2013年12月31日火曜日

2013年行ったコンサート

 年末年始は格安夜行高速バスすぐ満席となりなかなか取れず、時間に余裕あれば青春18切符なんですが、締切を落とした原稿を抱える身とあってはそれもままならず、ディズニーランド発着の臨時便をようやくGET。

 ってことで昨夜はディズニーランドの乗り場に行く初めての体験、自家用車も高速バスも無数にいて、ディズニーランドから出るのに30分掛かったのにはビックリ。

 今朝石川着、雪かと思ったら雨が降ったり止んだり、回顧記事のラストとして今年のコンサートを振り返ります。

 2013年に行った111回の公演のうち、強く印象に残っているのは以下の3公演:

冨平恭平&オーケストラ ハモン 惑星 2013/7/15
 土星・天王星でこんな凄いブラスは初めて。

パレーデス&エル・システマ・ユース 運命の力、チャイコフスキー5番 2013/10/11
 ffでも弦の動きが全て聴こえる魔法のサウンド、ドゥダメル&シモン・ボリバル(2008/12/17)を思い出します。

ジャッド&都響 RVW4番 2013/4/8
 とにかくブラスがカッコいい!

 それ以外にも、さっくり印象度順に:

長田雅人&オーケストラ・ダスビダーニャ ショスタコーヴィチ4番 2013/3/3
 このコンビ本領発揮の恐怖を覚えるfff。

末廣誠&都民交響楽団 マーラー10番 <全> 2013/3/20
 感動の終楽章。

橘直貴&ル スコアール管 シバの女王ベルキス、アントニウスとクレオパトラ 2013/11/17
 ベルキスのド迫力、そしてアンコールにアッピア!

セゲルスタム&読響 死と変容、シベリウス2番 2013/1/27
 両曲過去最高クラスの豪快ブラス。

久保田昌一&Orchestrada ラフマニノフ2番 2013/4/7の日記
 終楽章幕切れの圧倒的な高揚感。

ジャッド&アジア・ユース・オケ シベリウス2番 2013/8/29
 外れ無しのこのコンビ、PMFを上回る雄弁な弦。

セゲルスタム&読響 マーラー5番 2013/1/21
 11回聴いた5番の中ではこれが1番個性的かつブラスの鳴りも1番。

キタエンコ&東響 ラフマニノフ2番 2013/6/30
 東響から驚きのサウンド、そして第3楽章の豊穣さ。

小林幸人&上野の森交響楽団 マーラー1番 2013/3/9
 7度聴いた1番の中ではこれが1番感動したかも。

デュトワ&ロイヤルフィル 中国の不思議な役人 2013/6/25
 このコンビの充実を示す凄みあるサウンド。

下野&読響 ブルックナー5番 2013/2/18
 同曲史上最も豊麗なブラスの鳴り。

チョン&フランス国立放送フィル サン=サーンス3番 2013/9/30 
 アンコール込みで盛り上がりました。

 サロネン&フィルハーモニアのマーラー1番(2013/2/8)やチョン&フランス国立放送フィルの幻想(2013/9/29)は期待値が高かったせいで次点、でも後者は今年8回も聴いた幻想の中ではトップ。

 あと番外編は

金子建志&千葉フィル 地の精のバラード、ラフマニノフ2番 2013/8/11
 メインのレスピーギもよかったけど、アンコールのヴォカリーズ、スヴェトラ編?にはビックリ!

 そして2013年最大の痛恨事:
初々しい色香に迷って逃したアマオケ"復活"(2013/4/28)が急な指揮者交替で何と広上淳一!の指揮になっていたこと、彼が4番以外のマーラーを振るのは珍しいのに…。

2013年12月30日月曜日

2013年聴いた曲

 昨晩は早くからマイナス気温となり、今朝の最低-5.6度と今季初のマイナス5度割れ、暖房の無い自室の温度も10度強まで降下、室温10度を割るか否かが真冬のバロメーターか。

 本日も職場に出て原稿書きなど残務処理、冬晴れの午後は最高11度強と実に6日振りの平年10度超え、部屋の温度も12-3度まで上がってます。

2 013年の回顧企画第4弾は、例年通り実演で聴いた曲を集計してみました。

 今年行ったコンサートは数えてみたら何と111回! 何かの間違いか? 過去最高だった昨年の96回を軽く凌駕し、目標の週1どころか週2ペースになってます、毎年「減らす」と言っていてこの体たらく、かなり自己嫌悪です。

 で今年3回以上聴いた曲を挙げると、

11回: マーラー5番
8回: 幻想Sym
7回: マーラー1番、ラフマニノフ2番
6回: ショスタコーヴィチ5番、運命の力
5回: ローマの松
4回: マーラー6番、マーラー7番、マーラー9番、ショスタコーヴィチ7番、シベリウス2番、火の鳥
3回: マーラー10番、ブルックナー5番、サン=サーンス3番、チャイコフスキー5番、ロミジュリ、イタリア奇想曲、禿山の一夜、惑星、威風堂々、マ・メール・ロワ、カヴァレリア・ルスティカーナ

 となりました。

 マーラー1番と5番が多いのは例年通り、幻想が8回と1番を上回ったのは珍しく、マーラー、ショスタコ両7番が4回ずつ聴けたのも嬉しい多さ、そしてR.シュトラウスが1曲も入ってないのが残念、アルプスSymの当たり年だったのに…。

 年内締切の原稿は終わる気配無く、「年明けでお願いします」と詫びメールを入れて、今夜は夜行バスで雪国へ帰省、明日の大晦日は回顧企画最終第5弾として、111回の中で印象に残った演奏会を挙げることにします。

2013年12月29日日曜日

聴き納めは夕方オケの不安なマーラー7番 - 小柳英之&アーベント・フィルハーモニカー

 冬晴れ、朝マイナス3度弱とやや低く、日中は最高8度台と連日の寒さ、昨日に続き職場に出て年内締切の原稿書き、半分も終わらないのにこれからアマオケのマーラー7番に出陣するべく東京へ、まずは記事のみにて。

<続き>
 終わらぬ仕事を放り出し、代々木公園駅を降りて有名ラーメン店の本店を経由して聴いたのは、朝活オケから枝分かれした夜活オケ、前回の9番に続いて今回は7番です。

