2014年5月29日木曜日

広上&N響のマーラー4番

 まずまず晴れて最高28度台と真夏日に迫る陽気、夜は東京に出てコンサート、その足で夜行バスで帰省し、父の四十九日法要へ。

 サントリーで聴いたのは広上&N響のマーラー4番、心優しき知人からの頂き物です。

 とは言え4番は苦手科目なので普通は参戦しないのですが、まず広上淳一は以前から気になっているのに、聴くチャンスに恵まれなかった(たぶんマーラーはほぼ4番だけ、R.シュトラウスも前プロ向きの短い交響詩ばかり、だったから)ので、このチャンスに聴いておこう、ってのが第1点。

 そして参戦理由のもう1点は昨年最大の痛恨事および今年上半期最大の痛恨事が共に広上がらみだったこと、前者は色香に迷って逃したアマオケ"復活"が急な指揮者交替で何と広上に代わっていた!(彼が2番を振るのは珍しい)こと、後者は広上&京響の1番をスルーした(自分が京都に住んでいた頃は京響はかなりヘタだったので…)ら知人が「熱くていい演奏だった」と賞賛していたこと。

5月29日(木) サントリーホール
 広上淳一指揮N響 シューベルト Sym5番、マーラー Sym4番
前半のシューベルトって5番の頃ですらHr以外の金管を使わないとは驚き、しんどい30分でした(笑)、後半のマーラーはHr5、Tp3、初めて見る広上は踊るような指揮で指示は細かめ、そして激しい部分はより激しく、の傾向、ただ解釈は全般にマーラーっぽさ薄くアク少なめ、それでも第1楽章降下音型の後のティンパニ1発の激しさやコーダ入りの最初の3音の粘りなど、時に個性たっぷり、第3楽章が(緩徐楽章なのに)最も1音1音棒に気迫を込めていて本日の白眉、終楽章ソリストは赤いドレスのローザ・フェオラ、小柄な広上の1.5倍程のサイズありました(笑)。

2014年5月28日水曜日

石川オープン 2014 2日目

 快晴、最高29度台と真夏日に迫る陽気、といいコンディションながら、石川OP2回戦は名古屋から来た強者に0-6,0-6で惨敗、本日のお小遣いは11100円。

 今日貰ったアドバイス:
・サーブ&ボレーを増やすなど、もっとネットプレーを多く。
・フォアをもっと強く、特にクロスに強打してからバックでアプローチ、のパターンを。 

 1ゲームも取れず負けたため、自戒をこめて試合会場から最寄のJR駅まで歩くことに、途中で4層もあるお城、を見かけたので近くに寄ってみましたが、門構えは一般家庭の様に見え、謎。
(↑「松和城」という、個人が建てた資料館とのこと)

 ざっくり東(石川では山の方)に向かえば2kmほどで西金沢駅に着く、と思って歩き続けましたが、3km近く歩いても(歩数にして2500歩)辿り着かず、見つけたコンビニで地図を見て現在位置確認、何と野々市駅近くに来てました!

2014年5月27日火曜日

石川オープン 2014 初日

 昨日の雨から一転、さわやかな晴れ、気温も最低15度弱、最高25度弱と高め、ってことで朝イチ金沢に出て石川OPに参戦、早朝自転車で小松駅に向かう際、昨日見掛けなかった白鷺が水田に10羽程群れてました。

 相手は東京から来たベテラン仲間、以前勝っている相手、しかも風がかなり強く(コンディションが悪い方が自分に有利)と負けられない状況ゆえか、6-1,6-0で久々の1回戦突破、結果は地元の新聞に載るので、亡き父に見せたかった…。

 昼過ぎには小松に戻り銀行に寄ってから市役所へ、役所に着いた頃、低空を戦闘機が1機、2機、3機、…少なくとも5機は飛んできました。

 前回(高くて)払えなかった固定資産税(11万以上!)を払い、ブックオフと8番ラーメン(昼夜兼用)を経由して帰宅。

 洗濯しながら一風呂浴びて、母のいる施設へ、今日は母の80回目の誕生日、ハッピバースデーの歌を3回歌ったらやっと両目を開け、珍しく反応してくれました。

2014年5月25日日曜日

夏日に破天荒ブラスのマーラー5番 - 田代詞生&武蔵野市民交響楽団

 さっき武蔵野でマーラー5番参戦、ブラスは期待通りの破天荒な吹かせっぷり、これから夜行バスで帰省するので、記事のみにて。

<続き>
 ところで上記「破天荒」って言葉、今は(と言うか自分は)「型破り」って意味で使ってますが、この日JRの車内モニターでやってた豆知識によると、中国で科挙(国家試験)に誰も受からず「天荒」と呼ばれていた地方で、初めて合格者が出てその呼び名を「破った」故事に因むので、「前人未到の快挙」ってのが本来の意味なんだそう。

 晴れのち曇り、のち晴れ、最低16度台、最高26度台と高く3日振りの夏日復活、早起きして東京に出て午前テニス、午後コンサート、と典型的休日、練習前に多めにトレーニングしても筋肉痛にならない身体に戻りました。

 練習を早めに上がりアマオケへ、実はこの日同じ時間帯にマーラー、しかも同じ5番が2団体でかぶる悲劇が(涙)、どちらも無料(又は無料サービスあり)とコストは同じ。

 ただ一方の前プロは苦手なコンチェルト、しかも苦手なモーツァルトと2重苦、他方は好物のキャンディード、そして噴水!

