2014年2月19日水曜日

オマージュたっぷり銃声の謎 - 東川篤哉「密室に向かって撃て!」

 昨夜はアイスダンスFDのうち、唯一未視聴だった第3グループを観戦、ドイツ代表カップルが(一部で大好評の)SDと同じコスチュームだったのには驚き、半分嬉しく、半分残念。

 アイスダンスついでにもう一つ、SDでのコスチュームが上記ドイツ組を超えて好評だったカッペリーニ&ラノッテ、彼らのFD直後にCMが入ってキレそうになりました(笑)。

 今朝も未明に金星が輝き、冷え込み厳しく最低-6度弱と久々のマイナス5度割れ、よく晴れた日中は最高8度と昨日より低め、それでも湿度の違いか空気感は明らかに1月下旬とは違います。

 積ん録状態のドラマを消化するべく原作を読む作戦を目下遂行中、何と最初の5話中「挨拶」から採られたのがたったの1話!だった「福家警部補の挨拶」を断念し、実は烏賊川市シリーズ全般が原作となってる(らしい)「私の嫌いな探偵」へと方向転換、確かにドラマ版の第1、2話はシリーズ第1作「密室の鍵貸します」の内容でした。

 しかもこちらの脚本は福田雄一、林誠人と凄いメンバー、って言うかこのメンツなら原作無しでも(と言うか原作が無い方が)優れたミステリー作品に仕上がりそう。

 って訳で先日手に取ったのがシリーズ第2作、第1作は折り目正しい本格だったので、このシリーズ読む前から外れ無し、って気がします。

密室に向かって撃て! 東川篤哉
 準密室状況で起きた銃撃事件に前作のコンビが巻き込まれ、前作で脇役だったキャラも活躍、とシリーズ化っぽい展開、お得意のドタバタ度(勿論カー的な用法)がやや上昇、ミステリーとしての出来は前作に比べると落ちる印象ながら、黄金時代の名作数編へのオマージュを散りばめた内容に本格愛を感じます。

 ギャグの波長が合う人を除けば、元ネタが浮かぶマニア向け小品、って感じでしょうか。

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