2011年12月25日日曜日

朝活オケ、夜の4番と1番やや原典版 - 小柳英之&モーニングフィルのマーラー4番、1番

昨日の有馬記念、内を回らないと末脚が不安なブエナに比して、位置取りを気にせずぶっこ抜く3冠馬オルフェーヴルの圧倒的な強さにかつてのルドルフを重ねてしまいました。

 朝はマイナス4度とそこそこ冷え込み、冬晴れの日中も8度に届かず低め、今夜からFMでバイロイトの中継がスタートするので集中です。

 本日は昨夜のコンサートから、聴いたのはやりたい人が集まって数回のリハでマーラーを演奏するオケで、これまで旗揚げ公演の9番7番5番6番と聴いてきました。

 今回は何と4番と1番を一気に演奏、(マーラーをやりたい人が多い)管楽セクションは参加料が要るけれど弦楽セクションは無料、というスタンスらしく、そのせいで管の少ない4番は1度企画倒れになっており、1番と抱き合わせで実現、という流れでしょうか。あと名前はモーニングフィルなのに、前回に続き夜公演、しかも開演は午後7時半と遅めです。

12月25日(日) めぐろパーシモン
 小柳英之指揮モーニングフィルハーモニー管弦楽団 マーラー Sym4番、Sym1番
まずは4番、オケは対向配置、弦バスが8人もいてよく集めたなあ、という印象、ソプラノソロの紺野恭子は第2楽章後に登場、このオケにしては弦が不安定でした。あとHrトップにとって高い音を弱音でかなり吹かされる難しい曲だってことを初めて認識。
 後半の1番はびっくり!ハンブルク稿っぽい演奏、ただそれにしては記憶より現行版と違いが少なく(とは言えハンブルク稿はヤングヤマカズで1度聴いたことがあるだけなので自信無し)、"花の章"も無いので自分の知らない原典版か独自の折衷版かも、第1楽章前半のTpファンファーレが舞台裏じゃなくて舞台上(ミュート)だったり、第2楽章冒頭の低弦にティンパニを重ねたり、第3楽章冒頭が弦バスとチェロのダブルソロだったりする点はハンブルク稿と同じ、一方ティンパニやHrの数(2組と7本)など現行版っぽく、Hrの起立も現行版通りに実行、奏者が慣れている1番の割には弦と木管に乱れが多かったのは版のせいか(リハ不足のせいかも)、それでもブラスはなかなか、特にTpが出色の鳴りで最後はそれなりに盛り上がりました。

 期待値が上がっているせいかもしれませんが、9番から回を追うごとに出来が悪くなっている印象です。これで純器楽曲はやり尽くしたので、一区切りでしょうか。

<追記>
 やはり1番は現行版をベースにハンブルク稿を取り入れた折衷版だったそうです。

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