2012年10月31日水曜日

野田オープン 2012

 朝は5度台と半ズボンだとやや凍える中、野田OPに参戦、1回戦第3シードに0-6,0-6で玉砕、コート近くの生垣で今年初めてサザンカの花を見ました。

 今日貰ったアドバイス:
1stサーブがいいので、その次のボールをもっと攻撃的に。

2012年10月28日日曜日

インバル&都響の雄渾な3番

 昨日のボケ老人: 昨夜家に帰るとパッパーノ&VPOライブを留守録している筈のDATがなぜか稼動しておらず、タイマー通り電源は入っているのに…。色々原因を調べてもマシンの動作に問題なし、もしかして、タイマーセットの後、電源を落とし忘れたのでは…。

 本日も午前テニスの予定無く、目覚ましを掛けずに寝たら目覚めたのは9時過ぎでビックリ、もうフィギュアのカナダGP男女フリーが始まってます。

 それを観た後、本日も午後はマーラー、インバル&都響の3番です。同コンビの同曲は一昨年に聴いたので、余程安く入手しない限りスルーの予定でしたが、奇特な知人から頂いての出陣、前回は急なコンマス→コンミス交替もあり前半バタバタして完成度が低かった(けれど終楽章は良かった)んですが、今回はどうでしょう。

 いただいた席は3階でも最前列(の右側)、いつも座る外野席(通路より後方)に比べると、ややブラスの音が来る感じ、でも弦は変わらず飛んで来ない感じです。

10月28日(日) 芸術劇場
 エリアフ・インバル指揮都響 マーラー Sym3番
冒頭からHr9本が豪壮で過去同曲最高の鳴りっぷり、全体にテンポ速め(余裕でトータル100分を切ってます)で第1楽章再現部前の行進曲など凄い速さ、アクセントを強調し、終楽章以外粘らないのは前回と同じ、ただ今回はオケがぴったり着いてきて完成度UP、Tbソロはぼちぼち、芸劇3階だとコンミスソロの音が届かずHrソロとの掛け合いの感興が殺がれ残念、第1楽章コーダでのTpファンファーレ風ソロをペトルーシュカの時の様に2人で分奏してたかも(←本当ならビックリ!)。第2楽章後インバルは一旦退場しオケが音合わせ(前回は第3楽章後でした)、その間TpトップがポストHrソロのため退場し、女声合唱約40人、少年少女合唱約30人、そしてソリストが入場してオケ後方のひな壇に着席、合唱は第4楽章の後半に起立し、第5楽章の終わる少し前に着席、最後のビンバンは座って歌う趣向。第3楽章ポストHrソロは復帰時手にしていた楽器(バルブ付きポストホルン)で吹いたのならなかなかの安定感、前回スラーだった第4楽章オーボエの上昇音型が回は慣習通りグリッサンド、終楽章はテンポやや速めながら前回同様たっぷり粘ってインバル節、クライマックス前のppコラール部のTpハイトーンも決まり、最後の音響も壮大、ホールの違いで終楽章では弦のうねりが目減りしましたが、両端楽章のブラスの鳴りはそれを超越して豪快、前回より遥かに満足の出来でした。

 特に第1楽章は前回とは見違える出来でした。あとTpはアシ無し4本だったのに、舞台上の1st奏者がポストホルンを掛け持つのを見たのは初めてかも。

2012年10月27日土曜日

50周年記念&100回記念のマーラー - 横島勝人&鎌倉交響楽団の2番

 予報より好天で連日の爽やかな晴れ、朝は13度弱とかなり高く、日中も20度を超えやや高め、午前中予定無くのんびり過ごしつつも、午後のマーラーに早めに現地入りすべく10時台には出る準備を。

 と言うのも会場が鎌倉芸術館と遠方、しかもつい先日もマーラーをそこで聴いた際、大船での第1志望ラーメン店を断念していたので、リベンジしたかったから。

 ところがフィギュアのGPシリーズや映画「それでも僕はやってない」など留守録する物が多く、HDレコーダーでは足りずビデオも留守録セット、しようとした矢先、テープが絡まった感じの音がしてデッキが消灯(涙)、その後何度電源を入れてもすぐ落ちてしまいます(涙々)。

 デッキ死亡時最大の問題は、ブラウン管TVのため同軸アナログ入力しかなく、デッキを経由しないとHDレコーダーの出力も見られず、勿論録画予約などの操作も出来ないこと。

 昨年の震災でデッキが壊れ、中古で買い直して以降初のトラブル、多分絡まり所が悪く保護機構が働いて電源が落ちるんだろう、と判断し、開けて調べようと思えど、先日の改修工事で片付けさせられたせいでドライバーの入っている段ボール見つからず(涙)。

 じゃあ、先代のデッキはテープ関連メカ部が壊れたけどチューナー部は生きてるでしょ、と廃品扱いの先代デッキを接続、しかし!ベランダに放置していたせいか3ピン入力をちゃんと映してくれず(涙)。

 ならばテニス道具回収&メールチェックで職場に寄るので、そこでドライバーを調達し部屋に戻り、開けて中を覗くと、ガイド部のピンに見たことのないレベルの絡まりっぷり!で切らないと外せない程。

