2009年6月16日火曜日

アルミンク&新日フィルのマーラー9番

 今日も曇り、気温は昨日より更に低め、左膝は少しよくなってそこそこ歩けるようになりましたが、まだ階段はシンドく、壁打ちも2日連続してお休み。

 本日も夜はサントリー、3番で始まったアルミンク&新日のマーラーも最終局面を迎え、今日の9番と11月の8番を残すのみ、もし土曜にレック&東響をブッチしていなければ、この5日間で4日のサントリー詣でになる筈でした。

6月16(火) サントリーホール
 クリスティアン・アルミンク指揮新日フィル アルマ・マーラー 夜の光、マーラー Sym9番
最初はマーラー妻の初期歌曲、ところが大編成オケが既に配置に付き、歌手(市原愛)も伴奏ピアノも見当たりません。「キャンセルになり9番のみか」と思っていたら、何と舞台裏(袖?)から遠くピアノと歌が聴こえてきます。そして歌曲が終わると間を措かず第1楽章スタート、これまで通りアルミンクのマーラーはアク抜き薄めの味付けで、種々のパートが明瞭に主張する音作り、第3楽章ラストがかなり速かったことを除き、予想通りの流れでしたが、終楽章になると最初の動機から(コンマスともども)かなりの気合の入れようで、強弱の振幅も激しく、芯のある弦の響きが聴けました。ただ殆どの箇所が2つ振りで、そのせいか肝心の頂点で響きがぼやけることも。またオケ的にはややキツイ位に絞ったラストの弱音もなかなか効果的。ブラスでは(Pブロックしかも目の前がHrのベルという席だったためバランスはよく分かりませんが)Hrががっつり鳴っていたと思います。

 最後の一音が消えた後、アルミンクが棒を降ろすまで約40秒、そして緊張を解いた後も更に7、8秒は(怖くて)誰も拍手を始められませんでした。

 帰り道は3日連続して雷雨に遭遇、と言うか今夜はホールを出た時点でもう土砂降り、高速バスに乗った頃には今読んでいる宮部みゆき「模倣犯」が濡れてべこべこ(涙)、カバンに入れていたのに…。

 今晩から「LOST」シーズン3です!

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