2013年1月28日月曜日

名匠のヒネリ&サスペンス集 - 連城三紀彦「夜よ鼠たちのために」

 昨夜は12時前に沈没、3時頃に復活し寝呆けながらチャンネル回してたらNHKで何と全豪男子決勝が! 聞いてねえよ!と一瞬で覚醒し観戦、でも既に第4セットでした(涙)。

 とそれを観ていると地震、久々によく揺れて震度は3から4、地震の規模は小さめながら震源がそこそこ近かった(茨城北部)模様。

 寝直してから6時台に起きて見たチバテレでは「一面の雪」との報道、外を見ると確かに木々の上に雪が、ただ更に寝直してから出勤した頃には雪は跡形も無し、夢だったの?と同僚に訊くと朝早くはうっすら積もっていたとのこと。

 その雪雲のせいか朝の冷え込み弱く最低マイナス1度弱、冬晴れの日中は9度台とやや高め、数日前は12度まで上がった部屋の温度が昨日辺りからまた10度前後に逆戻り。

 本日はミステリー本から、昨秋発刊の文春の東西ミステリーベスト100平成版にランクインの国産本格物の中によもや未読のものがあるとは思ってなかったんですが、86位にランクされた連城三紀彦の本作については読んだ記憶がとんと無く、とは言え彼の初期のミステリー系作品はずっと昔に全て揃えてあるのも事実(読んでもいると思ってたのに…)、お正月に帰省した際に実家の書棚から持ち帰って先日読了、やはり初読でした。

夜よ鼠たちのために 連城三紀彦
 サスペンス系中心ながら全作にトリッキーなヒネリを含む6編(新潮社文庫版)、どれも見事ですが、殺して埋めた筈の妻が別の場所で殺されている「二つの顔」、奇妙な素行調査の背後に潜む意図が面白い「奇妙な依頼」あたりがお気に入り、ただ連三紀作品は期待値ハードルが高いため、衝撃を受けるレベルの作品は無し、あと「過去からの声」では30年前当時から独創的な誘拐トリックに凝っていたんだ、と思わされました。

 テイストとしては「戻り川心中」より「変調二人羽織」に近い感じです。

2013年1月27日日曜日

セゲルスタム&読響の豪快R.シュトラウス&シベリウス2番

 さっきセゲルスタム&読響でシベ2を聴き、期待通りの豪演でした、これからヤングヤマカズ&大フィル「幻想」のFMエアチェックなどバタバタするので続きはまた明日。

<続き>
 映画版の後日談らしい昨夜の「ストロベリーナイト」特別編、涙を溜めた「スプラウト」うざみゆのシーンには少しウルっときました。

 この日は東京に出て午前テニス、午後コンサートと典型的休日、天気も典型的な冬晴れながら朝の冷え込みはマイナス3度台とほどほど、日中も最高8度台と平年並み。

 午後はアマオケのマーラー1番と迷ったんですが、いつも豪快な演奏を聴かせてくれるセゲルスタム&読響のコンビを選択、シベ2だけにラストの豪快な響きに期待です。

 セゲルスタムのシベリウスと云えば、ずっと前、まだ呼び方が「セーゲルスタム」だった頃にヘルシンキフィルと聴いた気がします。その時はフィンランディアでは編曲?と思える程個性的な表現はありましたが、2番はそれ程特異な表現ではなかった印象、今回はどうでしょう。

