2012年3月26日月曜日

大宮オープン2012

本選1R、若者に0-6,0-6で瞬殺、ダブルフォールト5つ(うち4つが1stSet)とあり得ない多さ、クラブハウス近くに河津桜っぽい濃いピンクの早咲き桜と白いモクレンの花が咲いてました。

 本日貰ったアドバイス:
・ダブルフォールトは勿体無い
・バックに集めるなどもう少しコースに工夫を

 行き道、武蔵野線で「吉川美南駅」なる新駅に停まってビックリ、なーんにも無い所なのに…。

2012年3月25日日曜日

練達オケの開放的なR.シュトラウスとブルックナー9番 - 末廣誠&都民交響楽団

さっき西の空で金星と木星の下に三日月が来てくの字型になってました。
明晩は三日月が更に上昇、金星と木星の間に割って入り、3つが縦に並ぶ天体ショーが見られそうです。

 漸くすっきり晴れ、朝はそこそこ冷え込んで0度台、ただ「晴れるけれど日中は寒く10度までしか上がらない」との予報はまたも外れて9時過ぎには10度超え、早起きして東京に出て午前中はテニス、久々に短パンでプレーしました。

 コート近くの梅干屋さんの梅林は先週より更に花が増えて満開に、3月末で梅がまだ上り坂とはホントに遅いです。

 正午過ぎに練習を上がり、15度に達する(今年2度目)ポカポカ陽気の中、上野へ移動して午後はアマオケ、これで3日連続しての文化会館詣で、聴いたのはアマオケでもトップクラスの技量を持つオケ、一昨年にマーラー5番を聴き、また昨年は10番の予定でしたが震災で流れて(涙)います。

3月25日(日) 東京文化会館
 末廣誠指揮都民交響楽団 R.シュトラウス ドン・ファン、ブルックナー Sym9番
前半はR.シュトラウス、最初からブラスが開放的、特にTpトップの鳴りが凄いです。(双眼鏡で)よく見るとオーケストラ・ハモンの「ローマの祭」で暴れまくっていた豪腕プレーヤーと同じ方かも、ただ私的MVPは彼ではなくて前半トップを吹いた美人Fl奏者です。後半ブルックナーは9番にしては珍しいハース番とのこと(自分には違いが判りません)、Hrが9本(うち4本ワーグナーチューバ持ち替え)もいます、ここでもブラスが開放的に鳴り、弦の純度高い響きとあいまって、なかなか見事なサウンドが聴けました。

 今夜はF1マレーシアGPです! とついつい思ってしまいます、地上派中継の無い生活にまだ馴染めません(涙)。

2012年3月24日土曜日

外山&8音大合同オケのアルプスSym

今朝ワイドショーでmiwaさんという女性シンガーソングライターが生で歌っていたんですが、個性的で魅力的な歌声でルックスもそこそこ、注目かも、って自分が知らなかっただけか。

 また週末は雨、三寒四温(日本のこの時期の気候を指す言葉ではありませんが)だと思えば1週間周期に崩れても文句は言えないか。

 ただ「雨は朝だけ、昼には晴れて15度まで気温が上がる」という予報はブタ外れ、お昼を過ぎても雨は上がらず、気温もほぼ終日10度未満と低めでした。

 当然午前中のテニスはキャンセル、ゆっくりして午後のコンサートへ、聴いたのは首都圏8つの音大(国立、昭和音大、洗足、東京音大、芸大、東邦音大、桐朋、武蔵野)の合同オケ、昨年が企画初年度だったのに震災で流れ(スダーンが振るローマの松、展覧会だっただけに残念至極)、仕切り直しの企画です。

