2012年3月15日木曜日

映像的サスペンス&ファンタジー - 高野和明 「6時間後に君は死ぬ」

 朝は-2.7度と冷え込み、晴れた日中は14度強と暖か、と日較差の大きかった1日、最高気温が平年を上回ったのは8日振りです。

 ここ数日で頑張りで、合宿による体重増2kgのうち1kgを取り返しました、けれど次の1kgが難しく、しかも今夜は研究室の宴会でピザをたらふく食べてしまったので、元の木阿弥かも(涙)。

 本日は少し前に読んだ本から、高野和明初期作探訪企画第2弾、処女作「13階段」のすぐ後に書かれた短編を軸とした連作短編集です。

6時間後に君は死ぬ 高野和明
 見知らぬ男に「6時間後に君は死ぬ」と予言される表題作と巻末作「3時間後に僕は死ぬ」がミステリーに属するものの、他はファンタジー系の作品、ほぼ独立したストーリーなのに連作となる仕掛けが巧いです。脚本家出身の作者らしさが出ているのか、「13階段」に比べると描写がストレートで映像的、やはり表題作が1番印象に残りました。

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