 また前者の会場は武蔵野とややアクセス悪く、後者はサントリー!とくれば選択の余地無し、と後者の団体に行く積りでした。

 ところが、親切な方からの本館ブログへの書き込みで前者の公演で指揮をするのが10数年前激しく感動した5番を振った方だと教えていただいて心が動き、そして日記を読み返すとオケも1昨年ブラスバリバリのハーリ・ヤーノシュとシベ2を聴かせてくれた団体であることを知るに至って方針変更、一路三鷹へ。

 三鷹駅から結構の距離を歩く文化会館通り、後半500mは植え込みの名も知らぬ黄白色の花が満開、白檀の如き濃厚な香りを撒き散らしていて、息苦しい程でした。

 開演前のひと時、舞台裏から聴こえてくるTbのウォームアップがマーラー3番第1楽章、しかもソロパートじゃない部分です!

5月25日(日) 武蔵野市民文化会館
 田代詞生指揮武蔵野市民交響楽団 モーツァルト PC24番、マーラー Sym5番
 弦は音域順、モーツァルトはTp2名がともに女性、ソリスト遠藤志葉はアンコールにバッハ"主よ人の望み…"を。後半お目当てマーラー、Hr6、Tp4(前半と全入れ替え)、Tb3、Tpソロは朗々、Hrソロもそこそこ朗々、Hr全体では更に鳴りっぷりよく、100回以上聴いている曲なのに認識してなかったパッセージが耳に入った程、弦などやや苦しそうな箇所もありましたが、田代氏は委細構わずブラスを思い切り吹かせ、しかもかなりゆったりテンポ(トータル80分近く)なので響きは重厚壮麗、終楽章頂点のコラールの1クール目、Tpトップがリップスラーで下から持ち上げてハイトーンを吹いたのがカッコよく、ブラス全体でも輝かしく高らかに、期待に違わぬ大団円でした。

 帰り道の中央線、気になったのがエステの車内広告、ローラが出てるやつは700円で脇+Vライン、ドリンドルのはたった200円で脇、が何度でも永遠に処理出来る、となってます。が、な訳無いと思うので、どんな罠、いや、からくりが潜んでいるんでしょうか。

2014年5月24日土曜日

創立20周年記念のマーラー9番 - 野津如弘&中央区交響楽団

 爽やかな晴れ、ただ最低13.7度、最高24.4度と高めながら、予報の夏日には届かず、午前テニス、午後コンサートと典型的休日、と思ったら練習から対抗戦に変更になり、プレー出来ず観戦のみ。

 12時過ぎにコートを離れ川崎へ、初めて聴くオケで創立20周年を記念してのマーラーとのこと(10周年記念もマーラー、1番だったそう)、ただ中央区のオケなのに会場は何故かミューザです(笑)。(← 普段の本拠地は第一生命ホールとのこと。)

 前後半ステージ前に1度ずつ「曲が終わってもすぐに拍手しないで下さい」とのアナウンス(笑)、最近増えてきた「余韻を楽しんでから」「指揮者の棒が下りてから」よりも効果的な言い回しだと思います。

5月24日(土) ミューザ川崎
 野津如弘指揮中央区交響楽団 リスト レ・プレリュード、マーラー Sym9番
 オケは弦バスが左奥に来る対向配置、前半リストはHr4、Tp3、Tb3、バランス重視なのかブラスはかなーり抑えめ、でもティンパニの打ち込みは激しめ。休憩を挟んでマーラー、コンミスからコンマスに交替し、Hr6、Tp4に増加、そのHr、Tp両トップはなかなかの美音、野津氏は余り粘らず端正な棒でやや発展途上のオケからバランスよく整ったサウンドを構築、ここでもブラスはやはり抑えめ、ただ第3楽章ではそこそこの吹き、そして終楽章クライマックス、高弦が残って叫ぶ箇所の前、ブラスが爆発する部分では、TpとHrが派手にベルアップ!そうだったっけ?(←楽譜を確認したらちゃんと書いてありました、しかもHrとTpのみ、Tbは無し)、また結尾部に入る時のVcソロが秀逸、最後の音が静かに消えた後の黙祷は10秒程、更に拍手が始まるまで4-5秒程、アナウンスの効果ばっちりです!

 明日もアマオケでマーラー、5番です!しかもあろうことかアマの5番がバッティング、当初予定のサントリーじゃなくて、武蔵野に遠征する予定です。

 ただその前に今晩は本格山岳ステージに突入したジロのweb観戦、そしてC.リーグ決勝(アトレティコ応援)と寝る暇がありません(涙)。

2014年5月22日木曜日

普通になってしまった再映画化 - 櫻の園 <'08>


 この1、2年勝てる気がしない交流戦、昨日は初めて勝ったらしく一安心。

 昨夜は星空だったせいか朝の最低9度台と低く、風強めながらまずまず晴れた日中は最高25度台と夏日が復活、原因不明の風邪の症状は漸く終息へ。

 通勤途中の道端、雑草スペ-ス争いに勝利した2年目のマツバギクで埋め尽くされた場所に、僅かに小さく黄色い花が交じっていて健気、日没後、予報通り夕立があったらしいのですが、全く気付かず。

 本日も最近実家で観た映画から、同じ監督による同名作品<'90>のリメイク(?)、前作はつみきみほの存在感が際立ってました。

櫻の園 <'08 日>
 お嬢様学校に奔放な転校生が加わることで、禁じられていた「桜の園」上演に向けて動き始めるお話。まだ無名だった武井咲が抜群の可愛さ!あと口ひげなど杏が当時22歳とは思えない若々しさ。開演前の一瞬を切り取り一幕劇の如き独特さのあった前作と比べ、ずっと凡庸な仕上がりに感じました、がこっちの方が原作コミックに近いのか?

