2013年2月8日金曜日

サロネン&フィルハーモニア管の時々ケレン味マーラー1番

 午前中は曇りで冷え込み甘く朝は零度前後、よく晴れた午後は気温上がらず最高6度強と低め、北風が強く寒かった1日。

 一時は12-3度まで上がっていた自室の温度も、また10度を割るようになってきました(涙)。

 夜はサントリーへ、サロネン&フィルハーモニア管の第1弾にしてマーラー、このコンビは前回の来日時特にシベリウスが最高だったので期待大、しかもサロネンのマーラーは初めてです。

2月8日(金) サントリーホール
 エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管 ベートーヴェン シュテファン王、PC4番、マーラー Sym1番
 前半はベートーヴェン2曲、最初の序曲はHrが5本もいてビックリ、その隣のTpがバルブ無しの古楽器で2度ビックリ! 続く(自分には長かった)協奏曲でもTpはその楽器のまま、ソリストはコロコロした音のレイフ・オヴェ・アンスネス、アンコールにはベートーヴェンの指くるくる系を。
 後半お目当てマーラー、最初のフラジオが極限のpppで驚き(と言うか奏者可哀想)、ただ全体的には流れる様な棒でテンポは動かしつつもアク少なめのすっきり系、そこへ時々個性的な表現、タメ、パウゼなどでケレン味のスパイスが加わる感じ、終楽章2度目の緩徐部が情緒たっぷりだったのが印象的、オケは弦の鳴りが少し悪い印象でしたが、ブラスが全体にソリッドで颯爽とした鳴り、特にHrはトップ、2ndが女性で色気の無い吹き方ながら堅実な上手さ(そのトップ女史にサロネンはカーテンコール時真っ先にハグ!)、終楽章ミュート着脱ファンファーレはTp,Tb共にアシと分業、TbアシはクライマックスではHr補助を兼業、彼は起立せずHrの起立は2クールめからで、最後はブラスのキレよく爽快にフィニッシュ。アンコールは前回もやった悲しきワルツをまたppp強調でケレン味多めに。

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