなり鳴ってました。表現の振幅の大きかった終楽章がやはり白眉。因みに音が消えてから棒を降ろすまでは約8秒。(楽譜の準備はあった気もしましたが)アンコールは無し。

 明日は同コンビで何とシベ2!でも地の果てで試合があるので間に合うかどうか微妙、現在雨乞い中。(←結局試合でシベリウスには間に合わず残念無念(涙))

2009年7月1日水曜日

飯森&東響の8番

 あっという間にもう7月、この日も時たま小雨の交じる梅雨空で気温は終日ほぼ20度台前半、昨日より痛みが倍加した左脚を引き摺りつつ参戦した2回戦、瞬殺されてお小遣いは3,700円。

 歩くのがかなりシンドイ状態ながら夜はミューザへ遠征して「千人」、杮落としで秋山&東響の同曲を聴いてからもう5年も経つとは、トシを取ると月日の経過が速い(早い?)です。

 皇室の誰かが来ていたらしく、かなり物々しい警備、まずホール入口のもぎりに着く前に何と所持品検査&金属探知機が! ホール内も末席に至るまで全セクションにSPが配されてます。コンサートで皇室メンバーや首相と一緒になることはままありますが、こんなことは初めて。

7月1日(水) ミューザ川崎
 飯森範親指揮東響 マーラー Sym8番
対向配置のオケの背後に独唱陣と少年少女合唱、その上のPブロックおよびその両隣のブロックに合唱を配し、バンダはオルガン前(オルガン脇の席だったので残念!)。冒頭からそうでしたがおおむね強奏部はやや速めのテンポでどんどん進み、緩徐部は少し遅めで弦が歌う部分中心にやや粘る感じ、ただ後半で4本のハープが流れる中、弦がppで歌いだす部分はあっさり。木管陣は時に思いっきりいい吹きっぷり。栄光の聖母による澄んで通る歌声が3階LAバルコニーから降ってきて始まるクライマックスはややゆったりテンポでなかなか重厚な音響、ただ個人的には本隊・バンダともブラスはもうひと吹きして欲しかった。

 3階右バルコニー奥はほぼオケの後ろ側、8番はPブロックなど後方の席は合唱に使うため、この曲で指揮者を正面から見ることは余り無いため単純比較は出来ませんが、少なくとも自分が歌った時のコシュラーとヤマカズに比べると、飯森氏は合唱に向けてマメにキューを出してくれる分かりやすい指揮でした。

2009年6月28日日曜日

大植&ハノーファーの9番

 オケのハシゴ後半、アマオケの「アラとロリー」終曲とアルプスSymを泣く泣く諦め、後ろ髪を束で引かれつつトリフォニーからサントリーへ移動、到着は丁度開演の3時過ぎ、ただ入場や音合わせがあるので、比較的余裕でした。

 大植のマーラーは先日の大フィルとの5番が異形の牛歩演奏だっただけに、9番だとどうなるか、ちょっとワクワクして臨みました。

6月28日(日) サントリーホール
 大植英次指揮ハノーファー北ドイツ放送フィル マーラー Sym9番
大フィルの時と同じで弦バスが最後列に並ぶ対向配置、その5番の時ほど遅くはないにせよ、やはり遅めの重厚長大系でトータル100分弱(!)、しかも旋律の歌い回しにおける細かいタメはその時以上で、(スケール小さめながら)なかなか上手なこのオケでも合わなくなる部分も。第2楽章で付点音符を普通と違うリズムに取っていた点(要スコア確認)と、第3楽章中間部の振幅大きな表現が印象的。オケでは4本なのによく鳴っていたHrと、終楽章の頂点、弦だけが残る直前でのTpの激しい吹きっぷりが見事(普通の人はこれをうるさいと感じるんでしょうけど)。ゆっくりかつ着実に進んだ終結部、音が消えてから26、7秒程で大植が緊張を解く前に拍手がスタート、彼がどれだけ黙祷を捧げる積りだったのかは分からずじまい(因みに5番の時のアンコール後の黙祷は約50秒)、今回はさすがにアンコールは無し。

 オケの違いもあってか、前回よりバランスの取れたコテコテ系マーラーを楽しみました。

 今夜はこれから戦国G、NBAファイナルダイジェスト、そしてコンフェデ杯決勝と盛り沢山、ウィンブルドンがお休みでよかった。

<追記> 第1楽章だったか、最前列のチェロ奏者のガットが切れた(テニスと混同してます)らしく、張替えに楽器を持って外へ出て行きました。ヴァイオリンだとバケツリレーならぬ楽器リレーをするのに、チェロはそのまま当人が持って出るんですね。

バーバリズム炸裂のプロコ「スキタイ」 - 千葉芳裕&ル スコアール管弦楽団

 今日のボケ老人:朝電車に乗り一息ついたところで大植&ハノーファーのチケットを持参してない気がしてカバンの中を見ても無く、発車直前に飛び降りて家へダッシュ!しかし家にも無し、職場か?それとも未だ発券してなかったか? でも冷静になりもう1度カバンをよく探したら、あ、ありました…、バカ騒ぎだ…。

 雲りで気温はギリギリの夏日程度、昨日プレーした影響で左膝が痛く今日は休養日、まず午前中は教え子の応援、上記失態のためかなり遅刻。

 午後はコンサート、ただ大植&ハノーファーの9番とほぼ同じ時間帯に、かなり楽しみだったアマオケの演奏会が重なってます(涙)。大曲志向のこのオケ、今回のメインはアルプスSym、そして前プロは何とあのプロコ「スキタイ組曲」です。

 特に後者はアバド&CSOのレコード(古い)にノックアウトされて以来、超々お気に入りの曲、なのに生は未体験、これだけでも、と作戦を練ることに。

 アマオケはトリフォニーで午後2時開始、ハノーファーはサントリーで3時開始、移動に要する時間は約30分、前半だけなら行ける!とハシゴすることを決意してトリフォニーへ、予報とは裏腹に強い雨が降り出しました。

6月28日(日) すみだトリフォニー 
 千葉芳裕指揮ル スコアール管弦楽団 プロコフィエフ スキタイ組曲「アラとロリー」、R.シュトラウス アルプスSym
 ステージ上に所狭しと並ぶ大編成、TpとTbは各5本、Hrは8-9本、第1曲の前半は壮麗に鳴り響き後半のppもケレン味たっぷり、最大のお目当て第2曲ラストのブラスの咆哮は野蛮にして豪快、しかし残念ながら曲が始まったのが2時6分頃だったため、第3曲まで聴いてタイムアップ!終曲は諦めました(涙)が、1曲めのパーカッションの叩きっぷりから想像するに豪壮華麗なラストだったのでは。
 因みに後半アルプスSymに使用するウィンドマシーンが両サイドに計2台、サンダーマシーンに至っては舞台にズラリと4台も並び、更に上方オルガンの両脇に1台ずつ、しめて未曾有の6台!も用意されてました。後半も凄いことになったのでは、聴けなくてホント残念。

 痛む左膝を引き摺って錦糸町駅へとダッシュ、サントリーへ向かいました。この続きはまた次の記事で。

2009年6月24日水曜日

善意の人の描く悪意 - 宮部みゆき「模倣犯」

 昨夜の「白い春」は予定通りの展開なのにやはり泣きました、ベタに弱いので。またその後に観たネットに出まくる伊達のプレーには感嘆するのみ、BBC(?)の実況メンバーも感動してました。

 朝方まで強い雨、気温はその後昼過ぎまで下降気味、ただ雨が上がり夕方近くになって上昇に転じ夏日を確保、コートも乾いてアフター5は同僚との週イチ和やかテニス。

 昨日死亡したWindows2000マシンを部屋の隅に追いやり、計算専用のLinuxマシンを足元に持ってきて、日常業務に使えるよう環境を整えるべく悪戦苦闘した(けれど失敗しまくった)一日。