2014年5月21日水曜日

常夏の島でこそリピート可能な誕生日 - 50回目のファースト・キス <'04>

 昨日のボケ老人:
昨日の朝、うっかり落としたDATテープのシャッター部分が破損、貴重な音源なのに・・・(涙)。どうやって修復するかは置いといて、それが昨日最も大きな出来事、だったのに日記を書く夕方にはすっかり記憶から脱落(涙)。

 ほぼ終日の雨、特に朝はザーザー降り、トータルで50mmほど降ったのでは、気温も午前零時過ぎの19度弱が最高で、日中はほぼ15-18度と低く、半月振りに20度に届かず。

 本日もここひと月に実家で観た映画から、「ウェディング・シンガー」<'98>(←楽しい映画だったこと以外よく覚えてません…)のコンビ再共演のシチュエーション・ラブストーリーです。

50回目のファースト・キス <'04 米>
 寝ると前日のことは忘れてしまう短期記憶障害を患った女性に惚れた男の奮闘を描くラブコメディ、ある意味「恋はデジャ・ブ」を思い出す設定、舞台がハワイってのもミソ、A.サンドラーがモテモテのプレイボーイ、って設定に冒頭馴染めませんでしたが、それ以外はオチの付け方も含め十分楽しめました。ただ、D.バリモア年取ったなあ…。

 作中「シックス・センス」のネタバレがあるので要注意です!!

2014年5月20日火曜日

原作を大幅改変、新イリュージョン - プレステージ <'06>

 席指定出来る会社を択び通路側で気楽だった夜行バスは新宿着、東京も晴れ、東京駅から再び高速バスで茨城復帰、最低13度台、最高24度台とどちらもやや高め。

 職場には土曜付けのメールで明日締切の依頼がありその対応に難儀、昼休みの壁打ち時の頭上ではお陽様の周りにまあるくうっすらと日傘、お天気下り坂らしく夕方からは雲が出てきました。

 本日から帰省時に実家のBSで観た映画からいくつか感想を、まずは日本でも高評価だった幻想SF系ミステリー、クリストファー・プリースト「奇術師」の映画化作品、ただボケ老人ゆえ、原作はメインのプロットとトリック以外よく覚えてません。

プレステージ <'06 米>
 瞬間移動マジックを軸に2人のマジシャンの命を懸けた確執が描かれます。原作を大きく改変し、新たな趣向も。伏線の張り方が大胆にして、カットバックが効果的、でしたが、後者はもっと少なくした方が判りやすい気も。豪華な出演陣の中、どっかで見たことあるなあー、と感じるテスラ博士が、エンドタイトルでD.ボウイと知り仰天!

2014年5月17日土曜日

伊藤&新日の火の鳥

 昨夜のお月さん、ほぼ満月に近かったのに上がっている位置と高さに違和感、たぶん気のせいですが。

 朝風呂の後鼻をかんだらまた右から鼻血、思えば昨朝も起き抜けじゃなくて朝風呂後だったかも、だとすると風呂で血行がよくなったり、かさぶたが解けたりするだろうから納得。

 朝は最低10度強とやや低めながら、よく晴れた日中は最高25.2度と連日の夏日、早起きして午前テニス、午後コンサートと典型休日パターン、漸く身体が戻ってきたか、練習を筋トレから初めても筋肉痛にならなくなりました。

 練習を少し早めに上がり錦糸町へ、聴いたのは未知の指揮者伊藤翔の振る新日フィルでメインは火の鳥、S席がほぼ無料で手に入ったので、つい色気を出して2枚入手、全て30分以内で終わる曲、って点が初心者の連れ向け、と思ったら直前キャンセル(涙)、だったら自分の好みでニューシティ管の交響的舞曲&幻想の方にするんだった…。

5月17日(土) すみだトリフォニー
 伊藤翔指揮新日フィル ラヴェル マ・メール・ロワ、プーランク オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲、ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、ストラヴィンスキー 火の鳥
 当日渡された席は前から4列目と苦手位置(涙)、最初はラヴェル、小柄な伊藤翔は柔らかな棒で新日からソフトできめ細かい音色を抽出、終曲最後の1音はかなーり長め。続いてプーランク、は済みません、意識失ってました。オルガンの譜めくりしてた女性はテニスの後輩(テニスやめて芸大のオルガン科に入り直した)だったかも。
 後半はガラガラだった1階後方へ移動(ごめんなさい)、牧神は冒頭Flソロを奏者に自由に始めさせ、途中から棒を合わせるスタイル、吉永Hrソロがエロくて素敵、火の鳥は1919年版組曲、ここでもHrソロが見事、最後のファンファーレはやや抑え気味で進行し、コラール部分でやっと開放的に吹かせ、最後1音は長めでケレン味のクレッシェンド、アンコールは棒を使わず弦楽曲をしみじみと(「アルルの女」アダージエットとのこと)。