 年の瀬で開演遅めの午後7時半、マイナーな会場、マイナーな曲、と条件が悪いせいか、お客さんは概算50名、演奏者の数より少ない感じです。

12月29日(日) オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟大ホール
 小柳英之指揮アーベント・フィルハーモニカー モーツァルト "ドン・ジョヴァンニ"より序曲とカンツォネッタ、マーラー Sym7番
 オケは2ndVnとVlaを入れ替えるタイプの対向配置、最初のモーツァルトに何故かマンドリンとテナーホルンが!序曲の後の2曲目でマンドリンと弦のピッツィカートをバックにテナーホルンがアリアか何かの独唱パートを担当する趣向、ただかなり不安定。休憩を挟みお目当てマーラー、テナーホルンのソロは前半に輪をかけて不安定、オケ全体も合わない部分や乱れる部分かなり多し、弦は本数少なめで音量も小さめ、ただ1stVnはコンミス含め数名大きな音を出しかろうじて管に対抗、木管はやや思い切り不足、5本のHrはソロ・全体ともにまずまず、Tpトップが出色の輝かしい響き、そして個人的MVPはバストロの野太い音、第2楽章のカウベルを1階中央通路左端で鳴らし、第3楽章後に音合わせ、小柳氏はテンポ遅めで、特に終楽章は時に倍に振るなどして局所的にかなーり遅くなったのが個性的、ラストはブラスがまずまず鳴っての大団円。

 特に第1楽章が危なっかしく、ヒヤヒヤしながら聴いたせいか(テンポとは関係無く)過去最も長ーく感じた同曲第1楽章でした、(母体含め)この団体とこの会場と7番は相性が悪いのかも。

2013年12月28日土曜日

2013年のお小遣い

 雨雲は夜半に晴れて朝は最低-2.3度とほぼ平年の冷え込み、冬晴れの日中は最高8度と低め、東京に出て朝テニス、夜はアマオケでショスタコ5番。

 の予定でしたが、昨日含めここ1週間の遊び過ぎが祟って年内締め切りの原稿進んでおらず、帰省の目処が立たない状態、よってテニスもコンサートもキャンセルし、職場で終日原稿書きに励んだ1日。

 となる予定でしたが、テニスなら早起きするのに仕事となると早朝起きても2度寝3度寝したり、年末年始の留守録に備えてHDレコーダーの空き容量を増やしたり(現実逃避行動)、と職場に出て活動し始めたのは午後も半ばになってから。

 予定の10分の1も進まないまま、バイロイト"ローエングリン"の録音のために帰らないといけません(涙)、ま、洗濯は進みました。

 原稿が殆ど出来ていない状況では明日明後日もテニスは無理そう、結局昨日がテニス納めだったかも。

 ってことで本日の回顧企画第3弾はテニス関連、2013年の試合によるお小遣いを集計すると29,660円、ここ2年よりは少なめですが、それでも平均よりは多めの額、あと観る方ではシャラポワ故障により下半期は寂しかった印象です。

 明日の夜は聴き納め、アマオケによるマーラー7番です! その前に仕事せねば…。

2013年12月27日金曜日

表参道リベンジ後のラフマニノフ2番 - 高井優希&成蹊大学管弦楽団

 終日雨雲に覆われ小雨が降ったり止んだり、気温は朝の最低3度台と高く、日中は最高7度台と低め、とは言え雨が雪に変わる程低くは無し。

 本日から年末の休暇、朝まず職場へ顔を出し、真面目に働く同僚を尻目に東京へ、丁度雨の弱かったお昼過ぎにテニス、夕方はアマオケ、と通常の休日に近いパターン。

 テニスとコンサートの間の空き時間、コートが先日と同じ場所だったので、この前はね返された表参道ヒルズの調味料ゼロのラーメン店へ再チャレンジ、さすがに平日の午後は空いててリベンジ達成、美味しかったけどちとお値段高めでした。

 その後荻窪に移動して聴いたのは成蹊大オケによるラフマニノフ2番、実はこの組み合わせ、8年前にも聴いてます、ただ指揮者は別の方。

12月27日(金) 杉並公会堂
 高井優希指揮成蹊大学管弦楽団 ムソルグスキー 禿山の一夜 チャイコフスキー ロミオとジュリエット、ラフマニノフ Sym2番
 前半はTp2、Tb3、ムソルグスキーでは4本だったHrは続くチャイコでは5本に、ただ両曲ともブラスは大人しめ、弦セクションがいい響き、後半ラフマニノフではHr6、Tp4と増えてやっと金管に厚み、Clソロもなかなか、指揮の高井氏による「4年生への餞に」との口上と共にアンコールはエニグマ変奏曲"ニムロッド"、ここでも弦の密度高い響きが印象的でした。

 雲晴れて星空となった深夜に帰宅、バイロイトFM中継"タンホイザー"の留守録がちゃんと作動していてホッ。

2013年12月26日木曜日

2013年観た映画、舞台

 がーん、昨夜のバイロイトFM中継「神々の黄昏」でもDATテープ切れトラブル発生、ただ今回は使用テープに事前に見つかったため、切れる寸前にストップ、その部分までに入るよう工夫して録音、事無きを得ました。

 朝の最低-2.3度、かなり寒い印象ですがこれがきっかり平年値、イブに増えた1kgは1日で元に戻りました、ホッ。

 曇りの日中はさっぱり上がらず、9時頃まではマイナス気温、壁打ちをした昼休みの比較では今年1番寒かった感じ、予報では10度近くまで上がるとされた午後になっても状況変わらず最高は6度台とかなり低め、降る筈の雨も日没時点でまだみたい。

 本日は年末恒例回顧企画の第2弾、映画と舞台です。

 まずは映画、今年観たのはたったの20本、史上最低だった昨年より少しマシにはなりましたが、目標の週イチ52本の半分にも満たない数(涙)、あと映画関連ではジュリアーノ・ジェンマが亡くなった年として記憶しています。

 昨年同様、碌に本数を観ていないので、特に心に残った作品は無し、敢えて挙げるなら以下の2本:

レスラー <'09 米/仏> 2013/5/30
 ミッキー・ロークの肉体と(あら懐かしや)マリサ・トメイの肢体に。

バックドラフト <'91 米> 2013/1/13
 とにかく音楽がかっこいい、あと炎の映像の迫力も。

 一方、裏ベストは以下の3本。

青い体験 <'73 伊> 2013/10/7
 甘い追憶呼び起こすラウラ・アントネッリの裸体。

ゾンビアス <'11 日> 2013/11/1
 中村有沙の初々しい裸身。

モテキ <'11 日> 2013/10/17
 長澤まさみの脚。

 またドラマでは「みんな!エスパーだよ!」がぶっちぎりの存在感(特に夏帆!)、他にはBBC製作「SHERLOCK」のミステリーマインド、「最高の離婚」「リーガルハイ」の見事な脚本、「たべるダケ」「ミエリーノ柏木」の拾いモノ的面白さ、そして「ハクバノ王子サマ」のナイスキャスティングが印象的、あと「Woman」が録画だけして観る時間を取れていないのが残念。

 最後は昨年から加わった舞台部門、今年観た舞台は15公演! と昨年の12を超え人生最多数を更新、もち殆どは奇特な方からの頂き物です。

 で印象に残ったのは以下の4公演、後の2つはやや裏っぽい香りです。

TAKUMA FESTIVAL JAPAN 晩餐 2013/10/19
 よく出来た脚本、映画化しても面白そう。

マシーン日記 2013/3/22
 本作を舞台で観られただけで幸せ。

ラドゥ・スタンカ劇場 ルル 2013/3/1
 ルルの肉体の存在感。

宗教劇団ピャー!!夢いっぱい公演 飲み会死ね 2013/1/22
 学生演劇にしては体当たりのスカトロ&下ネタ演出。

 明日は学生オケでラフ2です!

