2012年2月3日金曜日

内藤&ニューシティ管の朴訥系マーラー5番

本日も冬晴れ、朝はマイナス7.7度とかなり冷え込み、日中も7度台と低めでした。

 先日の試合の続きで今日も休暇、11時ラウンドだったのでまず朝イチに職場へ、今日中にやっておかなければいけない仕事を発見して(涙)から千葉の会場へ、やはり南茨城より雪が多く残ってます。

 サクッとシバかれ、午後3時頃に職場復帰、滞在1時間で宿題をこなし、次はコンサートに参戦すべく東京へ。

 聴いたのは内藤彰&ニューシティ管のマーラー、このコンビに関してはブルックナーをマニアックな稿で演奏する、という程度の認識で、5年以上前に8番と9番(しかも全曲版!)を聴いてますが、マーラーはどうなんでしょう。

 開演の7時ちょっと前に着くと内藤氏によるプレトーク(知らなかった…)の真っ最中、前座の曲とマーラー5番との関連性、およびマーラーの時代はノンヴィブラートだったので今回もノンヴィブラートを指向(しつつさすがに無理なので弱めに)して演奏するとのお話。

2月3日(金) オペラシティ
 内藤彰指揮東京ニューシティ管 山田一雄 おほむたから、マーラー Sym5番
最初のヤマカズは20数分?の大編成曲、雅楽風のモチーフと(プレトークで指摘があった通り)マーラー5番の第2楽章を真似た楽想が印象的、ブラスを豪快に鳴らしていて後半大丈夫か?と少し心配。休憩を挟んでマーラー、太めの音のTpソロはまずまず、Hrソロはプレーンな吹きっぷりでこれもなかなか、ただ新版(2002年)の楽譜とのことでしたが、3階LからはHr(やVn)が完全ブラインドゆえ第3楽章で起立したかどうかは不明、少なくともステージ前には出てきませんでした。内藤はやや遅め(特に第1楽章)の棒で、テンポの揺らしも少なく木管のしゃくりや弦の粘りなどマーラー独特のアクも無し、ブラスを鳴らして骨太な音作りながら全体的には朴訥な感じの変わったマーラーを展開、オケもマーラーのノリに馴染めないのかベルアップをしない人も。準ノンヴィブラート奏法?の影響か弦は伸びに欠ける印象で、改めてチューニングをやった後の第4楽章も色気ゼロの清明な音作り、終楽章クライマックスの金管コラールが盛大に鳴った後、ラストに数少ないケレン味を見せて猛然とアッチェレしての終了でした。

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