 帰りのTXで思い切り鼻をかんだらまた右から鼻血、全く同じ箇所なのでかさぶたが剥がれた模様、1-2分で止まりましたが、ティッシュ1枚真っ赤にしてるし、電車の中で鼻血出すのって、かなりの恥ずかしさ。

2014年5月15日木曜日

伊坂流システム論と近未来 - 伊坂幸太郎「モダンタイムス」

 今日感動したニュース映像:猫が猛犬に体当たり、飼い主の子ども救う
猫派、しかも子供の頃友達の犬にガブリとやられた経験を持つ身にとって、感動的とも言える動画でした。

 曇り時々小雨、朝の最低16度強、午後の最高20度強と気温変化少なめ、基本的に天気は快方ながら、昼を過ぎても思い出したように霧雨が舞い、やっと陽が射してきたのは夕方でした。

 本日も最近読んだ本から、ここ1-2年伊坂作品読んでないかも、と手に取った作品で、「ゴールデンスランバー」と同時期の作とのこと、また文庫化に際し、大幅に改稿されたらしく、結末も違うそうです。

モダンタイムス 伊坂幸太郎
 舞台は21世紀後半?内容的には「魔王」の50年後を描く続編、恐妻家の主人公があるプログラムの解析を進めるうち、得体の知れない陰謀に巻き込まれてゆくサスペンス、作家の井坂好太郎(笑)が登場するなど、伊坂節がたっぷり、それが難点とも魅力とも、またミステリー部分に関しては着想は面白いけれど、余りミステリー的にまとめる意思は無いのかその料理法は中途半端、エンターテイメント志向だった「ゴールデンスランバー」と比して、「魔王」と同様、メッセージ志向の作品となってます。

2014年5月14日水曜日

恋も2度目なら、驚きも小さめ - 乾くるみ「セカンド・ラブ」

 関東OP予選初コケし昼過ぎには地元に戻り、職場へ、道路脇はマツバギクのギラギラした赤紫ですっかり埋まってます。

 アフター5は同僚との週一テニス、午後3時頃には雲が出てきたので不安だったんですが、案の定軽い夕立に遭いました。

 半月程前からか、夕方となれば草むらからは(所謂)ミミズの鳴き声がジージー耳を刺します。

 本日も最近の度重なる帰省で読んだ本から、タイトルからすると「イニシエーション・ラブ」の姉妹編、あの衝撃よ再び、となるでしょうか。

セカンド・ラブ 乾くるみ
 タイトル通り80年代を舞台に、運命の出会いをした主人公の前に彼女と瓜二つの女性が現れ、それに翻弄されてゆく姿が描かれます。メインの謎に関しては早々にネタを割っているので、他にどんな仕掛けがあるの?と思っていたらしっかり最後にドカン!つい序章を読み返してしまいました。中森明菜に加えて宇多田ヒカルもネタにしたお遊びも楽しいです。

 ただ、一般読者にも薦められたa target='_blank' href="http://pic1025.blogspot.jp/2010/07/blog-post_29.html">「イニシエーション・ラブ」に比べると、破壊力も小さく、質的にもミステリーマニア向け、よってこのオチのためだけに、余り出来がいいとは言えない恋愛小説(もどき)を読め、とはマニア以外には言えないかも。

関東オープン 2014

 朝から晴れ、最低13度弱はやや高め程度ながら、日中どんどん上昇、予報より更に高い29度!と今季最高値、絶好のテニス日和、ってことで早起きして有明に行き関東OP参戦。

 予選1回戦、爽やかな慶應BOYに1-6,0-6と爽やかにKOされ1時間で終了、試合の日はダイエットチャンス、ってことでシャワーの後には朝昼兼用にシャビ乳を。

 本日貰ったアドバイス:
もっとネットに出ること、サーブ&ボレーも増やすべし。

2014年5月13日火曜日

人気シリーズ第1作、本格度はぼちぼち - 東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」

 どこかで猫が大きな鼾をかいていて、実家の方々で寝ている野良猫を次々と起こしてゆく、という夢から覚めたら夜行バスの車中、鼾をかいてるのは前席の巨漢乗務員でした(笑)。

 その夜行バスは新宿着、外は本降り、雨と一緒に移動してきた感じ、このバス会社、+200円で席指定が出来るため最近よく使うんですが、停車場所が新宿駅まで500mはあるのが難点、ずぶ濡れに(涙)。

 本日のボケ老人:ここ2年程100円棚で探し続けた貴志祐介「狐火の家」、一昨日やっと小松のブックオフで発見、即読み始め、夜行バスに置き忘れる。
む、無念です…。

 例によって高速バスを乗り継ぎ、南茨城復帰、早朝の中央線内モニターでは「雨は朝には上がって、暑くなるよ」との予報だったので、雨が上がるのを待ってたら遅刻、と言うか、昼休みも降ってました!しかも最高気温も(漸く晴れてきた)午後4時過ぎてやっと22度台になった程度。
 
