2014年5月14日水曜日

恋も2度目なら、驚きも小さめ - 乾くるみ「セカンド・ラブ」

 関東OP予選初コケし昼過ぎには地元に戻り、職場へ、道路脇はマツバギクのギラギラした赤紫ですっかり埋まってます。

 アフター5は同僚との週一テニス、午後3時頃には雲が出てきたので不安だったんですが、案の定軽い夕立に遭いました。

 半月程前からか、夕方となれば草むらからは(所謂)ミミズの鳴き声がジージー耳を刺します。

 本日も最近の度重なる帰省で読んだ本から、タイトルからすると「イニシエーション・ラブ」の姉妹編、あの衝撃よ再び、となるでしょうか。

セカンド・ラブ 乾くるみ
 タイトル通り80年代を舞台に、運命の出会いをした主人公の前に彼女と瓜二つの女性が現れ、それに翻弄されてゆく姿が描かれます。メインの謎に関しては早々にネタを割っているので、他にどんな仕掛けがあるの?と思っていたらしっかり最後にドカン!つい序章を読み返してしまいました。中森明菜に加えて宇多田ヒカルもネタにしたお遊びも楽しいです。

 ただ、一般読者にも薦められたa target='_blank' href="http://pic1025.blogspot.jp/2010/07/blog-post_29.html">「イニシエーション・ラブ」に比べると、破壊力も小さく、質的にもミステリーマニア向け、よってこのオチのためだけに、余り出来がいいとは言えない恋愛小説(もどき)を読め、とはマニア以外には言えないかも。

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