 どうにか除去して無事動作確認、予定より30分遅れで出発、トラブルは重なるもので次は東海道線、不思議なことに「京浜東北線、大井町駅で人が立ち入った」せいで途中立ち往生、東海道線は関係ないと思うんですが…。

 で当初予定より小1時間遅れで大船着、開演まで40分、次にこの駅で降りるのはいつになるか、と思い、えーいままよと第1志望のラーメン屋へ、行列も無く20分でミッション終了、開演10分前に会場到着、2階席なら空いてるだろう、と思ったらほぼ満席でビックリ。

 それもその筈、自分には初のオケですが、地元では由緒あるオケらしく、今回は創立50周年にして100回記念のコンサートでの大曲、分厚いパンフには50年史が熱く語られ、ホール内にはオケの歴史のパネル展示まで、かなり気合入ってます。

10月27日(土) 鎌倉芸術館
 横島勝人指揮鎌倉交響楽団 ベートーヴェン レオノーレ3番、マーラー Sym2番
なぜか最初から舞台後方のひな壇には合唱が!で始まったのは何と鎌倉市歌。続くレオノーレでは舞台裏のTpが跳躍音系を奏し、ああ、これが「復活」との共通点か、と勝手に納得。休憩後に再び登場した合唱は約80人、最初にひな壇に着席し、終楽章前半クライマックスで立つパターン、オケはVnと管が安定しておりなかなかの実力、横島氏の遅いテンポベースの熱血系の棒に応えて分厚いサウンドを聴かせてくれました。特にHrトップと1stTp、2ndTp(女性、1stアシも兼業)が美音で、両パートは全体でも迫力ある鳴りでした。第1楽章後は何もせず3分じっと佇み、マーラーの指示を知らないお客さんはたぶん困惑、第2楽章ピッツィカートの後に10秒も黙祷を捧げた後、音合わせが始まり、ソリスト2名が入場し合唱最前列へ、荒野の呼び声などバンダは基本舞台裏左側、ただFlとの掛け合いTpは舞台裏の右側、その際は舞台上から3rdと4thも舞台裏へ、それらバンダの合流はHr4本が終楽章前半と終盤に2度(計Hr10本)、Tp2本はクライマックスのみでTubaの後方(計Tp8本)、あと終楽章に2ndVn奏者が1名左袖にハケて「弦でも切れたか?」と思いきや、クライマックス少し前に右袖から登場し電子オルガン奏者に転身、その頂点でのブラスの鳴りは豪快で、ここひと月で4度聴いた同曲では1番の満足度。

 前半の後、休憩25分のアナウンス、「長いな」と思ったら実際にはもっと長い30分!冒頭歌があったこともありマーラーが始まった午後3時過ぎは"前プロがレオノーレのみ開演2時"から予想するより遥かに遅い時刻、マーラーのテンポが遅めでかつ拍手が10分以上続いたため終演は4時45分、その後のナイターテニスに遅刻しそうになりました。

 明日もマーラー、インバル&都響の3番です!

2012年10月25日木曜日

ティーレマン&ドレスデンのケレン味たっぷりワーグナー

 朝から雲多く、最低気温も10度台とやや高め、実家の父からもぎたての柿が職場に到着、早速3個食べたらややお腹にもたれて、昼飯は抜き。

 午後も気温上がらず最高18度台、夕方近くなってやっと青空がのぞく中、コンサートのため横浜へ、聴いたのはティーレマン&ドレスデンのコンビ。

 このコンビ関東では2公演(自分の場合NHKホールは視界に入らない(笑)ので)、メインがブラームスのみなとみらいとブルックナーのサントリー、自分の好み度はマーラーやR.シュトラウスが100ならブルックナーは7-80、ブラームスは10(モーツァルトやベートーヴェンだと0)、よって選択の余地無く買うならサントリー。

 最安席9000円!に二の足を踏みつつ、ティーレマンをまだ聴いたことがないので、ヤフオクで入手作戦をずーっと継続、しかしサントリー公演は必ず10000円前後まで値が上がってしまい、結局何と破竹の20連敗!

 18連敗した時点でみなとみらい公演が定価割れしていたため、そっちを入手&ネットの掲示板でサントリー公演との交換を募る「わらしべ長者作戦」に変更。(一般的にはブルックナーよりブラームスの方が人気ありそう。)

 しかし、4日前になっても交換相手見つからず、人に譲るか行くか迷いつつ同コンビのNHKホール公演のFM生中継を聴いていた月曜日、ブラ1の後のアンコールに何と(編成のかなり違う)リエンツィが! しかも聴いたこともない豪壮な演奏、これなら行く価値あるなあ、と思い演目を再確認、すると前プロのワーグナーはサントリーではトリスタンだけなのに、みなとみらいではそのリエンツィ含め3曲も、サントリーとの交換作戦を即中止し、みなとみらい公演にそのまま参戦決定した次第。

 元よりリエンツィはワーグナーの序曲・前奏曲の中で最も苦手な曲、だってワーグナーっぽさが薄く、ロッシーニ?ヴェルディ?って感じの曲調だから、それをあれだけ聴かせるのならタンホイザーなど超期待。