2013年12月25日水曜日

2013年読んだ本

 ううぅ、今朝の測定では体重1kg増(涙)、昨日はテニスの後のケーキと夜の宴会の間の自由行動でラーメン班に入ったせいか…。

 朝の冷え込み厳しく今季最低マイナス4.6度、ただ不思議なことにここ1週間ほど11-2度だった室温が、何故か久々に14度まで上がってます。

 冬晴れの日中も余り気温上がらず最高9度弱、昼休みは同僚との週イチテニス納め、コートへ近道する途中構内に咲くピンクのサザンカの木に赤い花が混じってます、キメラか?

 ま、ツバキでは同じ木にいろんな色の花が咲くのはよくあることかも。

 今年も残すところあと1週間、ってことで2013年の回顧企画第1弾はミステリー、今年読んだ本は48冊、と2年連続して目標の週1ペース52冊には届かず(涙)、連城三紀彦の訃報に驚き、懸案だったマイクル・コナリーに着手した年でした。

 あと最近知ったのですが、今邑彩、殊能将之の両氏も今年3月に亡くなったのだとか、衝撃です。それで気になって調べてみると、佐野洋、リチャード・マシスン、エルモア・レナードも…。

 気を取り直して、今年1番印象に残ったのはこの1冊:

クリスマスに少女は還る キャロル・オコンネル 2013/2/6
 巻末解説にもある通り「そういう話だったのか!」に尽きます。

 続いて印象度順に以下の6冊:

僕を殺した女 北川歩実 2013/9/26
 4作読んだ北川作品ではやはりこの処女作、とても合理的に解釈出来なそうな魅力的な謎に。

隻眼の少女 麻耶雄嵩 2013/9/2
 クイーン問題にも踏み込んだマニア向けの仕掛けに唸りました。

ブラック・ハート マイクル・コナリー 2013/10/28
 処女作から発表順に読んだ6作の中では1番本格度の高いこれ。

造花の蜜 連城三紀彦 2013/5/15
 晩年になっても稚気溢れる企みにはただただ感服。

シューマンの指 奥泉光 2013/8/2
 ミステリー部分はともかく、シューマン論が読ませます。

写楽 閉じた国の幻 島田荘司 2013/7/17
 御大の新作(文庫での)が読める幸せ、写楽の謎解きも秀逸。

2013年12月23日月曜日

特殊巨大編成による"復活"フィナーレ - 佐藤了&楽団カーニバル2001、マーラー2番終楽章

 国立で9番を聴いた後はダッシュで中野へ、そこでは"楽団カーニバル2001"なる団体が総合音楽祭と題し、所属する4団体(合唱団、マンドリンオケ、吹奏楽団、オケ)がそれぞれ短めのステージをやり、最後に合同演奏でマーラー「復活」終楽章をやる、という一大イベントが進行中、開演は国立9番から30分遅れながら全5ステージゆえ優に2時間超の長丁場と読み、ならば最後のマーラーには間に合うでしょ、となかのZEROへ。

 ZEROに着いたのは午後6時過ぎ、予想以上に進行遅く、午後4時半開始でまだ第4部のウインドオーケストラのステージが始まって間もない頃、ポップスプロだったので、このステージは途中入場せずスルー。

 ただこのペースだと、留守録セットしてこなかった夜9時スタートのバイロイト中継に間に合わなくなる可能性が…、タイムリミットは中野駅7時半頃か、あと第3ステージの通常オケによるショスタコーヴィチ5番終楽章は聴きたかった…。

12月23日(月・祝) なかのZERO
 佐藤了指揮楽団カーニバル2001(フィルハーモニーオーケストラ、ウインドオーケストラ、マンドリンオーケストラ、混声合唱団) フニクリフニクラ狂詩曲、マーラー Sym2番終楽章
 って訳で最終第5ステージからの参戦、4団体合同演奏ゆえステージ上には優に100人以上、通常オケ+吹奏楽団なのでブラスはHr,Tp,Tb全て10本前後、チューバなんて4本! またマンドリンオケも合同ゆえマンドリンやギターも多数(よって独自編曲版)、最初のフニクリフニクラが凝った編曲で想像より長く(10分近く?)時間を気にしつつ開始したお目当て「復活」終楽章は半分に縮めた抜粋版、これならバイロイトに間に合うかも、独唱パートも合唱メンバーが担当(マイク使用?)、いつも神経質なpppで始まる合唱の歌い出しが比較的朗々と歌われたのが新鮮、オルガンは(たぶん)省略され、合唱が少数(20人程度)ゆえオケにマスクされたとは言え、何より大部隊のブラス軍団の分厚い響きが圧巻、壮大な音場を満喫しました。

 終演は7時27-8分、なかのZEROから走って(意外と遠かった)中野駅に着いたのが7時31分頃、でも37分まで中央線快速が無くガックリ(歩いても同じだった…)、それでも御茶ノ水での橙→黄色の乗り継ぎ良く、8時発のTX快速に間に合い、地元ターミナル駅から(遠ーい)自転車置き場まで再びダッシュ、無事9時数分前に帰宅しバイロイト「ワルキューレ」に間に合いました。

 しかーし!第3幕あたり、気が付くとDATが停まってます!テープをチェックすると、途中で切れかかっており、それで停まったらしい…(涙)。

 実はこの1-2年DATに関しては友人から譲り受けた中古テープを使用、それが例えば最初の1時間半だけ録音されていて、最後の30分は1度も使用されたことの無いテープだった場合、その1度も巻き取られたことの無い部分が往々にして相互に固着、通常速度でそこに差し掛かると切れてしまう、ってトラブルがまま起こるため、事前に早送りするなどして(それで切れることもあり)、チェックしておく必要があるんですが、それを怠ってました。

<追記>
 そしてこの翌日イブの夜、FMのバイロイト中継「ジークフリート」でも全く同じテープ切れトラブル発生し(涙)、第3幕でDATが停止、これで"リング"最初の3夜、全て録音失敗と未曾有の大失態…。

今年も年末は国立第9 - 齊藤栄一&国立マーラー楽友協会管のマーラー9番

 フィギュアの全日本選手権、高橋を選びたかった(だろう)連盟にとっては小塚の3位はグッジョブ、あとGPシリーズの点の出方から180点台と思っていた女子の当落ラインが200点とハイレベル(インフレ?)だったのには驚き。

