2009年11月23日月曜日

ブロムシュテット&チェコフィルのブルックナー8番

 昨日は寒くて凍えたので、今日から厚着&ベンチコートの完全冬仕様、今月頭はまだ半袖半ズボンだったので、ひと月と置かず夏モードから冬モードへジャンプしたことに。ただ雲が切れた昼前からどんどん気温が上がり16度超、1枚脱いでも暑くて閉口する羽目に。

 アマオケでマーラー5番を聴いた後、夜聴いたのはブロムシュテット&チェコフィルのブルックナー、開演前の夜空では木星と三日月がランデブーしてました。

 ブロムシュテットのブルックナーはゲヴァントハウス管との7番を聴いており、重厚さにケレン味も混じる印象深い演奏でした。しかもシャイーで聴いたゲヴァントハウス管とは音色が全く違っただけに、チェコフィルの音がどう聴こえるか楽しみです。

11月23日(月・祝) サントリーホール
 ヘルベルト・ブロムシュテット指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ブルックナー Sym8番
初めて前から見るブロムシュテットの指揮は意外とキビキビしており、強弱を巧妙にコントロールしつつ、フレーズごとしっかり組み上げてゆく印象、低音の効いた重厚なサウンドを引き出していました。オケは対向配置、まろやかなソロや音を割った豪快な強奏と、8本のHr軍団(内4本ワーグナーチューバ持ち替え)が出色の存在感、木管や弦もなかなか美しく、(苦手なPブロック左側ゆえ自信はありませんが)TpとTbは微妙に抑えた部分がありつつも、3楽章は高揚し、終楽章ラストは壮大に盛り上がりました。

 この10数年、アシュケナージ、クライツベルク、マカルなど色々の指揮者で聴くチェコフィルの音色にずっと不満を感じてましたが、(まだ弦の潤いとHrの色気が足りないにせよ)今日で半分以上は解消しました。

 今夜の演奏、僕は楽しみましたが、ブルックナー好きの知人は「あれはブル8では無い」と言ってました。むむ、難しい…。

 明日もブルックナー、インバルの5番です!

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