 あとブラームスの交響曲を生で聴くのは初体験かも、正当なクラシックファンからお叱りを受けそうですが(笑)。

10月25日(木) みなとみらいホール
 クリスティアン・ティーレマン指揮ドレスデン・シュターツカペレ ワーグナー タンホイザー、トリスタン、リエンツィ、ブラームス Sym1番
 オケは対向配置でチェロと弦バスは左側、最初はタンホイザー、いきなりティーレマンはテンポを細かく動かし、殆どのフレーズ内でタメを作り、しかも奏者の表情付けまで1音1音指示、と想像以上に細かく、しかもその味付けがかなりあざとく、明らかに楽譜と違う強弱もチラホラ、面白かったです。特に後半の巡礼の合唱が回帰するクライマックスは弦管共に壮大な鳴り、続くトリスタンでも細かい表情付けと独特の強弱は同じ、弦は勿論のこと、前奏曲でのHrの鳴りも見事、締めはリエンツィ、「普通この3曲ならリエンツィが1番先でしょ、1番ショボイ(失礼)曲なんだから」と思ってましたが、FMで聴いた通りの豪快極まりない音響で、参りました!って感じ、3曲ともケレン味たっぷりで、個人的にはこれらの過去最高の演奏でした。
 後半ブラームスは不得意科目、しかも人生初!なのでよく判りませんが、たぶん個性的でした。特に終楽章の序奏がピッツィカート部分を筆頭にかなりのあざとさ、しかも序奏から提示部に入る際には長ーいパウゼ。個人的にはコントラファゴットとアルトTbの使用にびっくり!あと第2楽章でのコンマスソロがやたらよく鳴っていたのと、ほぼノンヴィブラートのHrソロがベーター・ダムと全く違うキャラで淋しかったのが印象的。
 拍手喝采の中、楽員が大量合流、「リエンツィやっちゃったのに何やるんだろ?」「ローエングリンじゃない?」との知人の読み通りアンコールはローエングリン第3幕序奏、中間部ではテンポ遅く独特な表現、両端部では弦はややお疲れ気味ながらTb中心にブラスは朗々。

 オケに関してはハイティンクとの来日時程の美音は感じませんでしたが、ルイージとの時(マーラー2番英雄の生涯アルプスSym)よりずっと好みのサウンド、いい誕生日でした。

 あざとい点も気に入りましたが、何よりもアンコールを始めるまで、そしてオケ解散まで拍手を余りしなくていい、つまり袖と舞台の出入り回数が少ない点でティーレマンに惚れました。

 あと前半で目立つフライング拍手をする不届き者が1名いて、それはRAブロック自分の目の前のマスク男、曲が終わる前にもう両手を顔の前にセットし、タンホイザーでは高らかに鳴り渡った最後の音が響いている間に、トリスタンではティーレマンがまだ棒を上げている間に、ただ一人拍手を開始して周りから眉を顰められてました。でも休憩時にお隣さんから注意されたらしく、その注意への抗議の意味なのか、ブラームスの後では一切拍手をしてませんでした(笑)。

2012年10月22日月曜日

雨とメタファー - 道尾秀介「龍神の雨」

 朝は10度弱とほぼ平年、3日連続で晴れた日中は22度台とやy高め、ただこれから下り坂らしく、午後になると徐々に雲が出てきました。

 窓を開けていると丁度いい季節になりましたが、昨日から地方選がスタートしたらしく、街宣車の声がかなり騒がしいです。

 本日は昨日読了した本から、一昨年ハマった道尾作品、今年は読んでないなー、ってことで買い置きから1冊手に取ったもの。

龍神の雨 道尾秀介
 台風に伴って降り続く雨を通奏低音として、不幸な生い立ちを持つ2組の兄妹/兄弟に訪れる事件が交互の視点からテンポよく語られます。ミステリー的なサプライズや伏線の妙は過去作より物足りない印象ですが、巻末解説(新潮文庫版)を読んで判った種々の隠喩やほのめかしの部分ではより一般的な読者には評価されそうな側面もあり。

 マニア向けの作風(「背の眼」「骸の爪」「向日葵の咲かない夏」)からスタートし、どんどん一般的に受け入れられそうな作風に移っていってる印象、その点、スタイルは違えど微妙に伊坂幸太郎と通ずる部分があるかも。

2012年10月21日日曜日

10月下旬の夏日に重厚マーラー - 齊藤栄一&水星交響楽団の6番

 いやあ、さっきまでTV観戦してたんですが、さすがクライマックスシリーズはシビレる試合をやりますね。どっちも阪神をイジメるから嫌いなんですが、どちらかと言えばリーグ優勝した巨人に勝ち上がって欲しいところ。

 今日も昨日に続き午前教え子の応援、午後アマオケのパターン、空も2日連続の秋晴れ、しかも朝は10度弱と平年程度ながら日中は25.5度と夏日に、ただこの好天の週末に自分がテニスしてないのはちょっと残念。

 教え子達の勝利を半ば確信しつつ、試合途中で中座し錦糸町へ、聴いたのはマーラーなど大曲志向なため、毎年の様に行っているオケです(前回は噴水と松、直近のマーラーは3番)。

 今日のボケ老人:
開演午後1時半を午後2時と記憶違いしており、1時32分にホール着、この時間なら会場時の人だかり、と思ったのにホール前には人がいなくてビックリ、入場時に「もう始まってます」と言われ2度ビックリ。