 朝は-3.8度と今季1番の冷え込み、雲の多かった日中も8度強までしか上がらず寒々、午前テニス、午後アマオケのハシゴ、の予定でしたが、フィギュア全日本選手権など録画が溜まりHDの空きを作らないと女子フリーの留守録が出来ない状況、練習をキャンセルして午前中に消化、午後おっとりと東京へ。

 午後は年末(年始)の年中行事、"国立の第9"(もちマーラー)を挟み、その前の時間帯に大学オケのラフ2、ほぼ同じ時間帯ながら少し後に市民オケのショスタコ5番終楽章とマーラー2番終楽章!と聴きたいものが3つあり、当初はアマオケ3連荘を予定。

 してましたが、前者は移動時間を考えるとラフ2まで聴くとマーラー9番に遅れる公算が高く断念、一方後者は開演が30分遅いだけですが、ステージ数が多くショスタコ5番は無理でもマーラー2番は間に合う公算大、と9番の後にはダッシュで2番に向かう作戦です。

12月23日(月・祝) 一橋大学兼松講堂
 齊藤栄一指揮国立マーラー楽友協会管 マーラー Sym9番
オケは例年通り2ndVnとVlaが入れ替わる対向配置、鐘はチューブラーベルじゃなくて金属板を使用、5本のHrはソロまずまずながら全体では迫力不足、4本のTpもハイトーン系が不安、ただ3本のTbがいい鳴りで、特に第1楽章が振幅大きな重量サウンド、美音のコンミス率いる弦の本数は例年より多い印象で、そのせいか鳴りもここ数年では1番分厚く、時にffでもマスクされないキレがあり、終楽章もなかなかのサウンド、最後の1音が見事に消えていった後の黙祷は10数秒。

 終演後、去年も見た街路樹の巨大ツリーが並ぶ通りを早足に国立駅へ向かい中野へ、無事「復活」終楽章には間に合いました、がそれはまた次の記事で。

2013年12月21日土曜日

ちょっと早いXmasのラフマニノフ2番 - 広井隆&東京学芸大管

 穏やかな冬晴れ、朝マイナス2.1度、日中の最高10.6度と共にほぼ平年、この半月、気温はそんなに下がった気はしないのですが、部屋の温度は15度を割って以降どんどん下降中、数日前からずっと11-2度を低迷してます。

 早起きして東京に出て午前テニス、午後アマオケ、と典型的休日、ここ南茨城では朝の冷え込みは平年よりちょっと低い程度ながら、都心はこの冬1番の冷え込みだったらしく、久我山駅からコートへの道中、水溜りに氷、しかも着いてみるとハードコートも一面の氷!ってことで練習は隣のオムニコート。

 練習を早めに上がってトリフォニーへ、ネット招待券窓口に向かうと、隣のデスクから「60歳以上はこちらです!」って呼び掛けられました、違うっ!!(怒)

 ホールに入り3階席へ向かうべく階段を登ると、2階より上は通せんぼしてクローズ、トリフォニーでは初めての経験かも。

 おいおい、弦の弱いアマオケが弦の聴き栄えする3階を閉めてどうすんだよ!とぼやきながら雨宿り席の2階席に座っていると、1-2階で入りきらなくなったか、はたまた抗議する根性ある人でもいたのか、開演直前になって3階席に人が入ってゆく気配、えーっ!もうちょっと早く言ってよー。

12月21日(土) すみだトリフォニー
 広井隆指揮東京学芸大管弦楽団 チャイコフスキー スラヴ行進曲、ボロディン だったん人の踊り、ラフマニノフ Sym2番
 最初のチャイコは何とTpが5本、しかも全員女性(さすが学芸大!)、ブラスは全体大人しめながら、クライマックスでのTpのハイトーンはアシの協力もあってしっかり、続くボロディンではTpが2本に減り、やはりブラスは大人しめ、後半のラフマニノフではやっとTbを筆頭にブラスに厚みが出て、やや発展途上の弦セクションも第3楽章ではなかなかの響き、アンコールはTpが3本から5本に増え、団員がXmasの扮装をしつつXmasソングのメドレーを。

 ここのオケ聴くの初めてかなぁ、と思って日記を検索すると、何度も聴いてるどころか、昨年同時期にも聴いてます! さすがボケ老人…(涙)。

2013年12月20日金曜日

構成が冴えるフレンチミステリー - ティエリー・ジョンケ「私が、生きる肌」 (「蜘蛛の微笑」改題) 

 先日気になったニュース: 伏見稲荷のぼや、カラスが原因!
カラスは何とロウソクが好物!で、しかも火を怖がらないので咥えていったものが火元とのこと、また食べるのは石油からできている洋ロウソクじゃなくて、植物性の油脂分のある和ロウソクらしく、同様の理由から石鹸も(モノにより)好物らしい。

 昨夜、マイオールタイムベスト級映画「スティング」のサントラ、しかも"ソラス"をBGMに使っているところが気に入っている「独身貴族」のラスト2話を一気視聴、「僕の生きる道」第2シーズン(「僕と彼女と彼女の生きる道」)の"親子"再会にはニヤリ。

 昨日に続きほぼ終日の雨、朝の最低4度台、昼の最高7度台と日較差更に小さめ、元々雨の少ない12月の関東で3日連続しての雨は珍しく、この3日間でひと月分降った印象、週末に増えた1kgは漸くほぼ解消。

 今日も昼休みに入った頃は上がっていたので壁打ちに出ようと思ったんですが、昨日のことがあるので試しに5分待ってみたら、案の定降り始めました、危ない、危ない。

 その後本降りを挟み夕方漸く雲に切れ目、真っ赤な夕焼けの光が富士山のシルエットから平行に射し込んできました。しかも雨が上がって気温ぐっと降下してます。

 本日は昨日読んだ本から、先日の「追撃の森」に続き昨年発行の作品、と思って手に取ったんですが、実はアルモドバルによる映画版の公開を機にタイトルも「蜘蛛の微笑」から映画と同じに改題し新装版として昨年出たもので、初出時は2004年、その年の「このミス」13位にランクインした、文庫200頁に満たない中篇程度の作品。

私が、生きる肌 (「蜘蛛の微笑」改題) ティエリー・ジョンケ
 愛人を苛め抜く形成外科医、逃避行中の強盗犯、捕らえられ監禁された青年、並行して語られる3つの物語が1つに収束する時浮かび上がる構図の妙が冴えるサスペンス、とは言え、サプライズ度はぼちぼち程度、もっと驚かせる趣向を練れるのでは、といった印象も(多分その辺に拘りは無さそう)。

 アルモドバルゆえ相当改変してるとは思いますが、原作の半分でも映像化してるのなら、是非観てみたいところ、勿論ボカシ無しで(笑)。あと映画はともかく本の邦題は原題通り「蜘蛛」か「毒蜘蛛」でいい気がします。

 明日は学生オケでラフマニノフ2番です!

