2013年5月18日土曜日

大野&ウィーン響のマーラー5番

 昨夜のボケ老人:
夜7時前とかなり早めに帰宅、した理由が分からず、フェドセーエフ&N響のFM生中継を逃す(涙)。ショックです…。

 昨夜は軽く冷え込んで最低9度と低め、よく晴れた日中は最高24度台と高め、テニス日和ってことで早起きして東京に出て昼過ぎまで練習、今年初めて本格的に振り回しを、しかも6セットもやらされてヘロヘロ。

 午後は差し入れを持って学園祭へ後輩の陣中見舞い、1年生に制服を着させて客引き、という犯罪まがいの商法(笑)をしてました。

 夕方はコンサート、大野和士率いるウィーン響のマーラー5番、前回手兵モネ管を振った時の同曲は特に第4楽章が耽美的だったので、より弦の美しいウィーン響だけに楽しみです。 

5月18日(土) オペラシティ
 大野和士指揮ウィーン響 シューベルト 未完成、マーラー Sym5番
弦は基本通常配置で弦バスのみ最後列にずらっと並ぶパターン、前半シューベルトは半分意識を失ってました、が、特に個性的な表現は無かった気がします、第1楽章ラストはディミヌエンド解釈。後半のマーラー、Tpソロはヴィブラートをかけないストレート系、Hrソロは線が細くやや不安定(楽器(ウィンナHr)のせい?)、その分3度位しか出番の無いTbソロがそれより目立ってました。Hrは3階R側からはブラインドサイドだったせいか全体でも鳴りはいま一つ、Obトップに個性があり、要所でティンパニのキレよい打ち込みとチューバが大迫力、弦はこの楽団のイメージより艶と伸びに欠ける気はしましたが、エッジを効かせた奏法で第3楽章や終楽章ではブラスに負けないボリューム、大野の解釈は基本アクや粘り少なめ、しかも余り細かく振らないせいか随所に乱れもありましたが、第2楽章の激しい表現と第4楽章の歌心たっぷりの表現が印象的、ただ第4楽章の粘着度、および終楽章の煽り具合はモネ管の時と比べると低め、終楽章のブラスの爆発度もほどほど。そしてアンコールが3曲!有名どころのワルツ1曲にポルカ2曲、こっちは慣れてるせいかざっくり振ってもバッチリ合っていて、会場大興奮です。

 あんなに吹きにくそうな楽器で(一見)普通に吹いているウィーンフィルって、実は凄いのかも、って思わされました。(中高の頃、ディスクやFM中継を聴いてウィーンフィルのHrに文句ばかり言ってました、ごめんなさい…。)

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