 本日はこの半月ほど携行していて、昨夜やっと読了した本から、著者の集大成的作品で文庫にして5分冊、古本屋で1冊100円の棚で見かけたら購入、とバラバラに買っていたら、5巻揃えるのに1年程要し、しかも(ボケ老人ゆえ)途中で第何巻が購入済みなのか覚えきれなくなり、同じ巻(第5巻)をダブって買ってしまったりも。

模倣犯 宮部みゆき
 快楽的に拉致殺人を繰り返し、マスコミをも巻き込んで劇場型犯罪に発展する顛末を(「理由」の時に導入した手法の応用か)多面的に描きます。"善意の人が描く悪意"という点で、「スナーク狩り」を思い出しました。方々にばら撒いた伏線を全ては回収しない(敢えて?)ところ、タネを早めに割ってしまう構成、"建築家"の扱いなど勿体無い点が多い気もしますが、ミステリー的驚きより、人の心を描くことを重視する著者の姿勢なのでしょう。表題の意味が最後の方でやっと判るところが渋いです。
<<以下ネタばれに付き未読の方は飛ばして下さい!!>>
高井和明の役割やピースの正体を最後まで判らない様に書くとか、それどころかピースが実は若手刑事の一人など、「いいひと」側の主要人物だったなど、構成を工夫すればいくらでもディーヴァーばりのサプライズを作れるのに、とつい思ってしまいました。

 マスコミ媒体の中で「週刊ポスト」だけ実名で出てきて「おや?」と思いましたが、初出がその週刊ポストの連載だったとのこと、しかもあの酒鬼薔薇事件('97)より前の連載時期です。

2009年6月21日日曜日

5番初体験、但しグラズノフ - 秋山俊樹&ラスベート交響楽団

 今日は夏至、なのに朝から激しい雨で当然練習は中止、ただ昨日プレーした影響でまた歩くのもシンドイ位左膝が痛くなっており、「休め」という天の声かも。

 午後、雨が弱まってコンサートへ、聴きたいものがいくつかあり迷ったのですが、1月に凄いブラスを聴かせてくれたアマオケにまず食指、ただメインはグラズノフの5番とマニアック、このオケの10年の歴史で4、6番に続きもう3度目のグラズノフの交響曲とのこと。

 グラズノフの交響曲の生は初めてで、「5番ならスヴェトラとムラヴィンの演奏が手元にある筈」と捜索、スヴェトラーノフは発見出来ませんでしたが、ムラヴィンスキーの来日公演のCDを聴き、ノー天気な終楽章の大暴れに期待してこれに決定です。

6月21日(日) かつしかシンフォニーヒルズ
 秋山俊樹&ラスベート交響楽団 ウェーバー 魔弾の射手、ブラームス ハイドンの主題による変奏曲、グラズノフ Sym5番
 1曲目、これだけ臆面も無くブラスが吹くウェーバーは初めて、弦も鳴ってました。ハイバリを挟んでお待ちかねグラズノフ、両端楽章のラストでは期待通りの豪快ブラスが梅雨を吹っ飛ばしてくれました。アンコールも当然グラズノフ、「四季」からしみじみ系の曲。

 ロシアのオケがどんどんニュートラルな響きになってゆく昨今、この極東の国において、ここラスベートやダスビダヴァーイ等々、ロシア語名を冠したアマオケの中にロシアンブラスの伝統が息づいています。たとえそれがメロディアの杜撰な録音による虚像かもしれないとしても。

 いまどき珍しくホールを含め建物に空調が入っておらず、周りの人は蒸し暑い、とこぼしてましたが、個人的には超快適!省エネ配慮に感謝感謝でした。

 今夜はこれからシルバーストーン、その後にコンフェデ杯のセレソンです!

2009年6月16日火曜日

アルミンク&新日フィルのマーラー9番

 今日も曇り、気温は昨日より更に低め、左膝は少しよくなってそこそこ歩けるようになりましたが、まだ階段はシンドく、壁打ちも2日連続してお休み。

 本日も夜はサントリー、3番で始まったアルミンク&新日のマーラーも最終局面を迎え、今日の9番と11月の8番を残すのみ、もし土曜にレック&東響をブッチしていなければ、この5日間で4日のサントリー詣でになる筈でした。

6月16(火) サントリーホール
 クリスティアン・アルミンク指揮新日フィル アルマ・マーラー 夜の光、マーラー Sym9番
最初はマーラー妻の初期歌曲、ところが大編成オケが既に配置に付き、歌手(市原愛)も伴奏ピアノも見当たりません。「キャンセルになり9番のみか」と思っていたら、何と舞台裏(袖?)から遠くピアノと歌が聴こえてきます。そして歌曲が終わると間を措かず第1楽章スタート、これまで通りアルミンクのマーラーはアク抜き薄めの味付けで、種々のパートが明瞭に主張する音作り、第3楽章ラストがかなり速かったことを除き、予想通りの流れでしたが、終楽章になると最初の動機から(コンマスともども)かなりの気合の入れようで、強弱の振幅も激しく、芯のある弦の響きが聴けました。ただ殆どの箇所が2つ振りで、そのせいか肝心の頂点で響きがぼやけることも。またオケ的にはややキツイ位に絞ったラストの弱音もなかなか効果的。ブラスでは(Pブロックしかも目の前がHrのベルという席だったためバランスはよく分かりませんが)Hrががっつり鳴っていたと思います。

 最後の一音が消えた後、アルミンクが棒を降ろすまで約40秒、そして緊張を解いた後も更に7、8秒は(怖くて)誰も拍手を始められませんでした。

 帰り道は3日連続して雷雨に遭遇、と言うか今夜はホールを出た時点でもう土砂降り、高速バスに乗った頃には今読んでいる宮部みゆき「模倣犯」が濡れてべこべこ(涙)、カバンに入れていたのに…。

 今晩から「LOST」シーズン3です!

2009年6月15日月曜日

秋山&読響の家庭Sym

 2、3日前から書こうと思っていたのですが、阪神今季は白旗です。岡田監督って、余り考えてなさそうで実はよく考えていたんだ、と痛感する今日この頃。

 曇りがちで時々陽が射す梅雨の晴れ間、と言うにはやや気温は低めで平年割れ、週末の練習の影響で左膝はかなりの痛み、満足に歩けません。

 あと先々週の関西出張の頃から手指以外にもジンマシンが出ているのですが、昨日辺りからそれが激化、左腕が発疹でボロボロです(涙)。

 夜はR.シュトラウス祭の第8弾にして最後を飾る秋山&読響の家庭Sym、同曲は今季実に3度目、そして氏の指揮では東響に続き2年連続、また奇しくも4月の上岡&新日と前プロまで同じです。

6月15日(月) サントリーホール
 秋山和慶指揮読響 R.シュトラウス 組曲「町人貴族」、家庭Sym
前半の町人貴族、まとまってはいましたが上岡&新日の瀟洒な表現を聴いてるだけに物足りない感じ。そして後半のお目当て家庭Sym、東響の時と同様表現はオーソドックスで手慣れたもの、ただ読響ならこの位は当然、という程度、9本揃えたHrはまずまずの鳴り、終始無難に終わるのかと思っていたらコーダ前、最大のクライマックスではテンポをぐっと落とし雄大にして豪快、5本のTpを中心にブラスの鳴りは同曲過去最高クラス、そしてラストの3音も大見得切って豪快に鳴らし、「終わりよければ全てよし」的演奏でした。

 昨年の演奏と比べるとまとまりでは東響、迫力では今日の読響といった感じ。あと双眼鏡で探してもSax奏者は発見出来ず、割愛したのかも、まあ、この曲のSaxは大家R.シュトラウスにしては存在感の薄い使い方なので、いいと言えばいいんですが。

 コンサート後、家に帰る頃にはまた雷雨!梅雨前半と言うより後半っぽい天気です。

 明日はアルミンクのマーラー9番です!