2013年12月19日木曜日

青ひげ初体験 - インバル&都響のバルトーク

 うわ、南米王者アトレチコ・ミネイロ、開催国枠に負けるとは…、ブラジルの恥、って言ったら可哀想か。

 ほぼ終日の雨、最低3度最高7度台と振れ幅小さめ、午前中一旦雨が上がったので昼休み壁打ちしに出たらまた降り出しました(涙)。

 夕方はインバル&都響に急遽参戦、優しい知人から当日回ってきたチケットで、12月になると第9ばかりになり聴くものがなくなるプロオケにあって、この公演は「青ひげ公」を1度聴きたいと思って気になっていただけに渡りに船と即決定、1度家に帰って髭を剃り服を着替えての出陣、前座のVn協2番も(たぶん)初めて聴く曲です。

12月19日(木) 東京文化会館
 エリアフ・インバル指揮都響 バルトーク VnC2番、青髭公の城
前半のソリストは赤基調のドレスに身を包んだ庄司紗矢香、去年もここで都響と共演してましたが、今日もデカい音、弦は都響にしては伸びと厚みが不足する気はすれど木管はいい鳴り、ただこれは席位置のせいかも(後述)、ふんだんに現代的な響きを盛り込み、Tbのグリッサンド多用が魅力的、両端楽章はブラスに見せ場もあってそれなりに楽しめましたが、トータル40分超は自分には長過ぎ、あと第2楽章だったか、マーラー5番第4楽章冒頭かと思わせる楽想も。拍手に応え珍しく楽譜を持参して登場してのアンコールはハンガリー民謡か何か。
 後半期待の青髭公はソリストが指揮者の両脇で歌う演奏会形式、約55分で7つも扉が開くため頻繁にクライマックスが来る構成、字幕が舞台両サイドに出てストーリーと音響が一致するのが分かって飽きず楽しめました。弦は音域順に並び、Hrは4本と普通ながらTp,Tbは各4本と多め(楽譜通り?)、ウィンドマシーンが効果的、前半はインバルにしては刺激の少ないサウンドかな、と感じていたんですが、舞台左袖にバンダ(見えた範囲ではTp2,Tb4)が加わった第5の扉ではブラス炸裂、(電子)オルガンの響き、宙に両手を掲げるインバルの仕草とも相俟ってマーラー8番クライマックスを想起させる壮麗サウンドに圧倒されました、あと最後の扉前後のクライマックスもかなり壮大な響き、満喫しました。

 自前入手チケットだとここ文化会館ならほぼ5階LかR、ただここ1年程たまたま頂き物チケットで都響を5階センター、4階センター、そして今夜の3階センターで聴く機会に恵まれて感じたんですが、5階から下がるに従い弦の響きが痩せてきて、逆に木管の音はよく届くようになる傾向があるかも。

 パイプオルガンがあり、より響くサントリーでの2日目はより壮麗な響きになりそう。

2013年12月18日水曜日

ツイストつるべ打ち、裏ツイストまである追跡劇 - ジェフリー・ディーヴァー「追撃の森」

 メッセ、サファテと来てウルフ、ソフトバンクの集めっぷり、スゴイですね、次は李か。

 夜半から雲が出て朝の最低0度台と冷え込みは甘め、雲に覆われた日中は予報通り上がらず最高8度と寒々、昼休みの壁打ちではいくらやっても身体が温まりませんでした。

 午後雨か雪、という予報でしたが、日没の時点ではまだ降水無し、週末1kgちょい増えた体重は最初の500g以降なかなか減ってくれません(涙)。

 本日は週末読了本から、その前に読んだのが昨年度「このミス」第1位作だったので、年度つながりで100円入手済2012年度刊行作からチョイス、まずはこれ、今年はディーヴァー読んでないなあ、と思って手に取ったノンシリーズ作品です。

追撃の森 ジェフリー・ディーヴァー
 ある殺人を起点として深夜の森を舞台に繰り広げられる追跡劇、追う者と追われる者、多視点描写を利して大小のツイストを盛り込んだ内容は、ディーヴァー慣れしてる人には予想の着くものとはいえ、慣れてない人だと眩暈もの、しかもディーヴァー慣れしてる人には追跡後の第2部で別の意味のツイストが待っています。が、その変化球の部分が一般的には受けないところ、巻末解説(文春文庫版)と同じ感想を持つ人は多い筈。

 このミスでは20位でしたが、同著者の「バーニング・ワイヤー」とのかぶりが無ければもっと上位にランクされてもよさそうな作品でした。

2013年12月15日日曜日

3番づくしでルーシーに存在感 - 田部井剛&港北区民響のシベリウスとサン=サーンス

 午前中荻窪でショスタコ12番を聴いた後、みなとみらいへ移動して聴いたのは初めてのオケ、シベリウスとサン=サーンスの3番そろい踏み、と個性的なプログラムです。

 あとメインのサン=サーンス3番、通常は年に1度聴くか聴かないかの曲なのに、今年は例年以上でもう3度目、しかもサントリートリフォニー、ときてみなとみらい、と異なるホールのオルガンが味わえます。ただ指揮者は前回と同じです。

12月15日(日) みなとみらいホール
 田部井剛指揮港北区民交響楽団 芥川也寸志 交響管弦楽のための音楽、シベリウス Sym3番、サン=サーンス Sym3番
 最初の芥川は3管大編成で2楽章10分程の小曲、第2楽章冒頭のTbがカッコ良かったです。続くシベリウスはややマイナーな3番、第1楽章でのTpとTb、および終楽章でのTbが朗々としていい鳴り。休憩を挟みサン=サーンス、オケは管が安定しており、特にブラスはハーモニー系のパッセージが音色音量共に見事、そしてここのオルガン("ルーシー"って名前らしい)の音がデカくて存在感ばっちり、第2楽章第2部冒頭の壮麗さなど過去同曲最高(滅多に座れない2階席正面のせいかも)、ブラスの分厚い鳴りとも相俟って最後は荘厳サウンド、田部井氏のテンポの追い込みはザッツ管の時より抑え目でしたがラスト1音は史上最長クラスの長さでした。アンコールは上手なFlソロをフィーチャーしてフォーレ"パヴァーヌ"。

 その後は先日失くした(失くされた)マフラーを回収するべく後輩がクリパをやっている下北へ、早めに着いたので気になっていた鶏そばの新店を訪問、かなり好みでうっかり替え玉。

