2013年8月3日土曜日

アルミンク&新日、有終の3番

 今朝のボケ老人: 朝出る時、目下読書中の本をテニスバッグに、入れた積りが、取り出してみると既に読了した「シューマンの指」が…(涙)。

 今日も予報より少し天気よく、晴れ時々曇り、ただ朝は最低19度台と寒さを感じる程、早起きして都心に出て午前テニス、午後コンサート、夕方テニス、とそこそこ充実の1日。

 午前中有明でテニスした後、シャビ乳を昼飯代わりに食べながら、夕方同じウェアを再利用するべく天日干し、その後都バスで東京駅を経由して錦糸町へ、気温も最高31度台とそこそこ上昇。

 午後聴いたのは今シーズンで新日を退任するアルミンクの振るマーラー3番、就任記念の3番からもう10年も経ったとは驚き(ボケ老人の時間感覚では5-6年位)です。

 その3番以降、このコンビのマーラーは6番4番9番とそこそこ聴いてきましたが、そのすっきり系の解釈は余り自分の好みでないスタイル、とは言え1番好きな3番だけに見過ごせず、直前に安価入手叶っての駆け込み参戦です。

8月3日(土) すみだトリフォニー
 クリスティアン・アルミンク指揮新日フィル マーラー Sym3番
女声合唱は最初から舞台奥に、少年少女合唱(とチューブラーベル)はオルガン右バルコニーで第2楽章後に入場し、共に出番の前後に起立/着席するスタイル、9本Hrはまずまずの鳴り、Hrソロは色気ある美音、コンマスソロはやや不安定、Tbソロ(♂)は10年前の女性奏者と比べてやや粗い代わり表情は濃いめ、木管ではObは勿論のことアングレに存在感、アルミンクはいつも通りすっきり系ながら、10年前より全体に遅めでテンポの動きも増えた印象、特に第1楽章再現部開始のHr2度目のファンファーレの後半や同楽章のコーダ前のリタルダンドは個性的なレベル、存在感たっぷりのソリスト藤村実穂子は第2楽章後に入場、同時にTpトップが舞台裏へ、ポストHrソロは距離感のあるTpっぽい音色、そして個人的白眉は終楽章の自分好みの遅いテンポ、弦などこのテンポならもっと表情豊かに、と思わないでもないですが、このテンポで崩れず最後まで構築してくれただけで十分、Tpはクライマックス前の弱音コラールも無難にこなし、クライマックスでのハイトーンもバッチリ、全体でもブラス中心にそこそこ分厚いサウンドでラスト1音はかなりの長さ、このコンビのマーラーで初めて少し感動しました。

 さすがにサヨナラ公演とあってかお客さんのお行儀もよく、最後の1音が鳴り終わってからも10秒程の静寂、続く拍手喝采ではスタンディング・オーベーションも多く出てました。 

 その後日比谷に移動して夕方にテニス、コート脇では百日紅が華やかに咲き、コート内では蚊にいっぱい刺されました。

 この夜は首都圏各所で花火大会(本当は夕方のテニスも花火の見える公園を、と思えど実現せず)、帰り道、TXの車窓からもどこかの花火大会の打ち上げ花火が綺麗に見えました。

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