2010年3月7日日曜日

重なる5番 - 末廣誠&都民交響楽団のマーラー5番

昨夜のテレ朝新人シナリオ大賞「臨月の娘」は不審に感じた点が実は結末への伏線、という構成に唸らされ、寝呆けながら観ていたことを後悔、ま、昨年の「ゴーストタウンの花」と同様、再放送をチェックします。

 量は少なめながら昨日からずーっと雨は降り続き、午前のテニスはまた中止、これで3週連続して週末は雨(涙)。昨日の暖気の残りで夜半に8度近くあった気温は朝を過ぎても下がり続け、昼過ぎは4度台、夕方は3度台、夜になって更に下がってます。

 昨日から症状が強く出ている花粉症(らしきもの)の影響か、朝起きると喉まで痛く、日中は鼻水タラタラとコンサートには不向き、今は目が痒いです。

 朝はゆっくりして、午後はアマオケ、留守録のためFM番組表をチェックすると、何と地震で潰されたギーレンのブルックナー1、9番が午後再放送されます、有難うNHK!

 それをセットしてアマオケへ、ただ、全く同じ時間にマーラー5番とブルックナー5番が重なっていて痛恨。勿論マーラー協会員としてはマーラーを選択すべき、ですが貴重度から言えばアマオケが余り手を出さないブルックナー5番、しかもアマオケによるブル5がプロの同曲を抑えて昨年マイベストに入っているだけに迷いました。

 が、やはりマーラーを選んで上野へ、と言うのもこちらのオケ、所謂市民オケの中では自分の知る限り1番上手で、弦の音程を余り気にせず聴ける唯一の市民オケ(都民ですが)と言える存在なんです。

3月7日(日) 東京文化会館
 末廣誠指揮都民交響楽団 ハイドン Sym104番、マーラー Sym5番
オケは先日のロイヤル・ストックホルム・フィルと同じタイプの対向配置、気付いてなかっただけでこのタイプの対向配置(1stVnと2ndVnの間に左がVla、右がチェロと弦バス)も珍しくないのかも。マーラーでのTpソロはぼちぼち、Hrソロは男女2人で分担しどちらも上手、特に第3楽章担当の女性の色気たっぷりの音色とヴィヴラートがGOOD、末廣氏のクセの無い棒の下、オケは安定した演奏、特に第4楽章弦の澄み切った響きが印象的、終楽章クライマックスで弦がブラスに負けずに聴こえるffもさすがで、立派な演奏ではありました。が、これだけ上手なら+αの何かが欲しいなあ、と贅沢な感想も。

 今年も末廣氏自らが筆を執るパンフの曲目"快"説の饒舌は最高でした。

 このオケ、往復葉書で申し込み、抽選で招待葉書が貰える、というスタイル、午後2時開演で座席券との引き換えが12時スタート、時間に余裕があったので「良い席はお早めに」と12時10分(開演2時間近く前!)に行ったのに、3階Rの端っこの方、一方開演20分前に到着した知人は5階ながらセンターブロック、げ、解せません。

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