 差し入れと交換にマフラーを回収しパーティはそこそこに脱出、9時過ぎには地元に復帰、いつの間にか月がかなり円くなってます。

朝活オケのショスタコーヴィチ12番 - 加藤揚啓&モーニングフィル

 連日の冬晴れ、朝の冷え込みはやや甘めで零度台、日中は最高10度台とやや低め、今日はアマオケのハシゴ、2つのアマオケ間の時間帯にテニス企画あれど、行っても30分もプレー出来ないため断念、また夜は後輩のXmasパーティーに寄って先日失くしたマフラーを回収予定。

 朝少しゆっくりしてから都心に出て荻窪へ、聴いたのは朝(と夜遅め)を中心に活動するオケ、結成当初はマーラーだけでしたが最近は他の曲も、ただ今回のショスタコは初めてかも。

 前回(ブルックナー9番)前々回(マーラー5番)は共に会場が今回と同じ杉並で2階席への階段は封鎖状態ながら、2階席への立ち入りは1勝1敗、今回もしれっと2階席への階段を登ったところ、特にお咎め無し、2階の客は自分だけでした。

12月15日(日) 杉並公会堂
 加藤揚啓指揮モーニングフィルハーモニー管 ショスタコーヴィチ Sym12番
ブラスは1列に左からHr4,Tp4,Tb3、曲想的にブラスの体力勝負の面あり、最近不安の弦の弱さは出にくい曲、Tpは後半に向けてセーブ気味かな、と思ったのに最後は息切れ、とは言えブラス全体はまずまずの鳴り、加えてダスビから連れてきたの?と思わせる激しいスネヤを筆頭に大太鼓や銅鑼も激しめで、まずまず豪快な音場を楽しみました。

 この後はみなとみらいに遠征してシベリウスとサン=サーンスの3番づくし、この演奏会の感想はまた明日の記事で。

2013年12月14日土曜日

Xmasパーティー後のマーラー1番 - 上野正博&千葉大管

 C.リーグ予選ラウンド最終節、情報遮断して昨夜のダイジェスト観戦、応援するアヤックスはまたも予選で敗退(涙)、無念、ミランには勝てるかもと思ったのに…。

 昨夜終了「クロコーチ」、第1話が1番面白く、その後だんだん尻すぼみ感あり。

 冬晴れ、最低マイナス1度、最高10度台と平年やや低め、日中は昔のテニス仲間がこっち(南茨城)に集まりテニス&Xmasパーティー(ホームパーティー形式)、田舎ゆえ場所間の移動距離長く(5-10km)、自転車ではかなりシンドかったです、と言うか途中片道自転車を車に乗っけて貰いました。

 ホームパーティーは奥様方が腕によりを掛けた料理を持ち寄ったり、大勢の子供達で賑わったりと独り者にはやや肩身が狭く、夜聴きたいアマオケがあるのをこれ幸いと、早めに辞し、また4-5kmえっちら自転車をこいで地元のターミナル駅へ。

 スカイツリーがXmasっぽい赤色に輝く錦糸町に出て聴いたのは学生オケのマーラー、たぶん初めて聴く大学で、この公演を知るのが直前だったため、珍しくもお金を払っての当日券参戦です。

12月14日(土) すみだトリフォニー
 上野正博指揮千葉大管弦楽団 サン=サーンス 死の舞踏、ラヴェル マ・メール・ロワ、マーラー Sym1番
 最初のサン=サーンスはTpがいい鳴り、コンミスがデカくていい音で、弦全体もキレあるいい響き、続くラヴェルでは弦に加えて木管陣もまずまず、お目当てマーラー、Hr9本、Tp6本と多め、第1楽章はリピート無し(大賛成!)、Tpトップが美音、第2楽章後に音合わせ、新版譜らしく第3楽章冒頭の弦バスはユニゾン(大反対!)、終楽章ではHrが楽譜通り起立し、6本目のTpが補助パッセージを担当(たぶん)、Tpのハイトーンもバッチリ、3本のTbが特に鳴りよく、なかなかの大団円、何より弦が全強奏でもマスクされないキレと音量があったのが出色で、これは学生オケ・市民オケでは極めて稀なこと、弦がよく鳴る弾き方を伝承してるのかも、アンコールは無し。

 終楽章ミュート早業着脱ファンファーレはTbは一人でこなし、Tpは一部分業していた気がします。

 明日はアマオケのハシゴ、午前にショスタコ12番、午後にシベリウス3番とサン=サーンス3番です!

2013年12月12日木曜日

タイムループのクリスマス - SORAism company 第13回公演 Present for me

 朝はマイナス1.8度とやや冷え込み、冬晴れの日中は12度台とやや高め、朝職場に実家からミカンとキーウイが到着、職場の受付嬢が今日限りで別の職場に移るとのこと、丁度ミカンとキーウイが餞別になってナイスタイミング!

 早速ミカンを午前中に6個食べ、昼休み後に4個食べたんですが、25度まで暖房を効かせた職場に数時間置いただけで、午後は味が悪くなっていました。

 夕方は職場を抜け出し観劇、例によって奇特な方からの頂き物、昨年も同時期に同じ場所で観た同団体の公演が伏線の妙と終段のサプライズに感動的したので、無料チケットの話がきて即参戦決定。

 会場は住宅街の中にある目立たない小劇場、位置的に日暮里と三河島の中間で、昨年は日暮里で降りて鶏白湯の有名店を訪問したので、今年は三河島で降りることに。

 初めて降り立つ三河島駅、改札口がホームの東端に1つあるのみ、その反対の西端で電車から降りたので反対側の改札まで200mはあろうかという道のり(涙)。

 まず狙っていた駅近くの有名店へGO! しかーし!定休日でもないのに電気灯いてません(涙)、よく見りゃ「店主入院に付きしばらく閉店」との貼り紙!がーん…。

 気を取り直して第2希望の坦々麺の店へ、濃厚かつゴマが効いて美味でした。

12月12日(木) 日暮里 d-倉庫
 SORAism company 第13回公演 「Present for me」 
サンタさんぎっくり腰によりサンタ助手が代役探し、それを命じられたは船上パーティーにプライベートで来ていた探偵、その代役を断るや否や爆破事件が勃発し全員死亡、サンタ役を受ける代わり助手に時間を数分巻き戻して貰って事件解決にトライ、何度も失敗しタームループを繰り返しつつも、徐々に謎は解かれてゆく、といった休憩無しの1時間半、伏線の妙と結末の意外性、そしてXmasストーリー的要素などあって楽しめましたが、昨年の感動度には及ばない感じ。

 今年も帰りに役者さんから手書きメッセージ付きのお菓子ギフトが渡されました!