3月24日(土) 東京文化会館
 外山雄三指揮音楽大学フェスティバルオーケストラ 武満 弦楽のためのレクイエム、ヤナーチェク シンフォニエッタ、R.シュトラウス アルプスSym
最初の武満は置いといて次のヤナーチェク、バンダは舞台上ブラスとパーカッションの間に起立し、Tp9本、バスTp2本にテナーチューバ2本、殆どが女性、本隊もHr5、Tp4, Tb4、と結構いましたが、全体的にはやや散漫な響きで編成の割には密度が薄く感じました。
 休憩時パンフレットを見ると何と管楽器は前後半で(バンダ含め)全員入れ替え、しかもアルプスSymのバンダ(舞台裏でした)はHr21本!にTp(いたっけ?)とTb各2本(ただカーテンコールではもっと大勢出てきた感じ)、後半のステージ上にはHr9、Tp5、Tb4とたっぷりいたので、全体で少なくともHrは35人、Tpは22人もいることに! そのR.シュトラウス、弦は少し厚みを増して全体の響きの密度も上がった印象で、要所でそれなりに豊麗な響きが楽しめました。Tbがよく鳴っており、Tpはトップとアシどちらも辛そうでしたがクライマックスのハイDはバッチリ、ただ外山氏のややぶっきらぼうな棒のせいか色んなパートが出を間違えて乱れる部分が散見、あとウィンドマシーンを回す女性がシンドそうでした(笑)。アンコールは予想通り自作の「管弦楽のためのラプソディ」、先日のダスビと同様、冒頭の拍子木はブラス全員で叩いてました。

 開演前はまだ雨でしたが、終演後外に出ると上がっており(ただ気温は余り上がらず)、地元に着く頃には星空に。

 明日はテニス出来そう、でその後はアマオケでブルックナーです!

2012年3月23日金曜日

インバル&都響の豊麗ショスタコーヴィチ4番

昨日気になったニュース: 映画「ジョン・カーター」、史上最大の赤字作になる可能性
うーむ、個人的には興味津々なんですが、「スターウォーズ」が古典となっている今日、超古典スペオペを映画化する意味は無かったのか…。

 朝は曇り、予報通り早々と午前中に12度台になり、それ以降雨が降り出してからは低下傾向、また週末に向けて下り坂です(涙)。

 夜は上野に出てインバル&都響のショスタコーヴィチ、しかも貴重な4番です。これを実演で聴くのはプロアマ含め5-6回目位か。

3月23日(金) 東京文化会館
 エリアフ・インバル指揮都響 チャイコフスキー ロココ風の主題による変奏曲、ショスタコーヴィチ Sym4番
前半チャイコフスキーのソリストは宮田大、ワイルドな弾きっぷりで5階隅まで音が来てました。後半お待ちかねショスタコ4番、インバルは第1楽章高速フーガも余り速くなく、思ったよりもとんがらない解釈、音作りもこの曲に期待しがちな鋼の響きと言うよりやや柔らかみとふくよかさのあるもの、ただ弦が分厚く、ブラスもよく鳴り、そして何より木管もそれに負けない吹きっぷりで、豊麗な響きを満喫、個人的MVPは胸元がセクシーなClトップです。あとFM解説で金子建志氏(会場にもいました!)が指摘していた第1楽章での"カッコウ"のパッセージをインバルが強調していたため自然とマーラーを思い出し、終楽章でマーラー1番の第2楽章のパッセージが響くに至りぴったりハマって腑に落ちました。

 昨年このコンビで5番を聴いた時は(ライブレコーディングのこともあってか)しきりに「指揮者が手を降ろすまでは拍手はやめて」との館内放送があり、にも拘らずフライング拍手をする人々がいましたが、今日も同様の放送があり「でもワザとやる人いるんだろうなー」と思っていたら行儀のよいお客さんばかりで大丈夫でした。

 日記を紐解くとプロオケで聴いた4番はこの6年で大野&新日アシュケナージ&N響ミッチー&東フィルの3回、今夜はそのどれよりも印象が良かったです、忘れてるだけかもしれないけど。

 明日は音大合同オケでシンフォニエッタとアルプスSymです!