 風邪の症状は鼻水増加、喉の痛みと頭痛は漸減、午後に採用面接があったのをすっかり失念していて、昼休みに着替え&髭剃りに帰る羽目に。

 本日もこのひと月に読んだ本から、かなり本格志向の作風の著者が、何故か一般的読者をも獲得する起爆剤となった作品のよう。

 これもドラマ版が積ん録状態で消化したいのですが、第2短編集も原作になってるらしいので、そっちを100円棚で見つけるまで。まだまだお預けです(涙)。

謎解きはディナーのあとで 東川篤哉
 お嬢様刑事が持ち込んだ事件を、執事がサラリと解決する安楽椅子探偵物、短編6つとボーナストラック、出来不出来がありミステリー度は著者の平均よりやや落ちる気もします、がキャラ設定が一般受けの理由か。巧妙な手掛かりの「花嫁は密室の中でございます」が秀逸、あとロジックに拘った「綺麗な薔薇には殺意がございます」「二股にはお気をつけください」あたりが印象的。
<< 以下本作と「Yの悲劇」のネタバレを含みますので、未読の方は飛ばして下さい!! >>
 ネット上で目にした書評に「死者からの伝言をどうぞ」がクイーンへの、特に「Y」へのオマージュになっているとの主張があり、腑に落ちた感バリバリでした。

2014年5月10日土曜日

微妙に失敗?野心作 - 高木彬光「能面殺人事件」

 ううぅ、甲子園しかも能見で負けるとは…、痛い…、気が付けばこれで3連敗、遂に本調子か。

 最低6度台と低めながら最高は23度台と高め、風やや強くともしっかり晴れたテニス日和、ってことで午前中は東京に出てテニス、因みに謎の風邪の症状はやや増加。

 外に出ると、今季初めてあの青臭い匂い(2005/5/8)が萌え漂ってきました。

 夜はボストン響のマーラー5番、と言いたい所でしたが、最安13000円と呆れる設定に早々リタイヤ。

 していたんですが、指揮がマゼールからデュトワに変更、と聞いて「それなら要らない」と投げ売りする人が出るかも、と2週間程前からスタンバイ状態、本日の昼も都心のネットに繋がる場所でスクランブル態勢。

 しかし、ネット上に投げ売り情報が出ることも無く、午後2時頃には諦めてすごすごと撤収、口惜しいので途中北千住で下車、昼夜兼用で新規ラーメン店を開拓し、ブックオフで出物をGET、茨城に戻ってからは仕事を少しこなしました、月曜休むので。

 本日もこのひと月に読んだ本から、センセーショナルな処女作「刺青殺人事件」に続く著者の長編第2作、父の見舞い中、実家の書棚で見かけ、「そう言やまだ読んでないかも」と手に取ったもの。

能面殺人事件 高木彬光
 ある一族で起こる密室を含む連続殺人に作者自身も含め複数の探偵役が挑みます。事前に大風呂敷を広げるなど稚気に溢れ、また二重の手記スタイルを採り、意欲的な仕掛けを凝らしてますが、プレゼンの仕方はいま一つの感あり、密室などのトリックもいま一つ、と野心的な失敗作、といった印象、ただ発表年代から考えると凄い試みだし、正統的だった第1作からこれだけ趣向を変えた点も凄いかも。

 重要な注意!!
本作には「アクロイド」「グリーン家」「僧正」「Y」等々、古典名作のネタバレがあるので、マニア以外は読むのを避けた方がいいでしょう。

 これから新宿に出て、またまた夜行バスで帰省です。でもその前にしばしTVで阪神の応援!

2014年5月9日金曜日

ツイストそこそこ、初期サスペンス - ジェフリー・ディーヴァー「監禁」

 心当たりは無いんですが、昨日から軽い風邪の症状があり、朝起きた時も軽い喉の痛み、一方先日来の筋肉痛はかなり緩和。

 朝から快晴、最低12度弱とやや高め、25度近くまで上昇した昼休み、壁打ち時にはまだ青空、これでホントに予報通り嵐が来るの?

 と思ってたら1時少し前、まさに「一天俄かに掻き曇り」あっと云う間に大粒の雨、気温も一気に7-8度下がり、その後は雹まで交じる始末。

 ただ夕方5時頃にはまた雲ひとつ無い青空が復活、これで予定通り洗濯が出来ます。

 本日もこのひと月毎週の様に帰省した頃に読んだ本から、騙りのプロ、ディーヴァーによる「眠れぬイヴのために」「静寂の叫び」の間に書かれた作品。

監禁 ジェフリー・ディーヴァー
 狡知に長けた犯人に誘拐された少女とそれを追跡する両親を複数の視点から描くサスペンス、唖然とするサプライズこそありませんが、色んな部分に仕掛けられた中小のツイストがいかにもディーヴァー、犯人の造形も後の作品に繋がるものを感じます。

2014年5月8日木曜日

シリーズ第6作は因縁含み - マイクル・コナリー「エンジェルズ・フライト」

 夜行バスは予定より早く新宿に、降りた瞬間「暖かい」と感じたのはさすが都心、高速バスを乗り継いで茨城復帰、最低9度弱とこちらはやや寒め、朝風呂は省略し着替えただけで職場へ。

 職場へ向かう道端では多年草ゆえか雑草スペース争いに勝利した?マツバギクが咲き始め、職場構内では紫・白・黄色など色とりどりのアヤメ(ショウブ、カキツバタ?)が咲き誇り、

