2012年2月5日日曜日

純朴系ギタリストの優雅にして繊細 - パク・キュヒ(朴葵姫)さんのギター

悲しいニュース:パーヴォ・ベルグルンド氏が1月25日に、ゲルハルト・ボッセ氏が2月1日に死去
昨年ボッセの至芸に触れられてよかったです。ベルグルンドは残念ながら聴けずじまい、いや、ずっと昔に聴いたかも、うう、ボケ老人なので分からなくなってしまった…。

 ほぼ終日の曇り、その割には朝は冷え込んでマイナス4度台、勢い日中は上がらず7度台と共に平年より低め、予報で週末は暖かくなる、と言ってたんですが…。

 3時間睡眠で早起きし東京に出て練習、午後は渋谷タワレコのインストアイベントに寄りました。聴いたのはパク・キュヒ(朴葵姫)さんのギター、韓国生まれで現在ウィーン在住とのことですが、日本暮らしも長いらしく日本語ペラペラでした。

 見た目と話しっぷりは純朴なお嬢さん、って印象でしたが、最初の「アルハンブラ宮殿の思い出」が始まるや、そのトレモロの優雅で滑らかな響きに驚愕、その後はギター通好みの曲?中心にアンコール含め計4曲、変奏曲における様々な表情の変化が興味深く(左手だけで演奏する面白い趣向の変奏も)、指くるくる系の部分でも表現が繊細なのにはただただ感服。

 もっとずっと高名なアーティストでも閑古鳥が鳴くことがあるのに、会場は黒山の人だかり、サイン会は長蛇の列、「ルックス良さそうだから見に行こう」といった自分の如き品性下劣な輩はクラシック村には余りいないと思ってましたが、違うのか?

 夕刻地元ターミナル駅に到着、地上への長ーいエスカレーターを歩いて登る際、遥か上方にやはり歩いて登るミニスカ女性が視界の隅に、品性下劣人間の悲しい性(さが)ゆえうっかり見上げた瞬間、コケて足先を角にぶっつけてしまいました。

 過去に2、3度経験して知ってるんですが、エスカレーターってギザギザになってるせいか、角に足指をぶつけると相当痛いのみならず、大概は切れてビックリするほど血がどんどん出てきます。今回もその例に漏れずサンダルは血まみれ、更に路上にも点々と血を垂らしつつ帰宅する羽目に(涙)、品性下劣のバチが当たりました(笑)。

 明日は沼尻&読響のストラヴィンスキー3大バレエ一挙演奏です!

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