 でも席に着いた時に丁度チューニングが始まるタイミングでした、時刻は午後1時34分。マーラーオタクの多いこの楽団らしく、パンフレットも充実の内容です。

10月21日(日) すみだトリフォニー
 齊藤栄一指揮水星交響楽団 ラヴェル スペイン狂詩曲、マーラー Sym6番
前半ラヴェルはアマがそれなりの雰囲気を出すのは難しそう、それでも最後はそこそこ豪快な盛り上がり。後半6番は新版の楽譜を使いつつも敢えて曲順は昔のパターン(アンダンテが第3楽章)を採用(賛成!)、第1楽章冒頭から弦管共に重厚な音作り、ちゃんと5管ずつ揃えた木管陣もミスを気にせず豪快な吹きっぷり、再度音合わせをして臨んだ第3楽章、頂点部でのカウベルはパーカッション7-8名!で、そして終楽章後半ではシンバルの花が6つ咲いていたのも印象的。木槌で木の台を叩くハンマーは2度だった終楽章、要所でTbがよく鳴り、やや疲れてきたトップを2ndや5th、6thがカバーするTpもなかなかで、最後まで重厚なサウンド、しかもコーダの最後の1撃は凄く鮮やかにキマりました。

 最後のピッツィカートが消え入ってから約10秒、齊藤氏は棒を降ろさなかったんですが、5秒程経った時点で約1名激しい拍手をスタートし、周りの非難がましい雰囲気を感じてストップ、改めてその5秒後に全員の拍手が始まる、という一幕も(笑)。

2012年10月20日土曜日

豪快チャイコフスキー - 福田光太郎&千代田フィルハーモニー、白鳥の湖

 爽やかな秋の午後、宴会までの空き時間、渋谷タワレコでの服部真由子さんのピアノに続いて赴いたのは千代田区主催のオーケストラフェスティバル、アマオケを何団体か招き、1団体1時間程の持ち時間で公演する企画で勿論無料、以前(今は亡き)カザルスホールでやっていた頃に何度か行ったことがあります(前回は2009/10/24)。

 今年の会場は日経ホール、入るのは初めてな気がします(がボケ老人ゆえ忘れてるだけかも)、午後一杯掛けて4つのオケが演奏する中、時間的に聴けたのは次の公演のみ。

10月20日(土) 日経ホール
 福田光太郎指揮千代田フィルハーモニー管弦楽団 チャイコフスキー 白鳥の湖
「白鳥の湖」から10曲を抜粋しての40分超、やや不安定なパートもありましたが、最後はTpとTbがしっかり鳴ってなかなかの盛り上がりでした。

 この後池袋に出て宴会、1次会で有り金全てかっぱがれ、2次会以降はパスして逃げ帰りました。

 因みに明日はアマオケでマーラー6番です!

意外に豪快ヴィラ=ロボス - 服部真由子さんのピアノ

 昨夜は三日月とそれが沈んだ後の夜空がとても綺麗、その分夜は冷え込んで朝の最低5度台と今季最低値、爽やかに晴れた日中は20度台と平年値、本日は教え子の団体戦の応援で玉川上水へ、日大のコートがあるので何年に1度は行くんですが、国立音大(駅の反対側にある)に行く時と同じ駅だってことを初めて認識しました。

 試合はサクサク進行し昼過ぎには終了、夜の宴会まで暇になったので、まず渋谷に出てタワレコのインストアイベントへ、いくつかのフロアはまだ改装中、しかもエスカレーターの上り/下りが前と逆向きになっていて動揺、クラシックフロアも6Fから7Fへ移動してましたが、エスカレーターとの位置関係的には前と同じ、イベントスペースも同じ位置でした。

 聴いたのは服部真由子さんのピアノ、お見かけした感じそれなりにキャリアのある方のようですが、ソロとしては初のCDリリースとのこと、そのヴィラ=ロボスの曲集CDから9曲たっぷり30分超、「赤ちゃんの家族」というほのぼのした題名なのにビックリする程激しい曲(特に第2集)が多くて唖然。

 それが終わってもまだ時間があったので、千代田区主催のオーケストラフェスティバルへ、この続きは次の記事で。

2012年10月19日金曜日

雨好き牧師と不可能犯罪 - ハル・ホワイト「ディーン牧師の事件簿」

 昨日の雨を降らせた停滞前線(秋雨前線?)は台風と共に未明に去り、日中は快晴、朝の最低10度弱、午後の最高19度強と共に低め、構内の彼岸花は萎れ、百日紅は最後の一輪レベルに減ってしまってます。

 あと今年初めて気付いたんですが、雑草の様に所々に生えている薄紫の萩の花、これが意外と長持ちで、ひと月以上前から咲いてるのにまだ一杯咲いてます。

 本日は先日読んだ本から、ちょっと間が空きましたが「昨年の本格の収穫を読む」企画の第3弾、昨日は雨だったので憂鬱、今日は晴れて気分も晴れ晴れ、と自分は雨が嫌いなんですが、それとは逆に雨が降るのを待ち望むむ主人公が数々の不可能犯罪に遭遇する短編集、しかも原作刊行は何と2008年! 著者は本格マニアが高じて著作に手を染めた印象です。

