2013年10月22日火曜日

巨星墜つ

 衝撃のニュース: 連城三紀彦さんが死去
ただただ、ショックです…。

 台風27号の歩みは遅々として、友連れの台風28号も発生、それらの影響まだ少なく、ほぼ終日の曇り、よって最低16度弱、最高19度台と日較差少なめ、今朝の測定では体重は500g程減少、昼飯復活まであと1kg。

 しかし連城三紀彦の訃報、ひと世代下なこともあり泡坂妻夫の時以上の衝撃です。

 '90年代など恋愛小説中心になり、バリバリの本格からはやや離れた印象はありましたが、今世紀になって「白光」「人間動物園」「造花の蜜」など本格味強く稚気溢れるものを出していただけに、まだまだ新作を読みたかったところ。

 今年たまたま手持ちの中から3作も読んだ(上記以外では「夜よ鼠たちのために」)のも何かの縁、追悼の意を込めて、年内にもう1冊ストックから未読作品を発掘して手に取ろうと思います。

 読んだ中での連三紀作品のマイベストは、短編では(月並みですが)「戻り川心中」、長編では「暗色コメディ」、特に「戻り川心中」は島田荘司「占星術殺人事件」と並んで、学生時代にそれまで避けていた国産モノに対する蒙を啓いてくれた、終生忘れえぬ作品です。

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