2009年7月20日月曜日

豪快初シュールホフと端正ラフマニノフ - 十束尚宏&フィルハーモニア・エテルナ

 昨夜のヴェルビエの登り、大本命コンタドールは圧巻、またシュレク兄弟はもとよりサストレにも置いて行かれたランス、その映像(←後でYouTube視聴)はなかなか新鮮ながらやや複雑。

 続くリベルタドーレス杯決勝、ベロンがまだ元気にやっているのを見て驚き、ブラジルのチームが負けたのは悔しいけど、勝ったアルゼンチンのチームの方が魅力的なサッカーをしていたのも事実。

 すっきりと晴れたものの気温は低めで30度に届かず、昨晩もそうでしたが夜は微妙に曇っていてなかなか綺麗な夏の夜空を拝めませんが、木星だけは薄い雲などお構い無しに他を圧して輝いています。

 明日は試合なので今日は左膝の完全休養日、ゆっくり朝寝して午後はアマオケへ。アマとしてはトップレベルのこのオケ(前回はマーラー5番)、今回はシュールホフの5番という日本初演!の曲を採り上げています。

 そのエルヴィン・シュールホフは20世紀前半のチェコの作曲家で、ナチスの強制収容所で獄死したとのこと、交響曲は8つ書いているらしいです。

7月20日(月・祝) すみだトリフォニー
 十束尚宏&フィルハーモニア・エテルナ シュールホフ Sym5番、ラロ チェロ協奏曲、ラフマニノフ 交響的舞曲
 休憩はコンチェルト後かと思えばシュールホフの後、その理由は聴くと判りました。そのシュールホフは3管以上の大編成、行進曲風の第1楽章は頭からTbを中心にしてブラス吹きまくり、しかもずーっと同じ楽想のまま5分くらい突き進みます。続く緩徐楽章も盛り上がりは激しめ、Hrが見事でした。次のスケルツォ楽章もほぼ吹きまくり、そしてマーラー3番第1楽章の行進曲のパロディの如き終楽章ではまた行進曲風に盛り上がります。ただオーケストレーションが下手で音の重ね方が悪いせいか、オケを疲れさせた量ほどには演奏効果は上がらない印象、ともあれ、ややマーラーやショスタコーヴィチなどを思わせる曲想を満喫しました。
 後半はラロから、アンコールにバッハを1曲披露してくれたソリストのフリードリヒ・ドレシャルはウィーン・フィルの主席チェロ奏者、上手いオケはゲストも豪華です(笑)。最後のラフマニノフもオケが安定しており端正にしてスケールも大きい演奏、Saxソロは2ndClの持ち替え、ラストはジャーンとドラの音が綺麗に残り、アンコールは無し。

 今夜はこれからDREAMウェルター級GP、ワクワクしてます。

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