2009年6月14日日曜日

アカペラ5人娘 - Aura

 天気はぼちぼち、気温は昨日より下がって平年やや低めか、傷めている左膝は普段びっこを引かない程度に快復してましたが、昨日半日みっちり練習した影響で日常に支障をきたすほどの痛み、特に電車の乗り換えがしんどいです。それでも週末しか練習出来ないので午後ゆるめに練習。

 練習帰りに渋谷タワレコに寄り、インストアイベントへ。聴いたのはAuraという女性5人のアカペラユニット、圧巻だった「トッカータとフーガ」などバッハを中心に30分たっぷり5声のポリフォニックな響きを披露してくれました。ただマイクが無ければもっと良かったです。

 夕方のFM放送、渡邊一正&東フィルのショスタコーヴィチ5番のライブに間に合うよう地元に戻ると、(この地方では珍しくないのですが)自分に落ちるのでは、と恐怖を感じる様な雷雨、しばし駅で雨宿り、「まあ、留守録セットしてあるから、いいか」と余裕をこいてゆっくり家に帰ると、な、何と!タイマーセットをミスっており、留守録がスタートしてません(涙)。

 明日は今年3度目の家庭Sym、忘れないようにしなければ…。

2009年6月4日木曜日

フェドセーエフ&モスクワ放響のチャイコフスキー4番、白鳥の湖

 関西出張から戻り今サントリーホール前、これからフェドセーエフ&モスクワ放響でオールチャイコプロ、例によって記事のみにて、続きはまた明日。

<続き>
 翌日にこれを書いてます。昼まで学会でお勤めをし、昼過ぎに芦屋在住の姉に合流しテニス、その後新幹線で戻りサントリーホールへ。2日間京都・大阪から芦屋にかけて徘徊しましたが、マスクする人は東京より少ない印象、残念ながら豚インフルには感染出来なかった気がします。

 この夜のコンビは確実にそれなりの演奏が聴け、アンコールも楽しいのでよく行ってますが、(それ以外を選択出来ればそちらを聴くせいか)チャイコフスキーがメインの演奏会は初めてです。

6月4日(木) サントリーホール
 ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放響 チャイコフスキー 白鳥の湖、Sym4番
以前からそうだったのか忘れましたが、オケは対向配置で弦バスが最後列にズラリ、Tp、Tbの右側にHrが位置し、パーカッションが更にその右。フェドセーエフはこの10年来ずっとそうですが、ブラスは抑えてバランス重視の音作り、もう慣れちゃって不満に思わなくなってますが、連れは「金管吹いてないんだけど」と驚いてます(笑)。
 前半の白鳥の湖は中盤のハープとチェロのソロが存在感抜群。弦がうねる(でもブラスはほどほど)クライマックスもまずまず。後半の4番も遅め基調のテンポを揺らしつつで弱音に拘り爆発しないスタイル、第2楽章中盤でのびっくりスローテンポと、第3楽章へはアタッカでかつpppで入ったのが印象的。弦はよく伸び、ブラス(特にHr)は常に抑え気味、木管は見事だった前回来日時より少し冴えない感じ。アンコールはやはりチャイコから2曲、しみじみ系とパーカッション大活躍の激しい系、ただお得意の「雪娘」ではありませんでした。

2009年5月18日月曜日

愛せる限り愛せ

 ビックリのニュース: SATCのミランダ、同性の恋人との婚約を発表!
そのミランダ役のシンシア・ニクソン、以前は普通に結婚していて子供が2人いるそうです。

 昨日のウォッカにはただただ圧倒、もう終わったかも、と思うと凄い走りをする馬です。

 よく晴れて気温も最高28度とかなり高め、ただ昨日の強風が残っていてそれ程には感じません。風の落ちた夕刻、ある林のそばを通ると、いかにもカブトやクワガタがいそうな樹液の匂いが漂ってきました、まだ5月なのに。

 また夏から秋にかけて発生する「かぶれ」が脚の付け根と(何故か)両手の薬指に発生しています、痒い。

 今日の「ベートーヴェン・ウィルス」にはまた泣かされました。これで最終回じゃないなんて信じられません。

 ドラマの中で、リスト「愛の夢」の原題が「愛せる限り愛せ」だと言ってたので、調べてみました。

 すると3曲からなるピアノ曲全体のタイトルは「愛の夢」でいいのですが、原曲は歌曲、そして1-3番それぞれにタイトルが付いており、それぞれ

第1番「至高の愛」
第2番「聖なる死」
第3番「おお、愛せる限り愛せよ」

と、どれもスゴイ題となってます。

 で一番有名なのが第3番なので(ドラマ中でかかっていたのもそうでした)、ルミのカンマエへの留守電コメントは確かに間違い無いようです。

2009年5月11日月曜日

シリーズ第1作は周到に計算された伝奇ミステリー - 三津田信三「厭魅の如き憑くもの」

 ヨーロッパラウンドに入っても流れは変わらなかった昨夜のスペインGP、寝ないよう立って観戦したのに、大勢が決した終盤横になったら何とファイナルラップで意識喪失、これで3戦連続の沈没、もうビョーキです。それとも春眠暁を覚えず、ってやつ?意味違うって。お蔭でプロ野球ニュースをまた逃しました(涙)、久々に阪神勝ったらしいのに。

 終日ほぼ曇り、それでも気温はやや高め。昨日来左膝に違和感を感じ、昼休みの壁打ちはお休み。

 本日は週末に読了した本から。本格と怪奇の融合として評判が高く、文庫化を待ちに待った伝奇ミステリーのシリーズ第1作、著者のデビュー長編でもその伝奇部分は言及されています。

 ただ本作、難しい漢字も多い薀蓄部分となると、例えば京極作品あたりと比べると書きっぷりがこなれていない感じでやや読みにくく、週末電車に乗る時だけ読むには少しシンドくて、思ったより時間が掛かりました。

厭魅の如き憑くもの 三津田信三
 憑き物やお祓いなどの因習に支配された山村で起きる連続殺人に、たまたま訪れた主人公が挑む本格作、不可能趣味や多重解決など本格テイストてんこ盛り、その上で更なる周到な仕掛けも楽しめます。ただ状況が判り辛い部分が多く、村や屋敷の見取り図を何度も見返す羽目になりました(講談社文庫版)が、初出時はこの挿絵が無かったとのこと、それじゃあ推理する気が萎えそう。
<以下本作およびヘレン・マクロイ「暗い鏡の中に」を未読の方は飛ばして下さい!!>
 同じくドッペルゲンガーを扱ったヘレン・マクロイ「暗い鏡の中に」への明らかなオマージュと思える部分があるので、個人的には超名作だと思っている「暗い鏡の中に」を先に読んでおくべきだと思います。

 昭和30年代頃の話と思われるのに、ずっと先にならないと返還されない沖縄の話が出てくる点がやや違和感ありました。

2009年5月9日土曜日

家庭Symバッティング - 齊藤&水星交響楽団

 むむむぅ、交流戦を前にお得意さん相手に5割に戻す予定が…。

 久々にすっきり晴れ、気温は平年やや高め、お月さんもいつの間にか円くなってます。朝から午後に掛けてみっちりテニス、久々の夏日となった東京は気温以上に暑く感じ、練習試合でヘロヘロになり、夏向けの身体が出来ていないことを痛感。

 テニスを少し早めに上がり、夕方はR.シュトラウス祭の第6弾、最も好きな曲である家庭Symの上岡&新日に続く今季2度目です。

 しかーし! あろうことか、このレアな曲がアマオケと沼尻&日フィル、全く同じ時間でバッティング、涙々です。特に後者は日フィルHPによれば"沼尻&日本フィルが取り組む後期ロマン派・シリーズ、その集大成ともいえるR.シュトラウスの「家庭交響曲」"となっているのに、横浜公演1回だけなのは解せません。通常は埼玉公演もあるのですが…。

 若しくは、どちらかでも昼公演にして呉れれば、1日で家庭Symを2度聴く!という一生に1度の体験が出来たのに…。

 と愚痴を言ってても始まらないので、ある程度演奏の予想がつき、かつ同コンビで下旬にアルプスSymを聴ける沼尻&日フィルは断念し、アマオケを選択、だってアマオケでこれを聴くなんて、初めてですから。

