2012年12月10日月曜日

ソヒエフ&トゥールーズの幻想

 衝撃のニュース:6階級覇者パッキャオがKO負け
ネット観戦するまで情報遮断、をする間も無くYahooトップニュ-スで飛び込んだ衝撃!

 もう一つがっかりのニュース:BJペン、復帰戦飾れず
一つの時代が終わったのか、悲しい…。

 日本海側では大雪、こっちは冬晴れ、ただ風強め、朝の最低は昨日を更に下回ってマイナス4.7度、ただ平年値もマイナスに転じるのが今頃、日中も最高8度台とかなり低めでした。

 ボケ老人 靴下忘れて 裸足で壁打ち (しかもサンダル)

 夜はサントリーへ、ソヒエフ&トゥールーズの第2夜です。

12月10日(月) サントリーホール
 トゥガン・ソヒエフ指揮トゥールーズ・キャピトル管 サン=サーンス VnC3番、ベルリオーズ ローマの謝肉祭、幻想Sym
 最初はローマの謝肉祭、Tp4本のうち2本はコルネットっぽい楽器、ラスト1音はTp、Tb共にしゃっきり朗々。続くサン=サーンスのソリストは3年前も共演した諏訪内晶子、金ラメのドレスで登場し、かぶらないよう(笑)美人コンミスはその前に退場、アンコールは無し。
 後半幻想では美人コンミス復帰、Tp4本、うち2本コルネットっぽいのはローマの謝肉祭と同じ、ですが第2楽章はコルネット付きじゃありません、草笛と鐘は舞台裏左方、全体にアクの強さは思ったより少なくぼちぼち程度、第2楽章速い部分での速さと第3楽章の細かい表情付けとテンポの動かし、特に後半雷鳴の少し前でやたらと遅くなったのが印象的、その雷鳴ティンパニ、今日も4人で叩いてましたが(自分が知らないだけで)それがデフォルトか? 第4、5楽章はケレン味も増して雰囲気十分、(自分は区別付きませんが)ファゴットじゃなくてバスーンだったとすればそれも一因かも、第4楽章断末魔のイデーフィクスのCl、および終楽章鐘が鳴る直前の低弦を極端に大きくやらせていたのが個性的、クライマックスもブラスが全開に近い鳴りで大迫力でした。
 アンコールは3曲、まず「カルメン」から有名なしみじみ系の曲、続いて知らない曲(レオンカヴァッロ「道化師」間奏曲とのこと)、名前はよく見る曲ですが初めて、線が細いと思っていた弦がよく鳴ってスケール大きな盛り上がり、個人的には本日の白眉でした。そしてシメはお約束「カルメン」前奏曲、会場大興奮です。

 ソヒエフは静かに終わる曲想では棒をなかなか下ろさないタイプで、一昨日のシェエラザードの最後では15秒、本日も幻想第1楽章ですら約10秒、ただ今日は会場の咳払い攻撃でかなり邪魔されており、しかもアンコール2曲目のレオンカヴァッロに至っては音が消える前に拍手を始める人まで、気を悪くしてお約束のカルメン前奏曲をやらないんじゃないかとヒヤヒヤしました(笑)。

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