2013年11月21日木曜日

ネルソンス&CBSOのチャイコフスキー5番

 朝の最低3度弱とほぼ平年、連日の冬型快晴だった日中は最高16度強とやや高め程度ながら、昨日より秋っぽさが戻った印象、午後に職場の避難訓練があり1時間以上外にいても、日向では暖かに感じました。

 夕方はまた西の空に輝く金星を見ながら職場を脱出して都心へ、音楽監督ネルソンス率いるバーミンガム市響です。

 ネルソンスを聴くのは初めて、そしてCBSOは前任オラモ時代以来年9年振り、そういやその時(参考)も中プロはシベリウスVnコン(by諏訪内)だった気がします。

 メインのチャイコの5番は月曜にRACOで聴いたばかり、しかも昨日と今夜はサントリーでソヒエフ&N響も同曲をやっており、奇しくも今週はチャイ5ウィークとなってます。

11月21日(木) 芸術劇場
 アンドリス・ネルソンス指揮バーミンガム市響 ワーグナー "ローエングリン"第1幕前奏、シベリウス VnC、チャイコフスキー Sym5番
 弦は音域順に並び、ブラスは左からHr5,Tp3,Tb3とチューバ(シベリウスのみTp2)と横1列、最初はローエングリン、クライマックスの爆発度はぼちぼち、ネルソンスは弱音にこだわるタイプっぽく、ワーグナーでは求める精緻なアンサンブルが必ずしも音化されてませんでしたが、次のシベリウスでは効果を挙げていました。そのシベリウスは激しい部分でのオケの鳴りにも凄み、ソリストはヒラリー・ハーン、3階席奥まで音が届いてビックリ、鳴り止まない拍手に応えてアンコールにバッハのしみじみ系を。
 休憩後はチャイコ、女性Hrトップは第1楽章からやや不調、ただHr全体はまずまずの鳴り、Obを筆頭に木管群がいい味を出し、弦もまずまずのボリューム、ただTp(アシは終楽章の一部しか吹かず)とTbは弦管バランスを取った抑え目の吹きっぷり、ネルソンスは非常に細かく各パートへ(キューではなく)滑らかな棒で表情を指示し、各所で個性的な表現、色んな振り方を駆使して様々な表情を引き出していた第3楽章ワルツが特に印象的。アンコールはネルソンスの口上、およびVla奏者の日本語要約?の後にエルガーの"愛の歌"なる曲、これが非常ににチャーミングで本日の白眉!チャイコではややメタリックに感じた弦の音色もブリリアント、このコンビでイギリス音楽をもっと聴きたくなりました。

 23日(土)の音大オケフェス2日目のチケット無料提供してます、詳細は本館トップページをご参照下さい。

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