 まずは溜まったメールの処理、中では共同研究者の訃報にショック、先日亡くなった父と同い年、しかも誕生日が2日しか違わない方でした、ご冥福を祈ります。

 午後もまずまず晴れて最高22.7度と高め、夕方は同僚との週一テニス、風が強く、しかも舞ってます、一昨日からの内腿の筋肉痛がまだとれません。

 本日はちょっと前に読んだ本から、昨秋の課題図書だったボッシュ・シリーズ、その第6作にして、扶桑社では最終作です。

エンジェルズ・フライト マイクル・コナリー
 ロス暴動や人種問題を背景に、被害者が人権派黒人弁護士で容疑者は警察内部、という政治的に厄介な殺人事件をボッシュのチームが担当させられます。サプライズ度やミステリー度はぼちぼちながら、過去のシリーズ作を読んできた人なら味わい深い展開が待っています。

 本作執筆時にはまだ完成していなかった「わが心臓の痛み」の映画版「ブラッド・ワーク」(C.イーストウッド監督・主演)に関する言及があって笑います。

2014年5月6日火曜日

朝活オケの大地の歌、オケコン - 金山隆夫&モーニングフィル

 連休最終日は曇り時々雨、深夜零時に17度弱もあった気温は単調減少、午後にほぼ10-11度台で底、夕方以降に13度超と上昇する逆三角形型の推移、ただその後深夜に向かって再び下降して最低は深夜12時の8度。

 早起きして東京に出て、久々にトレーニングを含むちゃんとした練習、たぶん3月上旬以来2か月振り、しかもその時と同様、練習中の昼頃には内腿が筋肉痛に、たぶん練習前の筋トレの影響。

 帰省の準備があるため、午後少し早めに上がって一旦茨城に戻り、また夕方東京に出直して、まずはアマオケのコンサートへ。

 杉並で聴いたのはマーラーを中心に演奏する朝活オケ、旗揚げの9番以降、殆どの演奏会に参戦してきましたが、ここ2回(10番全曲、シェエラザード)はお正月や父の見舞いと重なって聴けておらず、ショスタコ12番以来半年振りの参戦、ただ名前に反し夜公演。

 メインは苦手の「大地の歌」ながら、ダブルメインにオケコンがあるので参戦、実演で「大地の歌」を聴くのはシナイスキー&N響に続いてたぶん人生で2度目。

5月6日(火・祝) 杉並公会堂
 金山隆夫指揮モーニングフィルハーモニー管 マーラー 大地の歌、バルトーク オケコン
両曲ともHr4,Tp3,Tb3、前半はまずマーラー、オケを気前よく鳴らしソリストの声は掻き消されがち(特にテノール)、恥ずかしながら第1楽章にTpの弱音ハイトーンの難所があるのを初めて知りました。第4楽章のTbの吹きっぷりが豪快、木管が安定しているため終楽章はそれなりの聴き応えがあり、特にFlソロが印象的、近年課題の弦セクションは上手なコンマスの下、全体でも少し盛り返した感じ。後半はお目当てバルトーク、ここでも木管が安定し、ブラスの鳴りもまずまずで、特にTbが安定、最後はTpもバッチリ決まって豪快なフィニッシュ。

 初めて「大地の歌」を(途中意識を失うことなく)通して聴いてやはり自分には合わないと確信、今後もお金を出して聴くことは無さそうです。

 荻窪駅前のブックオフを経由し、新宿に出て高速バスに乗りスポット帰省です。

2014年5月5日月曜日

50回記念、3度目のマーラー2番 - 齊藤栄一&水星交響楽団

 午前中、LFJ3日目を少し冷やかした後、錦糸町に移動して聴いたのは大曲志向ゆえ聴く機会の多いオケ、水響、50回記念で採り上げたのはこのオケ3度目の"復活"、マーラーの前にR.シュトラウス"祝典前奏曲"を聴けるのも嬉しいところ。

5月5日(月・祝) すみだトリフォニー
 齊藤栄一指揮水星交響楽団 R.シュトラウス 祝典前奏曲、マーラー Sym2番
まずR.シュトラウス、本隊はTp,Tb各4、Hr9、Tpトップの吹きっぷり豪快にして、ラストはバンダTpがオルガン両脇バルコニーに左右に3本ずつ加わりまさに壮大、この曲に自分が期待するサウンドが初めて目前に現出した思いです。
 休憩を挟んでマーラー、Tp6,Tb4,Hr8、標準かやや遅めのテンポでじっくり進行、第1楽章後にオケ後方雛壇に合唱約100名が入場し5分、じゃなくて3分の間、第3楽章後(第2楽章後だったかも、忘れた…)にはソリスト2名が合唱の前中央に入りオケが音合わせ、バンダは左方舞台裏で、HrもTpも本隊から2名ずつ加勢に行き、2名連れて戻るパターン、合唱はずっと座って歌い、最後の"アウフエルシュテーエン"で全員立つ(初めて見る)趣向、Tpは苦しみながらも(前半のトップ奏者は降り番?)最後まで頑張り、Hr10,Tp8となったラストは合唱、オルガンと併せブラス豪快、しかもVnがそれに消されない音を出しての大団円、ラスト1音はかなーり引き延ばしてジャン!

 次回はお盆特別公演の9番とのこと、事実上、2年前の"おとな"第9の再現か?