2012年3月21日水曜日

ハードボイルドな3人女 - ボストン・テラン「音もなく少女は」

3日連続して晴れ、やや風強く、気温低め、その中でも最低マイナス1度弱、最高12度弱と最も気温が低かった一日、3月に入って3週間、うち最高気温が平年を超えたのは4日間しかありません。

 昼休み壁打ちした場所の隣にあるグラウンドの外野が、いつの間にかオオイヌノフグリの青くて小さい花で一杯になってました。

 本日は少し前に読んだ本から、昨秋始めた、最近の「このミス」第1位作品をまとめて読む企画、その少し間が空いてのフィニッシュとなった2010年度第1位「愛おしい骨」を読んだのを機に、同じ年に「このミス」ランクインした本を何冊かまとめて読むことにしました。

 まずは2010年度第2位だった本作、「神は銃弾」(2001年度「このミス」第1位!)の著者によるクライム・ノベルです。

音もなく少女は ボストン・テラン
 ブロンクスの下町を舞台に厳しい境遇と闘う3人の女性の物語、犯罪はそれなりに起こりますが、プロローグで既に示されている結末へ収束するだけなのでミステリー度は低く、主題は男根主義に敢然と立ち向かう女性達の生き様に見えます。「神は銃弾」では女性主人公にしては骨太な物語だなあ、って程度の印象でしたが、本作ではフェミニズム的視点全開です。

 邦題からは1人の少女を主人公とした物語と見えますが原題は"Trois Femmes"(3人の女)、つまり実質女三代記、そのせいか「赤朽葉家の伝説」を何となく思い出しました。

 特に理由も無く著者のB.テランは男性かと思ってましたが、もしかしたら女性なの?と思わされました。

2012年3月19日月曜日

もっと強く - 散歩道楽特別公演 ストロンガー

本放送時に地震に伴う?放送事故で欠けのあった「さよならぼくたちのようちえん」、昨日再放送があり1年越しの完全視聴、同じ坂元裕二作品として「Mother」芦田愛菜から「それでも、生きてゆく」ダンドリ娘満島ひかりへのブリッジになっていること、そして「家政婦のミタ」のきい役でブレイクする子が重要な役をやっていたこと、など振り返って観ると新たな発見。

 朝は最低4.6度と高め、よく晴れた午後は最高12.9度とやや低め、飛び石連休の狭間ってこともあり仕事を休んで連休化、まず午前中から昼過ぎにかけて都心でテニス、風が強かったですがほぼ北風だったため春一番にはならない感じ。

 テニスの後、タンメンを経由して夜まで六本木界隈でぶらぶら、夜は観劇、例によって奇特な方からの頂きもの、ハロプロ系アイドルの初舞台主演、ってことで参戦を決めました。

 ただハロプロと言っても、モー娘にどんなメンバーがいるのか、他にどんなユニットがあるのか、も全く知らず、ただ昨年末に舞台挨拶付きでハロプロ勢多数出演の映画「王様ゲーム」試写会を観て、今はドラマ「数学女子学園」で学習中、そのドラマで特別クラスだった3人(℃-ute)が本公演に出演しており、うち1名(萩原舞)が主演です。

3月19日(月) 六本木俳優座劇場
 散歩道楽特別公演vol.2 ストロンガー
兄ひとり妹ひとり、2人きりで荒れた生活をする兄妹が、周りの人々に支えられて再生を始める物語、カットバックを多用し、現在の境遇に至った経緯が徐々に明らかになる構成が面白く、箱が小さめなせいかパロプロ勢のセリフも特に聞き取りにくいことも無く、2時間弱一気に楽しめました。

 あと「数学女子学園」でパソコンを使ってニーナに挑戦していたハロプロ研修生(田辺奈菜美)が子役で出ていました。

2012年3月17日土曜日

旗揚げ公演はマーラー9番 - 児玉章裕&みなとみらい21交響楽団のマーラー9番

あーあ、そう言えば今年からF1中継無いんですね、淋しい…。

 表参道駅で乗ろうとした銀座線が目の前を発車、と思うと反対側の半蔵門線のホームにも銀座線の電車(橙色)が! あれれ?

