2011年10月22日土曜日

Z席のサロメ - ラルフ・ヴァイケルト&東フィル

 久々に夢を見ました、しかも鮮明なやつ(YA)。

 朝からの雨、ただ今後は快方に向かうらしいし東京は違うかも、とますはテニス道具を取りに職場へ、その時はやや強め程度の降りだったのに、そこから最寄り駅へ向かう際は土砂降り、傘さし自転車1キロ余の道のりで荷物も含めてずぶ濡れになりました(涙)。

 東京に着いても雨上がっておらず、練習はもとより、その後応援に出向く筈だった教え子の団体戦も中止、いきなり夜の宴会まで暇になり、試しに新国に寄って「サロメ」最終日のZ席に並んでみました。

 新国のZ席(1500円)と言えば以前「軍人たち」の時に1度トライして敗北、もうやめよう、と思った経緯あり。

 また最近はZ席のWEB抽選なるものも始まったと聞き、実は今回の「サロメ」で初めてトライすれど余裕で落選。そのWEBの分Z席の当日売りは少なくなっていることが予想され、並んでも無駄だろうなあ、と新国に着いたのは朝9時頃、それなりに並んでらっしゃいます。

 販売開始の10分位前に「本日のZ席の枚数は26枚です、これから人数を数えます。」と1名ずつカウント、ドキドキしながら待っていると、なんと自分が26人目!ラッキーです。

 その後先頭から1人ずつ席を選ぶことなく指定されたチケットを受け取ってゆき、自分の10人ほど前からは席番を読み上げる声が聞こえ、全員が4階LかRの1列目、つまり舞台の脇だけれど通常のD席より舞台に近く、かつ横向き1列しかないので身を乗り出してもOKそうな席、座ってみたかった場所です!

 しかーし!何故か自分だけはL3列の3番と言われ、サイド席初体験はならず、でも生まれて初めてのZ席GETはちょっと嬉しいです。

 ところで新国「サロメ」は既に2008年に1度観ているし、更にその前にも1度観ている気もするのにまた参戦したのは、ひとえにR.シュトラウスが好きだから、じゃなくて(笑)、Youtubeで見たボローニャでの7つのヴェールの踊りを見る限り、今回のタイトルロールのエリカ・ズンネガルドは新国サロメ史上最も細身(とは言っても相対的ですが)で踊り栄えがしそうだから。

 開演までは新国横の無線LANの入るマックに100円で数時間居座り、映画と舞台を数本ダウンロードしました。

10月22日(土) 新国立劇場
 ラルフ・ヴァイケルト&東フィル R.シュトラウス サロメ
4L3列3番(左端)に座ってみると舞台の右半分しか見えません(涙)、ただ中央寄りの1番の席が空席で2番の方が開幕と同時に1番へスライド、自分も真似して2番へスライド、何とか井戸は視界に入るようになりました。尾高忠明の代役ヴァイケルトは大人しめながら手堅い音作り、最終日のせいかオケも安定してます。少女っぽさを(頑張って)出していたズンネガルドは身体が(相対的に)細めで声も細め、それを考慮してか終盤ではオケも抑えめ、ただ最後の頂点など管弦楽だけの時はまずまずの迫力でした。お目当て7つのヴェールの踊りではオケもほのかな官能性があり、踊りがそれなりにサマになるズンネガルドは胸までの露出、やっとこのプロダクション当初の本来の演出に戻ったのは喜ばしい限りです。

 舞台が見辛い反面オケの右半分はそこそこ見えて、Tbが4本もいるなど編成の本数が多いのが印象的でした。

 明日はアマオケでローマの噴水とシベリウス7番です。

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