ディーン牧師の事件簿 ハル・ホワイト
 引退した牧師が挑む6つの不可能犯罪、どれも密室とそのバリエーションで、謎が多いとどうしても心理的トリックより機械的トリックが多くなってしまうのと、トリックや手掛かりのフェアさにも出来不出来があるため、マニア以外にはシンドそう、ともあれ、その本格魂と稚気が素敵です。矢継ぎ早に3つの"密室"が繰り出される巻頭の「足跡のない連続殺人」、そして巻末の「ガレージ密室の謎」のバカミス度(笑)が印象に残ってます。

2012年10月18日木曜日

解散セレソン緊急参戦 - 東京セレソンDX解散公演 笑う巨塔

 ほぼ終日の冷たい雨、朝の冷え込みは無かった代わり日中は19度までしか上がらず、宿舎自室の温度も20度を割りそうです(涙)。

 この3日間はコンサートで東京通い、なので今日は溜まった仕事を粛々とこなして、と思っていたのに夕方また東京に出てしまい、セレソンに電撃参戦、セレソンと言っても先日ジャパンを叩きのめした我がカナリア軍団ではなくて劇団の名前。

 この東京セレソンDX、テレ東深夜の「魁!セレソンDX」最終回の意外な仕掛けで感動させられて(2006/12/21)以来、観に行きたいとは思いつつも、お金を出して観る程舞台の趣味は無く機会の無いまま解散の報を聞き、あー、チャンス無かったなあ、と思っていた矢先に無料チケットの情報が飛び込んできて、その場で即参戦決定して池袋へ、まさかひと月とおかずまたサンシャイン劇場に足を運ぶことになるとは想像だにせず。

10月18日(木) サンシャイン60劇場
 東京セレソンデラックス解散公演 「笑う巨塔」
病院に入院中の政治家、相撲の親方、とび職人とその周囲の人々に病院スタッフが入り乱れ、様々な勘違いが巻き起こす騒動を描く典型的なシチュエーションコメディ、客席は飲食自由なのが画期的で、最後のダンスには客席も参加、と楽しいノンストップの2時間15分、泣かせ所も一瞬あり。解散公演のためか客演俳優が大勢いた中、モデルの余技の印象だった(失礼!)芦名星が意外と達者だったのと、(昔好きだった)藤吉久美子の50歳にしてキレのある踊りが印象的でした。

 終演後のロビーには出演者の他、芸能人の顔がチラホラ見えました。

2012年10月17日水曜日

フェドセーエフ&チャイコフスキー響のスヴィリードフ、R=コルサコフ、ショスタコーヴィチ10番

 昨夜は夜空が綺麗、その中心に君臨していたのは木星でしょうか、そのせいか朝は若干冷え込み気味で10度強、爽やかに晴れた日中は23度弱と平年やや高め、宿舎前でも職場構内でもキンモクセイのむせ返る匂いが充満しています。

 昼過ぎても好天で「これで雨降るの?」と思っていたら、予報通り夕方からしっかり降ってきた中、東京に出て3日連続のサントリー詣で、フェドセーエフ祭りの第3夜です。

 ただ今夜のメインはショスタコ10番、これは前々回の来日でやっているので、ショスタコなら別のシンフォニーにして欲しかったところ、ま、それを忘れるなら前プロも大編成の管弦楽曲ゆえ、個人的にこの3日間で1番充実のプロです。

10月17日(水) サントリーホール
 ウラディーミル・フェドセーエフ指揮チャイコフスキー響 スヴィリードフ 交響組曲「吹雪」、R=コルサコフ スペイン奇想曲、ショスタコーヴィチ Sym10番
 最初は未知の作曲家スヴィリードフ、ショスタコーヴィチのお弟子さんとのこと、3日目にして初めてTpが3本に、映画音楽をベースにした組曲から6曲、ショスタコっぽいワルツや弦が休んで管打楽器だけのマーチ、そして歌謡曲のカラオケみたいな曲など盛り沢山、特に緩徐曲での弦中心の深みある響きが印象的。続くR=コルサコフでは美人Flソロが存在感、あと2曲目でこんなに弦が唸ってたのは初めて、ブラスもそこそこの吹きでスケール雄大、同曲過去最高の演奏だったかも。
 後半のショスタコはパーカッションの激しい打ち込み、Fg、Flの存在感、Clの最弱音から最強音の幅、弦の厚み、抑えたブラスなど6年前の印象とほぼ同じ、アンコールは1曲のみで2日前にやった「白鳥の湖」スペインの踊りを賑やかに、ただ最後の1音でのTp,Tbの吹きっぷり心なしか一昨日よりハジけ気味、今日のフェドセーエフは最後まで棒を使用せず。

 3日間通して印象に残ったのは、弦の余り揃っていないけれど厚みあるサウンド、そして3日ともHrトップは前半がヒゲダンディ奏者、後半がハゲ巨漢奏者で、両者ともバカウマ、特に後者はぎんぎんヴィブラートで昔のモスクワ放響のテイストを残していたこと。

 チケット価格を安く抑えてくれたのに、お客さん不入りで申し訳無く、お礼と招聘(とチケット代)の継続の願いを込めて、滅多に買ったことの無いプログラム(これも安めの500円)を購入、読んで驚いたのは次の豊田公演では来日中ただ1度のショスタコ5番をやること!