 よく見るとオレンジのペインティングのせいで銀座線と思っただけで、やはり半蔵門線でした。スカイツリー駅開業の影響で、乗り入れる東武電車のカラーリングが新しくなってるんでしょうか?紛らわしい…。

 ところで「とうきょうスカイツリー駅」って、新駅を作って命名するのならまだしも、元の由緒がある「業平橋駅」を捨てて改名するなんて愚劣な気がします。だったら「芝公園駅」や「御成門駅」も「東京タワー駅」かよ!
(↑でも実際、御成門は別称「東京タワー前」なんだそうです…。)

 さて本題はコンサートハシゴの後半戦、夜に聴いた新規アマオケの旗揚げ公演から、マーラー100年目の命日(2011/5/18)に設立宣言されたとのことでメインは勿論マーラー、しかも9番です。

 9番はアマオケばかりで今年に入ってもう3度目、しかも同曲を既にプロアマ併せて3度スルーしてるので、多い人なら3か月で6度は聴いてることになります。

3月17日(土) みなとみらいホール
 児玉章裕指揮みなとみらい21交響楽団 J.シュトラウスII 楽しめ人生を、マーラー Sym9番
最初のJ.シュトラウスはその第5ワルツ(ウィンナ・ワルツ1曲に5つもワルツが入っているとは知りませんでした)がマーラー9番第1楽章で引用?されるゆえの選曲とのこと、でも注意して聴いてもどの部分のことかさっぱり判らず(涙)。休憩を挟まずマーラーへ、オケは2ndVnとVlaを入れ替えた対向配置、木管は大勢いましたが金管はアシ無し最小本数、TpトップとHrトップはまずまず、全体ではTbがよく鳴ってました。達者な奏者もいますが全体的には発展途上なオケゆえ少々キビシイ部分もありつつも大崩れせずコーダまで到達、結尾で何度かある1stVnから2ndVnへと音を受け渡す箇所を、児玉氏は間に必ず休符を入れて振っていたのが印象的、楽譜要チェックです。音が消えて後の黙祷は10秒程。

<追記>
 上記の箇所、スコア上1stVnと2ndVnの音の間に休符はありませんでした。独特の解釈だったんですね。

ラザレフ&日フィルの濃厚ラフマニノフ2番

朝から小雨、気温は朝の5度を底としてダラ上がり傾向、夕方以降も上がり続けて深夜12時の8度が最高値でした。

 まずは早起きして後輩の応援に昭島へ、着いた頃には雨は上がり、オムニだしやってるだろう、かと思えば人っ子一人おらず(涙)、中止とのこと、残念、その後も昼まで昭島は雨が降らず、やれたのに、と思いつつ都心に戻ると雨、調べてみるとこの時間帯は東京の東西で降雨が分かれていた模様。

 この日はコンサートのハシゴ、まず午後はサントリーでラザレフの振るラフマニノフ。豪快なラザレフは大好きなのですが、なかなか安価入手叶わず、聴くのは読響との「祭」以来4年振りです。

3月17日(土) サントリーホール
 アレクサンドル・ラザレフ指揮日フィル エルガー チェロ協奏曲、ラフマニノフ Sym2番
前半エルガーのソリストは横坂源、まだ10代に見えました(実際は20代半ば)。後半はお目当てラフマニノフ、第2主題がねっとりだった第1楽章提示部のリピートは無し(賛成!)、棒を使わないラザレフは精力的に両手を使って細かく指示を出し、これまで目立たなかったパートも際立つ音作り、第3楽章のClソロでも"合いの手"をかなり強調しつつ、ソロもそれに負けないよう朗々と吹かせていたのが印象的、全体的に歌い回しを粘る訳ではないのですが弦中心に頻繁に煽るので表現は濃いめ、あと第3楽章の終わりをマーラー9番結尾の如くやる指揮者はそこそこいますが、ラザレフも両手をひらひらさせながらゆっくり下ろしてゆき、どこで音を止めればいいか分からない作戦、余りにゆっくりやったので手が降りきる前に全員の音が消えてしまってました。終楽章は速めテンポで歯切れよく、クライマックスのブラスもまずまず鳴っての大団円、最後の1音でラザレフは両手を挙げて客席を向くパフォーマンス、会場大盛り上がりです。アンコールには定番「ヴォカリーズ」、こっちの最後の1音はしっかり音の消えるポイントを示すディミヌェンド。