 ただ読響の2番は1年前にヴァンスカとやったばかりなので、どちらかというと5番を聴きたかった気もします。

1月27日(日) みなとみらいホール
 レイフ・セゲルスタム指揮読響 R.シュトラウス 死と変容、セゲルスタム Sym252番、シベリウス Sym2番
 先日マーラー5番で雄大なソロを聴かせてくれたTpトップは降り番らしく残念、まずはR.シュトラウス、遅いテンポ基調にブラス中心にオケをよく鳴らす表現、速い部分などキレや揃いは悪いんですが、鳴りのよさでは過去同曲のNo1(とは言えこの曲の実演は10回程度か)。続いて自作の世界初演、副題は"ヒッグス粒子に乗って惑星ケプラー22bへ"、大編成オケの両翼にピアノとハープを1台ずつ配し、左側のピアノに自分が入り指揮者は不在、不協和音っぽい持続音に連打音が加わる曲想がずっと続く単一楽章20数分、要所で何度かコンマスD.ノーランが起立してキュー出し、中盤でFl群が、曲の最後で2ndVnの後方プルト?が起立演奏し、最後の1音の終了合図もコンマスが起立して指示、ある意味どこが交響曲?という感じ、途中のHrからTpへと渡される地獄のハイトーン、およびマーラー6番の如き巨大ハンマーの連打が印象的。
 後半はシベリウス、マーラーやR.シュトラウスの時と同じくffでのブラスの鳴りは豪快、一方表現は濃いめながら個性的な点はかなり減少、中では第1楽章から間をおかず入った第2楽章の冒頭、低弦のピッツィカート部分でテンポのオンオフが激しかったのが印象的、全体でもテンポの動きは多く、乱れたり落ちそうになったりする箇所も、終楽章前半のブラスのファンファーレ部分は思ったより抑えめ、その代わり凄かったのがコーダ、2度のコラールで血管が切れそうな位にTpを吹かせた後、最後の3つの和音を、大きく間を取りつつ長ーく、しかも全てにクレッシェンドをカマす、とケレン味120%にして壮大なフィニッシュでした。

2013年1月26日土曜日

彗星のショスタコーヴィチ7番 - 河上隆介&Comet Project

 朝は冷え込んでマイナス5.7度、晴れた日中は7度台と共に低め、ダイエット生活3週目にしてやっと朝の測定で最低目標の2kg減に到達、練習予定無く、朝寝して午前中はHDレコーダーの内容整理。

 午後は東京に出てアマオケ、聴いたのはちょっと変わった一発オケ(たぶん)で、"The Secret Consert"と称して曲目未発表、ただ「ショスタコ7番をやるらしい」「前プロも大曲らしい」との噂を得てティアラこうとうへ。

 現地入りしパンフを見てメインは期待通りショスタコ7番、ただがっかり前プロは苦手のベートーヴェン、ま、強いて言えば、勝利(と5)を表すモールス信号"タタタター"が共に主要動機となっている点か。

 それ程宣伝してなくて、曲目も不明、となれば観客が余りいないのでは、と思いましたが、モーニングフィル国立マーラー楽友協会に比べればずっと多くの聴衆がいました。

1月26日(土) ティアラこうとう
 河上隆介指揮Comet Project ベートーヴェン Sym5番、ショスタコーヴィチ Sym7番
 前半ベートーヴェンではObトップが存在感、でも済みません、半分程意識を喪失してました(笑)。後半お目当てショスタコーヴィチ、弦バスの隣、右奥の雛壇に配されたバンダはHr4,Tp3,Tb3でこれは本隊と同じ数、オケは弦はそこそこ安定し、ブラスもなかなかの迫力、出色は木管群でソロは見事でかつ全体でも吹きっぷりよし、河上氏の情熱的な棒の下、全体でもなかなか豪快な音響、第1楽章のボレロ部分の後半の急加速とブラスの迫力が個人的白眉、また終楽章クライマックスではブラス陣にやや疲れが見えた反面、それに負けない位の音量で木管が鳴る、という初めての体験をして仰天、そしてラスト1音はパーカッションが壮絶にクレッシェンドしてフィニッシュ。

 開演前と終演後に長ーく丁寧なアナウンスがあり、それによると最初はその姿が分からず、近付くにつれだんだんと見えてくる、という彗星の性質を込めてシークレットコンサートにしたとの由。

 いつの間にか頭上のお月さんも円くなっており、今夜も冷え込みそう。明日はセゲルスタム&読響のシベ2、また豪演に期待です!

2013年1月23日水曜日

ガンジーとジーン映画版 - 重力ピエロ

 最近7SPOTであることを知った地元の西武で昨夕シャラポワの全豪準々決勝をダウンロードし家で視聴、相手がえっ、また!って印象のマカロワ、ミスの少ないケルバーが上がってこなくてラッキー!

