2010年8月11日水曜日

背後は重い軽妙ハードボイルド - 道尾秀介「片眼の猿」

 あーあ、ついに5連敗、まあ、いいですけど。それより横浜さんグッジョブですっ! 

 そこそこの晴れながら台風の影響か雲多く風も強め、気温も先週の予想程は上がらず33度台、実家の石川では37度台を記録したとのこと、羨ましい限りです。

 本日は先日の試合の時に読んだ本から、「向日葵の咲かない夏」で驚かせてくれた道尾秀介の第5作、ノンシリーズ作品です(たぶん)。

片眼の猿 道尾秀介
 盗聴を得意とする私立探偵が産業スパイの調査をするうち殺人に遭遇、個性的な仲間達と事件の解決へ、という軽妙なタッチのハードボイルド、と思わせておいて終盤色んな真実が炸裂、仕掛けを見破ったと思っていてもそれ以上のサプライズを味わうと共に、軽いノリで書かれた理由まで最後に浮かび上がる仕組み、ちょっとあざといけど。

 処女作「背の眼」あたりに比べると格段にリーダビリティも向上してます。

 因みに著者の書下ろし原作によるドラマ「月の恋人」は、結局ミステリー的オチの無いオールドファッションな恋愛ものでしたが、一つだけ小ネタ(硬貨4枚の示すもの)でオチがあってちょっとビックリ。

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