5月9日(土)
 齊藤栄一指揮水星交響楽団 モーツァルト Sym26番、シューマン Sym2番、R.シュトラウス 家庭Sym
前半は大曲志向のこのオケにしては珍しいプロ、と思ったら今日のプロは指揮者のチョイスで18-20各世紀からSymを1曲ずつとのこと、モーツァルトは3楽章切れ目無しで10分未満の短い曲、神に感謝(笑)、次のシューマンはフィナーレでのティンパニが見事な叩きっぷり。そしてお目当て家庭Sym、この難曲を大きな破綻なくまとめ、クライマックスの迫力もまずまず、ブラスではTbが豪快で、特に朝7時の狂騒フーガ終盤(カラヤン&BPOのレコードでTpが思いっきりトチるところ)でのTbの刻みがこれだけ激しく聴こえたのは初めて、あとFlソロが出色でした。アンコールはボッケリーニ(ベリオ編)の軍隊(楽隊)が近付いてきて去ってゆく楽想の曲、頂点で10本のHrがベルアップ。

2009年5月1日金曜日

ルイージ&ドレスデンのツァラ、アルプスSym

うーん、甲子園で、しかもお得意さん相手に2勝1敗と勝ち越すのがこんなに大変だとは…、先が思いやられます。

 本日も晴れて爽やか、気温も3日前の最低2度最高18度から毎日2、3度ずつ上がって今日は遂に26度と夏日に! ただ交通機関に冷房が入り始めたのが残念なところ。

 夜はルイージ&ドレスデンの2日目、R.シュトラウス月間の、そして上半期のハイライト、大物2曲が聴ける豪華プログラムです。

5月1日(金) サントリーホール
 ファビオ・ルイージ&ドレスデン・シュターツカペレ R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき、アルプスSym
 ルイージの指揮は今日も熱血系、ただ見た目ほどには激しい表現にならず、どちらの曲もやや速めのテンポ基調に、要所でスローダウンするパターン、ただそれが災いしたか、前半のツァラはビックリする程オケがずれまくってました。Vnソロは今日も色気不足。後半のアルプスSymは持ち直した感じ、舞台裏バンダは舞台奏者がミュートを付けて代用(「英雄の生涯」の時は舞台から裏へ移動してました)、ルイージの細かい指示にもめげず?見事な表情だったObソロから始まる中盤クライマックスがブラス陣の豪快な吹きっぷりで特に雄大、また下山後もそれなりに振幅大きな表現でした。そしてエスクラは今日も大胆な吹きっぷりでした。アンコールは無し、残念。

HrやTpは前後半でローテーションしてましたが両曲とも見事、特にTpはソロも強奏も突き抜け系の豪快さで、お洒落系だったケンペ時代(レコードですが)とは反対キャラ、逆に都響のTpソロがお洒落系だったのが面白いところ。

しかし、R.シュトラウス祭なのに、この2日間で一番鮮烈だったのはアンコールのウェーバー(涙)。

「オケの音が違う」と僕に言われてドレスデン初体験を果たした友人はちょっとガッカリしてました。ゴメン、やっぱ指揮者によるみたい。

2009年4月29日水曜日

ルイージ&ドレスデンのドン・ファン、ティル、英雄の生涯

阪神またも5割復帰&2位!横浜さまのお蔭です。

 本日も朝は冷え込み、平年並みの日中はよく晴れて爽やか、練習予定が無く朝寝を楽しみ、久々に夢を見て、午後の演奏会へ。

 本日はR.シュトラウス祭の第4弾、ルイージ&ドレスデンの1日目、メインは英雄の生涯です。このドレスデンのオケ、VPOと同様コアなファンがいるせいか昔からチケット代が高めに設定されており、これまで2度しか聴いたことがありません。しかもやっと聴けた時にはペーター・ダム(Hr)は引退してました(涙)。
教訓: いつまでも いると思うな ダムとハーセス

 それはさておき、そのドレスデン初体験は2004年ハイティンクとのブルックナー8番、オケ全体が1つの楽器かと思える程の均質な響き、そしてビロードの如き肌触りの音色に驚愕しました。ところが2度目となったルイージとのマーラーではただの上手なオケにしか聴こえず、指揮者によるんだな、と実感。

 そう言えばオーマンディ&フィラデルフィアを聴いた後のムーティ&フィラデルフィア、ショルティ&シカゴを聴いた後のバレンボイム&シカゴでも同じ様なことを感じましたっけ。

 よってルイージには余り期待しておらず、前回より安くなったとはいえ最安席9,000円ゆえ躊躇、しかーし今回はオールR.シュトラウス・プロ、自分の世代には多いと思うのですが、R.シュトラウスと言えばケンペ&ドレスデン!と刷り込まれているだけに逃せないところ、清水の舞台から飛び降りる心持ちで2日分ヤフオクGETしての出陣です。

4月29日(水・祝) サントリーホール
 ファビオ・ルイージ&ドレスデン・シュターツカペレ R.シュトラウス ドン・ファン、ティル、英雄の生涯
ルイージの指揮は熱血系、その割に解釈は標準的、それでもオケの地力、分離が良くボリュームもある弦、自己主張しつつも周りと融け合う木管、いかにもドイツっぽく重心の低いブラス、のためか出てくる音は豪壮華麗です。ただ更なる+αが感じられないのもまた事実。次のティルで金管がほぼ(木管もかなり)入れ替わるのを見て層の厚さを実感、Hrソロも2人で回してました。こちらもほぼ標準的ながら動と静のコントラストが強め、エスクラの大胆な吹きっぷりが印象的。
 そして後半は英雄の生涯、Vnソロおよび緩徐部での表現はやや色気不足、9本(前半の倍以上)のHrが分厚く、Tpが吹ききった中盤クライマックスでは特に冒頭部分が回帰して以降が壮大な響き、初めて聴く原典版の終結部は単にドカーンが無いだけじゃなくてかなり楽譜も違っており、Hrソロはそれなりに色気があっていい音(ラストは落ちてたかも)。アンコールはウェーバー「オベロン」序曲、当然「R.シュトラウスやれよっ!」と突っ込むところですが、重厚な弦セクションの威力全開、この曲で初めて凄いと感じました。

 パンフレットが500円とお安くなっており、やっと不況の影響が好い方向に出てきた?のが嬉しかったです、それでも買わないけど(笑)。

2009年4月28日火曜日

小泉&都響のツァラ

昨日の「ベートーベン・ウィルス」には泣きました。韓国で「カンマエ・シンドローム」が巻き起こったのも少し分かる気がします。

 今朝は地震で目が覚めました、震度は2か3くらい、朝は2度と軽く冷え込み、日中はよく晴れて気温は低めながら爽やか。

 夜はR.シュトラウス祭の第3弾、小泉&都響のツァラです。このコンビの家庭Symは豊かな響きが好印象でした(2005/2/4の日記参照)が、今日はどうでしょう。

4月28日(火) サントリーホール
 小泉和裕指揮都響 ブラームス Vn協奏曲、R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき
前半のソリスト、音程など大雑把な感じだったエリック・シューマンはアンコールにパガニーニを披露。お目当ての後半、小泉の解釈は弱音表現に拘った昨日の上岡とは対照的に、細部に神経質にならず標準的テンポで流れに任せて着々進行する印象、やや細やかさに欠けるきらいもありますがオケの特長を活かす感じ、中央部のクライマックスなどかなりの迫力でした。Hrが荒々しく鳴り、Tpソロが軽やか、木管ではObが目立ち、矢部達哉率いる弦もそれなりでした。

 初めてツァラをPブロック中央最後列、つまりオルガンのまん前で聴きましたが、前半は色んな場面でオルガンが鳴っている反面、後半は全く使用されていないことを初めて知りました。