 今年に入っての「ソモサン・セッパ」は決勝大会だけにゾクゾクするレベルの高さ、逆に今週の「コマ大」は1分で解ける簡単な問題、なのに「難しい」「最初に出る答は間違い」などと見当違いのコメントで誤導され、トンチ解答を無理矢理捻出した東大生チームは可哀想。

 あと昨夜の「ガールズトーク」で発表されたセンター争いの結果は、赤の千草と黄色の横田との大接戦とのこと、やはりガチの印象強し。

 昨夜は頭上でお月さんと木星がランデブー、その星空の割には朝はマイナス3度弱と冷え込み甘く、よく晴れた日中も9度弱とやや高め、全体としてはまだ寒い日が続いてますが、風の感じが微妙に春っぽくなってきた気もします。しかも一昨日から室温が今年に入って初めて10度に届いてます。

 正月太り解消ダイエット生活も3週目、2周めで上下動ありつつも約0.5kg減らし、トータル1.5kg減、最低目標まであと0.5kg、今週も昼飯はおかずのみ。

 本日はお正月実家で観た映画の6本めにしてラスト、伊坂作品では最初に一般的に評価された作品の映像化です。

重力ピエロ <'09 日>
 連続放火事件の裏に潜む謎を追う兄弟の奮闘が、生い立ちを語るカットバックを交えて描かれます。春役の岡田将生はビジュアル的にはピッタリ、ミステリー的興趣より家族愛を中心にすえた感あり、あと原作のラストはよく覚えていませんが、映画栄えするように改変してある気がします。また文庫化に際して新たに挿入したシーンを敢えて映像化しているあたり、自分の好みと正反対のスタンスかも。

 高邁なメッセージも鬼畜のメッセージも文字で読むと同じ程度に響くのに、映画で言葉にしてしまうと前者は空しく響いてしまい、後者は痛く心に突き刺さる、と感じました。

 クライマックスの改変の有無を確認すべく原作を発掘して最後の数章を読み直し、ゴダールの緒作に対して「で、あんな退屈な映画を何度も観たわけか?」ときて爆笑、やはり著者の初期作は映画好きをくすぐります。

2013年1月21日月曜日

セゲルスタム&読響の豪壮5番

 で夜は在京メジャー5番対決の後半戦、セゲルスタム&読響です。このコンビのマーラーは、完成度高かった1番、緻密だった9番、ド迫力の2番個性的な7番と外れ無し、何故ここ数回は1日のみの公演なのかいつも疑問です。

1月21日(月) サントリーホール
 レイフ・セゲルスタム指揮読響 モーツァルト PC23番、マーラー Sym5番
前半モーツァルトではVnが澄んだ音色、いつも程はデカく見えなかった(巨漢セゲルスタムが隣にいたせい?)、白いドレスのソリスト菊池洋子はアンコールにセゲルスタムの作品を。そして後半マーラー、Tpソロ(長谷川さん?)は朗々として見事、このブリリアントな音色と鳴りのよさは在京メジャーNo.1なのでは、Hrソロは堅実系でなかなか、そしてObソロが存在感たっぷり。セゲルスタムはかなり遅めテンポをゆらしながらじっくり歌い、頻発するタメに加えて通常無い場所でのパウゼまで、オケもしっかり鳴らして(縦の線は余り揃わないながら)野太い響きは豪快にして壮麗です。第4楽章での中間部の旋律のエッジの効かせ方と後半部での止まりそうな遅いテンポが印象的、かなり遅く始まりそのまま遅め基調で出し入れした終楽章、クライマックス2度のコラールは、かなり速め→長ーいアウフタクトから遅め&減速、と昨日のインバルと同パターン、ただTp筆頭にブラスの鳴りは本日の方が上、第1、2楽章含めトータルでは国内オケ同曲史上最高クラスの鳴りのよさを満喫しました。

 構成上の区切りとなる第3楽章の前と後、2度に亘って音合わせしたのがプロでは珍しかったです。

 今回の5番対決、ハイレベルな争いでしたが、ブラスの鳴り至上主義の自分としては、本日のセゲルスタム&読響に軍配を上げます、ホールの差もあるでしょうけれど。

水子と卓球 - 宗教劇団ピャー!!夢いっぱい公演 「飲み会死ね」

 試合と夜のコンサートの間、午後いっぱい暇になったので、横浜まで足を伸ばし、扇情的なチラシが気になっていた劇を観てきました(無料)。ついでに赤レンガ倉庫にも初めて行ってみました。

 会場に足を踏み入れてみれば、その一画を使って多摩美の映像・演劇関係の学科の卒業制作展が開かれており、その中のイベントの1つとなっている模様、出演者も大学生っぽいです。