 まだ小雨の残る中を南北線から東横線経由でみなとみらいへ向かい、新規アマオケの旗揚げ公演のマーラー9番へ、こっちの感想は次の記事で。

2012年3月15日木曜日

映像的サスペンス&ファンタジー - 高野和明 「6時間後に君は死ぬ」

 朝は-2.7度と冷え込み、晴れた日中は14度強と暖か、と日較差の大きかった1日、最高気温が平年を上回ったのは8日振りです。

 ここ数日で頑張りで、合宿による体重増2kgのうち1kgを取り返しました、けれど次の1kgが難しく、しかも今夜は研究室の宴会でピザをたらふく食べてしまったので、元の木阿弥かも(涙)。

 本日は少し前に読んだ本から、高野和明初期作探訪企画第2弾、処女作「13階段」のすぐ後に書かれた短編を軸とした連作短編集です。

6時間後に君は死ぬ 高野和明
 見知らぬ男に「6時間後に君は死ぬ」と予言される表題作と巻末作「3時間後に僕は死ぬ」がミステリーに属するものの、他はファンタジー系の作品、ほぼ独立したストーリーなのに連作となる仕掛けが巧いです。脚本家出身の作者らしさが出ているのか、「13階段」に比べると描写がストレートで映像的、やはり表題作が1番印象に残りました。

2012年3月11日日曜日

タコオケの激烈7番 - 長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャのショスタコーヴィチ7番

漸く爽やかに晴れて暖かめ、と感じましたが、それは前日までと比べての印象らしく、(少なくとも地元南茨城では)最低0度、最高10度台とどちらも平年より低め。

 朝はウォーミングアップを兼ねて海へ、波が荒く恐怖感を覚える(泳げないので…)中、周りの要請により少しだけ海に入りました。

 午前中はまず練習、この日が合宿の最終日だったんですが、その体育会の団体と入れ替わりに同好会の後輩の合宿がスタート、たまたま同じ宿だったので継続逗留、ただ午後に絶対外せないコンサートがあったので、荷物を宿に置いて昼に脱走し都内へ。

 錦糸町に出て聴いたのは激しく熱い演奏のショスタコ専門オケ、ダスビ(昨年は12番)、しかも今年は7番! となれば期待はいやが上にも高まります。

3月11日(日) すみだトリフォニー
 長田雅人指揮オーケストラ・ダスビダーニャ 伊福部昭 管弦楽のための"日本組曲"、ショスタコーヴィチ Sym7番
 前半は珍しい非ショスタコ曲、この選曲は演奏日(3/11)との兼ね合いが大きそう、と言うのもまず「七夕」「ねぶた」など東北と縁の深いテーマを含む曲であり、そして25分程の大編成曲のため、20分程の休憩を挟めば、後半の最初に震災の起きた午後2時46分を迎えられるから、終曲のパ-カッションとブラスの激烈さはこのオケならでは、の感。
 一斉に黙祷を捧げてから始まった後半は7番、旗揚げ公演を含め計3度目とのこと、バンダは舞台上、本隊ブラス軍(Tp4,Tb4,Tuba,Hr5)の右側にTp4、Tb3、Hr6! さすがにトラもツワモノが揃っているのかバンダの鳴りも激烈で、第1楽章ボレロ風進撃の頂点は壮絶、その頂点後団長が舞台袖へ、「不調で脱走か?」と思ったらミュートTpによる終結部のボレロ主題の回想を舞台裏でやる趣向でした。ブラスと比べると非力な弦ですが、ボレロ曲想にffで入ってくる箇所でのメタリックな音色、および第3楽章見せ場での音の伸びはなかなか、終楽章クライマックスでは勿論ブラスとパーカッションが炸裂、特にラスト1音のスヴェトラ風延々クレッシェンドは壮絶でした。
 アンコールは2曲、まず団長の編曲による弦楽四重奏曲第1番第4楽章、まるでSym第6番の終楽章の如き激しい曲想と響きです。続いて「頑張れ日本」的な意味を込めて外山雄三「管弦楽のためのラプソディー」を管楽器奏者のパーカッション参加や弦楽器奏者も含めた起立演奏など加えたダスビ風大騒ぎバージョン、お腹一杯になりました。