 明日もアマオケ、オケコンと大地の歌の予定です。

LFJ3日目少々 - 東京AMO合奏団、高橋なつ美さん(Fl)と有馬律子さん(Hp)のデュオ

 未明に地震、ここ南茨城では震度3でしたが、都心で5弱を記録したとのこと。

 曇り時々雨、朝の最低10.4度、最高19.5度とやや低く、5月に入って初めての20度割れ。

 本日のメインはアマオケのマーラー、ただその前にこの2日間と同様、LFJの無料イベントを冷やかしました。

 まず朝一マルキューブで聴いたのは東京AMO合奏団、1stVn,2ndVn,Vla,Vcそれぞれ2人ずつ、全員桐朋出身の弦楽合奏でアイネクライネナハトムジーク、チャイコ弦セレ、メンデルスゾーン弦楽八重奏曲などスタンダードを3曲。

 続いて駅前地下広場で高橋なつ美さんのFlと有馬律子さんのHp、共に現役藝大生とのこと、"アルルの女"メヌエット、フォーレ"ペレメリ"シシリエンヌなど定番小曲を6曲。

 その後錦糸町に移動して本日のメインディッシュ、アマオケのマーラー2番、これについては次の記事で。

2014年5月4日日曜日

高関&桐朋オケ、きっちりアメリカプロ

 LFJ2日目、タタルスタン国立響を聞き無料イベントを色々冷やかした後、国際フォーラム地下のイベント会場へ、ここは無料ながら有料チケットの半券が必要、で聴いたのは数年前にもここで聴いた高関&桐朋オケのコンビ。

5月4日(日) 東京国際フォーラム 展示ホール地下イベントスペース
 高関健指揮桐朋学園オーケストラ ガーシュイン パリのアメリカ人、バーンスタイン "ウエスト・サイド・ストーリー"よりシンフォニック・ダンス
 両曲とも弦管ともに安定しており、高関のシンプルな棒の下メリハリある表現、時折エロい表現のSax、地味ながら美しかったHrソロ、そしてVlaが印象的、"Somewhere"では少しウルウル、ナタリー・ウッドの映画版に思い入れがあるせいか。

スラドコフスキー&タタルスタン国立響初体験

 LFJ2日目、無料イベントを1つ冷やかした後、本日のメインディッシュにして、唯一の有料公演は謎のオケ(笑)タタルスタン国立響、そもそもタタルスタンがロシアの1部なのか独立国家なのかすら分かってません。

5月4日(日) 東京国際フォーラム ホールA
 アレクサンドル・スラドコフスキー指揮タタルスタン国立交響楽団 チャイコフスキー くるみ割り人形、ブラームス ハンガリー舞曲第1番、第2番
 このコンビは初来日、赤ちゃんの泣き声が響き渡る中での演奏は初めてらしく、指揮のスラドコフスキーは最初かなり困惑顔、Hrが5本と多め、Tp2,Tb3だった前半はくるみから8曲、昨日のウラルフィル同様大人しい曲のセレクト、遅めテンポ基調にたっぷり表情を付け、細かく強弱をコントロール、そのため弱音部は泣き声で聞こえません(笑)、チェレスタを弾いた女性がそのままHpも弾いたのには驚き。後半はハンガリー舞曲から有名なものと初めて聴くもの、ここでも表現の振幅は大きめ。

 普通のホールでもう1度聴いてみたいと思わせるオケでした。

LFJ2日目いろいろ - クァルテット・ソレイユ、TsukasaさんのVn、MeiさんのVn、Auraなど

 初夏の陽気はやや後退し、朝の最低7.7度と低く、それでも爽やかに晴れた日中は最高22.8度とやや高め、LFJ2日目、今日のメインは初来日のタタルスタン国立響の朝公演。

 その前に無料イベントを1つ冷やかし、新東京ビルTIC前にてクァルテット・ソレイユ、10年前藝大在学中に結成した弦楽四重奏とのこと、ドビュッシーとベートーヴェンの弦楽四重奏から2楽章ずつがっつり。

 続いて謎のオケ(笑)タタルスタン国立響、これについては次の記事で。

 タタルスタン国立響の後、朝昼兼用で新規ラーメン店を経由し、次の無料イベントはiiyo!!地下1F、TsukasaさんのVnと熊井麗音さんのキーボード、自作4-5曲とボレロ、ラプソディー・イン・ブルー(3度目!)、熊井さんは楽譜がiPad!あと楽譜を使わないTsukasaさん、ボレロの2パターン目のメロディがうろ覚えらしくリハで間違えて確認、本番でもあやふやだったのに、しっかり即興でまとめるのはさすがプロ!

 続いて昨日の私的MVP、Meiさんを間近で見たくなり、新丸ビル3Fアトリウムに早めに行き最前列で鑑賞(彼女のFBにうっかり後姿がフレームイン)、曲は昨日と同じ、ただ髪形もメイクも派手になってました。

 その後、国際フォーラム地下のイベント会場で聴いたのは高関&桐朋オケのコンビ、これについても別記事で。

 地下のイベントステージ、桐朋オケの次の公演はアカペラ5人組Aura(アウラ)、このLFJの4ステージでヴィヴァルディ"四季"を全曲やるとのことで今夜は"夏"、ただ1時間以上間があるし、確か去年もここで聴いてるし、と帰ることに、地上に出ると野外特設ステージでそのアウラが歌ってます!ってことで、沈む夕陽をバックに"春"を5声編曲したアクロバティックな歌唱を楽しんでから、帰途に就きました。

 明日はアマオケで"復活"です!

