2012年10月22日月曜日

雨とメタファー - 道尾秀介「龍神の雨」

 朝は10度弱とほぼ平年、3日連続で晴れた日中は22度台とやy高め、ただこれから下り坂らしく、午後になると徐々に雲が出てきました。

 窓を開けていると丁度いい季節になりましたが、昨日から地方選がスタートしたらしく、街宣車の声がかなり騒がしいです。

 本日は昨日読了した本から、一昨年ハマった道尾作品、今年は読んでないなー、ってことで買い置きから1冊手に取ったもの。

龍神の雨 道尾秀介
 台風に伴って降り続く雨を通奏低音として、不幸な生い立ちを持つ2組の兄妹/兄弟に訪れる事件が交互の視点からテンポよく語られます。ミステリー的なサプライズや伏線の妙は過去作より物足りない印象ですが、巻末解説(新潮文庫版)を読んで判った種々の隠喩やほのめかしの部分ではより一般的な読者には評価されそうな側面もあり。

 マニア向けの作風(「背の眼」「骸の爪」「向日葵の咲かない夏」)からスタートし、どんどん一般的に受け入れられそうな作風に移っていってる印象、その点、スタイルは違えど微妙に伊坂幸太郎と通ずる部分があるかも。

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