1月21日(月) BankART Studio NYK
宗教劇団ピャー!!夢いっぱい公演 「飲み会死ね」
 子供の頃から春を売らされていた少女"水子"が「明るく卓球をする未来」を夢見て周りに翻弄される姿を多重的に描きます。開演前から出演者が車座で酒盛りしていて虚実ない交ぜ感のある導入、2時間超はやや長い感じはしましたが、濃いキャラの女優(たぶん)陣、スカトロ系含め下ネタ満載の体当たり演出と予想外の大掛かりなセットに圧倒されました。

 カービン銃を使うシーンでは、発射時に空薬莢が最前列の自分の脇を掠めて2列目客席にまで飛んできてビビリました。

ゴジラ東宝オープン2013

 朝はマイナス3度台と平年値、やや雲のある早朝に東宝調布へ、予選1回戦、球はやたら速いけれどミスもそこそこ多い若者に1-8と完敗。

 本日貰ったアドバイス
・3本と続けて深い球が来ない、もっと深く。
・サーブ&ボレーを交ぜてリターンにプレッシャーを。

2013年1月20日日曜日

インバル&都響の変化する5番

 午前テニス、午後オケと典型的休日パターン、朝マイナス5度と冷え込む中東京へ出て、青山でテニス、それが10時には終わり、午後のコンサートまで少し時間があったので、表参道近くのマックで無線LAN、シャラポワの全豪3回戦を一気にダウンロード視聴、相手のウィリアムズ姉は別人の如く動きが悪かったです。

 冬晴れの午後は最高10度弱、やや高めという程度なのにかなりポカポカ感あり、表参道から原宿まで散歩し、そこから芸劇へ、聴いたのは在京メジャー5番対決の第1章、インバル&都響です。

 インバルの振る5番は少なくともフランクフルト放響で2度、ベルリン響フィルハーモニア管で1度ずつ聴いていますが、国内オケでは初めてです(たぶん)。

1月20日(日) 芸術劇場
 エリアフ・インバル指揮都響 モーツァルト Fl協2番、マーラー Sym5番
前半はモーツァルト、このチクルス1番の時(2012/9/15)もそうでしたが、何故?って感じです、他会場では前座もマーラーなのに…、ソリストは遠目にはそこそこ若そうな上野由恵、そして後半マーラー、Tpソロはソフト系で線細め、インバルはいつもの独特のアクセントで第1楽章は表情やや濃いめ、間をおかず入った第2楽章は思ったより薄め、第2楽章クライマックスを含めオケの鳴りは芸劇外野席のせいか重量感が不足している印象、ただチューバは圧倒的な存在感、第3楽章のHrソロも線細め、ただ7本のHr全体では要所でなかなかの鳴り。そしてビックリしたのは第3楽章後にインバルが舞台袖へ一旦退席したこと(水を一杯飲んだらしい、その間音合わせ)、2番、3番ならまだしも5番でこの趣向は初めて。
 で仕切り直しの第4楽章、これがやや速めテンポ基調にフレーズ毎に呼吸するが如くテンポを自在に変化させる稀有な表現、フランクフルト放響の時はここまでやってなかったし、フィルハーモニア管の時は上手くいってませんでしたが、矢部コンマス率いる都響弦セクションはこの難しい要求にかなり応えてました。終楽章もテンポのオンオフ激しく、速い部分はかなりの速さ、クライマックスでは1度目のコラールは快速、2度目に入るアウフタクトを思いっきり長く取り、そこからスローにしかもどんどんリタルダンド、でラストは勿論急転快速テンポ、ここでも弦は存在感ありましたがブラスの鳴りは今一つの感、でもサントリーなら印象違うかも。

 インバルの5番は5度目にして、ラスト2楽章をこれだけ個性的にあざとくやったのは初めて、まだまだ彼のマーラーは変化しているようです。

 明日は5番対決の後半、セゲルスタム&読響です!

2013年1月19日土曜日

アクションヒーロー再び - ザ・シークレット・サービス

 穏やかな冬晴れ、朝の冷え込みはマイナス4度強とそこそこ、日中はギリギリ10度に到達、平年より暖かだったのは6日振り、先週と同様メッツマッハー&新日の安価入手叶わずコンサート予定無し、練習予定も無く地元でまったり過ごす1日。

 朝寝した後は、お盆の頃溜め録りしたままラスト数話で途絶していた韓ドラ「ラブレイン」を数ヶ月のタイムラグを経てやっと視聴終了、現代篇はやや冗長で半分に縮められる印象、逆に30年前はもう1話あってもいい感じ。

 午後は高校サッカー決勝をリアルタイム視聴、京都橘が楽に勝つと思ってましたが、予想外の展開。その後職場に出て残務少々、部屋が暖かくて快適。

 本日は年末年始に実家で観た映画の5本目、W.ペーターゼン監督のハリウッド進出(か間も無い頃の)作品、NHK-BSなのに何故か吹き替えでした、故山田康雄へのリスペクトか?