2014年5月3日土曜日

リス&ウラルフィル、喧騒の中のくるみと白鳥

 LFJ初日、前後に無料イベントを挟み(前の記事参照)、本日唯一の有料公演はリス&ウラルフィル、ただ"0歳からのコンサート"なので、会場内は泣き声で埋まり、巨大ホールゆえ音響も最悪です。

 ホール入りすると、2階席までほぼ埋まっているのには驚かされました。

5月3日(土・祝) 東京国際フォーラム ホールA
 ドミトリー・リス指揮ウラル・フィルハーモニー管 チャイコフスキー 白鳥の湖、くるみ割り人形
白鳥はHr4,Tp4,Tb3、くるみはTpが減って2本、それぞれ5曲ずつ、どちらも比較的大人しめの曲をチョイス、演奏も激し過ぎず、大人し過ぎず、中庸で穏当な印象でした。

LFJ初日いろいろ - 山本有紗さんのVn、武田早耶花さんのFl、大久保愛さんのPf、作田聖美さんのSax、MeiさんのVnなど

 最低12.1度、最高27.4度!と最高値を続伸し、すっかり初夏の陽気、ついこの間20度を超えたと思った部屋の温度がもう22度になってます。

 GW後半の4連休、大学構内で合宿があり朝から晩までみっちり練習、なんですが今日から3日間は練習をサボり、LFJを冷やかすことに。

 まずは午前中のリス&ウラルフィルに参戦、する前にパソナ水上ステージの無料イベントへ、聴いたのはまず方波見一真さんのSaxと丸山智代さんのPfで"亡き王女のためのパヴァーヌ"など小曲4つ、続いて山本有紗さんのVnと安岡菜緒さんのPfで"カルメン幻想曲"などVn名手(ハイフェッツ、パガニーニ、サラサーテ)の作・編曲物を3つ、山本さんが小顔でキュートでした。

 続いてリス&ウラルフィル、これについては次の記事で。

 ウラルフィルの後、品川に出て2時間軽くテニスをし、すぐLFJに復帰、また水上ステージで聴いたのはまずパソナの社員の演奏、素人かよ!と思ったらバリバリのプロ、武田早耶花さんのFlと大久保愛さんのPfでフォーレ、稲本知奈美さんのPfでカプースチン?中では大久保さんが印象的、続いて関谷茉莉子さんと田中美弥乃さんのPfデュオ、"くるみ割り"から数曲と"ラプソディー・イン・ブルー"。

 次に東京駅丸の内側地下広場で作田聖美さんのSaxと北方寛丈さんのPf、本日2度目の"ラプソディー・イン・ブルー"、後半からの参加ゆえ人垣の後ろから、遠目でも作田さんは素敵っぽい感じ。

 本日最後は丸ビル1階マルキューブにてMeiさんのVnと松岡美弥子さんのPf、「ベートーベン・ウィルス」でもフィーチャーされていた有名なソナタの両端楽章をがっつり、そしてガーシュインの小曲、演奏よりもハーフっぽいMeiさんの美貌に釘付け、疑いなく本日の私的MVPでした。

 地元に戻ると暮れたばかりの夜空では、三日月と木星がランデブー、明日もLFJ、個人的最大注目のタタルスタン国立響を聴く予定です!

2014年5月1日木曜日

シリーズ第4作は長編にして小団円 - 三上延「ビブリア古書堂の事件手帖4」

 最近の悩みは「プールdeブログ」と「ビジネスクリック」の時間帯が重なること、でも今週はうまくずれてます。

 昨夜は雨が強くなってから気温が上昇、朝まで降り続き、最低気温は16.5度とかなりの高さ、部屋の温度も今年初めて20度に到達!そろそろコタツも仕舞い時か。
 
 昼前からまずまず晴れて、予報通り気温も上昇し最高24.5度、今日から5月、昨日一旦戻った服装もまた半袖半ズボンへ。

 ただ夕方の同僚との週一テニスの時間帯だけ夕立(涙)、しかも直前まで出来る、と思って外に出たため全身ずぶ濡れ、これも「ところによりにわか雨」って予報通り、日頃の行いが悪いらしい。

 このひと月半、毎週の様に帰省していたため、読んだけれど感想を記していない本が溜まってます。本日はその中から。

 ただ、前回まで取り上げていた本との流れから、一番最近、と言うか本日読了した本から。最初の3作を読み、次作未入手のため途絶しそうになっていたシリーズ、さきおととい田舎(小松)のブックオフの100円棚で発見、即帰り道に読み始め、さっき読了した第4作です。

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ 三上延
 今回のテーマ作家は乱歩、しかも今回は長編!と"日常の謎"系の開祖、北村薫の円紫シリーズを思わせる流れ、軸となる乱歩に因んだ暗号の謎に関しては長編を支えるには心許ない気はしましたが、あの人が遂に登場して対決する展開は本シリーズ全体の山場とも言え、物語は小団円へ、ミステリー的にはやや不満でしたが、最後に明かされるネタで少し挽回。

 ストーリー的にもひと区切り、しかもミステリー度は程々レベルなので、第5作以降は読まないかも、ともあれ、これでやっと積ん録状態のドラマ版を観られます。