2013年5月3日金曜日

ラ・フォル・ジュルネいろいろ、その1 - 作田聖美さんのSax、関屋茉梨子さんのピアノなど

 爽やかな晴れ、朝は冷え込んで5.6度とかなり低め、日中も20度に届かず低め、なのに移動中の地下鉄では昨日同様「冷房を使用」とのアナウンス、連日平年より寒い日に冷房する狂ったセンスに悲憤慷慨。

 今日から3日間はGWの年中行事となりつつあるラ・フォル・ジュルネ、有料公演はコンセプトとは裏腹に年々高くなってる気はしますが、ちょっとした無料ミニコンサートがいろいろな場所で開かれていて、例年暇な時間にはウロウロして冷やかしてます、足を運ぶ基準はアーティストの宣材写真(笑)。

 今年のLFJのテーマは「パリ、至福の時」、よってエリアコンサートをいくつも回るとドビュッシー「月の光」、ビゼー「カルメン」、ファリャ「火祭りの踊り」、サン=サーンス「白鳥」、サティ「おまえが欲しい(ジュ・トゥ・ヴ)」など定番曲は何度も耳にすることになります。

 本日は午後にアマオケがあり、その前後は練習予定もなく丸の内界隈に出没しました。

 まず午前中訪れたのは新丸ビルの3Fアトリウム、この場所で聴くのは初めて、開演30分前に行ったせいか最前列の真ん中で見られ、いや聴けました。

 15分ずつの2ステージで、まずは阿久津麻美さんのソプラノ、グノーとフォーレを2曲ずつ、グノー「アヴェ・マリア」がバッハの曲にかぶせたものだと初めて知りました。

 続いて矢島愛子さんと和田記代さんのピアノ連弾でグノー「ドリー」組曲、連弾の時に個人的に気になるペダルは低音担当矢島さんでした。

 それが終わると2年振りに復活なったミューザ川崎へ、ここで聴いたアマオケについては次の記事で。

 この日のLFJ無料イベントのうち、個人的注目は午後4時半と午後5時のラウンド、上記アマオケ公演は表に「終演15:30」と張り出されていて「時間的にばっちり!」と思ってたんですが大嘘!終演は午後4時を軽く回ってました(涙)。

 よって次の目的地、東京駅前地下広場に着いたのは頑張っても午後4時45分頃、お目当ては作田聖美さんのSax、聴きたかった「亡き王女のためのパヴァーヌ」は既に終わっていて(残念)、ソプラノSaxによるピアソラ(さっきミューザでも聴いた!)がギター伴奏でスタート、遠目からでもキュートな方であることは分かりました。

 かなりの人だかり越しだったのでその演奏が終わる前に次のステージ、東京駅の反対、八重洲側にあるパソナグループ本部1階水上ステージへ、そこで3公演聴きました。

 まずは最大注目の関屋茉梨子さんのピアノ、ただギリギリ到着のため末席しか空いておらず背中しか見えず(涙)、「亜麻色の髪の乙女」「月の光」など定番曲に続きデュティユーのソナタ終楽章をがっつり、ご本人の言う通りとてもカッコいい曲で、デュティユー自身にオケ編して欲しい位、あと終演後お友達と談笑するお姿は確かに可愛いかったです。

 続いて長沼由希子さんと中台円さんによるピアノ連弾、プーランクやサン=サーンスなど定番曲を中心に、特にファリャ「火祭りの踊り」が大迫力。

 最後は中村ゆか里さん(Vn)、任キョンアさん(Vc)、大野真紀さん(Pf)によるトリオ、サティで掴んだ後、ドビュッシー若書きのピアノ三重奏曲をたっぷり披露してくれました。

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