2012年9月22日土曜日

スラットキン&N響の端然ショスタコーヴィチ7番


 今週のBS-TBSドラマ再放送枠で観た「銭形海」(人形劇の回)でマーラー4番第1楽章が使われてました。

 昨夜半に轟音と共に激しい雨、それと前後して気温が降下し19度台に、実は20度を割ったのは夏以降初めて、9月下旬ってのは多分異例に遅いです。

 その豪雨はすぐにおさまりましたが、朝から間断無く雨、木曜には「明日は洗濯日和」と言って金曜は雨、金曜には「明日秋分の日は行楽日和」と言っててこれ、予報はどうなってるんでしょう。

 午後の最高も低く23度台、夏日に届かなかったのも(2度目の)梅雨明け以降初めてです。

 午前中の練習はキャンセルとなり朝寝してから昼に東京へ、午後コンサート、夜テニスと通常と逆順序、電車に乗って南に移動するにつれ天気は好転、東京は晴れ基調で路面も完全に乾いてました。

 午後に聴いたのはN響、会場は苦手ゆえ避けているNHKホールですが、知人のご馳走だったのでいそいそと参戦、しかも誘導されたのは初めて足を踏み入れる2階R前方、いつもの3階外野席と違って音に少し臨場感がありました。

 指揮するは多分久々に聴くスラットキン、彼に関しては80年代セントルイス響との初来日、しかもメインの「巨人」じゃなくてアンコールのバーバー「弦楽のためのアダージョ」が強く印象に残っています。

9月22日(土) NHKホール
 レナード・スラットキン指揮NHK響 リャードフ 8つのロシア民謡、ショスタコーヴィチ Sym7番
 前半は各曲1-2分で終わる聴きやすい曲、スラットキンを棒を使わず、第1曲の終音ファゴットのpppが見事(「悲愴」第1楽章ではそれが困難なためバスクラ代用する程)。後半はお待ちかねショスタコ、バンダはパーカッションの後方最後列に左からHr4,Tp3,Tb3がズラリ(本隊はHr5,Tp3,Tb3かな?)、ここでは棒を手にしたスラットキンは標準的なテンポ、一部弦にポルタメントっぽい表現もありましたが基本的には粘らず端然とした進行、オケでは第3楽章の弦の鳴りがなかなか、全体のブラスの鳴りはぼちぼち程度で、終楽章ラストなどはもうひと押し・ふた押しすればいいのに、と感じる程あっさり、それでもオケの地力でトータルなかなかの音響でした、がいつもの3階外野席なら不満だったかも。

 終演後はダッシュで武蔵小杉に向かいナイターテニス、その後現地で飲んでいたら終電に遅れそうに、ギリギリ間に合って1時前に戻った頃はまた雨。

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