2013年12月8日日曜日

川瀬&東京音大のガイーヌ、山下&国立音大のオケコン

 がーん、昨夜の2次会の後店の外で寒そうにしてる娘に自分のマフラー巻いて上げたら、そいつ完全な酔っ払い、その5分後に失くされてしまい、マフラー無しで帰りました(涙)。
(↑ 後輩に捜索を託して帰ったところ、翌日無事発見の報ありました。)

 朝マイナス1.8度、冬型なのに秋の如きうろこ雲が出て陽射し少なめ、予報通り日中も上がらず最高10度台と12月に入って初めての平年割れ、しかも今夜はもっと冷え込みそう。

 早起きして都心に出て午前テニス、午後アマオケ、と典型的休日、よく練習する久我山のコート、ハード2面とオムニ2面が約1mの緑の金網フェンス(ひし形模様に編まれたよくあるタイプ)で仕切られてるんですが、回り道するのが面倒で時々それを両手を突いてヒラッと飛び越すことがあります。

 今朝もハード側からオムニ側へと飛び越し、戻る時にまたオムニ側から飛び越そうとして、何となく失敗しそうな予感がして自重、ただ両側高さは同じなので片側だけ難しい筈はない、と小1時間後、意を決してオムニ側から飛び越そうとして、見事に足がフェンスに引っ掛かり、もんどりうってハードコートへ頭から突っ込む赤っ恥(涙)。

 どんな風に落下したのか記憶にありませんが、右膝が1番痛く、次いで右腰、あとかばい手をしたらしく右手首にも痛み、プレーしてると膝と腰の痛みは減ってゆきましたが、逆に右手首がどんどん痛くなり、練習が終わる頃痛くて引き戸も開けられない程に(涙)、要経過観察です。

 午後はアマオケ、メインがそれぞれ幻想、ショスタコ5番、オケコンと聴きたい公演が3つもあり迷ったんですが、開演時間や移動の電車賃などを考慮して、音大フェス最終日に参戦です。

12月8日(日) 芸術劇場
 川瀬賢太郎指揮東京音大シンフォニーオーケストラ ベートーヴェン Sym8番、ハチャトゥリャン ガイーヌ
 まずは国立音大によるファンファーレ、舞台最前列にチューバやティンパニも含む大勢が並び(うちHr4、Tp4全員女性!)比較的オーソドックスな曲想、続いて東京音大によるステージ、前半ベートーヴェンは苦手科目ゆえ休憩タイム、続いてハチャトゥリャン「ガイーヌ」から4曲、初めて目にする川瀬氏の指揮はキビキビしたリズム感あり、オケでは冒頭"剣の舞"での衒いの無い1stTbのグリッサンドが印象的、締めの"レスギンカ"はパーカッションはかなり派手でしたが、ブラス(Tp3,Tb3,Hr4)はもう一息ハジケてもよかった感じ、私的MVPはフルートトップの美人奏者です。
 山下一史指揮国立音大オーケストラ バルトーク 管弦楽のための協奏曲
東京音大によるファンファーレは舞台最前列右からTb4、Tp4とパーカッションと並び(Hr無し)やや現代曲風、そして国立音大によるバルトーク、弦には先生っぽい人もちらほら、オケは弦の鳴りよく第1楽章や第3楽章のffではかなりの凄み、そしてブラスも4本Hr(全員女子!)を筆頭に豪快な鳴り(Tp4,Tb3)、山下は棒を使わないスタイルの割にはシャープな響きも引き出してなかなかの快演でした。

 "剣の舞"中間部、中弦の旋律にSaxを重ねてあるのを初めて知りました、ま、本プロで余り聴く曲ではないので、ボケ老人ゆえ毎回忘れてるだけかも。

 帰り道、駅ナカの本屋で本年度版「このミス」購入、やはり田舎の本屋には置いてなかっただけかも。

2013年12月7日土曜日

公然ワイセツデュオ? - 伊賀あゆみ&山口雅俊ピアノデュオ

 連日の冬晴れ、朝の最低1度強、日中の最高13度台は共に平年やや高め、朝は早起きして東京に出てテニス、夜は六本木で宴会なんですが、聴きたいアマオケは昼には無くて夜ばかり、コート近くの広尾駅前マックに居座り無線LANで午後の行動を検討。

 結局手頃なコンサート見つけられず、まずは乃木坂駅へ歩いてゆく途中、かおたんラーメン近くにある焦がし味噌の有名店を訪問、大盛り無料の誘惑に勝てず。

 それから渋谷に出て、タワレコのインストアイベントへ、聴いたのは伊賀あゆみさんと山口雅俊さん(イケメン!)によるご夫婦ピアノデュオ、司会者によると結成して5年経つのにデュオ名が無く、個人的に"公然わいせつデュオ"と呼んでいる!とのこと。

 その訳は演奏を聴いて判明、音だけではなくビジュアルにも拘る、との姿勢から、演奏中お二人で見つめ合ったり、お互いの手が交差する際は体を寄せ合ったり、その手を後ろから腰を抱える様に回したり、しまいには片方が後ろに付いてバックスタイルで連弾したり、と見て愉しい工夫が主にご自身の編曲によってなされています。

 最初は"剣の舞"を豪快に、ロシアや南米のややポップス調マイナー曲を数曲挟み、締めは"星条旗よ永遠なれ"(ホロヴィッツ編インスパイア)を華やかに、そして少しエロく披露してくれました。

 もう宴会の時間ですが1次会は盛装義務でドレスコードがあるためパス、今は六本木ヒルズ近くのマックで待機中、2次会から乗り込んで帰りは午前様の予定。

 明日は音大フェス最終日に行くかどうか迷い中、オケコンは聴きたいけど、ベートーヴェンがあるので…。

2013年12月6日金曜日

天才鍵師の青春 - スティーヴ・ハミルトン「解錠師」

 朝は雲があって最低2度弱と冷え込み甘め、11月末にはマツバギクしか見なくなって決着が付いたかに見えた道路脇の紫戦争、今朝またマツバボタンが1輪咲いてました。勿論マツバギクもまだ数輪咲いてます。

 昼前からは晴れてきて予報通り最高16度台と今週1番のポカポカ陽気、昼休みの壁打ちでは2日連続して同じ(スマッシュ)練習で同じ場所に打ち込んでロストボール(涙)。

 本日も最近の「このミス」1位本から、2012年、つまり昨年度の1位にして、2011年のエドガー賞に輝いた作品。私立探偵モノのシリーズ(確か1作目は100円入手済)も書いている著者ですが、ノンシリーズの単発作とのことなので、先に読んでも大丈夫でしょう。

解錠師 スティーヴ・ハミルトン
 若くして天才金庫破りとなった主人公の自叙伝的クライムサスペンス、2つの時制を交互に語る構成はそれなりに効果を挙げてはいますが、サスペンスとしては並、謎解き要素やツイストも無し、と何故これが1位なのかやや腑に落ちず、ボーイミーツガールもあり青春小説的要素が大きく、その点が評価されたのか。

