2014年4月1日火曜日

ノンシリーズ2作めは優れたファイダニット - マイクル・コナリー「わが心臓の痛み」

 今夜からビジネスクリックが新装オープン、エロ路線復活を期待したいところ、ですがMCが現役東大生じゃ無理か。

 穏やかな晴れ、最低4度台、最高17度台は昨日ほどではないにせよ高め、自室の温度は18度と最高値を続伸中、帰省明けの昨朝は+2kgだった体重が+1kgに減少、とは言えまだまだ昼飯抜き。

 近くの遊歩道の桜並木も更に開花が進行し、ソメイヨシノは7-8分、やや早く咲く白い桜は満開に、そして構内の早咲き桜は散り始め。

 本日は前々回の帰省ちょっと前に読んだ本から、昨秋の課題だった扶桑社のボッシュ物全制覇、あと1作を残してシリーズ第5作「トランク・ミュージック」で途絶したのは同社から出ているノンシリーズ物を1作蒐集し損ねていたから、ノンシリーズ作品も密接に関係してるため、M.コナリーは発表順に、ってルールは、やはりノンシリーズ物「ザ・ポエット」を読んだ時思い知っているため、この半年間100円棚で探し続け、漸く発見して読んだもの。

わが心臓の痛み マイクル・コナリー
 心臓疾患で引退を余儀なくされた元FBI捜査官に舞い込む殺人事件の調査、それには断れない理由がありやむなく着手、単純と思えた事件に意外な背後があり、ミッシングリンクやファイダニットの様相まで。前半ややペース遅めながら、後半の展開はさすが、初期のボッシュ物より格段に読みやすくなっており、他作品、特に「ザ・ポエット」とのリンクも楽しいです。
<< 以下ネタバレに付き未読の方は飛ばして下さい!! >>
 中盤では主人公マッケレイブ自身が、終盤で犯人の動機(ディーヴァーの某作品を想起しますが本作の方が先です!)を知って以降は絶対隣人のバディが真犯人だと思ってました。違ってたけど(笑)。

 邦題より原題"Blood Work"の方がずっと優れてます、が訳するのは難しいかも。ただC.イーストウッド監督・主演による映画はその原題で公開され(てコケ)たとのこと。

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