ザ・シークレット・サービス <'93 米>
 過去にケネディ暗殺を阻止できなかった初老の護衛官が新たな大統領暗殺計画と闘うサスペンスアクション、老いたイーストウッドにダーティーハリーっぽいアクションをやらせています。ペーターゼンと言えば大学時代に観た「Uボート」の暗いトーンの印象ですが、それとは似つかぬ明るい画面と語り口、また「リーサル・ウェポン3」と同じ頃の筈なのにレネ・ルッソが妙に老けて見えます、イーストウッドとのバランスを取ったんでしょうか?

 明日からは在京メジャーの5番対決2連戦、まずはインバル&都響です!

2013年1月18日金曜日

グリーンカップ ニューイヤートーナメント2013

 悲しいニュース:アームストロング、薬物告白
無敵だった頃はやっかみで疑ってましたが、数年前に復帰して以降は信じていただけに、何とも言えない複雑な気分。

 冷え込み厳しく今季最低のマイナス7.3度を記録した朝6時台、仕事を休んで埼玉へ、今年の初戦です。火曜に予定されていた試合がコートの雪かきが進まず3日も遅れて本日金曜に。

 風も強くて試合中は手に息を吹きかけながらのプレー、1番寒い時期にエントリーしたことをちょっと後悔、日程遅れのため3セットマッチが8ゲームマッチに短縮され、1回戦4-8でさっくり敗退、今年最初のお小遣いは1,700円。

 本日貰ったアドバイス:
バックのスライスを活かせ、フォアをよりちゃんとクロスに。

 ふと見ると、マーク・ニールセンが!何故こんな場末の大会に…。

2013年1月17日木曜日

ウディ・アレン流「ライム・ライト」 - 人生万歳!

 うがぁ、昨夜オーマンディ&フィラデルフィアのラフマニノフ交響曲全集を録音していたら2番の第1楽章で突然機器の電源が落ちました!(涙) 何のことは無い、先週留守録設定したタイマー予約がそのままになっていて今週も同じ時間帯に作動しただけ。

 昨夜は夜空に木星が君臨、朝は少し冷え込んでマイナス5度弱、冬晴れの日中は昨日より寒さが和らぎましたが、それでも最高8度強と平年より低め。

 正月太り挽回ダイエット作戦は先週の昼飯抜きから今週は昼おかずのみ(おひたし、冷奴、ひじきなど小皿3-4点)に移行し、1kg減からほぼ横ばい状態。

 今朝TVで今時のビル解体方法を取り上げていて、1階から順々に解体しビルの背がどんどん低くなる「だるま落とし工法」(確か鹿島建設)にはビックリ!

 本日はお正月実家で観た映画の4本目、ウディ・アレンの比較的最近の作品です。

人生万歳! <'09 米>
 皮肉屋で毒舌の元物理学者オヤジの元に転がり込む家出娘、とウディ・アレン版「ライム・ライト」、そこから話は楽しく広がる現代の寓話、ウディの分身ゆえ本人が演じるべき主人公を(年を取り過ぎたせいか)他のコメディアン俳優に演らせてます。不確定性原理の秀逸な喩えには爆笑!そしてNYにもユニクロがあってビックリ! あと観たばかりの「幸せのレシピ」にも出ていた女優さんが重要な役で登場して驚き。

 観終ってみれば、あれ、ウディ・アレンでこれと同じ話観たかも、とデジャブー状態、勿論制作年の新しさからしてそんな筈は無いのですが…。

2013年1月15日火曜日

美味しい三角関係、音楽はミニマル大家 - 幸せのレシピ

 今朝の「ハピモ」のテーマは「古いけど、まだまだ使えます」、ブラウン管TVとVHSビデオがそれぞれ別個に取り上げられていて笑われてました。両方使ってますが、何か。

 あと朝ワイドの昨日の成人式レポで知ったんですが、きゃりぱみゅが新成人と聞いて驚き! わ、若い。

 今夜から地上派でも「SHERLOCK」第1シーズンが始まるので楽しみ、ただ時間帯が「コドモ警察」の続編「コドモ警視」および「ソモサン・セッパ」と重なるのが悩ましいところ。