 明日はR.シュトラウス祭第4弾、ルイージ&ドレスデンの英雄の生涯です。

2009年4月27日月曜日

上岡の町人貴族、家庭Sym

 おえぇ、中国GPに続き昨夜のバーレーンGPもラスト数週で意識喪失、眠り病か?目が覚めたら中野アナと高島アナが自分達のCDを売りつけてます、ってことはプロ野球ニュースもブッチ(涙)、まあ、阪神負けたらしいので結果的には幸せだったかも。その後の中央競馬ダイジェストでは実況アナが「ハシッテホシーノ」を言いにくそうで笑いました。

 そこそこ晴れて気温は20度弱とやや低め、昨日の練習でやらされた筋トレ&ランニングの影響で筋肉痛、たいした量じゃないのにこれでは、身体にガタが来ている証拠。

 今夜はR.シュトラウス月間の第2弾で上岡&新日、メインの家庭Symはマーラーを含めても1、2番に好きな曲ですが、一般受けしないので聴けるのは2年に1度位(前回は2008年の秋山&東響、前々回は2005年の小泉&都響)、ところが今年は当たり年で、今回の新日に続き、5月は日フィル、6月に読響もやりますし、それ以外に珍しくアマオケもあります。

 実は今日のコンビの演奏は明日(28日)のトリフォニーで聴く予定でしたが、同日の小泉&都響のツァラを安く入手出来たため、トリフォニー公演は処分して改めて本日のサントリー公演を入手(一般受けしないプロなのに何故か3日間も公演するので入手は容易(笑))、ただ今日は苦手なPブロック、そして(当初行く予定だった)明日のチケットはトリフォニー最安席の中ではお得感のある1階最後列真ん中だったので、ちょっと損した気分。

4月27日(月) サントリーホール
 上岡敏之指揮新日フィル R.シュトラウス 組曲「町人貴族」、家庭Sym
実演は初めての町人貴族は想像よりずっと小編成、終始楽しそうに振る上岡氏の棒は、日本人がやってもサマにならないと思っていたこの曲からしっかりそれらしい表情を引き出して少しびっくり、またしみじみ系の曲での優しい弱音表現も味わい深かったです。
 お目当ての後半、Sax群は左奥に9本揃えたHrの後方に位置、上岡の解釈は遅め基調に各フレーズを噛み締める様に歌い、その表情に合わせてテンポを大きく揺らす濃い味付け、後半2度の盛り上がりでは激しいアッチェレを見せ、そのまま過去最高の速度でコーダを突っ走りました。この曲の要であるHrはしっかりと吼え、弦も負けじと鳴ってましたが、TpとTbは柔らかい音色を維持しMAXにならないところがやや不満、それでも昨夜に続きケレン味たっぷりの演奏を満喫、明日以降、乱れが減って更に期待出来ると思います。

 町人貴族から推測するに1月の読響との薔薇の騎士は素晴らしかったのではないでしょうか。

 明日はR.シュトラウス祭の第3弾、小泉&都響のツァラです。

2009年4月26日日曜日

エッティンガー&東フィルのケレン祭

 阪神3連勝で5割復帰!ちょっと前は5割で5位だった(横浜1人負け)のに、今は5割で2位(巨人1人勝ち)です。

 雨はすっかり上がり好天、気温も軽く20度を超えて高め、午前テニス午後コンサートと休日の基本パターン。

 当初アマオケのマーラー6番を聴く予定でしたが(知り合いが団員にいるのに)招待券が手に入らず、代わりに格安入手したこっちを聴くことに。

4月26日(日) オーチャードホール
 ダン・エッティンガー&東フィル ショスタコーヴィチ ジャズ・オーケストラのための組曲第1番、ブルッフ Vn協奏曲、レスピーギ ローマの祭
 1曲目は思ったより小編成、Sax3種とTp2本&Tb1本にパーカッション、弦なんてVnと弦バス1本ずつ、そこにバンジョーとハワイアン・ギター!が加わります。曲想もジャズと言うよりサロン・ミュージック、ハワイアン・ギターの活躍する終曲など文字通りハワイアン(笑)。2曲目のソリストは自前コンマスの三浦章広、途中で意識を失いました(ごめんなさい)が、エッティンガーのジャンプする音(たぶん)で目覚めました。
 後半は先日と同様オケは対向配置で弦バスは左奥、TpとTbは右奥、そしてTp3本のバンダは最後列(パーカッションの後ろ)やや左側、冒頭のチルチェンセスから遅めのテンポでケレン味たっぷり、間を異常に長く取ったり、特定のフレーズをヤケに強調するなどやりたい放題、ブラス(Tpは一部ピッコロ使用)は激しく荒れ狂い、弦もそれなりに鳴ってトータルかなりの迫力でした。前半2曲がより印象的でしたが、オケが乱れても委細構わず突き進む終曲の驚速テンポも豪快、同じくケレン味系のラザレフ&読響の同曲を上回るあざとさを満喫しました。

 明日からはR.シュトラウス3連荘、まずは上岡&新日の家庭Symです!

2009年4月24日金曜日

虚実ない交ぜのデビュー作 - 三津田信三「忌館」

 阪神やっと連敗脱出、まあ中日や巨人とのアウェー対戦は1勝出来れば良しとしましょう。

 終日の曇りで肌寒い1日、最低5度に最高14度は3月下旬に戻った感じ、現在職場で洗濯中、今夜から雨らしいので、降り出す前に戻りたいところ。

 本日は先週末読んだ本から。ここ数年の本格シーンを席巻している感のある三津田信三の「○○の如き○○もの」シリーズが待望の文庫化、定価で即買いしたのが財布を失くした日(2009/4/20の日記参照)、ただそれに取りかかる前に、古本で入手済みだった著者のデビュー作を読むことに、後日談も付いた講談社文庫版です。

忌館 - ホラー作家の棲む家 - 三津田信三
 ホラー作家三津田信三が着想を得るべく移り住んだ館で経験する怪異が作中作と同時進行で語られるホラー、ミステリー的仕掛けもあります。作者自身の体験を元に虚実がない交ぜになっている構成が独特のリアリティを醸し出していて巧いです。また映画や本格ミステリーに対する愛がぎっしり詰まっていて楽しめます。

2009年4月17日金曜日

エッティンガー&東フィルのツァラ

 日曜夜にこれを書いてます。この日はぐずつき気味で、気温は見事なまでに一定で終日10度-12度の間で推移、日中かなり寒く感じた一日。

 昨日も書きましたが、今年の4、5月はR.シュトラウス月間、そのトップバッターがエッティンガー&東フィルでした。

4月17日(金) サントリーホール
 ダン・エッティンガー&東フィル シェーンベルク 浄夜、R.シュトラウス 祝典前奏曲、ツァラトゥストラはかく語りき
 弦バスを後方1列に並べ他の弦を左右対称に配していた前半の浄夜、実演は初めてだったのでよく分かりませんが、かなり劇的な表現だった気がします、エッティンガーはジャンプしてましたし(笑)、Vlaの深々した響きが印象的。後半の大編成オケは対向配置、祝典前奏曲でのバンダのTpはP、RA、LA各ブロック後方に1本ずつ、壮大な音場を現出してました。続くツァラもかなりケレン味ある表現で、まずまず豪快な響きを楽しみました。

 この日のボケ老人:休憩時気が付くと、何とポケットに財布が無い!
どこかで失くしたらしい…。この話はまた改めて。

2009年4月13日月曜日

お菓子、実弾、そしてめぐる - 桜庭一樹「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」

日曜1日挟んで本日も夏日! 何かウキウキしてきます。でも既にTシャツ1枚になったロシア人同僚はウンザリした顔をしてます。

 ウンザリと言えば、昨日東京で乗った電車(JRだったか京王だったか忘れました)、もう冷房が入ってました、うんざりです。

 本日は週末に読んだ本から。本当は「少女には向かない職業」の前に読みたかったのですが、本作の初出文庫は所謂ライトノベル、そしてブックオフ等で、一般文芸の棚ならここは創元、あそこはハヤカワ、とすぐに分かるのですが、ライトノベルの棚では完全アウェー状態、よって探すことも出来ずにいました。

