2014年3月27日木曜日

動機のアクロバット - 連城三紀彦「終章からの女」

 朝からの小雨、予報より雨は後にずれ込んで陽が差してきたのは夕方近くになってから、気温は深夜零時の13.6度からほぼ単調に減少し、日中は11-12度台、ただ夕方になってやや上昇中、13度台になったかも。

 フィギュアの世界選手権、フジの中継はまた男女シングルだけかよ!と思っていたら、日中にやっている「直前情報!」的な枠でペアやアイスダンスをちゃんと中継してるとの噂、雨で壁打ち出来なかった昼休み、慌てて一旦帰宅してHD容量空け&留守録セットを敢行。

 本日はちょっと前の読了本から、昨年亡くなった巨星連城三紀彦、その追悼企画として「敗北への凱旋」を読みましたが、その時に併せて読みたかった(けれど未入手だった)トリッキーとの世評ある長編が2作、うち1作を先日100円棚で発見し即読んだのがこれ、90年代前半の作品です。

終章からの女 連城三紀彦
 ある殺人事件の有力容疑者となった女、昔のよしみで弁護を頼まれた男が、より重い罰を望むかの様な彼女の怪しい振る舞いに振り回されつつ奮闘、フーダニットとファイダニットが絡み合い、事件は意外な展開へ。書き方がややあざとい、って気もしますが、これだけのアクロバットをやり遂げる本格魂、と言うか稚気はさすがです。

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