 昨日の雪を降らせた爆弾低気圧の雲が朝まで残り最低マイナス1度台とやや高め、8時以降は冬晴れとなるも余り上がらず最高は6度台、宿舎の北側ロータリーこそアイスバーンになってましたが、出勤の途上は雪がかなり消えていて、それが雪国出身としては淋しく、雪の残っている場所を選んで自転車を走らせました。

 本日は年末年始実家BSで観た映画の3本目、ドイツ映画「マーサの幸せレシピ」のハリウッドリメイクでヒロインはキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、彼女の映画をちゃんと観るのは初めてかも、出世作の「シェエラザード」などお色気シーンだけならダウンロード視聴したことはありますが(笑)。

幸せのレシピ <'07 米>
 主人公は"自立する女"シェフ、その生活に親戚の少女とイケメン副シェフとが入り込んできたため起きる化学反応を描くラブコメディ、テンポ良く楽しめました。ゼタ=ジョーンズのクロースアップが妙に多いのが印象的、あと子役は見たことあるなあ、と思ったら「リトル・ミス・サンシャイン」のお腹ぽっこり少女!

 音楽はフィリップ・グラス、って、えっ! あの現代音楽のフィリップ・グラス?とびっくり、調べてみるとかなり映画音楽も手掛けているらしいです。

2013年1月13日日曜日

炎と音楽が主役のスペクタクル - バックドラフト

 先日のテレ東金曜深夜枠、期待の「まほろ駅前番外地」よりも、期待ゼロだった「ミエリーノ柏木」の映画好きをくすぐる脚本が面白かったです。

 すっきり冬晴れ、朝はマイナス5度弱と冷え込み、日中はどんどん上昇して14度弱とかなり暖かく、日較差は20度に迫る勢い。

 テニスもコンサートも予定無く、久々に目覚ましを掛けずのんびり過ごす朝、午前中は録画しておいた高校サッカー準決勝2試合を観戦、故郷の石川代表星陵は8年前と同様PK戦で敗退、ただ星陵はその頃の本田と同様、いやその時以上に地元の選手が少なくなってます。

 午後は職場に出て少しだけ仕事、急務が無くても赴くのはメールチェックもありますが、平日の暖房の余熱と電子機器の発熱とで空調が無くても職場は20度、と室温10度弱の自宅より格段に快適だから。

 大晦日は紅白の裏、「料理の鉄人」じゃなくて「アイアンシェフ」特番を観てました。ただ自分の中では鉄人と言えば「バックドラフト」のテーマ(そしてツールと言えば「ライトスタッフ」のテーマ)なので、リニューアルされた音楽にはどうも馴染めず、世界展開する上で著作権問題の付随しないオリジナル音楽に変えたんでしょうけれど…。

 ってことで年末年始に実家で観た映画の2本目はこれ、ロン・ハワードが"大作"監督になって以降の作品を観るのは初めてかも、我ながらメジャーな作品は未見のものが多いです。

バックドラフト <'91 米>
 親を継いで消防士となった兄弟を軸に、消防活動に加えて連続放火事件の犯人探しも盛り込んだアクション&サスペンス、やはり音楽がカッコいい!そしてアレック・ボールドウィンが若い!と思ったら弟のウィリアムでした(笑)。D.サザーランドがレクター博士的なキャラで存在感、そして炎が主役と言うだけあって終盤のスペクタクルは大迫力。

 ラストではマーラー10番終楽章の大太鼓部分のきっかけとなる挿話を思い出しました。

2013年1月12日土曜日

聴き初めはジンマン&N響の明晰マーラー7番

 朝は曇りで-3.5度とほぼ平年値、真っ暗な内から起き出して(均時差のため冬至の頃より日の出は遅い)東京に出て練習、昨日昼飯を摂ったのに体重変動無くひと安心、本格的なテニスは今日が打ち初めです。

