2010年1月8日金曜日

歌姫とハウンドドッグ - 海堂尊「ナイチンゲールの沈黙」

 昨夜のFMライブ、コウト&プラハ響の「春の祭典」は、整然としたハルサイが近年多い中、訥々とした野性味がいい感じ、俄然来週のプラハ響来日公演の「シンフォニエッタ」を聴いてみたくなってきました。

 朝はマイナス3度とほぼ平年値、よく晴れた日中は10度超と高め、綺麗な夜空では火星がたいぶ早く上がってくるようになってきました。今夜は夜9時過ぎでもう零下と冷え込んでます。

 本日は年末の帰省時に読んだ本から、「チーム・バチスタの栄光」の著者のシリーズ第2作です。

ナイチンゲールの沈黙 海堂尊
 病院に担ぎ込まれた伝説の歌姫と小児科メンタルケアを背景に、市中で起きた殺人事件に前回の迷コンビが挑みます。筆致は前作より更にこなれて物語性もUP、レギュラー陣に対抗し得る新キャラも登場しますが、ミステリー的興趣は薄め、次作以降へのブリッジストーリー的な印象を持ちました。
<< 以下完全ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 肝心の死亡時刻に関するトリックの説明が余りなされていない気がするのは、自分の読み方が悪いんでしょうか?

 読了後、以前録画しておいた本作のTVドラマ版を観ましたが、タイトルの"ナイチンゲール"を無視し、全く別の話に変えられていました…。

 明日は聴き初め、アマオケで火の鳥です!

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