 それでも門前の小僧か、暇をみてライトノベルの棚を眺めるようにしていたら、だんだん何がどこにあるか分かってくるようになり、先日これを発見、即買い即読です。

 ただ、乙一「きみにしか聞こえない」の時もそうでしたが、買う時も車中で読む時も、中年オヤジにはかなり恥ずかしい装丁&挿絵です。

砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹
 リアリストの少女が妄想系の転校生と出会ったひと月の出来事を、「少女には向かない職業」と同様ミステリーへの愛をまぶしつつ描く青春小説です。D.カーの有名短編へのオマージュと思える消失劇こそありますが、ミステリー的要素は希薄、冒頭既に何が起こるかは明記されており、結末の衝撃度を犠牲にしている代わり、"ゼロ時間"へ向けて映画「アメリカン・ビューティー」的な緊張感が漂います。

 クドカンの「未来講師めぐる」で黒川智花が不自然に連発するセリフ「死んじゃえ」はこの作品から採った(←つまり、愛情表現)んだ、と勝手に納得してしまいました。

2009年4月5日日曜日

お花見日和は悠然ブルックナー5番 - 横島勝人&千代田フィル

心配された昨夜の雨も僅か、午前中は曇りがちでしたが午後には晴れてきて、昨日より更に暖かくなり19度弱、絶好の花見日和となりました。

 午前中テニス、午後アマオケと典型的な休日、四ッ谷駅からアマオケの会場紀尾井ホールへと向かう道(ソフィア通り?)は左側が上智大、右側の土手は都内でも有数の桜の名所、満開となったその桜の樹が道路の上まで張り出して桜のドーム状態、目を楽しませてくれました。

 聴いたのはブルックナーの5番、余りブルックナーは聴かないので5番はミスターSで2度、ザールブリュッケン放響と読響で聴いた位かも、アマオケとなると初めてかもしれません。

 同じ時間帯に気になるアマオケの第1回演奏会(オーケストラ・ナデージダ)があったんですが、会場が近くて花見も出来るのと、5番ラストの壮大なクライマックスの魅力とでこっちを選択、このオケは1昨年にマーラーを、その時も5番を聴いています。

4月5日(日) 紀尾井ホール
 横島勝人指揮千代田フィルハーモニー管弦楽団 ワーグナー ローエングリン第1幕前奏曲、ブルックナー Sym5番
最初のワーグナーは中盤の頂点でかなりのスケール感。そしてブルックナー、横島氏の指揮はかなり遅く、30+20+20+30で何と100分コース!特にスケルツォまで遅いのにはビックリ(済みません、中間楽章で何度か意識失いました…)。弦はやや不安定ながら管セクションは安定しており、特に金管(Tp4本全てロータリー!、Tb4本、Hr7本)は上記の悠揚迫らぬテンポにも最後まで持ちこたえて鳴り響き(特にTb)、終楽章クライマックスでの高揚感など上記スクロヴァチェフスキの2公演を凌駕していました!アンコールは無し。

 興奮冷めやらぬ帰り道、土手に上がって花見客に交じり満開の桜を鑑賞、道沿いに植えられている黄色いレンギョウの花も彩りを加えていました。

 今夜は「戦国G」「DREAM8」「Cage Force」と格闘技目白押し、しかもF1マレーシアGPもあるので寝る暇がありません。

2009年4月4日土曜日

満開の桜とのびのびシベリウス5番 - 中橋健太郎左衛門&エルムの鐘交響楽団

 阪神開幕勝利! 昨夜は半年振りにスポーツニュースのハシゴをしてしまいました。でも今日は負けたみたい。

 昨夜NHKでスタートの「コンカツ・リカツ」を勉強のため視聴、桜井幸子が今や40の役をやっていることに驚き、20年前、いや30年前のドラマの如き演出と音楽の使い方(意図的?)になかなか入り込めず。

 また同じく昨夜の「空耳アワード」、タモリ倶楽部とは思えない豪華ゲスト(松たか子、Perfumeなど)にはビックリです。

 昨日をも上回る陽気で最高18度、午前中は東京でテニス、有明テニスの森の桜には白とピンクの2通りがあり、白いのは満開、ピンクのは8分咲きでした。

 夕方はアマオケ、ホール最寄の中野駅の周りの桜もほぼ満開でした。

4月4日(土) なかのZERO
 中橋健太郎左衛門指揮エルムの鐘交響楽団 ボロディン だったん人の踊り、エルガー エニグマ変奏曲、シベリウス Sym5番
 冗談の様な名前の指揮者は若い人、これも変わった名前の初めて聴くオケはなかなか安定していました。最初のだったん人はまとまりあるサウンドでバストロが豪快、次のエルガーでもTbがよく鳴り要所で盛り上がりました。後半のシベリウスは冒頭からHrと木管が悠々とした吹きっぷり、弦管共に頑張ってラストはなかなか雄大、最後の連続和音はかなり長めの間を取り鳴り響きました。アンコールはシベリウスの知らない曲を深々と、「ペレアスとメリザンド」からとのこと。

 所々見事な桜の咲くホールからの帰り道、多くの自販機が缶100円ペット120円と安く、中野はいいとこかも、という印象。

 明日も5番、アマオケでブルックナーです!

2009年3月21日土曜日

普段着ヴァイオリニスト - 印田千裕さんのVn

昨夜のテレ朝新人シナリオ大賞「ゴーストタウンの花」、内容、フィルムっぽい映像、そしてヒロイン(ソフトバンクケータイのCMで「この前までおむつを」と言われている可愛い娘)、全てGOODでした。

 因みにソフトバンクと言えば、最近北大路欣也が普通のCMに出てますが、音だけ聞いていて"犬のお父さん"のCMかと思ってしまったのは自分だけでしょうか(笑)。

 朝は零度とやや冷え込みましたが気温はほぼ平年並み、昨日までに比べると低めですがよく晴れていたせいか暖かく感じました。ただ花粉症のくしゃみが止まらなかった1日(涙)。

 昼過ぎまでテニスして、午後は渋谷のタワレコのイベントで新進ヴァイオリニスト、印田千裕さんを聴きました。混乱を避けるためか、通常アーティストは控え室に居て、司会の招きに応じて登場、という段取りですが、彼女とピアノの堀江真理子さん、30分前に軽くリハした後も、ずっと店内でCDを見たり友人と談笑したりして過ごしており、定刻近くになると所定の場所へ戻って楽器を出し始める、といった普段着スタイルでした。

 お2人は日本のクラシック音楽黎明期(明治から昭和初期)における女性作曲家の作品、というマニアックなCDを出しており、そこから3楽章もののソナタ全曲など2曲、30分以上たっぷりと柔らかい音色で聴かせてくれました。

 明日はシベリウス専門オケ、アイノラ響に行くかどうか迷ってます。

2009年3月12日木曜日

初体験、西本のマーラー - 西本智実&東響の2番

 ビックリのニュース:17歳仲村みう 事務所取締役に!
さ、さすがは「仲村みうという名の神」。

 4日連続しての晴れ、気温はほぼ平年並みで朝は1週間振りのマイナス気温、ちょうど3月中旬の今頃に最低気温の平年値がマイナスからプラスへと転じるので今後どんどん少なくなります。

 夜は西本女史初体験、いつか聴きたいとは思いつつも、人気の出た昨今は料金も高めな上に売り切れ度も高く、怪しいロシアオケ(失礼、でも実際に来日メンバーの多くは臨時雇いだったそうで、でもレベルの高いメンツだったとのこと)を最初に連れて来た際に聴いておけば、と悔やんでました。

 今日の席はファンの方から格安で譲っていただいたもので、何と前から3列目の真ん中! 1階センターブロック前3列約50人中、自分を含め男性客はたったの4人でした(笑)。

