2010年2月11日木曜日

タコオケの6番 - 長田&オーケストラ・ダスビダーニャのショスタコーヴィチ6番、ベルリン陥落

 朝から曇り空。、気温も夕方まで3-5度と低め安定、東京は降ったのか練習中止の報、のんびりと職場に寄ってから午後のアマオケへ、毎年熱い演奏をしてくれるショスタコ専門オケ、通称ダスビです。

 このところダスビはずっと会場が芸劇でしたが、今年は(来年も)トリフォニー、ホール前から建設中のスカイツリー(新東京タワー)の威容が望め、「ALWAYS 三丁目の夕日」を思い出しました。

2月11日(木・祝) すみだトリフォニー
 長田雅人指揮オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ ベルリン陥落、チェロ協奏曲2番、Sym6番
最初は映画音楽から独自に編んだ組曲で、いつもながらのTpベタ吹きのド迫力は最高です。続くVc協は聴き慣れない2番、晩年の作らしくチャカポコあり、Hr以外のブラスを排した編成による内省的な30分超はややキツかったです。ソリスト丸山泰雄は拍手に応えオケ伴付きのしみじみした曲をアンコール(ショスタコかどうか不明)、この時点で1時間25分経過。
 後半の6番、この曲の実演体験は5指に満たないのですが、第1楽章で恐怖感を覚え、第2楽章で戦争の如き烈しさを感じたのは初めて。Flソロが見事。速いけれど(長田氏にしては)驚速テンポではなかった終楽章も激しいパーカッションの打ち込み中心に豪快。メインが小ぶりだったせいか、そこから怒涛のアンコール3連打、まずオペレッタと映画音楽から終楽章と似たノリの激しい曲を2連発、後者(たぶん団長編曲)は掛け声付き、そしてその掛け声を観客に要求し再度その曲を、大盛り上がりでした。

 6番がメインだと物足りないかも、と思ってましたが、いやいや、6番に対する認識を新たにしたのみならず、前半やアンコールを含めると、ここ5年のダスビで1番の満足度(8番以来)でした。

 家に着く頃は雪になってると思い傘を持参しなかったのに、予想に反しただの土砂降り、すっかり濡れ鼠です。

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