 うーん、このコンビなら割と最近聴いた10番より、忘れる程昔に聴いた(か、もしかしたら聴いていない)5番を聴きたかったです。しかも5番をやってくれれば、11月のマリンスキー管、12月のモスクワフィルと併せ、ロシアオケ5番対決が楽しめたのに…。

2012年10月16日火曜日

フェドセーエフ&チャイコフスキー響のシェエラザード

 朝は軽く冷え込み10度割れ、日中晴れた割には上がらず21度強、職場構内では夏の名残の花々が衰えを見せ始め、紫ムクゲの花の数が少なくなり、サルスベリは残りほんの僅かです。

 夜はフェドセーエフ祭りの第2夜、この3日間で今日だけ前プロにコンチェルトが、個人的にはその分魅力が薄いんですが、一般にはソリスト目当てのお客さんも含めより魅力的なのか、昨日に比べて断然お客さんが増えてます、ま、それでも7-8分の入りか。

10月16日(火) サントリーホール
 ウラディーミル・フェドセーエフ指揮チャイコフスキー響 ラフマニノフ ヴォカリーズ、PC3番、R=コルサコフ シェエラザード
 今日もフェドセーエフは前半棒を使用せず、最初のヴォカリーズは精妙な音作りでゆったりしみじみ、続くPC3番ではピアノを真ん中に搬入、白髪のコンマスは退場して後半まで戻らず、実演は初めて(←3度目です!<後記>)だったこの曲、難曲ってことは判りましたがいかんせん長かったです。お辞儀の深いソリスト小山実稚恵は万雷の拍手に応えてアンコールに左手のための曲を(←スクリャービンとのこと)。
 後半シェエラザードになると第3楽章を除いて棒を使用、達者な木管陣の中でもFgソロが出色の存在感、第3楽章中間部の冒頭、かなり弱音に抑えたClソロのバックのスネヤを指で叩いてたのが印象的、全体的にゆったりテンポでサウンドはやはり弦管バランス重視、終楽章頂点でもブラスは抑えめでした。アンコールは昨日同様チャイコ3大バレエから2曲、「くるみ割り」アラビアの踊りと「白鳥の湖」4羽の白鳥の踊り、共に大人しい曲なのでこのコンビのアンコールにしては物足りず、ただ前者は雰囲気たっぷり。

 明日は第3夜、ショスタコ10番です!

2012年10月15日月曜日

フェドセーエフ&チャイコフスキー響の弦楽セレナード、悲愴

 昨日とは打って変わっての秋晴れ、気温も午後25度を超えて久々の夏日、週末は姪の結婚式で飽食したのに体重増は0.5kgで済みひと安心。

 今夜からフェドセーエフ&(旧)モスクワ放響の3連続公演、第1夜はオールチャイコプロ。

 モスクワ放響からチャイコフスキー・シンフォニー・オケ(オブ・モスクワ)と改名して大分経ったらしいのですが、フェドセーエフと言えばモスクワ放響、と刷り込まれてるのは自分だけではないらしく、改名後も来日公演ではずっと旧名称で呼ばれてました、が遂に新しい名称で呼ぶことにしたらしく、自分もそれに倣います、まだ馴染めませんが。

 このコンビは近年ロシアンブラス度は低めながら、アンコール込みで常に期待通りの水準の演奏をしてくれるため、来日の度に1公演は聴いてます(前回もチャイコプロ前々回はショスタコ10番)。

 ただ今回は、円高に反し来日オケのチケット代が高騰する一方のこのご時勢なのに、最安席が4000円! 10年前レベルの定価を付けてくれた招聘元の心意気に感謝して、全公演発売日に買ってしまいました。

 しかし、開演直前に客席入りして衝撃! 自分のいる貧民ブロック(PおよびRA、LA)のみほぼ満員で、他の席はガーラガラ、半分はおろか3分の1程度の入り。こんなに安いのに…、言っちゃ何ですが、ここより格も実力も落ちるオケに倍近い定価を付け、それでも埋まってたりするのに…。売り方が悪いのか、買う方が悪いのか、ホント悲しいです。怒って2度と来なかったらどうしましょう。

10月15日(土) サントリーホール
 ウラディーミル・フェドセーエフ指揮チャイコフスキー響 チャイコフスキー エフゲニー・オネーギンより、弦楽セレナード、Sym6番
 オケは前回同様対向配置でチェロは左で弦バスは最後列にズラリと9本、その前にブラスが横1列で左からTp2,Tb3,Tuba,Hr4の順、最初は「エフゲニー・オネーギン」から3曲抜粋し、締めは有名なポロネーズ、前半は棒を手にしなかったフェドセーエフは全体的に抑えめの音作り、Hrソロが激ウマ、続く弦セレでは管がハケて木管の場所に弦バスが移動、ゆったりテンポを基調もわっとした音の入りとしみじみした表情が印象的で本日の白眉、第3楽章は勿論のこと、いつも騒がしい、と感じる第1楽章も叙情的でした。
 後半は悲愴、第1楽章展開部前のpppのFgはバスクラで代用(意外と多いんですね)、ここでは棒を使用したフェドセーエフはここ数回の来日と同様、弦中心の音作りでブラスは大人しめ、展開部最後のTbの吼え所ですら朗々ながら7-8分程度の吹き、要所でタメたりせず速めインテンポで走り抜けた第3楽章も弦とブラスのバランスを維持、そして終楽章はゴリゴリした低弦をベースに弦がよく鳴り、静かに消え入った後の黙祷は10秒程、コーダ前でゲシュトップHrがベルアップしていたのが印象的。
 アンコールは2曲、ハープが搬入され、大好物の「くるみ割り人形」パ・ド・ドゥだ!と思ったら同じ3大バレエでも「眠れる森の美女」からパノラマをしみじみと、続いて「白鳥の湖」からスペインの踊りを賑やかに。

 フェドセーエフ&モスクワ放響でこの入りなら、個人的にこの秋1番期待のシモノフ&モスクワフィルはもっとガラガラになるのが懸念されます、悲しい…。

 明日の第2夜はシェエラザードです!

