2013年6月14日金曜日

自作&多作お気に入りアンソロジー、第4巻は売れっ子作家の意外な一面 - マイ・ベスト・ミステリー IV

 あーあ、遂に首位陥落、ま、数日だけでもええ夢見さしてもらいました。

 午前中は曇り時々雨、午後は雲が切れて晴れ間も、朝の最低20度、日中の最高27度弱は7月上-中旬の値、職場の泰山木はまだ咲き始めですが隣の夏椿は気が付けば白い花でいっぱいです。

 本日は先日の帰省時に読んだ本から、国産物短編集しか読まなくなった父も読むだろうと数冊携えた中の1冊、ミステリー作家が自作および他人の好きな作品を1作ずつ選び、短いエッセイを付した興味深いアンソロジーの第4巻、物故者の場合には生前のエッセイを元に選んでます。

マイ・ベスト・ミステリー IV 日本推理作家協会編
 赤川次郎、高橋克彦、夏樹静子、西村京太郎、松本清張、森村誠一と一般知名度では全巻でも随一のメンバー、売れっ子作家だけにそのチョイスに意外な一面も、特に印象深いのが赤川次郎「日の丸あげて」、氏がこんなにメッセージ臭あるものを書くことを知らず(初期のトリッキーなものしか読んだことが無い…)、不明を恥じるばかり、あと木々高太郎が2作も選ばれていて(「文学少女」(夏樹静子選)「ヴェニスの計算狂」(松本清張選))、前者は既読の筈なのに記憶に無いことを恥じ、後者の先進性には驚き。あと笹沢佐保「赦免花は散った」(森村誠一選)で初めて木枯らし紋次郎を読み、そのリーダビリティにも感心。

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