2012年12月19日水曜日

さすがは先駆者 - 京極夏彦選「スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004」

 うーん、昨夜の「34丁目の奇跡」、120分の放送枠で110分余の映画が95分にまでカットされてました(涙)、よって即消し。フジ「ミッドナイトアートシアター」って、昔は「完全ノーカット字幕放送!」(途中CMすら無し)を謳っていたのに、何年か前からどんどんポリシーを失い、今やこの体たらくです。

 3日振りの冬晴れ、朝はマイナス気温ながら平年より高め、日中は予報通り上がらず最高でも8度、風も強くて寒々、これでここ5日間は気温が低→高→低→高→低と連日5度以上の幅で上下しており、雨も多め、今年の12月は例年より天気が不安定な感じ。

 昼休み、同僚との週一テニスの時、近所の何処かからコートに"いんがし"(煎り菓子、ポン菓子)の甘くて香ばしい匂いが漂ってきました。

 読書中の本が出先で読了してしまった時に禁断症状に陥らないよう、予備にアンソロジーを1冊テニスバッグに突っ込んどくことがままあります。現在「ミレニアム」3部作を一気読破中なんですが、その合間にポツポツと1冊読み終わってしまいました。

 年代の離れた3つの年度から選者がセレクトして編んだアンソロジーで、これまで東野圭吾選恩田陸選の2冊を読んでます。今回の選者は京極夏彦。

スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004 京極夏彦選
 「謎」「疑」「譚」「情」と4つのセクションに各2編の計8編、セクション毎の選者のコメントが楽しいです。印象に残ったのはガラス張りの電話ボックスが密室と化す都筑道夫「マジック・ボックス」での"不可能状況に至った必然性"の扱いの巧さです。

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