2011年11月25日金曜日

作風転換?第1作は日本版JFK - 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

 風邪は少し快方になれど食欲はゼロ、犬猫療法的には1日寝ていたいところですが、午後は横浜で講義があるのでそうもゆかず、朝は普段通りにまず職場へ行き、昨日届いた実家のミカンを朝飯代わり。

 朝は零度台とやや冷え込みつつもよく晴れた日中は15度超と高め、職場から出る際チェックした構内の紫フヨウ、先週から花が見えなくなっていたのに半開きの蕾が!衣替えしてしまった自分より逞しいです。

 ややグロッギー状態で乗った上りのつくばエクスプレス、我ながら現金な物でスレンダーな女神が降臨して一気に元気が戻りました。

 本日は横浜への往き帰りで読了した本から、先日に続き伊坂本、一般読者にもブレイクして(2008年度「このミス」第1位、そしてすぐ映画化)転機となった作品と言えるかも。

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎
 J.F.ケネディ事件を下敷きに、日本(仙台)で起きた首相暗殺事件の濡れ衣を着せられた主人公の逃亡劇を伊坂調で描きます。巻末解説(新潮社文庫版)にある様に、これまでの特徴であるミステリー的仕掛けや伏線の回収は意図して少なめにして、反面胸が熱くなるシーンは増やして、より一般的なエンターテイメントに仕上がっています。個人的には以前の作風の方が好きですが。

 自分は残念ながら違うのですが、ビートルズにより詳しいと、感動がより一層高まりそう。あとこれまでの作品は映像にしても原作に及ばなさそうでしたが、本作は映像化とも相性が良さそう、そのうち映画も観てみます。

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