2014年2月8日土曜日

マッツォーラ&新日の噴水と松

 予報通り首都圏は大雪、最高1度台、最低マイナス1度台、つまり終日プラスマイナス2度以内、特に降りの強かった午後はずっとマイナス気温、室温も7度と今季最低値を記録。

 この土日は千葉でテニス合宿、しかも今日は試合もある予定、でしたがまず合宿は昨日のうちに中止が決定、ただ試合は中止/決行の判断が今朝出てから家を出たのでは間に合わないので、仕方無く準備をして雪の中出発、途中駅のwifiで試合中止を知り、そのまま都心へ、聴きたいコンサートが午後と夜、2つもあったから。

 雪のお蔭で余裕で聴けるなあ、とホクホク顔でアキバへ、この時点で雪はそこそこ積もってましたが、TXは時刻表通りに運行中。

 無線の入るアキバのマックで2時間ほど時間を潰した後、お昼過ぎに錦糸町へ、まだ黄色い電車は粛々と時刻表通りに運行中。

 吹雪でスカイツリーすら見えなくなったトリフォニーで聴いたのは大好物のローマの松、振るのは未知の指揮者マッツォーラです。

 さすがにこの雪のせいか、客席は半分程しか埋まってません。

2月8日(土) すみだトリフォニー
 エンリケ・マッツォーラ指揮新日フィル ワーグナー リエンツィ、ベルリオーズ ローマの謝肉祭、レスピーギ ローマの噴水、松
 初めて見るマッツォーラはちょっと禿げてる人のいい学者風、指揮は明確、弱音を精妙にやるタイプで、サウンドは弦がベースの感じ、ブラスは全曲Hr4,Tp4,Tb3が基本、リエンツィではゆったりテンポで激しさ薄く、最後だけパーカッション強め、あとVnにキレと伸び、続く噴水もケレン味少なくやや大人しめのサウンド、休憩後のベルリオーズは前半緩徐部の中低弦、特にVlaを歌わせていたのが印象深く、最後はこれまでより激しめの追い込み、ラスト1音のブラスの残し方もカッコよし。続く松はボルゲーゼ荘のテンポ速く、Tpソロは本隊から舞台裏へ移動したカタコンブの頂点ではTbとHrもかなりの吹きっぷりながら、それに負けない位弦を強く弾かせ、ジャニコロの鳥笛はオルガン通路両脇、アッピアのバンダもオルガン通路、左にTp2、右にTp2,Tb2、ffに入っても全体抑えめで、「このまま地味に終わるの?」と思わせておいて最後の1分程でオケ開放、ブラス全体が鳴りオルガンのボリュームもMAXで壮麗、最後の1音も長めかつクレッシェンドして見事なフィニッシュ。休憩込み1時間半と軽めのプロゆえか、アンコールにカルメン前奏曲。

 この後はアマオケのマーラーを聴くべく杉並公会堂へ、中央線、橙色は止まってましたが黄色い電車は遅れながらも動いていて無事荻窪着、この演奏会については次の記事で。

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