2010年11月5日金曜日

ギャルドのダフクロ、ボレロ

 昨夜の日本シリーズ中継の千葉テレで盛んに流れていた「東京ドイツ村」のCM、でも場所は袖ヶ浦、って木更津の近く? ディズニーランドも真っ青の誇大インフレ命名にしばし唖然。

 連日の冬型晴れ、昨日同様朝は冷え込んで2度、ただ日中は18度まで上昇、構内の紫ムクゲ(フヨウ)も気が付けば1輪しか花が残ってません。

 夜はギャルドの2日目、個人的注目はダフニスとクロエ、と言うのもこの曲の吹奏楽版には2つの思い出があるから。

 まずブラスで全日本を目指していた中学時代、全国大会で出雲一中(たぶん)演奏する同曲のレコードを聴いて「これが同じ中学生か…」と呆れたこと。

 次は大学の頃、ブラス時代の先輩属する国立音大ブラスオルケスターの定演で聴いた同曲、クライマックスでの耳を聾する大音響は、先日書いたオーマンディ&フィラデルフィアに匹敵する迫力でした。しかもその時指揮していたのは奇しくもギャルドの常任だったロジェ・ブートリーでした。

11月5日(金) 芸術劇場
 フランソワ・ブーランジェ指揮パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団 バーンスタイン キャンディード序曲、ハチャトゥリャン 仮面舞踏会、剣の舞、レズギンカ、ラヴェル ダフニスとクロエ、ボレロ
 最初のキャンディードは弾(ハジ)け方が足りない印象、その後に縦揺れ地震が来てビックリ、地震に慣れている我々よりも怖い筈なのにOb奏者が大袈裟なヴィヴラート音出しのお茶目っぷり。次の仮面舞踏会はまろやか系サウンド、続く剣の舞、レズギンカは、パーカッションソロに石川直をフィーチャー、大小9個のドラムを半円に並べて叩き通し、それを消さぬ配慮か、激しい曲なのにオケは抑え目。
 後半のお目当てダフクロではFlに女性エキストラ1名、"夜明け"の頂点部では今回唯一ともいえる巨大な音場が現出、この瞬間が今回2度の公演での白眉かも、と言うのも"全員の踊り"ではぼちぼち程度の迫力だったから。続いて再び石川直がステージ前に加わったボレロ、Tbソロは無難、終盤のTpはピッコロ使用、ラストの迫力はぼちぼち。
 アンコールは4曲!まず石川直が鐘の様な音のする特殊ドラムでアクロバットを披露、続いて先週と同じく熊蜂の飛行、次にブラスが活躍する活発な曲(作曲者不詳)、最後に観客の手拍子を交えラデツキー行進曲、Hrの起立パフォーマンス付きでした。

 明日はメッツマッハー&新日の6番メータ&IPOの1番とマーラー連投です!

0 件のコメント:

コメントを投稿