2009年11月24日火曜日

インバル&都響のブルックナー5番

 ほぼ終日の曇りで夜になって雨、この時期に2日と続けて晴れないのは例年より不順な印象、気温は平年並みながら、ギリギリ15度に届いたので少し暖かく感じます。

 夜は連日のブルックナー、振るのはインバル、彼の指揮で聴くのはほぼマーラー(あとショスタコやR.シュトラウスも少し)なのでブルックナーは初めて。ま、元々ブルックナーは余り聴きませんけれど。

 また本日のチケットはブルックナー好きの知人からの奢り!ご馳走さまでした。
 
11月24日(火) 東京文化会館
 エリアフ・インバル指揮都響 ブルックナー Sym5番
ブルックナーに関しては基準となる響きが自分には無いため確信はありませんが、インバルのスタイルは緩急の差がやや激しく、また色々なパートが明瞭に浮き上がる音作りを感じました。お得意の細部にこだわる面もちらほら。オケは弦がなかなかの鳴り、5本のHrはソロが安定、強奏の迫力はぼちぼち、TpとTbは最初から全開の1、2歩手前の吹きっぷりで、そのペースを最後まで維持、さすがに5番はブラスには過酷なのでラストで更なるパワーアップは無かったのですが、全体的にスケール大きな響きを楽しみました。

 5階席の奥までインバルの唸り声が聞こえてきました(笑)。

 昨夜のチェコフィルの8番は最後の1音の余韻が残るうちに拍手が始まり、「いくらブルックナーでもffで終わる曲の場合、(館内放送でもしない限り)このタイミングの拍手は無くならないだろうなぁ」と思ってましたが、今日は(約1名を除き)ほぼ余韻が消えるまで拍手が起きませんでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