 因みにこのスティーヴ・ハミルトンも、一昨日取り上げた海堂尊も、自分と同い年生まれ。

2013年12月5日木曜日

処女作にして盛り沢山サスペンス - デイヴィッド・ゴードン「二流小説家」

 西高東低の冬晴れ、朝の最低零度台は平年、日中は15度を超えて連日のポカポカ陽気、昼休みの壁打ちはいつもと違う場所("壁"の向こうじゃなくて、その右隣のビルの屋上)にボールを打ち込み強制終了(涙)。

 12月に入り、そろそろ今年の「このミス」が出る頃かなぁ、と昨日本屋に行ってみました、が見つからず、ただ田舎のことゆえ、まだ発売になってないのか、単に置いてないだけなのかは不明。

 って訳で先日荻窪で100円入手したここ2年の「このミス」第1位作品を続けて読むことに、まずは2011年度の第1位作品、しかも著者の処女作! そして何と世界に先駆けて日本で映画化されたとのこと。

二流小説家 デイヴィッド・ゴードン
 売れない三文小説家が希代の連続殺人鬼に独占取材するチャンスを得たことから不可解な事件に巻き込まれるサスペンス、軽妙な語り口(と翻訳)と細かい章立てが読みやすく、しかもそれが終盤重くなる部分でコントラスト効果を挙げてます。ヒネリやメタっぽい記述などミステリー的にもなかなか、ただ真相に予測が付いた時点で遡って伏線を探しましたが、やや不親切なものだったのが残念、あとしばしば挿入される作中作は必要だったの?って印象。

 表現や女性キャラなど、徹底した男目線による書きっぷり、そこそこエグイ描写もあるので、女性読者には受けなさそう。

2013年12月4日水曜日

短編付き"桜宮サーガ"ガイドブック - 海堂尊「ジェネラル・ルージュの伝説」

 朝の最低3度弱、まずまず晴れた午後の最高15度弱と共に高め、水曜は週イチ横浜で講義する日、横浜駅でバスを待つ間、冬には珍しく入道雲が東の空にモクモクと。

 横浜の大学へは片道2時間半、往き帰りで1冊本が読めました、著者の形造る"桜宮サーガ"の中でも人気の高いキャラ?速水医師が"ジェネラル・ルージュ"と呼ばれるようになったエピソードが語られます。

ジェネラル・ルージュの伝説 海堂尊
 "ジェネラル"こと速水にまつわる短編3本(うち1本は「凱旋」のクライマックスを別視点で描いたもの)、に加えて著者のトピックス的自伝、および自作解説、おまけに桜宮市年表や登場人物リスト、用語解説など、まさに海堂尊読本の趣、短編はミステリー度ゼロにして「あの人がこんな所で」を楽しむ"サーガ"ファン向けの内容、同世代のせいか自伝の前半が1番面白く読めました。

 中野アナと時を同じくして「とくダネ!」でコメンテーターをしていたとは知りませんでした。中野アナの期間はほぼ観てたので、著者と意識せずに見ていたっぽい。

2013年12月3日火曜日

フェニックス大磯オープンテニス 冬 2013

 朝の最低0.1度とかろうじてプラス、よく晴れた日中は最高15度超とテニス日和、ってことで仕事を休んで大磯OPに参戦、ただ昼過ぎラウンドだったので朝は職場に寄ってからの出陣、とは言え場所は大磯ロングビーチ、片道3時間は掛かります(涙)。

 本戦1回戦byeで2回戦から、1回戦勝ってきた選手にしては普通の高校生に4-6,6-4,1-6で負け、嫌いな左利きサーブを3セット目になっても上手く返せなかったのはいつものこと(涙)ながら、ファイナル入る頃にあったまってきて速くなる筈のこっちのサーブがいつもと逆にパワーダウンしてキープ出来なくなったのが大問題、打ち方を変えたせいか、本日のお小遣いは1600円。

 今日貰ったアドバイス:
・バックのスライスが浅くなる、もっと深く。
・もっとネットに出るべし。(←サーブ&ボレーやリターンダッシュなど、かなり無理して出ていたのに…。)

2013年12月1日日曜日

末廣&東邦音大のシューマン3番、ポストック&藝大の惑星

 朝の最低マイナス1.4度とそこそこ冷え込み、よく晴れた日中の最高14度強とやや高め、今日からもう12月、まだ身を切る寒さには遭ってませんが、構内のムクゲも遂にの花を付けなくなったので、自分も今日から衣替え、半袖半ズボンから一気に長袖シャツに薄手のセーター、長ズボンへと移行、さすがにちょっと着苦しいです。

 都心で朝テニスをして、午後はアマオケ、当初予定は葛飾でマーラー1番の予定でしたが、事情あって音大フェスに変更、ミューザと通り挟んだラゾーナ川崎の中庭では、無名のアイドルがミニコンサートをやってます。

 そのラゾーナで連れと昼飯後に臨んだ音大フェスの3日目、元々乗り気でなかったのは、前半の東邦音大の演目が守備範囲外だったから、シューマン3番なんて、実演は初めてかも。

12月1日(日) ミューザ川崎
 末廣誠指揮東邦音大管弦楽団 ウェーバー オベロン序曲、シューマン Sym3番
最初の藝大によるファンファーレは変化球、指揮者脇に尺八奏者!それを同心円状遠巻きに囲んで4箇所にブラス3群とパーカッション(太鼓&銅鑼)、現代曲風で時間的にも長め(5分前後?)、委嘱作ではなくて使い回し? 続いて東邦音大によるウェーバーとシューマン、Tp2、Hr4、Tb2-3本は曲が変わるとほぼ入れ替え、シューマンの終楽章序奏部のブラスのコラールがいい響きでした。
 ダグラス・ポストック指揮東京藝大シンフォニー・オーケストラ ホルスト 惑星
最初の東邦音大によるファンファーレはポップス風、Tp,Tb,Hr各4本とチューバにユーホやティンパニも加わる大編成がひな壇後方で演奏、続く藝大オケは対向配置、Tp5,Hr7と多め、火星でのブラス爆発度はぼちぼちながらラスト1音は独特の豪快な表現、金星・水星では弦や木管の安定度を感じ、木星は女性Tpトップのキレ、Tbの鳴り、全体の迫力もよく本日の白眉、土星・天王星でのブラスの鳴りはTb中心にまずまず、また土星の最後など弱音部分でオルガンの重低音が響いているのを初実感、海王星の舞台裏コーラスが余りに見事にディミヌェンドしたので録音?かと思ったら、しっかりカーテンコールで20人以上出てきました。

 惑星はケレン味もありなかなかだったんですが、ブラス大爆発の同曲を聴いて以降、どんな演奏を聴いても物足りなく感じてしまいます。