3月12日(木) 所沢ミューズ アークホール
 西本智実指揮東響 マーラー Sym2番
女史のマーラーはやや速めのテンポで粘らず明快なサウンド、かぶりつきの席位置ゆえ音のバランスは不明ですが弦中心の音作りに感じました。ただ弦セクションにはその棒に乗ってきている人(見事な外人コンマスなど)と乗っていない人が混在したのがやや残念なところ。それでも速めのテンポの割に弦が歌っていた第2楽章が印象的、同楽章ではピッツィカートをギターの様に抱えて演奏させていました。
 第1楽章の後時間を掛けて合唱(多分100人超)がPブロックではなく舞台上へとゆっくり入場、そして第2楽章の後のチューニングの間に独唱者がオケと合唱の間に入る段取り。終楽章でのバンダはHrが舞台裏右側、Tp群が左側、そしてFlと掛け合いをするTpは舞台の奥?から聴こえました。合唱は最初は座って歌い、クライマックスのみ立つ趣向、時折タメを作りながらも速めのテンポでつき進んだ大団円、ブラスの鳴りもほどほどでまとまりある響きでした。

 折角の汗かぶり席?なのに、眼鏡を忘れる大失態をして(2m以上先はよく見えません)しまい、ご尊顔はよく拝めませんでした。

 秋にはロイヤルフィルと5番をやるそうです。

 地元に帰り着いたのは12時過ぎ、日中の温もりの残る朧月夜で、満月には傘が(笠かも)かかってました。

 家に戻り点けたTVでは「宇宙でイチバン逢いたい人」に宮本笑里が出演、かなりのお嬢さん育ちであることを知ると共に、動いてるのを初めて見て、お父さん(宮本文昭)に少し似てるのを初認識、「えり」じゃなくて「えみり」と読むことも初めて知りました。

2009年2月22日日曜日

"花の章"オケ、第1回演奏会はマーラー1番 - 吉田貴弘&ブルミーネ・フィル

合宿2日目も晴れ、しかも昨日よりずっとポカポカ、筋肉痛は残れども(情け無い)手のマメも固まり、血が出たところはテーピングして快調に練習。

 皆より半日早く昼には上がり東京へ、と言うのもマーラー1番の削除された楽章「花の章」を冠したアマオケの第1回公演だけに外せません(同じ時間帯の飯森&東響の7番や菊池洋子のインストアイベントよりこっちを優先)。メインは当然その第1番、ただ何故か花の章付きバージョンでは無い模様。

2月22日(日) 練馬文化センター
 吉田貴弘指揮ブルミーネ・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン プロメテウスの創造物、グラズノフ AltSax協奏曲、マーラー Sym1番
 さすがに旗揚げ公演のせいか無料なのにお客さんは少なめ。冒頭のベートーヴェンはVnがキレの良い響き、次はグラズノフの白鳥の歌とのこと、オケは弦楽のみで短めの曲、ソリストの細川紘希はアンコールにバッハ?のアルペジオ風の曲、息継ぎ(息接ぎ?)がシンドそうでした。後半のマーラーはやはり通常版、アクは少なめの演奏でしたが、Tp8本にHrは10本(起立は指定より遅いタイミング)も揃えてます。ただ一番鳴っていたのは4本のTbでまずまずの盛り上がりでした。アンコールに「花の章」かと予想してましたが、アンコールは無し。

 この後すぐに銀座へ移動して後輩の結婚パーティー、ギリギリ12時前に帰ってこれを書いている次第です。

2009年2月19日木曜日

幽霊が解く謎 - 有栖川有栖「幽霊刑事」

 昨夜、紙で指を切ってしまいました、しかも鮮やかに。血が流れるくらいに切ったのは久し振り。

 本日も冬晴れ、気温も平年かやや低め、切ったのが利き手である右手人差し指の内側だったので、壁打ちはお休み。

 因みに「ひとさしゆび」を最初「人指し指」って書いたんですが、「指」の字が重なって変な気がして「人差し指」に変えました。人を指で選んで「さす」時は「差す」より「指す」の方がしっくり来ますが、「ゆびさす」と書くとなると確かに「指差す」とは書いても「指指す」とは書かないですもんねえ…。

 本日は先週末読んだ本から。新本格の雄の非シリーズ長編で、舞台劇として書いたものを小説化したとのこと。

幽霊刑事 有栖川有栖
 殺された刑事が幽霊となって自分自身の殺人犯とその黒幕を探る、という展開の本格物、ミスディレクションも巧妙で、犯人を特定する論理などなかなか鮮やか(ただ材料が出揃うのがかなり終盤)、それだけに途中を(わざと?)冗長に書いているのが勿体無い気がします。切ない系ロマンス的要素もあり。

2009年2月17日火曜日

大植&大フィル、異形の5番

 ここ数日、目の周りが痒く、しかも今朝ふと気が付けば目の周りが腫れており、殆ど一重まぶた状態(涙)。野生児キャラゆえ周りからは認められてませんが、やはり花粉症なのでは。

 今朝は数日振りにマイナス気温で日中も冬晴れ、気温は平年並みかやや高めですが風があって寒く感じました。

 夜は大植&大フィルの引越し公演、このコンビでは以前に6番を聴いてます。その更に5、6年前にミネソタ管との5番を聴いた時には、彼にカリスマは感じましたが、マーラー指揮者としては凡庸かな、という印象でした。ただ、その後の6番の時にはマーラーっぽい濃さが出てきていたので、歳々年々同じからず、に期待です。

2月17日(火) サントリーホール
 大植英次指揮大阪フィル モーツァルト PC9番、マーラー Sym5番
前半のソリストJ.=F.ヌーブルジェは拍手に応えてアンコールに「月の光」、これなら僕も楽しめます。後半のマーラー、オケは対向配置で弦バスが最後方にずらっと1列に、のっけから大植はゆったりした重厚長大系の解釈で、クレンペラー、いやエッシェンバッハかよ、と突っ込みたくなるくらい、全編その調子でトータル演奏時間90分弱?は自分が聴いたプロの実演では最遅、そのスローテンポに堪えるには細部の磨き込みが不足してはいましたが、面白かったのは事実です。でも隣の人はシンドそうでした(笑)。Tpソロ、Hrソロはまずまず、クライマックスのブラスの鳴りもまずまずでした。そしてアンコールは六甲おろし、では無くて、聴いたことの無いチャイコフスキーのしみじみ系の曲、しかも音が消えてから大植が緊張を完全に解くまで何と50秒!マーラー9番ですか?

 いやぁー、10年前とは別人でした。さすがに今日はやり過ぎですが、この延長上だとするとハノーファーとの9番はトンデモ無いことになりそうで興味深いです、オケも違いますし。

 極私的意見で恐縮ですが、マーラーの前プロにモーツァルト(やベートーヴェン)をやるのを禁ずる法律を制定して欲しいです。

2009年2月15日日曜日

タコオケの10番 - 長田&オーケストラ・ダスビダーニャのショスタコーヴィチ10番

 曇ってはいましたが、(昨日程では無いにせよ)今日も平年より遥かに高い気温、この2日間で梅の花も全開になったのでは、そして気の早い桜は咲き始めたかも。

 今日も午前に練習、午後アマオケと休日の基本パターン、聴いたのは毎年熱い演奏をするショスタコ専門オケ、通称ダスビです。

2月15日(日) 芸術劇場
 長田雅人指揮オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ 森の歌、Sym10番
前半は森の歌をオリジナル版で、特別編成の合唱&少年少女合唱の頑張りとオルガン前バルコニーに陣取った12本!のバンダ(Tp6,Tb6)の参入でラストはかなり壮大な響きではありましたが、ダスビらしい鋼の激しさが薄めだったのも事実。ソリストとの呼吸もいま一つ。ただ後半の10番ではTpとTbに破壊的なサウンドがかなり戻った感じで、第1楽章中盤での吹きっぷりと第2楽章の凶暴さもなかなか。また例年よりHrが迫力不足に感じましたが、第3楽章ソロの"ロシアンヴィヴラート"はさすが。拍手に応えてのアンコールは凶暴な第2楽章をもう1度。