2012年10月10日水曜日

2012 小岩オープン

 昨夜は夏の大三角が綺麗でした(まだまだ夜空は夏!)。そのせいか朝は今季1番の冷え込みで11度台、秋晴れの日中は22度台と平年並み、ただ予報通り下り坂、暗くなってからは霧雨が。

 今日は旧体育の日、ってことで仕事を休んで小岩OPに参加、本選1回戦(苦手な左利きの)大学生に6-0,6-1と久々の本選勝利、続きはまた翌日。

<続き>
 小岩OP2日目、晴れ時々天気雨、相手は第1シードかと思ったら1回戦W.O.したらしく自分と同じ怪しい系、相手が1枚上手で2-6,1-6と完敗。

 今日貰ったアドバイス: もっとネットに。

2012年10月8日月曜日

体育の日に秋晴れラフマニノフ - 田部井剛&ザッツ管弦楽団のラフマニノフ2番

 いやあ、昨夜の凱旋門賞、オルフェーブルには震えました、6年前のディープインパクトの時と同様、いやそれ以上に、行ったかと思ったんですが…。

 朝は今季初めて15度を割り込み一気に12.2度に到達、ま、実はこれでも平年より1度ちょい低いだけ、とは言え溜まらず外出時朝晩だけはウォームアップ用の上を羽織ることに。

 午前テニス午後アマオケ、と昨日と同じパターン、今日はちゃんとテニス出来てハッピー、まさに秋晴れだった日中の最高は22度、物足らない数値ですがこれが丁度平年値。

 午後聴いたのは昨年に続いて2度目になるオケ、お昼前後時間に余裕があったので練馬でラーメン店新規開拓を、と思いましたが昨日大宮で2軒ハシゴしたので今日は自重、コンサート前に食パン2枚のみ。

 開演前の場内アナが"ザーッツ管絃楽団"と発音していてお客さん爆笑、そう言や昨年もそうだったかも。

10月8日(月・祝) 練馬文化センター
 田部井剛指揮ザッツ管弦楽団 サン=サーンス 死の舞踏、チャイコフスキー イタリア奇想曲、ラフマニノフ Sym2番
 最初はサン=サーンス、調弦を変えたVnソロを起立演奏したコンミスが達者、続いてチャイコフスキー、冒頭のファンファーレはぼちぼちでしたがラストの激しい追い込みが出色。後半のラフマニノフではアングレが存在感たっぷり、緩急を激しく付け、時にはジャンプする田部井氏の情熱的な棒の下に応えてなかなかの演奏、特にHrソロが美しかった第3楽章は久々にこの曲でジーンと来ました。Hrはパート全体でも出色の鳴り、終楽章コーダは他のブラスもよく鳴って見事な大団円。拍手喝采の中、団員は青・赤・白いずれかの色の布を取り出して身体か楽器に付け、続いて田部井氏は大きなユニオンジャックを身にまとって登場、ロンドンオリンピックに因んでのアンコールはエルガー「威風堂々」、ブラス中心に豪快なサウンド、特に同曲でHrがこんなに鳴る演奏は初めて、って位吼えており、大満足でした。

 このオケ、確か昨年もマーラー5番の後にコスプレをして激しいアンコールをやったのを思い出しました。

2012年10月7日日曜日

第2回公演は交響詩だった頃の1番、2番 - 児玉章裕&みなとみらい21交響楽団の葬礼、巨人

 昨日の節制が効いたか朝の計量では一昨日に比べ0.5kg減! リフォームダイエットの勢い継続中です。

 午前テニス午後アマオケと典型的休日、外は小雨ながら天気は快方&茨城と東京では天気が違う可能性あり、ってことで予定通り6時起きして出発、朝の最低15度台、平年より高いとは言え半袖半ズボンでは寒いです。

 しかし東京も小雨、徐々にやむことは分かってはいるのに練習は中止(涙)、仕方無く新宿駅構内の無線LANスポットで午後のアマオケまで時間潰し。

 午後の会場、鎌倉芸術館に行くのは10年以上振り、つまり大船で降りるのもそれと同じで滅多に足を踏み入れない土地、ならばその地の人気ラーメン店を押さえよう、とネットのラーメンマップで駅近辺のラーメン屋をチェックし、湘南新宿ライン(東海道線より明らかに混んでいてちょっと失敗)で早めに現地入り。