 ショスタコ7番は(旧)レニングラードフィルでも(旧)レニングラード響でも聴いてますが、阿鼻叫喚度はやはりダスビが1番でした。寧ろ匹敵していたのはブラス陣はかなり共通するメンバーが吹いていそうなラスベート響かも。

 夜にはまた白子に戻って宴会から合流、自分用のなっちゃん1.5リットルペットを空けた時点で宴まだ酣の中、こっそり抜け出して佐藤ありさの天気予報を観に部屋に戻りそのまま就寝。

2012年3月9日金曜日

処女作は盛り沢山なタイムリミットサスペンス - 高野和明「13階段」

朝起きると(花粉症のせいで)喉が痛く鼻づまり、まるで風邪の症状です、当たり前だけど。

 終日の雨、全く上がる気配無く、まさに"菜種梅雨"の趣、気温は深夜零時過ぎの8.6度を最高としてダラ下がり傾向、日中はほぼ6-7度台、これから夜になって更に下がりそう。

 今週の「ビジネス・クリック」は椅子を使用せず、全くの興醒め。

 本日は先日読んだ本から、「ジェノサイド」が昨年度(2011年)の「このミス」第1位に輝いて大ブレイク感のある著者が気になって、買い置き100円本中にあった初期作を少しチェックしてみることに、まずは出世作たる2001年の乱歩賞受賞作にして、同年「このミス」でも8位にランクインした本作です。

13階段 高野和明
 傷害致死の前科を持つ青年が刑務官とコンビを組み、ある死刑囚の冤罪の可能性を調査、死刑執行が目前のため軸はタイムリミットサスペンスゆえ終盤の畳み掛けはなかなか、それに加えてややヒネリ過ぎ感のある謎解き的要素、そして死刑制度に関する社会テーマ性もあり、盛り沢山なエンターテイメントに仕上がっています。満場一致での受賞もむべなるかな。

2012年3月7日水曜日

いらっしゃいませ いかがですか おいしいですよ - 恋の罪

昨日同様すっきりとは晴れませんが気温は更に上がって今年初めての15度超え、朝の最低9度弱と併せ4月初旬並みの陽気、今日から鼻水ぐずぐず、くしゃみ頻発、目の痒み、と花粉症が本格的にスタートです。

 本日は先日ネットで落として観た映画から、実は鬼才として知られる監督もその作品も知らなかったんですが、本作にある強烈な1シーンをネットで拾って衝撃を受け、全編ダウンロードすることに。

 自分がGETして鑑賞したのはインターナショナル版113分、無粋なボカシは無い代わり、日本版144分と比べ30分も短く、メインプロットとは関係の無い、女刑事(水野美紀)の私生活がごっそり抜かれてます、よって彼女のサービスカットも…。

恋の罪 <'11 日>
 実際の殺人事件を材にその惨劇へと至る道程を、貞淑な女がある出会いを機に堕ちてゆく(揚がってゆく?)姿を軸に描かれます。カフカ「城」がテーマっぽいですが(未読なので)よく分かりません。バスドラムが鳴り始めてからの緊張感はなかなか。リアルダイナマイト神楽坂恵、アスリートっぽい冨樫真、2人のfull frontalが拝めますが、特に神楽坂恵が鏡の前で口上するシーンは強烈、「ベニスに死す」を含め個人的にはマーラー5番第4楽章が最も効果的に使われた例と感じました。
<< 以下ネタバレにつき未見の方は飛ばして下さい!! >>
 神楽坂恵のもう一つの鮮烈ショット、放尿シーンでもマーラー5番が!

