2012年12月27日木曜日

2012年読んだ本

 昨夜も木星とお月さんはデート継続中、予報通り朝は今年1番の冷え込みでマイナス7.3度と12月としてはかなりの値、風が無かったので体感温度は昨日より高めながら冬晴れの日中の最高は6.4度、1日の平均気温がマイナスになるのはほぼ確実です。

 この2日間、昼飯抜きの朝晩シリアルのみ、の厳戒ダイエットモードで1kg減量に成功、あと数日は継続して帰省までにもう1kgは減らしたいところ。

 2012年の回顧企画第2弾はミステリー、今年読んだ本は46冊、と目標の週1ペース52冊には届かず、電車の中で本を読まずに寝ることが増えたせいか。

 一昨年の乾くるみ「イニシエーション・ラブ」や道尾秀介「向日葵の咲かない夏」ほど強烈な印象の作品はありませんでしたが、懸案だった三津田信三の刀城言耶シリーズを漸くまとめて読めた年、よって1番印象深かったのもこの1冊:

首無の如き祟るもの 三津田信三
 華麗なトリック、そして「顔の無い殺人」と不可分のあるテーマへのこだわりが凄かったです。

 ややインパクトは落ちますが、以下の作品も記憶に残っています、印象度順に:

山魔の如き嗤うもの 三津田信三
 クイーンばりのロジックとカーを思わせるぬけぬけとしたニシンのばら撒き方に。

陸軍士官学校の死 ルイス・ベイヤード
 やや読みにくかったにせよ、仕掛けには唸りました。

仮面よ、さらば 高木彬光
 この連作に込めた壮大な稚気が素晴らしいです。

密室の鍵貸します 東川篤哉
 溢れる本格マインドに。

二度のお別れ 黒川博行
 秀逸な語り口と絶妙なタイトル。

13階段 高野和明
 社会性、サスペンス、本格味などトータルバランスのよさに。

透明人間の納屋 島田荘司
 御大の新作(と言っても文庫での)が読めただけで満足。

 「ミレニアム」3部作は期待が大き過ぎたのと、本格テイストの薄さで惜しくも次点です。

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