 まだ雨の残る11時台、まず昼飯に第1希望のラーメン屋へ、すると何と店の外に行列!(大船なのに…) でさっさと諦めて第2希望の店へ、昔ながらのラーメンでした。

 続いて鎌倉芸術館の横に巨大なブックオフを発見、本以外の物も一杯あり、そして文庫も品揃え豊富、何と分厚い京極本「魍魎」や「絡新婦」が100円棚に並んでます!とそこをフラフラと逍遥して100円本を8冊買ってしまいました。

 それから隣のイトーヨーカドー内のマックでネットを逍遥してる内に開演時間、聴いたのはマーラー100年目の命日に設立宣言されたオケ、第1回公演の9番に続き、今回は第1番と第2番の原典たる交響詩「巨人」と「葬礼」です。

 「巨人」のハンブルク稿を聴くのはヤングヤマカズの振ったアマオケに続いて2度目、いや、その折衷版も昨年聴いているので2.5回目か。

10月7日(日) 鎌倉芸術館
 児玉章裕指揮みなとみらい21交響楽団 マーラー 葬礼、巨人<ハンブルク稿>
オケは前回同様2ndVnとVlaを入れ替えた対向配置、前半の交響詩「葬礼」は2番第1楽章の原型、これの実演も2-3度目位(前回はジャパン・グスタフ・マーラーオケ)、オーケストレーションの違いより、第2番では残っていない楽想が結構多かったのが印象的、ただ演奏はややスケール感小さめか。休憩を挟んで「巨人」原典版へ、勿論"花の章"付き、児玉氏のシンプルな棒の下、弦はややボリュームと安定性に欠ける感はありましたが、ブラスはまずまず、特にTbがよく鳴っており、Tpトップも最後は息切れしてましたがなかなか(たぶん市響で2ヶ月前の1番でも同傾向だった方)、そこそこ盛り上がっての大団円でした。アンコールは無し。

 午後雨は上がっても気温上がらず今季初めて20度に届かず、終日10度台だったのにホール内や電車では空調の風、寒かったです。

 帰り道、お昼にハジキ返された第1希望のラーメン店へリベンジ! しかし、夜営業前の中休み中(ネットの情報と違う!)、仕方無く第3希望の店へ、しかし地図上の場所にお店無し!(今調べたら何年も前に閉店(涙)、ラーメンDBはこんなケース多過ぎ)、そして第4希望の店へ、するとここは日曜閉店(涙、チェックしてなかった…)、もうどうでもよくなって、フラフラと心の端に引っかかっていた味噌ラーメンの店へ、今一つ好みではありませんでした。

 テニスのジャパンOPもF1日本GPも日本でやってるのに地上派放送無くガッカリですが、オルフェーブル出走の凱旋門賞はフジの報道バラエティ枠でたっぷり中継してくれそう、これからワクワクです。

 明日はアマオケでラフ2です!

2012年10月1日月曜日

ジャッド&ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オケのエニグマとシベリウス2番

 10月最初の日は台風一過の晴天、気温も台風が運んだ熱気か午前中に30度を突破!10月に真夏日を記録するのは10年に1度のこと。(←調べてみると過去30年で10月に真夏日になったのは2005/10/2、1998/10/2、1984/10/3の3度でした。)

 部屋の温度も27度まで回復、ただ朝家を出た途端、むせ返るようなキンモクセイの匂い(苦手)、構内では片隅に真っ赤な彼岸花が咲き、台風の風で落ちたのか栗の実が散乱、しかもそれが茶色く熟したのばかり、と驚く程に秋を主張。

 でもツクツクボウシは元気そうに鳴いていて、まだまだ夏、という同志を見つけた気分。

 夕方は早いうちに職場を辞し、サントリーへ、聴いたのは三枝成彰が企画する特別編成のオケ、何年に1度かは聴いてます(前回は2008/9/2)が、在京メジャーの奏者が中心と思われます。

 あと先日(ごく部分的に、ですが)個性的なマーラーを聴かせてくれたジャッドが、どんなシベリウスをやるのかが興味深いところ。

10月1日(月) サントリーホール
 ジェームズ・ジャッド指揮ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニー・オーケストラ ベルリオーズ ローマの謝肉祭、エルガー エニグマ、シベリウス Sym2番
 最初のベルリオーズは急速な部分では揃いが悪いのかややキレに欠ける印象、ブラスの鳴りもほどほど、続くエルガーでもブラスはぼちぼち程度、しっかり盛り上がったニムロッドでの、最後静かになってチェロを強調したバランスが印象的、オルガンも加わるクライマックスもほどほど程度の音場ながら、最後の1音をぐっとタメで大見得を切ったのが印象的。
 後半シベリウスはテンポ遅めでゆったり伸び伸び歌う解釈、特に第2楽章冒頭の低弦ピッツィカート部分では聴いたことの無いスローテンポ、一方終楽章の再現部へ向かって同じフレーズを繰り返す箇所ではかなり速めのテンポ、弦の鳴りはぼちぼち程度ながら、5本のHrが全体的でいい鳴り、そしてクライマックスのコラールではブラス全体もかなり重厚に鳴ってまずまずの大団円。アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲を闊達に。

 オケのメンバー表を見てもどの程度凄いメンツが集まっているか自分には不明ながら、「日本を代表するオーケストラのコンマスや首席奏者を集めた」と称する割には、いつ聴いてもこのオケ、全体の響き、特に弦にキレや伸び・豊かさに欠ける気がします。