 因みにマーラー5番はデプリースト&LSOの演奏とのこと、このコンビのディスクがあるなんて知らなかったっす。

2012年3月5日月曜日

ありえねー度上昇の第3作はティーバッグと最凶王者 - トランスポーター3

昨夜からの雨は今日もずっと降り続き、この24時間で1-2月のひと月分は降ってます。

 気温は午後遅くなってから(佐藤ありさの)予報より上がって10度強、明日は暖かくなって春っぽい日になりそう。

 本日は昨夜観た映画から、リュック・ベッソン製作・脚本(だけど監督しない)アクション映画のシリーズ3作目、L.ベッソンは好きだし、12と観てきたのでノーカットなら、とTV誌の情報を見ればオリジナル103分/本編105分とのこと、ノーカット+CMまたぎの"かぶせ"で2分、と解釈し視聴決定。

トランスポーター3 <'08 仏>
 冷徹な運び屋である主人公が、今回は車から20m以上離れると爆発するブレスレットを嵌められやむなくの任務、という新趣向、3作目となるとアクションの「ありえねー」度が上昇してます。敵役はあの「プリズン・ブレイク」のティーバッグ! そして何とセーム・シュルトが登場!でも扱いはあっさり(「死亡遊戯」のジャバー並みの存在感を出せるのに勿体無い…)。

 放送枠は11時10分まで、なのに驚くべきことに10時55分には本編終了(その後はずーっと別の映画の宣伝…)、ってことはやはりカットありか、また騙された…。

 シリーズ3作目にして気付いたんですが、ベッソン自身が監督する場合との最大の違いはお色気サービスカットの有無かも。

 今夜は「スルース」リメイク版、ミステリーマニアとしては外せない作品ですが、89分の映画に対し放送時間91分、と大幅カット版ゆえ見送りです。

2012年3月4日日曜日

お嬢さまのピアノ - 小池美奈さんのピアノ

今日は一寒一温パターンの寒、確かに曇りの日中は上がらず最高6度台と低め、ただ午後崩れるという予報は少しずれ込んだらしく、降るのは夜半からか。

 本日も東京に出て練習、の予定が急遽対抗戦に変更されて応援、寒いの(と相手が2軍でつまらなかったの)で2時間程で退却、コート近くにある梅干屋さんの梅林は3月なのにまだ花が咲いてません。

 帰りに渋谷に出て、とんこつラーメンとブックオフの100円棚を経由してタワレコのイベントへ、聴いたのは小池美奈さん(里奈じゃなくて(笑))のピアノです。

 見た感じは育ちの良いお嬢さん、それに相応しいおっとりした口調で楽しいお話を交えつつ、昨秋発売のデビューアルバムからバッハとチャイコフスキー、それと最近出たコンクールで弾いた?コンチェルトのさわり、最後にはこれもアルバムからお友達の作曲家(ご本人も登場!)の手になるオリジナル曲を披露してくれました。

 寒い日だったのに、ほのぼのした温かい気持ちになれた20数分でした。

2012年3月3日土曜日

和洋混淆ファンタジー - 借りぐらしのアリエッティ

このところ続く一寒一温パターンの今日は温、の割には晴れた日中は予報程上がらず最高10度台とほぼ平年値、東京に出て終日練習、正規の練習後には20数年前の卒業生にしてインカレチャンプが子供を連れて登場、いまだに凄い球筋でビックリ。

 このところ1日練習すると帰り道は身体の節々が痛く、正月明けならともかく、こんな状況が続く経験は初めて、本質的な体力が落ちているのならヤバイかも。

 本日はビデオを整理していて観た作品から、自分は宮崎作品のいい視聴者では無いんですが、一応押さえておこうかな、と思って録っていたらしい、90分強と短めなのもいいところ。

 あれ?宮崎監督作品じゃない? 区別付いて無い…。(←でも脚本は宮崎駿らしいです。)

借りぐらしのアリエッティ <'10 日>
 無国籍風な村を舞台に、見つからないようこっそり人家に棲む小人達と、それを見つけちゃった人間との交流を描くファンタジー、後半ひと騒動ありますが基本ほのぼの系、ポニーテールを解いて髪を下ろす瞬間、という男心必殺アイテムが印象的。

 主人公アリエッティの声が志田未来だったとは気付きませんでした。

2012年3月1日木曜日

2012Masaオープン ひまわり4

予選SF(初戦)、若者のスピードに対応出来ず2-8で粉砕、テニスクラブの駐車場脇では濃いピンクの梅が見事に咲いてました。

 本日貰ったアドバイス:
バックでしのぐ球がすぐ浅くなる、クロス中心に深く

 帰り道、JRの自販機に間違って買った切符の払い戻し機能が付いていてビックリ。