2013年11月28日木曜日

シリーズ第5作はボッシュ史上の重要作 - マイクル・コナリー「トランク・ミュージック」

 穏やかな曇り時々晴れ、朝の最低5度台、日中の最高16度台共に高めで、湿度があるせいか春に近いポカポカ感です。

 一昨日だったか、同僚との週イチテニスの帰り道、構内の白とピンクのサザンカの花のそばでモンキチョウがひらひら、11月でもいるんだ、と思う一方、秋の虫と言えば、赤とんぼの群舞を今年見ていないなあ、って気も。

 本日はこの秋の課題図書、M.コナリー作品から、ボッシュ・シリーズの第5作です。

トランク・ミュージック マイクル・コナリー
 トランクに詰め込まれた死体には組織犯罪の匂い、殺人課に復帰したボッシュがチームを率いて捜査、と過去最も警察小説スタイルに近い流れ、これまでと趣向の違うサプライズはあれど、謎解き的興趣は低め、その代わり運命の再会もあり、これまでボッシュの"過去"にあった焦点が"現在"に移った分、ボッシュ史的には前作「ラスト・コヨーテ」以上に大きな転回点となる作品かも。

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