2013年11月6日水曜日

変容するガリレオ - 東野圭吾「ガリレオの苦悩」

 昨夜は夜空美しく、今朝の最低4.5度と今季初の5度割れ、よく晴れた日中は20度を僅かに超えて、少々の風とポカポカ感あって春の空気感に近く、まさに小春日和。

 午後は横浜に遠征して講義、先週書き忘れたんですが、東京-品川間ではよく東海道線(鈍行)が新幹線をぶっこ抜きます!

 今日のボケ老人: 生徒に渡す講義資料を朝プリントアウト、それを持たずに出掛ける…(涙)。

 講義の帰り道、学生から教わって横浜駅界隈の新規ラーメン店を開拓、オススメの鶏塩そばが何故か8番ラーメンの塩に似た懐かしい味わい、「大盛無料です!」と言われついそれに乗るあたり、減量への道は遠い…。

 本日も帰省を見据えて父に渡すため読んだ短編集から、ドラマ化で人気のガリレオ・シリーズの第3短編集、初出は2006-2008年、ドラマ版では中心的役割をする女性刑事内海薫が巻頭作(2006年)から登場、TVシリーズの設定を取り入れたのかと思いきや、最初のドラマ版は2007年、実際はドラマ化の話が来た時にヒロイン導入を提案され、それに合わせて前以て女性刑事を原作に登場させたとの由。

ガリレオの苦悩 東野圭吾
 ガリレオこと湯川准教授が挑む5つの事件、主要キャラとして女性刑事内海薫が登場するとともに、「容疑者Xの献身」以降、湯川の人間性を絡めたストーリー性が高まっているのも変化点、一般読者の知らない科学的知識を用いた物理トリック、ってのが基本路線ゆえ、それ以外の部分の出来がポイント、個人的には「操縦る」のファイダニット的要素と、「指標す」のダウジングの解釈が印象的。

 湯川の外見に関する描写も、当初は佐野史郎をイメージして作ったキャラなのに、本作あたりから福山のイメージに引っ張られたのか、ややハンサムな感じに変わってきている気がします。

 明日はギャルド第2夜です!

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