 第3楽章のHrのパッセージが恋人?の名を表すことは聞いたことがありましたが、同時に「大地の歌」冒頭の引用にもなっていることを、(例年通り密度の濃ーい)パンフを読んで初めて知りました。

2009年2月8日日曜日

人の声に一番近い楽器 - 新倉瞳さんのチェロ

 今日も冬晴れ、お月さんもだいぶ円くなっています。気温は平年より高めながら、昼前から強風が吹き荒れて体感温度は低かった一日。

 午前中は東京で練習、早起きして出掛ける時間、外がもう暗くないのが春近しを感じて嬉しいところ。

 テニスは昼過ぎで上がって、午後はアマオケでV.ウィリアムス、と思っていたんですが、気が変わって渋谷タワレコのインストアイベントへ、V.ウィリアムスより美人を選択してしまう自分が情け無く、かつ自分らしいところ。

 聴いたのは新倉瞳さんのチェロ、トロイメライ、G線上のアリア、シューベルトのセレナーデ、愛の挨拶、ブラームスの子守唄と有名曲を表情豊かに、かつ正確な音程で披露してくれました。また曲の合間のお話も心に響くものでした。

 チェロは人の声に一番近い楽器と言われます。これまでそんなことを感じたことは無く、ピンと来ない表現だなあ、と思ってましたが、今日新倉さんの音を聴いてそれを初めて実感しました。

 因みに金管ではトロンボーンが一番人の声に近い、と言われていますが、自分の音を聴く限り、そんなこと微塵も感じたことが無いのは言うまでもありません(笑)。

2009年1月31日土曜日

ハイティンク&CSOの堂々R.シュトラウス

 またも1月には稀な3日連続しての悪天、特に夜半から朝にかけて風雨が強く大荒れ、気温は深夜9度あった気温が日中になっても下がり続け正午には5度未満に、ただ夕方からまた上がっています。

 この1昼夜に降った雨量70mmは1月トータルの平年値のほぼ2倍、つまり1日でふた月分降ったことになります。まあ、関東の冬の平年値が少な過ぎるだけなんですが。

 勿論練習はキャンセル、ゆっくり昼過ぎに出かけ、午後は無線LANが入りかつ電源も取れるマックで過ごし映画でもダウンロード、実は今夜のコンサートのスポンサーはこのマックです。

 聴いたのはシカゴ響、以前からやや価格が高めでしたが、それでも1万未満の席が2種ありました。それが今回は東京公演など最安席で1万6000円!ふざけてるとしか思えません。NBSさん、文句ばかり言ってごめんなさい、K本も頭おかしいみたいです。

 1公演だけ聴くなら明日のマーラー6番なのですが、予算不足で無理、横浜公演のみ1万を割る席があるのでまずそれをGETし、マーラーの日と交換してくれる人を探す「わらしべ長者作戦」を画策しましたがあえなく失敗、まあ「英雄の生涯」が聴けるからよしとしましょう。

 会場には楽器を持ったブラス少年・少女が他の海外オケの時より明らかに多く、もうハーセスもクレヴェンジャーもいない(クレヴェンジャーはまだいるか?)のに、未だにCSOは自分が吹いていた30数年前と同じく金管屋にとっての憧憬なんでしょうか。

1月31日(土) みなとみらいホール
 ベルナルト・ハイティンク指揮シカゴ響 モーツァルト Sym41番、R.シュトラウス 英雄の生涯
 前半のモーツァルトは長かったです。そして後半、後方に横1列に並んだ9本のHrは壮観、最初の1音のチューバの轟音がまず度肝を抜き、その後もブラスは当然ながら分厚い響き、中盤クライマックスではTp(5本)のハイトーンが高らかに鳴り渡ります。弦は元々そんなに馬力や伸びは無いのですが、中低音を軸にそれなりの厚み、木管陣もさすが、結構ハープも目立ってました。ドレスデンとの時と同様、ハイティンクは中庸のテンポで特にあざとい部分も無く普通なのですが、それが却ってオケの個性を出している感じ、ショルティの時には及ばないにせよ、バレンボイムの時よりはずっとCSOらしい構築美が聴けました。

 かなり軽めのプロの割にはアンコールは無し、シカゴ響では初めての経験です。これまで聴いた全ての公演はどんなに重いプロの後でも必ず豪快なアンコールがあり、「こいつら、(芸術家というより)真のプロだ…」と舌を巻いたものですが、指揮者の意向でしょうか。

2009年1月26日月曜日

と静香は言った - 桜庭一樹「少女には向かない職業」

朝はマイナス5度とやや低めでしたが日中は平年並み、冬型の晴れの筈ですが何故か午後になって雲が出てきました。

 ここ数年注目されている桜庭一樹、着手するとしたらまず「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」から、と思っていたのですが、何せ当時のジャンルはライトノベル、古本屋でもライトノベルの棚はアウェーのため探し方も分かりません。

 だんだんガマン出来なくなり、ずっと前に入手済みだったこの作品を手に取ることに、創元から一般ミステリーとして刊行された作品ですが、分量的にも内容的にもライトノベル的?だったせいか、土曜の東京への往復で一気に読めました。

 タイトルは勿論P.D.ジェイムズ「女には向かない職業」へのオマージュですが、それと内容的には関係は無いのでそっちが未読でも大丈夫、因みに「一樹」は男性っぽい名前ですが、女性とのこと。

少女には向かない職業 桜庭一樹
 苛烈な運命に悩む(ちょっと大袈裟?)二人の少女が出会い、やがて殺人を犯すことになる物語が、夏から冬にかけて島の自然と共に描かれます。ミステリーと思って読むとやや肩透かしを食らいますが、ミステリーへの愛に満ちたジュヴナイルか青春小説と思った方がいいでしょう。章題が素敵です。

 Gyaoでドラマ化されてるようですね。

2009年1月25日日曜日

聴き初めは超豪快ショスタコーヴィチ - 秋山&ラスベート交響楽団の1812年、ショスタコーヴィチ7番

 「SATC」は未だ第4シーズン視聴中、先日の"婚約指輪にゲロ"に続き、"ウェディングドレスに蕁麻疹"にも爆笑です。

 6日振りの冬晴れ、冷え込みも日中の気温も平年並み、久々の夜空も綺麗です。昼過ぎまでテニスし、午後はアマオケと典型的休日。

 本日はアマオケでショスタコ、同じ時間帯に4番と7番があったのですが、迷わず無料招待のある方を選択、遅ればせながらこれが今年の聴き初めです。

1月25日(日) 杉並公会堂
 秋山俊樹指揮ラスベート交響楽団 チャイコフスキー 1812年、ショスタコーヴィチ Sym7番
この楽団を聴くのは初めてかも、創立10周年記念の大曲とのこと、共にバンダの要る曲で、エキストラを動員し(ダスビっぽいメンバーも)舞台右奥に本隊15本、左奥にバンダ11本のブラス、前半の1812年では更に大太鼓4つ(大砲役)とチューブラーベルを2つをバルコニー席の6箇所に配置、冒頭の弦が美しく、ラストのブラスのベタ吹きの豪快さは昨年のサンクトペテルブルクフィル及びモスクワフィルの同曲を凌駕してました。後半のショスタコでもブラスは豪快そのもの、第3楽章中盤の盛り上がりは過去最強(弦もなかなか)、そしてラストの1音をスヴェトラばりのクレッシェンドで魅せた終楽章もプロアマ通じ過去最高クラスのド迫力、記憶する中で匹敵するのは数年前の齊藤栄一&水星交響楽団と一昨年のミッチー&サンクトペテルブルク響くらい、テミルカーノフ&サンクトフィルには完勝でした。アンコールは無し、と言うか、拍手が続いていても指揮者が戻るのは1度のみですぐ終了、という潔さや良し。

 まあ、ホールが小さいせいもあったかもしれませんが、凄かったです。新春から縁起がいいです。