2012年9月15日土曜日

シナイスキー&東響の豪快かつ表情豊かなショスタコーヴィチ4番

 在京メジャー2公演ハシゴの後半は、シナイスキー指揮するショスタコ4番です。彼の指揮は昨年冬にN響とのマーラーを聴いてますが、余り印象に残ってません、たぶんこっち(ショスタコ)が本業と思われ。

9月15日(土) サントリーホール
 ワシリー・シナイスキー指揮東響 モーツァルト PC27番、ショスタコーヴィチ Sym4番
前半はモーツァルト、4時間前のベートーヴェン同様半睡状態、銀髪のソリスト、デジュ・ラーンキはアンコールにモーツァルトをもう1曲。後半お目当てのショスタコ4番、棒を使わないシナイスキーは曲が完全に手の内に入っている感のある細かい指示、しかも第1楽章の如き鋼の曲想でも表情たっぷり、高速フーガも少し緩急あり、オケの鳴りは出だしは迫力不足かも、と感じたんですが、徐々にパワーアップ、第1楽章や第3楽章中盤はかなり激しい音の塊を満喫、特にハミル率いる9本のHrが豪快でした。この曲の実演はまだ10回に満たず、曲が凄いのか演奏が凄いのか判然としないことが多いのですが、今夜は演奏もなかなか凄かった気がします。

 サントリホールのカラヤン広場から通りに降りる階段の手前に黄色の彼岸花、季節がまだ少し早いのは勿論、黄色を見たのは初めてで少し驚き。

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