 約2週間マトモにプレーしていないためか全く足が出ない上、スマッシュにスピード出ず、ドロップショット拾いの練習で足腰ガタガタ、と散々な状態でした(涙)。

 陽が出て気温も少し上がった(と言っても平年やや低め)昼過ぎ、自分だけ上がってコンサートへ。

 この日は夜の金子建志率いる千葉フィル、に行きたかったのですが後輩の結婚パーティーと重なり断念、ならば午後のメッツマッハー&新日のアルプスSym、と思えど安価入手ならずこれも断念、で残った候補がジンマン&N響の7番でした。

 ただ苦手なNHKホール、そして昨夜FMで聴いた初日の演奏もピンと来なかったため、テニスしてる間は行かない積りでした。ただこの連休は他にコンサート予定無く、それだと聴き初めが来週末と異例に遅くなるのと、一昨年のジンマン&トーンハレ管の5番がとても良かったのを思い出して気が変わり、急遽参戦へ、余裕で当日券ありました。

1月12日(土) NHKホール
 デイヴィッド・ジンマン指揮N響 マーラー Sym7番
第1楽章ソロは右奥Tb、チューバの隣に座る専業奏者によるテナーホルン(かワーグナーチューバ)を使用、第4楽章のギターとマンドリンは左奥、ジンマンはやや遅めのテンポ基調に各動機を丁寧に音化し、これまで聴こえなかったパートが浮き彫りになる明晰なサウンド、トーンハレとの5番の時と同様アクやケレン味は殆ど無く、しかもその時に比べて情感を込めた表現も少なめ、オケでは弦がシャープな響きで終楽章など巨大ホール外野席ですら動きと刻みが聴こえる程、そしてHrが4本しかいなかったのに豪快な鳴りで本日のMVP、一方昨日よく外していたTpトップは今日も不調(難所ではピッコロと持ち替え!ていたのに…)、それでもラストはきっちり吹いてキップのいい大団円でした。

 夜は丸の内で後輩の結婚パーティー、続く2次会では大人気なく騒ぐ後輩達がいてお店の人にご迷惑をお掛けしました。その2次会で所持金数百円(涙)となり、3次会はパスして12時前には帰還。

2013年1月11日金曜日

世界中心の疑問氷解 - 世界の中心で、愛をさけぶ (2度目)

 昨夜スタート「最高の離婚」、ややマニアな脚本だなあ、と思ったら坂元裕二、成る程。

 今朝は冷え込み厳しくマイナス6度台、冬晴れの日中は最高8度台とやや低め、今朝の測定では体重変化無し、たった1kgでもう下げ止まりか(涙)。

 しかも午前中に来客あり、昼食を付き合いで食べることになり、壁打ちが出来なかったばかりか昼抜きダイエットも中断の憂き目に。

 BSをしかも大画面で観られる実家で過ごした年末年始、1週間で映画を6本観ました。本日はまずその中から坂元裕二つながりで本作を。1度観てるのでつまみ視聴の積りだったんですが、途中で観た記憶の無いシーンがあり、「前はノーカットじゃなかったのか」とずるずる最後まで視聴する羽目に。

 基本的な感想(長澤まさみの存在感)は前回観た時に書いたので、その時不思議に思っていて、今回腑に落ちた2点について書きます。

世界の中心で、愛をさけぶ <'04 日>
 まずは本作で1番感心したのは原作には無い、過去と現在を繋ぐ新たなプロット、これは脚本のトップに坂元裕二がクレジットされていて(勝手に一人)合点が行きました(行定監督の単独脚本かと)。次にラストシーンがエアーズロックには見えなかった不思議、これも初見時はそうなった事情(事故)を描く箇所がカットされたものを観ていたためで、今回ノーカット版を見て疑問氷解(現実問題としてもロケの許可が下りなかった?)、このすっきり感が最大の収穫でした。

 明日はメッツマッハー&新日のアルプスSym、と言いたいところですが、安価入手は未だ叶わず、代わりにジンマン&N響マーラー7番に行くかどうかは、苦手NHKホールだけに当日の気分で決めることにします。

2013年1月10日木曜日

SはサプライズのS? - 道尾秀介「鬼の跫音」

 冬晴れ、朝の冷え込みは甘めでマイナス2度弱、ダイエットモード4日目、今朝の測定では火曜からトータル1kg弱の減少と微妙な数値…。

 日中の最高は9度台前半と昨日同様平年値、ただ湿度の違いなのか、壁打ちした昼休みは昨日より寒く感じました、風も無かったのに。

 本日はお正月の帰省の旅で読んだ本その2、道尾秀介の第1短編集です。連作短編ではありませんが、著者の複数の長編に"ミチオ"が出てくるが如く、"S"という名の登場人物(それぞれ別人、たぶん)が全編に登場します。

