2013年6月19日水曜日

シモノフ&モスクワフィルのゆっくりシェエラザード+またまたアンコール4連発

 朝の最低21度台と高く、曇り時々雨の日中の最高27度も高め、朝の計測では昨日より更に1kg減、これで日曜1昼夜で増えた2.5kgのうち、2日間で2kg挽回、あと0.5kg。

 と言いたいところですが、毎朝同条件(起床後おしっこをして朝風呂上がりにバスローブ着用で体重計に乗る)で計ってはいるとはいえ、丁度バスローブを冬向き厚手から夏向き薄手に変えたので、その分0.5kg程度は軽くなってる可能性を考慮すると、あと1kgってところか。

 夜はシモノフ&モスクワフィルの水戸公演に当日参戦、昨秋来日したばかりのこのコンビ(ショスタコ5番チャイコ5番)がもう来襲、ただ東京は1公演のみ、しかもチラシはまたもソリストのバックバンド扱い、メインもチャイコ6番と自分にはやや魅力薄、安く(4000円程度)入手出来たら参戦、位に考えてました。

 ただ全国行脚するらしく、鹿児島なんて「悲愴」「禿山」「シェエラザード」の3連発!これなら8000円出しても行くところ、九州の人はいいなあ、と思っていた先週、実は茨城公演があってメインはシェエラザードってことを知りました。

 問い合わせると「最安5000円が1枚だけ残ってますが、直接ホールに来た人にしか売りません」とのこと、で一旦様子を見て、今朝改めて電話、すると「まだ5000円席残ってます。午後5時から窓口発売します」との情報、急遽根回しして午後3時に職場を脱走、バスと電車を乗り継いで水戸へ。

 県庁所在地だけど東京より遠く、水戸入りは人生2度目の、前回は確か10数年前、ムーティ&ミラノ・スカラ座管のローマの祭でした。

 県民ホールまでの川沿いの遊歩道を歩くと、川からマガモ?や黒鳥?が道端まで上がっていており、近づいても物怖じしないので触ろうとしたら威嚇されました(笑)。

 午後5時5分前にホール着、何と1組先客が並んでましたがブルジョアらしくS席をご購入、予定通りラスト1枚の最安B席をGETし無事参戦となった次第。

 開演は午後7時じゃなくて6時半、と帰りの時間が気になる人に配慮?した嬉しい設定、それでもこのコンビはアンコール必至ゆえ、2時間半コースなら間に合いますが、3時間コースになると公共交通機関がなくなって帰れません。

6月19日(水) 茨城県立県民文化センター
 ユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィル ムソルグスキー 禿山の一夜、チャイコフスキー PC1番、R=コルサコフ シェエラザード
 最初の禿山の一夜はR=コルサコフ版、遅いテンポで個性的なバランスもあり独特な雰囲気、ブラスは全体に抑えめながらTbのテヌート風ベタ吹きにロシアっぽさが。続いてはチャイコフスキー、ソリスト清塚信也はアンコールに有名曲(トルコ行進曲?)を超絶指クルクル系のジャズ風アレンジで、場内大興奮でした。
 後半シェエラザードではTp3本、Hr5本とやや多め、全楽章をなるべく間を空けず演奏し、第1楽章冒頭はTb抑えめで弦中心、全体でも遅いテンポでしみじみ系の表現、コンマスソロは堅実、Hrソロはヴィブラートたっぷり、第2楽章は未体験の遅さ、ハープはケレン味たっぷり、第3楽章も遅め、第1主題2ローテめで一部チェロを抑えてアングレを強調したサウンド、終楽章もやや遅めテンポ、全体的に弦もブラスも余裕を残した弾き(吹き)っぷりで解釈なのか気合が入っていないのかは不明ながら、頂点ではやっとブラスがそこそこ吹いて、その直後での名残りを惜しむような表情が印象的、トータル50分を優に超す演奏でした。
 今回もアンコールは4曲、まず熊蜂の飛行をほどほどのテンポで軽めに、続いてVcトップのソロをフィーチャーしてビオフェルミン、じゃなくてチャイコのアンダンテ・カンタービレをしみじみ、次はコンマスソロをフィーチャーして「白鳥の湖」から舞曲を、締めは「眠れる森の美女」(か「白鳥の湖」)からの有名なワルツ、途中踊れない位テンポを落として表情たっぷりに。

 昨秋と同じパターン(コンマスとチェロ主席の宣伝込み)の4曲アンコールながら、曲がかぶらなかったのはさすがプロ、引き出し豊富です。

 結局2時間40分コース、ギリギリ予定の列車に間に合いました。明日はチョン&N響の5番です!

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