鬼の跫音 道尾秀介
 サスペンス/ホラー系のお話が6編、それぞれに色々な形のサプライズが用意されており、初期作にしてこの手腕はさすが。オチが強烈な「ケモノ」、テンポよい展開の「箱詰めの文字」、そして使い古された構成に新たな驚きを演出した「冬の鬼」が印象に残りました。

 ネットで読んだ他の方の感想によると、カラスも全編に登場してるとのこと。

2013年1月9日水曜日

21世紀のホームズとワトソン

 昨日のボケ老人:
昨夜の「ソモサン・セッパ」は総集編、よって1度は見たことある問題ばかり、なのに答が解らないのが1問あった…。

 昨夜は星空だったにも拘らず朝の冷え込み無く、今年初めて最低気温がプラス、昨日の昼抜き朝晩シリアルのみの努力も空しく、今朝の測定では2-300g減った程度(涙)、ま、2kg減らすまでこの食生活を継続するのみ。

 曇り時々晴れの日中は最高9度台と平年、この冬前半寒かったせいか平年値がやや暖かく感じた昼休みは今年の壁打ち初め、ややヘロヘロに。

 今週はアルプスSymの在京メジャー対決(読響vs.新日)、ただどちらも安価入手ならず参戦はやや諦め気味です。

 同僚に「いいよ!」と薦められていたBBC製作ドラマ「SHERLOCK」、お正月に実家のBSで第2シーズン3話を一気に視聴し、そのクォリティに驚愕!

 聖典を下敷きにしつつ現代が舞台のオリジナルストーリーで、特に"あの女"アイリーン・アドラーの回は目まぐるしい展開、数々の伏線の回収、そして鮮やかなオチ、とミステリー映画としても一級品、その他の2話(ネタはバスカヴィルとライヘンバッハ)はそこまでではなかったんですが(3話全て脚本家が違うらしいので、そのせいかも)、やはり上質なミステリーでした。

 ホームズ役は存在感たっぷりで今風の演出も面白く、ミステリーオタク以外でもそこそこ楽しめる内容かと思います。第1シーズンも機会あれば是非観てみたいところ。

2013年1月7日月曜日

大御所の茶目っ気 - 伊坂幸太郎選 「スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005」

 驚きのニュース: <深海生物>「ダイオウグソクムシ」絶食5年目に突入!
体長30cm近い巨大甲殻類でダンゴムシのお化け的な風貌、4年間一切食べていないのに1kg以上ある体重は12gしか減少していないとのこと。

 夜行バスは早朝に東京駅着、さすが表日本は晴れてます。高速バスを乗り継いで南茨城に帰還、さすが朝8時でもマイナス気温です。朝の最低はマイナス5.4度と低め、それでも昨日と一昨日はマイナス6度台だったらしいので冷え込みは緩んだ方らしい。

 冬晴れの日中は最高8度台とやや低め、宿舎の室温も8度とほぼ今季の最低値ながら、もっと家の中が寒い石川の実家に慣れたせいか、やや暖かく感じます。

 本日はこの帰省の旅で読んだ本から、実家の父は国産短編が好きなため、いつも短編集を数冊手にしての帰省で、その中の1冊、10年ずつ隔たった70-90年代の3つの年度から選者がお気に入りを選ぶアンソロジー、先月読んだ第4巻(選者は京極夏彦)に続き、第5巻の選者は伊坂幸太郎です。

スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎005 伊坂幸太郎選
 選者の好みかトリッキーなものが多く楽しいラインナップ、泡坂妻夫、連城三紀彦、今邑彩あたりは如何にも、の内容だし、真保裕一「私に向かない職業」までもがトリッキー、加えてSF界の大御所、小松左京「長い部屋」の"読者への挑戦"付きバカトリックが強烈(探偵役の専門が自分と同じなためすぐ予想出来ましたが、一般読者には意味不明かも)、また毛色の違う鈴木輝一郎「めんどうみてあげるね」の今日的テーマも90年代に書かれたことを考慮すると印象深いです。